僕のお気に入りの昼寝スポット。ひんやり冷たい床を覆う真っ黒な三本足の楽器のお陰でいつも綺麗でその下にコロコロとマット転がしてコロンと寝る。
そんな時に稀に訪れる君は、僕が寝ている事も知らずに鍵盤を優しく鳴らす。
重低音から始まる。凛とした音色。
熟睡へと至る。微睡んで沈んで床も振動して鳴る。複合音が耳から脳へと伝わって。夢へと落としてくれる。君が奏でる音楽が僕は、好きだ。
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン
ピアノソナタ第14番嬰ハ短調 月光のソナタ♬.*゚
8/12/2023, 11:41:16 AM