君と一緒に』の作文集

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君と一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

1/6/2025, 4:13:16 PM

「君と一緒に」


全身の魔力が消えていくのを最後に、私の意識は暗闇の中に消えた。
荒ぶっていた水面が徐々に凪いで行くように、静かに。


「……消えた?まさか、そんなはず。っ!彼女が裏切ったとでも言うのか!」
その日、勇者は朝起きてからいつまで経っても待ち合わせ場所にやって来ないパーティ唯一の魔法使いがどこを探しても見つからない事は愚か、部屋に「さようなら」とだけ書かれた手紙だけを残して消えた事に激怒した。

彼女は村で共に育ち、魔王を倒すと心に決めてからずっと一緒にここまで来た幼馴染であり、ある意味半身。
まさか、魔王城を目前として逃げるとは、勇者にとって酷い裏切りの様に思えた。
「裏切り者なんて知らん。どこへ成りとも逃げるがいいさ!俺は1人でも魔王を倒しに行く!」
その時、仲間達の悲しげな顔や少しの違和感にも気が付かなかった勇者はこの日程、後悔した日は後にも先にも無いだろう。



「……なん、だって?……俺が一度死んだ?」
「なんだ、貴様。気がついていなかったのか?ひと月前勇者一行は魔王である我を倒すと言いここまでやって来たが、我に力及ばず無惨にもその命を散らしたであろうに。」
目の前にいる魔王は、もうすぐでこの世から消える。
高笑いをしながら炎に巻かれて死んだ。
勇者が倒したのだ。
だが、魔王は死に際に言った。

ー魔法使いの女は哀れだな、と。


勇者はその場に聖剣を投げ捨てると、満身創痍の仲間の胸ぐらを掴み「どういう事だ!」と怒鳴った。
仲間は「お前のためだった!」と叫ぶと、涙を浮かべながら「他に方法がなかったんだ」と嗚咽をこぼす。


ひと月前、勇者は魔王を倒せる程万全では無かった。
案の定返り討ちにあい一度死んだが、禁忌の魔術で魔女の命と引き換えに勇者は生き返った。
ひと月眠ってしまったが、自分が死んだ時の記憶や魔王に挑んだ記憶は魔女によって消されていて、あたかも初めて倒しに来た、と言わんばかりの記憶にすり替えていた。
仲間達は魔女に辞めるよう説得した。勇者はおごっていたのだ。自分自身の力を。だが、魔女は

「この人は魔王を倒す勇者。私との約束は1度だって破った事は無いわ。それにね、私の命はこの人と共にあるの。今も昔もこれからもよ。」

強い眼差しでそう言うと、禁術を使い命を散らした。
遺体など残らない。だって、禁術だから。
魂ごと消滅したのだ。


魔王を倒して、国王の元へ報告に行った時。
勇者は殉職したとのお触れが回った。平和になった世界。喜ぶ民衆から離れた彼は自分が「勇者」を名乗る資格などないと思い、世の中から自身を消したのだ。
その生き残りである他の仲間が後世まで語られる存在になるのだが、そこに魔女の名前等ない。初めからいなかったかのように。


あの日から勇者はひっそりと山の中で一人、暮らしていた。時折やってくるのはかつての仲間達。巡回の理由は生存確認。彼女から貰った命を粗末には出来ないからと、抜け殻のように過ごしていたのだ。案ずる仲間達をよそに、彼は遠くを見ながら「俺は大丈夫だよ」と告げていた。

そして、何十年が経過した。
勇者も歳をとった。もうすぐで死神が自分を迎えに来る。
静かだ。仲間と共に旅をした時はまさか自分の最期がこうなるとは思っても見なかった。

……あぁ、俺は君とは同じ所へは行けないだろうな。

かつての勇者が静かにベッドの上で目を閉じようとした時
ベッドに近付く人の気配に気が付いた。
だが、もう目を開ける程の力は無い。

死神が迎えに来たのだ。

そう思った時、勇者になった時に国王から貰った名では無い、自分の本当の名前を呼ばれた。死んでしまった両親につけてもらった自分の名前。勇者になる前の本当の……。

この名前を知るのは……まさか、君は……っ


勇者はそうして目を閉じた。
1人悲しく逝ってしまった勇者。
巡回していたかつての仲間の子孫達は、皆口を揃えてこう言った。

「あの人があんなに幸せそうなの初めて見た」


勇者は今頃どこで何をしているんだろうか。
きっと「君と一緒に」旅の続きをしているのかもしれない。

1/6/2025, 4:09:27 PM

私は約束を破った。
でも、君も約束を破った。

君は約束の場所に来なかった。
私は君と行くと約束したのに、一人でその場所に行った。

君が来なかった理由。
それを聴けるなら聴きたい、と思った日もあった。
特に君と会えなかったその日から一週間くらいは
理由を教えてよ、と少し怒った気分の日もあった。

でも少し気持ちが落ち着いてきたとき
君が聴いている歌を聴いて
ゆっくり静かに、私は君の苦しみと優しさを知った。

連絡が途絶えたあの日
君は喜びと寂しさの両方を抱えていたんだね。
試験に合格して、夢へまた一歩踏み出しためでたい日
だけど今よりもっと、私たちの距離が離れると分かった日

自分のことを一番大切にするべき
だけど愛おしい人に対しては
自分ことを二の次にしてもいいと思ってしまう
お互いにとっての最善は何か、
とても悩んだのだろう。

その間私は静かに待っていた。
待っていたら約束の日が来て
キャンセルもしたくなくて
奇跡を信じたかった。
もしかしたら約束の場所に行けば会えるかも、と。

結果的に君は来なかった。
少し体の力が抜けてしまい、自分を嘲笑した。
せめて長旅の記念を、と
デートするはずだった場所を一人、観光した。

でも考えてみて。
二人で行くと約束した場所に、私は一人、
先に行ってしまったの。
君が二人のことでとても深く悩んでいるというのにね。
デートなんて延期したらよかった。
たとえ遠距離で近距離の人よりデートの機会が少なくても。
二人で決めたプランを置き去りにしちゃダメ。
君は、一人で駆けていく私の手を離して見送ったんだ。


君はめったに「好き」と言わなかった。
それはなぜかと私は聴いたことがあった。
「好き」という言葉は、無責任に言うべきではないと。
「好き」だと言わない君は本当に優しい。

言われると応えなくてはいけなくなる
言われると寂しさが募る
それを君は分かっていたんだろうな。
代わりにその言葉以外のたくさんの愛を贈ってくれた。

ありがとう

君という愛に包まれた私は
世界一幸せ者

もう一度チャンスがあるのなら。
今度はあの場所に二人で行きたい。
君と一緒に。


『君と一緒に』

1/6/2025, 4:04:27 PM

次はどこへ行こう、
何をしよう、
そういう話だけで時間が過ぎる

そこで決める内容はさして重要じゃない

決めなきゃ、と言いながら
だらだらと話している時間
それが一番欲しいもの

大袈裟に聞こえるだろうか
常套句と言われるだろうか

それでも、本当なのだ

一緒にいられれば、それで良いんだ


『君と一緒に』

1/6/2025, 4:03:39 PM

「君と一緒に」 〜この僕だーれだ〜

僕と君は産まれた時も一緒だった
そのあとの幼稚園も小学校も中学も高校も、まさかクラスまで一緒なんて。
奇跡みたいだ。

君は僕を食べてしまいたいくらい愛してくれているね。僕も君に食べられたいくらいだ。

僕はきみが大好きすぎるから、君の周りをいつもうろちょろするけど、こんな僕のことも愛してくれたね。

僕はずっと君がそばにいて欲しいけど 、君も学校で色んなことを勉強して、僕が必要だってことに気づいたみたいだね。
やっぱり君には僕がピッタリだよ
僕は君といたくて、君は僕がいなきゃダメ。
なんて最高な関係。

冬になると、僕たちはよく一緒に公園に走りに行く。
走り終わるときみは、僕の温もりが欲しいみたいで、僕の元に駆け寄ってくれるね。

大丈夫だよ
いつでも君のそばにいるから。

1/6/2025, 3:54:25 PM

仲良くなれた男の子に彼女が出来た。彼ともう2人で歩かないと思うとさみしい。けど今後彼と2人で歩く私なんてもう想像できないししたくない。そんなの私が嫌だ。そうなるなら、彼のことも嫌いになるだろう。
一緒にいて楽しかった。手を繋げるくらいには嫌いじゃなかった。

【君と一緒に】

1/6/2025, 3:52:05 PM

君と一緒に居られたなら

世界はどんなに生きやすかっただろうか

君と一緒に居られたなら

もう少しマシな人間になれただろうか

君と一緒に居られたなら

この景色はもっと美しく見えただろうか

君と一緒に居られたなら…

1/6/2025, 3:50:00 PM

お題 君と一緒に


これで何度目のリスタートになるのだろう。
編成を変えても上手くいかないし、リーダーを変えても微々たるものだから、これはもう僕の技量が少ないのだなと落胆するしかない。
リリース開始から今まで唯一続けられたスマホゲーム。
メダルもイベントごとに獲得して、上級加工も済ませたほど熱心にのめり込んでいる。もちろん、無課金だ。
だが、ここに来てイベントの難易度が上がってどうにもボスが倒せない。何回やっても、重量が大きすぎて火力が足りない。しかも、第3形態まであるのだから、正直参っている。

僕のキャラレベルはきちんと到達しているし、付属品もバッチリだ。バフ持ちも入れているのに最後の最後ですり抜けられてしまう。悔しさが募ってイライラが溜まり、スマホを雑破に投げやる。
本当はこんなことしたくないのに…と、編成画面を見つめ続けた。
リリース初期からずっと組み込んでいる先手型のおさげ彼女は、僕の一部だ。彼女がいなければ、次のキャラを配置できないほど、コストの回収に役立ってくれる。もちろん、付属品も付けて回収率を上げている。けれど、体力が他の先手型キャラよりも少ないのが問題で、今の対ボス編成には不利だからと待機してもらっているのだ。
ごめんね、、と呟いてまたスタートするけれど、配置ミスでまたリスタートになった。
やはり、コストが必要だ。しかも素早く。となると、やはり彼女しかいない。序盤で上手く変わることができれば、彼女の戦闘は免れるかもしれない。なにより、思入れのあるキャラだからこのイベントにも出陣させたかった。

君と一緒じゃなきゃ、クリアなんて言えないよな…
彼女をリーダーにしてボイスを聞く。
よし、じゃあ行くか!
戦闘開始をタップして、息を吸い込んだ。

1/6/2025, 3:48:48 PM

君と一緒に

あの頃は毎日がきらめいていて
訪れる夜が待ち遠しかった。
着信を告げるiPhone。
そこから漏れるあなたの声。
距離なんて関係ないって強がって
あなたの寝息を耳元に感じながら眠るのが
少しさびしくても幸せだったの。

私たちがお隣さんで
いつでも触れ合える距離に居たら
もっと違う形の関係になれたかな。

叶うなら、あなたと一緒に生きたかった。

1/6/2025, 3:48:02 PM

初めて君の音色を聞いたとき。
 ひどくまるくてあたたかいと思った。よく響いて、心のどこまでも見透かされそうで。君の思うほど優しくて、どこか憂いていて切なくて。でも、底抜けに優しくて温かくて。過去を哀しむような、未来を明るく想うような。彼女に抱かれた金属の奏でる音楽は、とても感情豊かだった。

 君と一緒に、君と一緒なら。どれだけ辛いことがあっても耐えられる気がする。だから──

1/6/2025, 3:32:28 PM

何もかも手にしているのに孤独な君。

魅力的なその姿の裏に隠している大きな傷。


可哀想なほど愚かでずるい君は、私に似てきっと弱いのね。


でも大丈夫よ。

君がどんな罪を犯しても、
お揃いの罪を背負って一緒に地獄に堕ちてあげる。



                    『君と一緒に』

1/6/2025, 3:32:22 PM

「君と一緒に」

夢にしか出てこない君。

どこの誰かも知らない。

でも、いろんな所に行って、いろんな事をしたね。

風邪を引いた時も、悲しかった時も、

目を覚ますまで一緒に居てくれたから、寂しくなかった。

いつか、夢以外でも会えるのかな。

君の見た夢も同じだったらいいな。

会えたら、まず名前を聞く所から始めよう。

じゃあ、おやすみなさい。

1/6/2025, 3:31:46 PM

君と一緒にいることはとても楽しかった、そう、楽しかった、このように2回繰り返すのは意味があると言われるとそうでも無いが、ただ1つ言えるのは英語で言う過去形というものであろう

1/6/2025, 3:30:24 PM

【君と一緒に】


君と一緒に目がさめた。
朝日を見て、ご飯を食べて、昼寝をして、たくさんおしゃべりをした。
夜空を眺めて、キスをした。
また明日ね、と微睡みながら微笑んだ君を見た。

そうやって、一人きりで目を覚ますのだ。

1/6/2025, 3:28:45 PM

『君と一緒に』

もしも願いが叶うなら、
君と一緒にいられたらどれだけ幸せか。

その幸せは私だけのものなのかな。
私と一緒で貴方は幸せになれるのかな。
貴方の幸せが私の幸せなんてまだ言えないよ。
貴方の幸せの全てじゃなくていいから。
貴方の幸せの一部になりたい。

私の幸せの全てが貴方であってほしい。
貴方と一緒にいられる時間を特別にしたくない。
当たり前にしたい。
そんなわがままな私をどうか許して。

もしも願いが叶うなら、
貴方と笑い合いたい。
幸せだと言い合いたい。

そう。
君と一緒に。

1/6/2025, 3:14:39 PM

君と一緒に
2人で並んだフォトグラフ
机の上のスタンドには、あの場所で寄り添う君が、優しい笑顔で此方を見つめている…
君に戀して、永く片想いして、漸く結ばれて…
初めて、君と出逢った時から、君に心惹かれて、君の一つ一つに、胸の鼓動が波打ち、見えない影に悩んで苦しんで…そして、駄目元で、告白して、君の返事があって…
そんな小さな積み重ねを、何度も振り返り乍ら、これからも、ずっと一緒に…2人の未来を想い描いています…

1/6/2025, 3:13:46 PM

『君と一緒に』

あっ、これいいな

んー、これもいいなぁ

でも、こっちもいいよなぁ


帰り道、いつもどこかの店で悩むことが多くなった

いつも君のことは考えているけれど

最近はもっと考えるようになったなぁ

これも君と一緒に住むようになったからかな


君と一緒にいると

新しい発見があったりするから飽きない

それに趣味嗜好も君よりになっていく


これからも君と一緒にいれるといいな

1/6/2025, 3:10:06 PM

「出来れば君と心中したい、一緒に地獄に堕ちて欲しい。」だなんて言える訳ないじゃないですか。
この文章を打ってる自分が気持ち悪いけど、好きな人と心中して一緒に地獄に堕ちるってロマンチックじゃないですか?まぁ実際そんな事言えないだろうし、できないだろうけど。

1/6/2025, 3:07:19 PM

#君と一緒に

二人で作った泥団子

君の手を握って見せに行った

大人は皆、『手を洗いなさい』って言ってたけれど、

砂のジャリジャリした感触が夏の空には心地よかった


降り積もる雪に残された二つの足跡

少し大人びたマフラーをした君は

赤くなった手を隠すように、ハンドクリームを塗った

しっとりとした白い肌に、少し乾燥した手を重ねた


ふわふわと空を舞う花びらたち

お互いにしわしわになった手を繋ぐ

昔はあれほど軽かった体が、時に鉛のように重いのだ

呼び合っていた名前も思い出せず、

気づけば、“じいさん”“ばあさん”と呼び合っている

それでもこの光景を、もう一度二人で見たかった

「来年の桜が見れるか分からんからのう。」

「…きっと見れますよ。」

暖かな春の空気が二人の間を通り抜けていった

1/6/2025, 3:00:29 PM

君と一緒に

君と一緒にやりたい事ならいっぱいあった。
クリスマスを一緒に過ごすこと、
一緒に年越しをすること。
ずっと一緒に居ようねって約束、叶わなかったね。
あの夜、一つの星しかなかった夜空の下で、
君は大粒の涙を零しながら、「別れよう」
なんて言ったけれど、君は一体何を思っていたの?
私と一緒に居たのがそんなに辛かったの?
それとも、他に理由があったの?
そう言われた時、私は初めて外の寒さに気づいたよ。
手も足も冷たくて、息は白くて、目から溢れる涙は温かかったな。
君の一番星になれなくても、
私の目が見える限り、私の中の一番星はずっと君だよ。

1/6/2025, 3:00:19 PM

『君と一緒に』というテーマについて…
君はいつだって1人ではないよ…
一緒に戦ってくれる仲間がきっといる…
苦しくなった時や辛くなった時立ち止まるのも必要…
周りの仲間に頼ってみるのもいいかもしれないね…
自分1人で考えすぎないで…周りの人の力を借りるのも悪くないよ…けして恥ずかしい事でもない…
君はいつでも誰かと一緒にいるからね…
一人ではない…人間は一人では生きてきけないもの…
君の周りには家族…友達…がいるよ…
自分周りを見渡せばいいかもね…
自分が思う『君と一緒に』っていうテーマになったかもね…

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