Jammin'

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 初めて君の音色を聞いたとき。
 ひどくまるくてあたたかいと思った。よく響いて、心のどこまでも見透かされそうで。君の思うほど優しくて、どこか憂いていて切なくて。でも、底抜けに優しくて温かくて。過去を哀しむような、未来を明るく想うような。彼女に抱かれた金属の奏でる音楽は、とても感情豊かだった。

 君と一緒に、君と一緒なら。どれだけ辛いことがあっても耐えられる気がする。だから──

1/6/2025, 3:48:02 PM