『君と一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君と一緒に居られたなら
世界はどんなに生きやすかっただろうか
君と一緒に居られたなら
もう少しマシな人間になれただろうか
君と一緒に居られたなら
この景色はもっと美しく見えただろうか
君と一緒に居られたなら…
お題 君と一緒に
これで何度目のリスタートになるのだろう。
編成を変えても上手くいかないし、リーダーを変えても微々たるものだから、これはもう僕の技量が少ないのだなと落胆するしかない。
リリース開始から今まで唯一続けられたスマホゲーム。
メダルもイベントごとに獲得して、上級加工も済ませたほど熱心にのめり込んでいる。もちろん、無課金だ。
だが、ここに来てイベントの難易度が上がってどうにもボスが倒せない。何回やっても、重量が大きすぎて火力が足りない。しかも、第3形態まであるのだから、正直参っている。
僕のキャラレベルはきちんと到達しているし、付属品もバッチリだ。バフ持ちも入れているのに最後の最後ですり抜けられてしまう。悔しさが募ってイライラが溜まり、スマホを雑破に投げやる。
本当はこんなことしたくないのに…と、編成画面を見つめ続けた。
リリース初期からずっと組み込んでいる先手型のおさげ彼女は、僕の一部だ。彼女がいなければ、次のキャラを配置できないほど、コストの回収に役立ってくれる。もちろん、付属品も付けて回収率を上げている。けれど、体力が他の先手型キャラよりも少ないのが問題で、今の対ボス編成には不利だからと待機してもらっているのだ。
ごめんね、、と呟いてまたスタートするけれど、配置ミスでまたリスタートになった。
やはり、コストが必要だ。しかも素早く。となると、やはり彼女しかいない。序盤で上手く変わることができれば、彼女の戦闘は免れるかもしれない。なにより、思入れのあるキャラだからこのイベントにも出陣させたかった。
君と一緒じゃなきゃ、クリアなんて言えないよな…
彼女をリーダーにしてボイスを聞く。
よし、じゃあ行くか!
戦闘開始をタップして、息を吸い込んだ。
君と一緒に
あの頃は毎日がきらめいていて
訪れる夜が待ち遠しかった。
着信を告げるiPhone。
そこから漏れるあなたの声。
距離なんて関係ないって強がって
あなたの寝息を耳元に感じながら眠るのが
少しさびしくても幸せだったの。
私たちがお隣さんで
いつでも触れ合える距離に居たら
もっと違う形の関係になれたかな。
叶うなら、あなたと一緒に生きたかった。
初めて君の音色を聞いたとき。
ひどくまるくてあたたかいと思った。よく響いて、心のどこまでも見透かされそうで。君の思うほど優しくて、どこか憂いていて切なくて。でも、底抜けに優しくて温かくて。過去を哀しむような、未来を明るく想うような。彼女に抱かれた金属の奏でる音楽は、とても感情豊かだった。
君と一緒に、君と一緒なら。どれだけ辛いことがあっても耐えられる気がする。だから──
何もかも手にしているのに孤独な君。
魅力的なその姿の裏に隠している大きな傷。
可哀想なほど愚かでずるい君は、私に似てきっと弱いのね。
でも大丈夫よ。
君がどんな罪を犯しても、
お揃いの罪を背負って一緒に地獄に堕ちてあげる。
___君と一緒に
「君と一緒に」
夢にしか出てこない君。
どこの誰かも知らない。
でも、いろんな所に行って、いろんな事をしたね。
風邪を引いた時も、悲しかった時も、
目を覚ますまで一緒に居てくれたから、寂しくなかった。
いつか、夢以外でも会えるのかな。
君の見た夢も同じだったらいいな。
会えたら、まず名前を聞く所から始めよう。
じゃあ、おやすみなさい。
君と一緒にいることはとても楽しかった、そう、楽しかった、このように2回繰り返すのは意味があると言われるとそうでも無いが、ただ1つ言えるのは英語で言う過去形というものであろう
【君と一緒に】
君と一緒に目がさめた。
朝日を見て、ご飯を食べて、昼寝をして、たくさんおしゃべりをした。
夜空を眺めて、キスをした。
また明日ね、と微睡みながら微笑んだ君を見た。
そうやって、一人きりで目を覚ますのだ。
『君と一緒に』
もしも願いが叶うなら、
君と一緒にいられたらどれだけ幸せか。
その幸せは私だけのものなのかな。
私と一緒で貴方は幸せになれるのかな。
貴方の幸せが私の幸せなんてまだ言えないよ。
貴方の幸せの全てじゃなくていいから。
貴方の幸せの一部になりたい。
私の幸せの全てが貴方であってほしい。
貴方と一緒にいられる時間を特別にしたくない。
当たり前にしたい。
そんなわがままな私をどうか許して。
もしも願いが叶うなら、
貴方と笑い合いたい。
幸せだと言い合いたい。
そう。
君と一緒に。
君と一緒に
2人で並んだフォトグラフ
机の上のスタンドには、あの場所で寄り添う君が、優しい笑顔で此方を見つめている…
君に戀して、永く片想いして、漸く結ばれて…
初めて、君と出逢った時から、君に心惹かれて、君の一つ一つに、胸の鼓動が波打ち、見えない影に悩んで苦しんで…そして、駄目元で、告白して、君の返事があって…
そんな小さな積み重ねを、何度も振り返り乍ら、これからも、ずっと一緒に…2人の未来を想い描いています…
『君と一緒に』
あっ、これいいな
んー、これもいいなぁ
でも、こっちもいいよなぁ
帰り道、いつもどこかの店で悩むことが多くなった
いつも君のことは考えているけれど
最近はもっと考えるようになったなぁ
これも君と一緒に住むようになったからかな
君と一緒にいると
新しい発見があったりするから飽きない
それに趣味嗜好も君よりになっていく
これからも君と一緒にいれるといいな
「出来れば君と心中したい、一緒に地獄に堕ちて欲しい。」だなんて言える訳ないじゃないですか。
この文章を打ってる自分が気持ち悪いけど、好きな人と心中して一緒に地獄に堕ちるってロマンチックじゃないですか?まぁ実際そんな事言えないだろうし、できないだろうけど。
#君と一緒に
二人で作った泥団子
君の手を握って見せに行った
大人は皆、『手を洗いなさい』って言ってたけれど、
砂のジャリジャリした感触が夏の空には心地よかった
降り積もる雪に残された二つの足跡
少し大人びたマフラーをした君は
赤くなった手を隠すように、ハンドクリームを塗った
しっとりとした白い肌に、少し乾燥した手を重ねた
ふわふわと空を舞う花びらたち
お互いにしわしわになった手を繋ぐ
昔はあれほど軽かった体が、時に鉛のように重いのだ
呼び合っていた名前も思い出せず、
気づけば、“じいさん”“ばあさん”と呼び合っている
それでもこの光景を、もう一度二人で見たかった
「来年の桜が見れるか分からんからのう。」
「…きっと見れますよ。」
暖かな春の空気が二人の間を通り抜けていった
君と一緒に
君と一緒にやりたい事ならいっぱいあった。
クリスマスを一緒に過ごすこと、
一緒に年越しをすること。
ずっと一緒に居ようねって約束、叶わなかったね。
あの夜、一つの星しかなかった夜空の下で、
君は大粒の涙を零しながら、「別れよう」
なんて言ったけれど、君は一体何を思っていたの?
私と一緒に居たのがそんなに辛かったの?
それとも、他に理由があったの?
そう言われた時、私は初めて外の寒さに気づいたよ。
手も足も冷たくて、息は白くて、目から溢れる涙は温かかったな。
君の一番星になれなくても、
私の目が見える限り、私の中の一番星はずっと君だよ。
『君と一緒に』というテーマについて…
君はいつだって1人ではないよ…
一緒に戦ってくれる仲間がきっといる…
苦しくなった時や辛くなった時立ち止まるのも必要…
周りの仲間に頼ってみるのもいいかもしれないね…
自分1人で考えすぎないで…周りの人の力を借りるのも悪くないよ…けして恥ずかしい事でもない…
君はいつでも誰かと一緒にいるからね…
一人ではない…人間は一人では生きてきけないもの…
君の周りには家族…友達…がいるよ…
自分周りを見渡せばいいかもね…
自分が思う『君と一緒に』っていうテーマになったかもね…
さぁ、鳥になろう
君と一緒に
ーーーーーー
君と一緒に
君と一緒に堕ちて
君と一緒に過ごす
ボク達だけの世界を
ボク達だけの色に染めよう
愛してるよ
大好き
_君と一緒に
綴 幸治_
作品No.281【2025/01/06 テーマ:君と一緒に】
きみと一緒に歩いていけると思っていた。ずっとずっと、それは変わらないと信じていた。
それは、あっけなくうしなわれてしまったけれど。
それでも、私の中に、きみはあり続けている。
ずっとずっと、私はきみと一緒にいるのだ。
推薦やらで進路が既に決定しており、のほほんとしているクラスメイトたちを尻目に、直子は毎日死に物狂いで勉強し、とうとう受験日がやってきた。勉強の成果を発揮できたかと問われると、首を傾げざるを得ない。でも、それなりに手応えがあったから、大丈夫なんじゃないかなという期待があった。
二週間後の合格発表の日、どきどきしながら自分の受験番号を探す。無事に見つけ出して、ほっと息をついた。彼を含めて、のほほんとしたクラスメイトたちは、探すときの不安と恐怖を知らないのだ。羨ましいなと思う。
まあ、何はともあれ、合格は合格だ。
直子は立ち上げていたパソコンの電源を切ると、学校に報告するために、部屋着から制服に着替え始めた。なぜかはわからないが、直子の高校は、電話の合格報告だけでは満足しないのだ。
面倒だなと思いつつ、学校に行く準備を進めていると、インターホンが鳴った。両親は仕事に出ており、家にいるのは自分一人。
渋々と直子は階下におりると、モニターの電源をつけた。カメラには見慣れた人物――直子の幼馴染みで推薦で早々に進路が決まったのほほん組の一人――が写っていた。
(匠くんだ。……何の用だろ?)
首を傾げながらも、直子は玄関に向かうと、扉を開けた。
「直子!」直子が扉を開けるや否や、彼が門を開けて中に入ってくる。彼は直子の前に立つと、満面の笑みを浮かべた。「合格おめでとう!」
虚を衝かれ、目をぱちぱちとさせていた直子だったが、控えめな笑みを浮かべると口を開いた。
「あ……ありがとう」礼を言いつつ、首を傾げた。「何で匠くん、知ってるの?」
彼は得意げに笑った。
「そりゃ、俺もチェックしたからに決まってるじゃん」
「わたし……受験番号教えたっけ……?」
ますます困惑する直子をよそに、彼は直子の腕を掴んだ。
「合格したら、学校に報告に行くんだろ? 行こうよ」
あのね、と直子は彼を睨めつけた。
「そのつもりで、準備してる最中だったの。鞄取ってくるから、ちょっと待ってて」
そう言って、家の中に戻っていく直子を、彼は愛おしげな眼差しで見送った。
ああ、四月からも君と一緒で嬉しいよ。
❋ 君と一緒に ❋
君と一緒に したい事が たくさんあった。
旅行に行って、たくさん思い出を作って、
その思い出を 写真や動画に残して、
何年か経ったら、それを見返して懐かしんで。
そんな、決して特別ではない出来事が、
私達の間には無かった。
それでも幸せだったよ。
君の傍に いれたから。
君が生きていてくれたなら、
何もない毎日でも、十分に幸せだった。
でも…君は、もう いない。
だから、何もなくても幸せだった毎日が、
たくさんの後悔に変わったんだ。
君と一緒に したい事が たくさんあった。
君とだから したい事が たくさんあった。
でも、もう叶わない…。