君の奏でる音楽』の作文集

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君の奏でる音楽』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

8/12/2023, 11:57:21 AM

君の奏でる音楽

「覚えるか?
学生の時さぁ、友希とよくピアノを弾いたよな?
俺たちピアノで出会ったようなもんだし。」
昔のことを思い出して言った。
「あぁ、覚えてる、覚えてる!
よく2人で放課後にピアノ弾いたよね!
楽しかったな。」
友希も覚えてるようだった。
友希と出会ったきっかけは音楽だった。
懐かしいな。

あれは高校2年
俺は帰宅部で今日の放課後も何もなく帰ろうとしている時だった。
ポロロン〜〜ポロポロ〜〜
ピアノの音が音楽室から聞こえて来た。
綺麗な音。
誰が弾いているのだろうか。
気になって、音に惹きつけられるように歩き音楽室にたどりついた。
誰が弾いているのか廊下から覗いてみるが見えない。
少しだけ。少しだけ見ていきたい。
こんなに綺麗で美しい音色を奏でる人はどんな人なのだろう。
中に入ってそっと近く。
ピアノを弾いている人を見ると女の子だった。
とても綺麗な顔立ちをしている。
2年生では見ない顔だ。
3年生だろうか。
それにしても本当にピアノが上手いんだな。
美しい音が聞こえるなか思わずぼっーと立って聞いていた。
「あの・・・・・・・・・・」
ピアノを弾いてる彼女がこっちを向いて不思議そうな顔をしていた。
しまった。
すぐ出て行くつもりだったのに。
ピアノの音に聞き入っていてすぐ出ようとしていたことを忘れていた。
「あぁ、ごめんなさい。あまりにも音色が綺麗だったから。」
そう言うと彼女は微笑んで言う。
「あぁ、ありがとう。
私ね、部活してなくて暇でこうやってたまにピアノを弾くの。」
整った顔で俺に微笑んでまたゆっくりと音楽を奏でる。
そして、同時に話しかけてきた。
「あなたは?なにしにきたの?
名前は?」
「俺は夏木 奏 です。2年です。」
自己紹介をすると彼女は微笑んで言う。
「奏くんね。
私は音羽 友希。3年生ね。」
やっぱり先輩だったのか。
あまり見ない顔だったからな。
頷いて彼女が奏でる音楽を聴く。
やっぱり綺麗で落ち着く音色をしている。
彼女が弾き終わるまで少しだけ待っていた。
ポロン
彼女は弾き終わってからこっちを向いた。
「おいでよ。奏くんも弾いてみない?」
少しだけ弾いてみようか。
久しぶりだし。上手く弾けるか分からないけど。
「はい。」
俺は小さい頃にピアノを習っていた。
小5ぐらいまで習っていたけど、やめた。
だからそれなりには弾けるかもしれない。
彼女には負けるけど。
ポロロン〜〜〜
それから少しだけ弾いた。
久しぶりのピアノに少し楽しくなりながらもゆっくりと音を奏でる。
弾き終わって手を止めた。
「奏くん、すご〜い。
ピアノ習ってたの?じゃないとこんなに弾けないよね!」
キラキラした目で褒められて照れ臭くなった。
「先輩には負けますよ。」
それから2人でピアノを弾きながらそして会話も交えながら時間を過ごした。
先輩と過ごした時間はあっと言う間に終わって少し名残惜しかったけれど、先輩は言った。
「ねぇ?奏くんも帰宅部なんでしょ?
これからお互い暇な時はここで一緒にピアノ弾いたり話したりしようよ。」
ドキッ
先輩の綺麗な顔で見つめられて、心臓が大きく高鳴る。
「は、はいっ。先輩がいいんだったら俺はいつでも暇ですから大丈夫です。」
そう言ったら彼女は微笑んで頷いた。
「よしっ!じゃあ、決まりね?」
それから俺たちは毎日のように音楽室に集まった。
俺たちは毎日集まって一緒に時間を過ごして行くうちにお互いを好きになって、付き合うことにした。
一緒に過ごして行く時間の中にはピアノを弾かすお互いのことを話すだけって言う日もあった。
放課後という短い時間の中で、お互いのことを知る。
かけがえのない大切な時間だった。


「あの時、楽しかったよねー。」
友希が妻になってから3年。
あの時、ピアノの音を聞いて音楽室に入って良かった。
「あの時、友希に出会えてよかった。
結婚してくれてありがとう。」
普段はあまり言えない言葉も、あの時のことを思い出している今はどんな感謝の言葉でも伝えられる気がした。
「出会えて良かった」
そう言ってあの頃と変わらずに綺麗に笑う彼女にそっとキスをしたーーー


                      完

8/12/2023, 11:53:07 AM

君の弾くギターの音が好きだ。
君のその、よく通る力強い歌声が好きだ。
僕の隣で、胡座をかいて、時々目を閉じたりして、体を揺らしながら、気持ちよさそうに歌う君を、その時間を、僕は、愛している。
君の奏でる音楽は、みんなを幸せにした。
けれど、僕の隣で、僕だけに聞かせるその音は、僕の、僕だけの特別なもの。

8/12/2023, 11:53:04 AM

#君の奏でる音楽
君の指はすごくきれいで、私はよく見惚れてしまっていた。シャーペンを持つ人差し指も、バレーボールを掴む親指も全部、しなやかでいいなと思っていた。
だから君はピアノとかやっているのかな、だったらいいなぁなんて思って、想像を膨らませていたんだ。
だから、君がピアノをもう何年も前にやめてしまったとつい最近聞いて、私はすごく残念でたまらなかった。君の奏でる音楽はどんなだろうってすごく気になってしまって。 

気づけば、私はあなたの手や指だけじゃなくて、低くて心地よい声も、彫りの深い顔立ちも、さりげなく助けてくれる優しいところ、実は数学がクラス1できるところとか、英語が得意だったり足が速いことをちょっと隠しているところとか、照れると顔が真っ赤になるところとか、怒った時の顔とか、ブロッコリーが苦手なところとか君の全部が好きになっていたんだよね。(笑)そんなこと君には、っていうかまだ誰にも言えないんだけどね。
だから、今さらになって、もし機会があったら君のピアノの音を聞きたいなんてお願いしようかどうか悩んでるなんて恥ずかしくて君には聞けないよ。好きになる前は気軽に話せる男子ナンバーワンだったんだけどな。
               #いったん終わり#

8/12/2023, 11:51:06 AM

君の奏でる音楽






窓が開いているので、風が入り、白いカーテンを揺らす。
俺は椅子に座りながら、彼女が弾くピアノの音に耳を傾ける。
タイトルは忘れたけど、彼女自身が作曲した曲らしい。
心地よく、日々のストレスが癒やされていくような気がした。
目を瞑って曲に乗りながら弾いている姿。長いまつ毛が印象に残った。
長い黒い髪の毛には、艶があり、日々手入れをしているのであろう。
太陽の光が当たるとキラキラ光って、天使の輪っかができていた。
ピアノを弾く手が止まり、こっちに顔を向ける彼女。

「私の顔に何かついている?」

「いや、別に、ピアノは癒やされるなぁーと」

「ピアノ、弾けないくせに」

クスクス笑って、椅子から立ち上がり、俺のところまできた。
相変わらず整った顔をしている。桜色の唇に目がいく。
ぼーっと見つめていると額を細長い指で弾かれた。

「何考えているの?」

「……別に」

少し痛む額を摩りながら、そっぽうを向いた。
また彼女は笑う、よく笑う。この笑う声は、ピアノとはまた違う音を奏でている。
これも心地がいい。自分の心がふわふわと揺れ動いているのがわかった。

「うそつきー、絶対何か考えているでしょー」

「特に考えていないから」

つんつんと頬を突いてくるのを手で払いながら答えた。
嬉しそうな表情をする彼女。嫌なことを吹っ飛ばしてくれる。
ピアノの音と共に。彼女の奏でる音楽は、俺の癒しだ。

「さーてと、続きを弾こうかな」

俺の目の前で、両手を組んで上へぐーっと伸びる。
そして、またピアノへと戻って行った。
席に着き、指を鍵盤の上へ置くと目を瞑って、小さく息を吸い込んだ。
またこの空間に音が奏でられる。――ようこそ、彼女の奏でる音楽の世界へ

8/12/2023, 11:50:37 AM

竪琴を掻き鳴らす細い指
透徹な声で歌う君の姿
命ある言葉は私の魂を揺さぶる

#君の奏でる音楽

8/12/2023, 11:49:54 AM

僕は耳が聞こえない。
所謂、難聴というやつだ。

耳が聞こえれば、とか
考えたこともあったけど、
そう考えるのはもうやめた。

君が僕の為にヴァイオリンを奏でてくれるから。

君の奏でる音楽が世界で一番大好きだよ。


お題 : 君の奏でる音楽 #23

8/12/2023, 11:48:42 AM

音楽の演奏家でもない限り楽器を演奏することはないですが、もしかすると人は誰でも何かのリズムを持っていて生きている限り人生を演奏しているのかもしれないですね。

8/12/2023, 11:43:02 AM

君の奏でる音楽を見ていると羨ましくなる

君の奏でる音楽に触れると悔しくなる

君の奏でる音楽を聴くとどこかふわっとなる

だから明日からは軽やかに君を蹴落とせるよ

8/12/2023, 11:42:20 AM

君の奏でる音楽


 君が奏でる音楽は、本当に綺麗で。

 音楽なんてよく分からなかったあたしも、君の音楽は好きなんだ。

 奏でられなくなって苦しむ君を見るのは、あたしだって辛かったよ。

 君の支えになりたくて。君に音楽を奏でる希望を忘れないでほしくて。

 君に、好いてほしくて。

 あたし、頑張ったよ。

 人間をやめて、友達も傷つけて。それでも、戦ったよ。

 それなのに…。どうして運命って、こんなに残酷なの?



魔法少女まどか☆マギカより、美樹さやかちゃんによせて

8/12/2023, 11:41:16 AM

僕のお気に入りの昼寝スポット。ひんやり冷たい床を覆う真っ黒な三本足の楽器のお陰でいつも綺麗でその下にコロコロとマット転がしてコロンと寝る。

そんな時に稀に訪れる君は、僕が寝ている事も知らずに鍵盤を優しく鳴らす。

重低音から始まる。凛とした音色。

熟睡へと至る。微睡んで沈んで床も振動して鳴る。複合音が耳から脳へと伝わって。夢へと落としてくれる。君が奏でる音楽が僕は、好きだ。

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン

ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 月光のソナタ♬.*゚

8/12/2023, 11:37:29 AM

ここに来るたびに思う
君の奏でる音楽が好きだったと

ひとり奏でる姿、響く音色、窓から吹き込む心地よい風
それを静かに聴く、ぼく
全て覚えている

まるで世界でふたりだけになったような

思い出すたびに戻りたくなる

君のいる世界に

『君の奏でる音楽』2023,08,12

8/12/2023, 11:36:30 AM

帰りのホームルームが終わり、直ぐに音楽室へ向かった。

音楽室には、同い年くらいなひとりの少女。
彼女の姿は私しか見えていない。
彼女は数年前に亡くなっているから。

どういう訳かは知らないが、成仏出来ないのか
音楽室でずっとピアノを見つめている。

「…今日も弾かないの?」
そう聞くと、彼女は首を横に振った。

胸が、バクバクと破裂しそうに鼓動した。

ゆっくりと微かに透き通った指が鍵盤に触れる。
静かな音楽室にぽーんと音が響き渡った。

「…もっと弾いてよ、」

次々と音色が音楽室によく響く。

悲しくて、切なくて、でもどこか強い気持ちがあるこの音色。
何かを訴えてくるような、そんなメロディー。
君の奏でる音楽を、私は永遠と聴いていたい。

彼女が成仏したってこの音をひとつも忘れたくない。

どんどん美しく透き通っていく彼女を見つめながら、
そんなわがままを私は思い続けた。
きっと私は、明日も音楽室に来るだろう。

君の奏でる音楽を忘れないために。


『君の奏でる音楽』

8/12/2023, 11:32:33 AM

君の奏でる音楽は、僕の心の一番柔らかい部分に突き刺さる。
その音色がゆっくり響くと、僕は知らないうちに涙をこぼしている。

8/12/2023, 11:31:05 AM

「君の奏でる音楽」に何度救われたか分からない。

その紡がれる言葉に、汗を流しながら歌うその声に、何度も傷ごと抱きしめてもらった。何度も何度も。

ありがとうと叫んだ私の声は届いただろうか。

8/12/2023, 11:30:37 AM

君の奏でる音楽……。
不協和音。こちらが、ちゃんと合わせようと、しっかり譜面を見ながら演奏する。
しかし……。向こうが、こちらの努力をムダにする。
あの悪女が、それだ。人のおもいを躊躇いもなく踏みにじった売女……犯罪者の娘、人でなしの今井裕子。



君の奏でる音楽……。
巧拙は、関係無い。ただ……。君らしく奏でてくれれば、それでいい。

8/12/2023, 11:30:23 AM

もう聴こえないはずなのに
いつも気付けば鳴り響く

初めて聴いたのは優しい音
人を誘う、優しい音

次に聴いたのは怒りの音
愛しい人を守る、怒りの音

最後に聴いたのは悲しい音
悲鳴のような、悲しい音

隣に居ても
もう聴こえない

8/12/2023, 11:27:02 AM

あなたがあなたでいる
  私が私でいる
  そして
  みんなが自分らしくいる
  そこから生まれる
  素敵なハーモニー





         〜君の奏でる音楽〜


君も僕もそしてみんなが
その人にしか持っていない
素晴らしいものがある
それを自由に表現する
そういう時が来たんだ
それぞれが個性的
みんな違っててよくて
だけど全体でまとまる
そういう世界を
この星で創っていく

8/12/2023, 11:23:11 AM

~君の奏でる音楽~

(楽譜すら読めないので
演奏できる人尊敬します)

お題から思い浮かんだのは某乙女ゲームですが知ってる人いるかな。
初心者の女の子が魔法のバイオリンを手にして学内コンクールで切磋琢磨するお話なんですけど。
言葉で語るより音楽で語りあってしまうような音楽を通しての恋愛があったりなかったり。
このゲームのおかげでクラシックのコンサートに何度か行きました。
クラシックって正直眠くなることも多々あるのだけどそれはそれでリラックスできてストレス解消にもなってそうなので良いかなって思うのでした。
演奏してる人から見たら寝てる観客はイヤかもですねゴメンナサイ。
ちなみにゲームの同シリーズでアプリゲームもあるのでそれも楽しんでます。

8/12/2023, 11:22:19 AM




工場のベルトコンベアをすべて停止する
もう、私のために彼らが働く必要はないから
「おやすみなさい、お疲れ様でした」
電源を落として、彼らに永遠の別れを告げる
間もなく巨大な工場に静寂が訪れる
唯一の明かりは非常灯だけ
でも、それももうじき消えるはず

私の身体は無数の鳥になっていく
痛みや苦しみは存在しない
あるのは、恍惚だけ
私はすべてを超越する
そしてこの大宇宙を漂い続けるんだ
後悔なんかしていない
忌々しい過去と対峙する必要もない

世界が私を受け入れてくれる
すべてが私を慰めてくれる
ベンゾジアゼピンで繋ぎ止めていた糸が切れる
私をいたぶっていた惑星が小さくなる
聞こえてくる、静謐なメロディー
神様がいる場所に近い所へ行く
酸素も二酸化炭素もない所へ

古びた私の肉体は鳥たちが啄んでいった
もう、何も怖くない
もう、何も悲しくない
もう、これ以上死ぬこともない
私は新しい世界で永遠に生きていくのだから…

8/12/2023, 11:20:44 AM

「君の奏でる音楽」


「君は声は大きいし、
今までに散々文句を言われたし、
歯に衣着せないではっきり言うから
口は悪いけど」

それは、私が嫌われてもいいから
あなたが他の方に
尊敬される人でいてほしいから。
だから敢えて人が言わないことも言う。
あなたのこれからの人生に
私はいなくていいから
幸せになってほしい。

私があなたの周りの空気を
ただただ和ませようと願って
拙い手でゆっくりと楽器をひくと


「君の奏でる音楽は嘘をつけないね。
とても優しくて心地よい」

全部あなたに伝わっている。
あなたの言葉も
まるで奏でる音楽のよう

やはりあなたには かなわない。


        「君の奏でる音楽」

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