『君と一緒に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
初めて君と一緒に見た景色
初めて君と一緒に歩いた道
初めて君と一緒に笑った日
その全てを思い出す時
誰の顔が真っ先に浮かぶのか
誰かと出会ったり笑ったりしたくなるのは、
ニンゲンが社会的な生物である証左だろう。
誰かと居ると、下らない私の癖や信条がために、
そのひとに嫌な思いをさせることがある。
自らをより良くするために、自らを変えるとしよう。
建付けが甘かったらまさしく仮面、
脱げたときに問題になる。
かと言って外せぬ様に固定するのは難儀だし、
それを果たして自分と呼んでいいのか疑問が残る。
従って、私は私を変えることを望まない。
では、ありのままの私を愛してくれるひとりがいれば、
私の胸に空いている穴も満ちるのだろうか。
答えはきっとYesだが、それは絵空事だ。
誰かの身勝手を全て許容するなんて、私はできないから。
従って、私の身勝手を許容する誰かは存在しない。
それでも、存在するはずのない誰かを求めることを、
恋に恋する、とでも言うのだろうか。
この世を笑顔で生きてみたかった、
「君と一緒に」。
君と一緒にいられたら、なんて。
夢物語だと分かってる。
君は前に進むひと。
君は未来を目指すひと。
君は……いつか誰かを愛するひと。
君と一緒にいられるのは、ほんのひと時。
瞬きのような僅かな時間。
私は動けない影法師。
私は過去に縛られた未練の残滓。
私は……いつか忘れられる思い出。
君と一緒に、なんて。
私の歪んだ思いに君を縛り付けてはいけない。
だから、私は――。
「ごめんね。×××××の言ってること、相変わらずよく分からないや」
君のそんな言葉に、曖昧に笑ってみせるのだ。
END
「君と一緒に」
もうじきホームに電車がやって来る。16時15分発横浜行き。隼斗が乗る電車。
結婚式場を出た時はみんなでわいわい歩いていたのに、学生時代の話に花を咲かせていたら、私たち二人きりになってしまって。
一つしかないホームの、西側が下りで、東側が上り。
スーツでキメて、あの日よりずっと大人びて見えるのに、西日に照らされてまぶしそうな彼の顔は変わっていなくて。
「なんだよ」
「いや、なんかね。十年ぶりに会ったのに、ずっと一緒にいた気がしちゃって」
「十年は十年だよ。俺がウイスキーならとっくに熟成してるわ」
「まずそう」
「まずそうとか言うなっ」
でも、やっぱり目は合わせてはくれない。
卒業式の日に私の気持ちを伝えてから、「ごめん」と断られてから、ずっと。
ひんやりとした風が吹く。
「結婚式、良かったね」
「予定あんの?」
「え?」
「遥香はさ、なんだ、結婚する予定とかってあんの?」
本当のことを言おうとして、でも、少しからかってみたくなった。
「実は付き合ってる人がいまーす」
隼斗が息を呑んだけど、私は気づかないふりをした。
ホームにアナウンスが流れる。間もなく横浜行きの電車がまいります。
電車が走って来る音に負けじと、私は声を張り上げる。
「もうね、ラブラブなんだから! そろそろ一緒になろうか、なーんて」
真っ赤な嘘をついている自分がおかしくて、なんだか涙が出てきて、でも隼斗には見せたくなくて、前髪を直すふりをして。
ホームに電車が滑り込んでくる。私は隼斗の背中を押して、
「ほら、これじゃないと終電間に合わないんでしょ、乗った乗った!」
彼は動かない。こちらをじっと見ているのが分かる。馬鹿だなあ私、振り向かせようとしたのはこっちなのに。
電車のドアが開く。
「行って!」
お願いだから。
発車ベルが鳴る。
「……ごめん」
大きくて温かい手が、私の頬を包む。手が震えていた。
「ごめん、やっぱり俺、遥香のこと」
顔を上げると、隼斗と目が合って、その眼差しから離れられなくなった。
彼が乗るはずだった電車は行ってしまった。
【お題:君と一緒に】
#2 【君と一緒に】
君は、私がはじめてつくったお友達。
笑ってるときも、泣いてるときも、
君と一緒
いつも無口で笑顔を崩さない君だけど、
悲しいときでも、楽しいときでも、
ただじっと、ゆっくりと、私のそばにいてくれる。
決して否定しないところが、君の優しいところ。
いつだって君と一緒
君の匂いは、私の好きなジャスミンの匂い。
その匂いで包み込まれると、
嫌いな上司のことだって忘れられる。
好きなものまで「あなたと一緒」
はじめて行ったお出かけの場所は、今でもちゃんと
スマホのカメラと、私の記憶に残っている。
回る観覧車、君の小さい影、夕日に照らされた
君の笑顔。そのどれもが、いとおしい。
どこにいっても君と一緒
今日も明日も来年も、君と一緒
愛おしくて、かっこよくて、不完全で、完璧で。
君は、私がはじめて「作った」お友達。
これからも、君と一緒に
お題「君と一緒に」
転職して気づいたの
あなたに影響受けてたみたい
新卒で勤めてからずっと向い合わせの席だったから飽きもせずよく喋ってたよね
憧れてたとか尊敬してたとか考えたことなんてなかったけど、こんな大人がいいよねとは思ってた
今の職場での私はあなたに少し似ている
あなたと一緒に過ごした日々が私に与えた影響は宝物かもしれないなぁ
おはよー。
もー昼かー……
あ、晩ごはんの準備しないと…
歯磨く時間だよー!
そろそろお風呂だね〜
おやすみなさい。
そんな至って普通の毎日も
あなたがいるから
楽しいんだね
これから、もっと、もっと
あなたに感謝して
あなたと一緒に
生きていきたいなあ…
君と一緒に
結婚することにして、今の家に
引っ越してきた。
娘が生まれて、来客用の和室が
子供部屋になった。
子供用の引き出しを置いて、学習机を
置いて、一人で寝るようになって
ベッドを置いた。
娘と離れて寝ることになって
私の個室もできた。
今の家は、私達親子の成長とともに
変化してきた。
ゆくゆくは娘が家を出て、里帰り
できるように部屋を用意するだろう。
ここを離れる予定はない。
一緒に娘を送り出し、また迎えよう。
君といつまでも一緒だと思ってた。
いや、君とは寿命が違うから、いつまでもは無理だけど、でもまだまだ一緒にいられると思ってた。
突然だった。否、徴候はあった。防げなかった。否、防ぎようがなかった。僕のせいだ。否、どうしようもなかった。
ごめん、ごめんね。苦しかったろう。
僕が神様なら、君の痛みを全て消し去ったのに。
ごめん……ごめんよ。
君といつまでも一緒にいたかった。
もし生まれ変わったら、また僕の家族になってよ。
ずっと待ってるからさ。
こどもがねむると とてもしずか
おとながねむると とてもしずか
ねこがねむると とてもしずか
つきがねむると とてもしずか
きみのおおきな かなしみは
きみといっしょに
よるのしじまに とけていく
わたしだけは ねむらずに
きみのおおきな かなしみの
ゆくさきを みつめていよう
だからおやすみなさい
かなしみをうしなった
きみがねむると
もっとしずかになる
おやすみなさい
きっとあさには
よろこびがやってきて
よのなかをうるさくするだろう
だから いまはねむって
おやすみなさい
君と一緒に
君と一緒にご飯行きたい
君と一緒に遊びたい
君と一緒に笑いたい
君と一緒に泣きたい
君と一緒に生涯を共にしたい
君がいなければ今の僕はいないよ
「君と一緒に進みたい。」「進むから、着いてきてほしい。」
貴方の推しはどんな人ですか?
私はずっと推して、少し飽きることもあるけれど、「やっぱり💙 🐐くんが好きだな…」とずっとこれの繰り返しです😂
(まぁみんな好きですよ…)
すとぷりは紅白に出ましたね。有吉弘行サブ垢からのツイートがあったにも関わらず、何もなかったかの様に、いつもの様に明るくて、私にはとても眩しい存在です。
私を勇気づけてくれたり、助けてくれたり…
だからこそ私はすとぷりが大好きです。
貴方は誰が好きですか?😌
『君と一緒に』
夢を見ていた。君と一緒に手を繋いで運動場のトラックを駆け抜けた。背後から大きな恐竜が追いかけてきたが不思議と恐怖は無かった。それどころか楽しささえもあってお互い笑顔のまま逃げ切った。
夢から覚め、教室で君と目を合わせると僕の心臓は今まで動いたことのない跳ね方をした。何だこの感覚。
______やまとゆう
君と一緒。一人暮らしで孤独死確定の人生だから君なんて存在はいない。
それは別にいい。一人でいることを辛いと思ったことはないからな。
だけど俺みたいな人が世界中で増えているらしいね。ネットで見た知識に過ぎないけど。
日本では弱者男性、チー牛。中国だと寝そべり族。アメリカでも呼び方忘れたけど全てを諦めた人の呼び方があるらしいな。
これが資本主義の末路なのかね。自由恋愛が主流になって他人に興味ない人や恋愛に不利な人が結婚できなくなって少子高齢化。
そして移民で国民をかさましして国を乗っ取られるんだろうな。もし現代を歴史の教科書で読んだらなんてバカな連中だと笑うようなことをしている。
国が滅ぶなんてのは昔の話で現代で国が滅ぶなんてあり得ない。まして日本がなくなるなんてのは絶対ない。
そう思っていたけど最近は割りとこの国滅ぶんじゃね?なんて思うほど酷い状況になっているな。
とはいえ日本が滅ぶとしてもまだまだ先の話だろうな。少なくとも俺が死ぬまでは余裕で持つだろう。
思ったこと適当に書いていったからいつも以上にあほみたいなこと書いちゃったな。まぁいいか。
君と一緒にどこまでも
四つ足から三本足まで、いつまでも
地に背をつけて、君が背伸びしなくなるまで
骨の欠片になって、ごく小さな君になるまで
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►君と一緒に
影の君について
ありきたりだけど書く
『君と一緒に』
生涯を共にしたいと思っていた相手が香の焚かれた部屋に眠っている。もう目を覚ますことはない。白い祭壇に置かれた可憐な婚約指輪は僕が彼女に贈ったもので、持ち主のことを想ってか寂しげに煌めいている。明日になれば火葬となる夜に彼女の両親は僕に寝ずの番を託してくれた。ふたりきりの長い夜に泣き言や情けないこと、懺悔のようなことが口をついて止まらない。彼女はただ聞くばかり。
「僕もそっちへ行きたいよ」
ぽつりとつぶやいた言葉を彼女はどう思ったのだろう。うつらうつらと眠ってしまった僕の前に彼女が笑顔で現れて、僕の顔を渾身の力を込めた拳でぶん殴った。
「そんなことばっかり言ってるあなたとは一緒にいたくない」
はたと目覚めたときに頬を押さえたが痛みはないし腫れてもいない。けれどもうこれまでのようなことを言おうとは思わなくなっていた。祭壇に置かれた婚約指輪に手を伸ばし、眠る彼女に問いかける。
「僕がまた今日みたいなことを言ったら、また殴ってくれる?」
蝋燭が揺れて、指輪が煌めいたように思えた。
君は手を繋ぐのに
場所を気にするね
いつも一緒がよかったな
君と一緒に
「家においでよ!」そう言って僕に手を
差し伸べてくれた君
檻の中に入れられ オークションで
売られるか それが叶わなかったら
無意味に殺処分されるのが決まっていた僕
奴隷になって生き延びるか
一つの現象として 生を淘汰されるか
それしかなかった。
そう....獣人である僕には、
それしか道が無かった。
君に出会うまでは....
最初は、人間である君の気まぐれで
僕は、生かされているのだと思った。
だけど 違った... 君は僕を檻から
出してくれただけで無く
いろいろな場所に連れて行ってくれた。
僕の手を引いて いろいろな物を
教えてくれた
いろいろな景色を見せてくれた。
春の暖かな日差しの中で咲き誇る
桜の花々 風に舞いひらひらと
舞い落ちる桜の花びらは 儚げで
すぐ地面に落ちて散ってしまう...
まるで 僕みたいだと思った。
地面に落ちて倒れても 誰にも
気に止めて貰えない僕みたいな桜
でも君は、地面に落ちて土に塗れた
桜の花びらを 一つ一つ拾い
「綺麗だね!」と笑った。
僕はその言葉を聞いて目を丸くした。
(綺麗.... 何で...汚く泥に塗れて居るのに)
「散って行くのは 命を終えた訳じゃないって私は思う きっと一生懸命に生きて
来た証なんだと思う だから散って
舞って行く桜の花びらは 私は
綺麗だと思うんだ!」
そう言って笑う君の笑顔が僕には
泣きたくなる程 暖かかった。
他にも君は 夏の青々とした緑の葉の濃さや 秋の色とりどりの葉の色彩や
冬のしんとした空気の中で佇む木々の
厳かさ 堂々とした佇まい
いろいろな季節の変化の風景の美しさを
教えてくれたね
君と一緒に過ごした時間は、
僕の心に色づきを齎してくれた。
君が僕に心をくれた。
ありがとう
誰かに出会えて良かったと思えるのは
初めての感情で....
願えるなら 君と一緒に過ごす時間が
いつまでも続きますように....
「君と一緒に」
ずっと隣りにいてくれた大切な人。
辛いときも、楽しいときも、いつも一緒だった。
もう顔を見れなくなって長い時間が過ぎた。
それでも、一生私の大事な人。
【君と一緒に】
宵の空が赤く燃えている。衛兵たちの怒号、劈くような金属音、けたたましいそれらに背中を押されるように、君の手を引いて王城を飛び出した。
どこに逃げるかなんて何も決めていない。それでも走る足を止めてしまったら、王族の血を引く僕たちは有無を言わさず処断されるだろう。そんなの絶対にお断りだった。
二人分の足音と息遣いだけが小さく響く。会話を交わすなんて余裕なんてなかった。握り合った手だけが、僕たちの生を証明していた。
君と一緒にゆく道ならば、先なんて見えなくたって構わない。ただその想いだけを胸に、僕たちは展望のない無意味な逃避行へと身を委ねた。