『君に会いたくて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「親友」や「恋人」のように名前のつけられた
関係は持ってないけど、私だって君?に会いたい
腹が立ってくるぜ
『君に会いたい』
失って初めて、君の存在が僕にとってどれ程大きなものか実感したんだ。
声や口調、笑う時の癖や表情、僕を見る瞳は忘れられないし忘れたくない。
また僕にチャンスをください
会いたい存在
だけど、会いたいけど会えない
悲しい愛
《君に会いたくて》
公園の
木陰にしゃがんで
日暮れ前
ちゅーるの本数
増やして待ってる。
今日も仕事
明日も仕事
毎日一生懸命働く
君に会いたくて♡
ライブのチケット
当たりますように
#君に会いたくて
#85
君に会いたくてでも僕は意気地無しでどうやったら会えるんだろうと考えてしまう
ただひと言君に会いたいと伝えればいいはずなのに
でも現実はひと言伝える勇気も君の予定はどうだろう?とかたくさんの友達とどこかに行くかな?お仕事で疲れて僕に割く時間なんてないんじゃないかなんてぐるぐるぐるぐる巡ってる
君に会いたいな そんな事を考えるのも実は楽しかったりする ちょっぴりね
いつか君が誘ってくれる日を夢見て そして僕が君を誘える日を妄想して
さぁ あったかい布団とこの面倒で厄介で考えすぎの臆病な心を抱いて明けそうな空と眠りにつこう
今日に安らかな死を そして相棒の孤独にまたねと挨拶を
みんな死んだような色の季節がめぐると、不思議と君がまだどこかで生きているような錯覚をする。
夏の間、蝉の声に掻き消されていた細やかな息づかいと、もう死んでしまったものの冷たい心音が聴こえてくる。だから冬は嫌いなんだ。
君に会いたくて、ありとあらゆる迷信を実証しようとした。しかし異世界に行くことはなければ、霊の気配を感じることもなく、そこにはただ、君がいなくなってしまったときから何も変わらない私がいる。
しかし私は老いていく。年だけは立派に重ねていって、流す涙の味も薄くなり、私の背後に横たわる君の死に近づいていく。それは嬉しいことだけれど、トパーズの欠片を寄せ集めたみたいな君の記憶も、私の命が尽き果てれば、そのきらめきを失ってしまうんだろう。
急に君に会いたくなって、君の最寄りまでの切符を買ったよ。
「連絡してよ!」って怒られるのはいいけど、追い返さないでほしいな。
明日は日曜日だし、君が前から行きたがっていたカフェに行こうよ。
発車ベルが鳴る。
君の驚きながらも笑う顔を思い浮かべながら、揺れる電車にうとうとと目を閉じた。
『君に会いたくて』
ようかん、押さなきゃ、それは、印鑑じゃーってかあΣ(・ω・ノ)ノ
「みゆくん、
1ヶ月後に、夏の甲子園に、出場するための、予選大会があるよ。」「へー、きららおにいちゃん、そうなんだね、大会に優勝して、出場権を勝ち取ろうよ」
「でも、今年は、あの実力者の龍神学園が、いるらしいからなあ、とんでもない、強豪チームだからなあ」
「ええっ?そんなつよいチームがいるの?」「ああ、龍神学園は、予選大会に、100回出場していてな、甲子園での、優勝回数は、77回をかぞえるんだ」「負けるかもしんない「チーン」
今日は、ここまでにします。ありがとうございましたm(__)m
空を眺め雲の流れを目で追えばふと心に過ぎる。
ああ、会いたいと。
君と会ったのは昨晩。
夕食のため夜風の中寄り添い歩いた。
今はその名残も遠い朝の中。君からの誘いで浮き足立つのを悟られていなかっただろうか。
まだ半日も経っていないのにもう恋しがっている自分に呆れるしかない。
控えなければ。
そう押さえながらも君に会いたくて口実を探している自分がいた。
君に会いたくて
【君に会いたくて】
意地っ張りな君が
ふとこぼした
「アイタイ」
同じ気持ちの僕は
夜を飛び越える決心をした
初めて会った日は、雨が降っていた。
私は、いつもそう。
大切なイベントのある日は雨。
君に会いたくて、想いが募って、会わないでは居られなくて。
知識もないまま、君の住む町まで車を走らせた。
ワクワクしてたから、怖くなかった。
君は突然のそんな私の行動を受け入れ、喜んてくれた。
それから、何度だろう。
君に会いたくてワクワクして会いに行った日々。
あんなに会いたかったのに。
いつの日か、沈んだ気持ちで帰ってくる日々。
いつの間にか、会いに行かなくなった。
君に会いたいと願う事はありますか? 私はあなたたちに会いたいですね。 草の中を駆け抜けて、地球の平面に沿って冒険することを楽しむのです。
天の川銀河でこれらの様子を見、 たくさんの生命体とともに この時を奏でるのです。
そのことにより、私たちはより一層加速して 駆け抜けることができます。
【君に会いたくて】
私は好きな人がいた
姉と同い年でよく一緒に鬼ごっこをしてくれた
自分はサッカーをしたいはずなのに
嬉しかったし楽しかった
私はそんな彼が好きだった
でも小4の終わりに隣の市に引っ越した
好きな人に「好き」とも言えず・・・。
それが唯一の心残りだった
引っ越してからも片思いのままだったある日
彼に彼女ができたという話を姉に聞いた
その彼女は姉の友達だった
私は彼を好きっていう話は誰にもしていなかった
悲しかったし羨ましかった
あれから4年一度も会っていない
今でも好きなままだ
なんども君に会いたくてなんどその町に帰ったことか・・・。
会うことはできなかったけれど・・・。
夏休みに入ったらまたそこに帰るから
もう一度会えたなら
今度こそ君に伝えるよ
好きというこの気持ちを
黒い風になったような気がした。地面を強く蹴る度に、ぐんと身体が前へと進む。街路樹の新緑が景色と共に後ろへと流れていって、春先のまだ冷たい空気を吸い込んで肺が悲鳴を上げる。今の自分ほどメロスの心情を理解する人間は、きっとこの世にいないと確信する。
『私の為に何が出来るわけ?』
高校進学を控えた春休みのことだった。合格を機に買ってもらったスマホの画面に、そんなメッセージがポップアップした。
送り主は松田だった。誰彼構わず優しくするなと咎められ、言い返したことで喧嘩に発展して解決しないまま今に至る。彼女も不安になることがあるんだなと、失礼なことを考えた。
『割とあると思うけど』
『例えば?』
すぐに返事が来る。具体例を挙げろと言われても、正直浮かばない。彼女の為に何か出来ることはあるだろうか。
『分かんないんでしょ』
見透かしたようなメッセージだ。時間を空けたのがまずかったかもしれない。
『まぁ 正直思い浮かばないな』
すかさず、謎のキャラクターがバットを振り回すスタンプが大量に投下される。処理が遅くなるのでやめていただきたい。
『やってほしいこと言ってくれたら 可能な限り対応するよ』
『じゃあ』
メッセージは続く。
『今すぐ私のところに来てよ』
『どこにいるの?』
『家の近くのコンビニ』
『待ってて 今行く』
メッセージを送ってから、慌てて着替えて靴紐を結ぶ。彼女が言うコンビニまでは3kmほどだ。ぐっと筋肉を伸ばしてから、勢いよく走り出す。
走っている途中、スマホに着信があった。今は誰であろうととることは出来ない。全てを投げうって、全力で駆ける。
「バカじゃないの?」
息を切らして松田の元へ到着したというのに、第一声がそれだった。手に持っていた水を押しつけられる。
「とか言って、ちゃっかり、水、用意してるじゃん」
「別に。自分用に買ったやつだから。可哀想だからあげただけ」
水を軽く口に含んで、少しずつ飲んでいく。
「なんか、あったの?」
「……あんた、自分がモテるの自覚ないでしょ」
「ないね」
モテる方かは分からない。男女ともに良い友人に囲まれているとは思う。
「全員に優しくしてると、不安になる。多分、私じゃなくてもここへ来たでしょ?」
「多分、そうかもね」
松田はため息を吐いた。
「素直すぎるのもなんかムカつく」
どうすればいいんだ。
それ以上何も言われなかったので、コンビニでタオルと制汗剤を買って汗に対処する。松田は何故か制汗スプレーを買っていた。
思い出したようにスマホの着信を確認すると、これまた松田からだった。
「なんで電話かけたの?」
「来てくれなかった、凹むから。来なくていいよって言うつもりだった」
「水まで用意してたのに?」
「うるさい」
「多分、誰の為にも走るけどさ。」まだ整いきらない息を、なんとか押さえつける。
「誰かを選ばくちゃいけないなら、松田を選ぶよ」
松田は「そっか」とそっけなく言って、制汗スプレーをこちらに吹きかけた。駐車場の止め石に鎮座する猫が、迷惑そうにこちらを眺めていた。
テーマ/君に会いたくて
《ナンキンハゼの並木道で》
初めて一緒に歩いたのは、君が小学5年生だった頃の秋のことだ。当時、私は高校2年生で、夏休み前に中学校教諭をしていた母親の知人を通して「個人的に家庭教師をしてくれる人を探している」と紹介されたことがキッカケだった。最初に会ったときは、小生意気な女の子だなあって思ったものだ。
一学期の期末テストで算数の点数が34点。もともと算数だけは苦手のようで、何が分からないのかが分からないといった状態だった。
夏休みだけの家庭教師のアルバイトのつもりで引き受けた。その代わり、本気で君と向き合った。週に2回のハズだったのが、君も本気になって勉強してくれて、素直に感情を返してくれるものだから私もつい嬉しくなって、トコトン君の勉強に付き合った。アルバイト代なんてどうでもよくなって、ほとんど毎日一緒に勉強した。
夏休みが終わって二学期が始まった。
二学期からは学習塾に通うらしいことを君のお母さんが言っていたので、家庭教師のアルバイトも一段落ついた。なのだけれど、10月の中ごろに行われたはずの中間テストの結果がどうにも気になっていた。算数のテストの成績はどうだったのだろうか。夏休みに一緒に勉強した成果は出せただろうか。君はまた落ち込んだりしていないだろうか……
そんなことを気にして数日が経った頃だった。
夕方、君のお母さんからウチに電話があった。学校からまだ帰ってきてないと言って、泣き出しそうなくらい君のことを心配していた。
でも私には君が行きそうな場所がすぐに分かった。根拠というハッキリしたものはなかったけれど、絶対にそこにいると思ったから、その場所へ全力で走っていった。一緒に勉強していた合間に君がウキウキして話してくれていたことを思い出しながら。
〝あたしの好きな場所はねぇ、あたしが通っていた旭保育園のそばのナンキンハゼがたくさん並んでいる通りなの。ナンキンハゼの葉っぱのカタチってカワイイから、ずっと見てられるの。秋になるのが楽しみなんだあ♩〟
あれから40年。
今もこの寺裏通りのナンキンハゼの並木道を歩いていると、あのときのことを思い出す。
息を切らしてこの並木道に来てみると、暮れなずむなかで君はお寺の裏の塀垣(ブロック塀)に背もたれて、真っ赤に色づいたナンキンハゼのハートのような葉っぱを見上げていた。
私が来ることを知っていたかのように驚きもせずに、ナンキンハゼを見上げながら
「先生?心が通じるっていう花言葉って本当なんだね。先生がここに来てくれるって思ってたよ……信じてたの」
「ナニ言ってんだって?お母さん、美樹ちゃんが拐われたんじゃないかって心配してウチに電話してきたんだからな!……ていうか、算数のテスト……ダメだったのか?」
「そんなわけないよ。何点だったと思う?(笑)」
「んー……50点?くらい?」
「ザンネンでしたあ。60点!」
「マジか!ホントよく頑張ったなあ、エラいエラい」
「……先生?あたしね、塾行きたくない。これからもずっと先生から教えてもらいたいの。そのこと、お母さんに言えなくて……なんて言おうかなって、ここで考えてたの」
「そうだったんだ……分かった。その答え、お母さんの前で教えてあげるから一緒に帰ろうな」
そのとき私が分かったのは、君の気持ちと云うよりも、私自身の本当の気持ちだったように思う。
君は嬉しそうに笑って、私の手を掴んだ。
その6年後の夏、高校二年の夏休みに君が一人で新潟市から川崎市麻生区にある小田急線百合ケ丘駅近くの高台の私の住むアパート〝ハイツ根岸〟へ、親公認のお泊まりで遊びに来た。先生と教え子という関係から恋人へ。
君は私を追いかけてきてくれて、私と同じ玉川学園内に併設していた女子短期大学に入学した。君はあのとき、小さな声で約束したことを守ってくれていたんだよね。
そして時は長く流れて、12年前の2012年8月。
40歳という若さで君はこの世を去った。
今もふと、君のことを想う。
君に会いたくなると、秋ではなくてもナンキンハゼの並木道 ┈┈ 寺裏通りの歩道をひとりで歩く。夕暮れに手を繋いで歩いたあの日のことが昨日のことのように甦る……
君が私の手を掴んだとき、私は君のその小さな手を強く握り返した。君のことをずっと見守っていきたいって思ったんだ。そしたら君も強く握り返してきて、君の消えそうなくらいの小さな声がした。
「あたし、ずっと先生の隣で歩きたいから頑張るね。約束」
君と過ごした時間がとても、とても愛おしい……どうしようもないくらい、堪らなく君に会いたい。
君に会いたくて
誰かを見ていない
誰かには会いたくても
誰かと会いにはいかない
ただ過ごしている
目にとまることもない
まったくの本当でもないけど
目的が誰かであること
そんなことがない
常に自分にある
逆に誰かに会いたくないなら
そこにはいかない、近寄らない
仕方がない場所以外で
『君に会いたくて』
電車が揺れて、バランスを崩した。
ドアの前に立っていた私は、空いていた方の手でとっさに近くの手すりを掴んだ。
通学時間帯にはまだ少し早いこの時間の車内には制服を来た姿はまばらで、多くの学生はこの一本後の電車を利用している。
私も高校に入学した当初はその電車に乗っていたが、自宅の最寄り駅に到着する頃にはすでに混雑しているその電車に、毎朝押し込まれるようにして乗らなければならないことが私には苦痛だった。
ある時からこの時間の電車に乗り始めたところ、通学が随分と楽になった。
代わりに朝起きる時間も早くなってしまったが、その分通学時間と学校に着いてからの時間を趣味の読書に充てられるようになったので十分満足している。
今日も私はいつものように早朝の電車に揺られながら小説に読み耽っていた。
ちょうど昨日から読み始めた推理小説のクライマックスに差し掛かり、私は夢中でページをめくる。
「……あの……あの!」
誰かが私の肩を叩いた。
顔を上げると、最近この時間によく見かける他校の男子高生が目の前に立っていた。
どうやら彼はずっと私に喋りかけていたようだったが、本に集中しすぎていて全然耳に入っていなかったらしい。
「えっと……?」
「降りなくていいんですか!?」
「え!」
慌ててドアの方を振り返ると、そこは私が降りなければいけない駅だった。
「あ、はい!」
読みかけの本に急いで栞を挟んだ私は、発車ベルの鳴るホームに飛び降りた。
次の日。私が電車に乗り込むと、昨日声をかけてくれた男子の姿を見つけた。
あの制服は確か、私の高校の2駅先の高校のものだ。何やら熱心に本を読んでいるから、どうやら彼も読書好きらしい。
そんなことを思いながら彼の方に視線を送っていると、本から顔を上げた彼と目が合った。
昨日のお礼がまだだったことを思い出し、彼の方に歩み寄る。そして、「ここいいですか」と空いていた彼の隣の席を指差したところ、彼は快く頷いてくれた。
「あの、昨日はありがとうございました。お礼も言わずに行ってしまいすみません」
腰を下ろした私が頭を下げると、彼はいえいえと首を振った。
「僕もたまにやっちゃうので。ついこの間も、3駅先まで乗り過ごしました。この時間は友達も乗ってないので、誰も教えてくれなくて」
彼が苦々しい笑みをこぼしたので、私も激しく同意する。
「分かります! 私も何度か乗り過ごしてしまって、その度に気をつけようと思うんですが、本を読んでると夢中になりすぎちゃうんですよね……」
しばらくの間2人で読書あるある話に花を咲かせたところで、私は彼の膝の上に伏せられた本に目を落とした。
「それ、面白いですよね!」
「あ、はい!」
彼が読んでいた本はなかなかにマニアックな外国の小説だったが、外国のストーリーに有りがちな小難しさがなく、ところどころフッと笑える面白さが私は印象に残っていた。
「私もその小説少し前に読んで、お気に入りなんです」
「僕もこの本が好きで、何度も読み返してます」
確かに彼の本には読み込んだ跡が残っていて、彼がその本をどれだけ大切にしているかが伝わってきた。
「私、小説の好みがなかなか人と合わないんですよね。だからいい小説に出会ってもいつも誰とも共有できないままなのが残念で」
「僕も同じこと思ってました。だからこの電車の中で、この本を読んでいるあなたを見かけたときはすごくびっくりて……」
「え……?」
驚いて彼の方を見ると、彼は本の上で強く握しめた拳をただ一点見つめていた。
「あ、あの、実は僕……あなたに会うためにこの電車に乗ってました!」
勢いよく言い放った彼の言葉が静かな車内にこだまする。
「えっと、それは……」
「以前、たまたまいつもより早く起きてこの電車に乗ったときにあなたがこの本を読んでいるのを見かけて。それから、あなたが他にどんな本を読んでいるのか、どんな作家が好きなのか興味が湧いてきて。話しかけたいけど勇気もないし、ただあなたが本を読む姿を遠くから眺めるのが精一杯で……」
そう早口で言葉を並べた彼の背中がだんだんと丸まっていく。
「昨日あなたが駅に着いても気づいてない様子だったので、迷惑かと思いましたが勇気を出して声をかけました」
「迷惑だなんて、そんな……」
「今日こうして話しかけてもらえて、内心は緊張が止まらなくて。あの……突然こんな話をして不快な気持ちにさせてしまってたらすみません」
私は慌てて首を横に振って否定する。
何と返したらいいか迷ってるうちにしばらく空白の時間が過ぎ、私はようやく口を開いた。
「驚きはしたけど、不快になったりしてないです。むしろ誰かと本の話が出来るとしたら、本当に嬉しいくらいで。だから話してくれてありがとうございます」
私がそう笑いかけると、彼の表情が和らいだ。
車内アナウンスが次の停車駅を告げる。
「あ、今日はちゃんと降りなくちゃ」
私がそう言うと彼が「ですね」と静かに笑った。
「あの……」
私はカバンの中から昨日読み終えたばかりの本を取り出した。
「これ推理小説なんですが、新しい切り口が結構面白くて。もし嫌じゃなければ、読んだあとに感想を交換できたら嬉しいなと思って……」
「全然嫌じゃないです! あ、でもお借りしていいんですか……」
「はい、ぜひ!」
手渡した本を嬉しそうに受け取った彼を見て、私の心も弾んだ。
ブレーキをかけた電車がゆっくりと駅に停まり、私は電車を降りる。
「あの、ありがとうございました!」
貸した本を両手で大事そうに抱えた彼がホームに立つ私に向かってそう頭を下げたので、私も返事をする。
「こちらこそ、おしゃべりに付き合ってくれてありがとうございました」
顔を上げた彼は閉まりかけたドアを見て、慌てて「また明日!」とこちらに手を振った。
耳まで真っ赤にしてそう言われると、私も顔が熱くなる。
閉まった扉の向こうの彼に私は小さく手を振った。
電車が発車し、人々がホームを後にしていく。
私は彼の言った言葉を思い出した。
「あなたに会うために、か……」
小説の主人公になったみたいで、嬉しさと気恥ずかしさが込み上げてきた。
まだ今日は始まったばかりなのに、もう明日が待ち遠しい。
早く君に会いたくて。私は駅の階段を駆け下りた。
太陽が沈み
段々と闇が迫ってくる
それとは反対に
徐々に明るく道を照らす月
全てを照らし出す光ではないけど
ほのかに明るく優しい光
まるでキミの優しさのような
あぁ、、、
早くキミに会いたい
縁側で 日向ぼっこの 宿無し猫
忘れはしない 日々のふれあい
#君に会いたくて