誰かと出会ったり笑ったりしたくなるのは、
ニンゲンが社会的な生物である証左だろう。
誰かと居ると、下らない私の癖や信条がために、
そのひとに嫌な思いをさせることがある。
自らをより良くするために、自らを変えるとしよう。
建付けが甘かったらまさしく仮面、
脱げたときに問題になる。
かと言って外せぬ様に固定するのは難儀だし、
それを果たして自分と呼んでいいのか疑問が残る。
従って、私は私を変えることを望まない。
では、ありのままの私を愛してくれるひとりがいれば、
私の胸に空いている穴も満ちるのだろうか。
答えはきっとYesだが、それは絵空事だ。
誰かの身勝手を全て許容するなんて、私はできないから。
従って、私の身勝手を許容する誰かは存在しない。
それでも、存在するはずのない誰かを求めることを、
恋に恋する、とでも言うのだろうか。
この世を笑顔で生きてみたかった、
「君と一緒に」。
1/7/2024, 4:29:19 AM