『同情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『パイナップルサンド』
季節を三つ越えたような 甘っ酸っぱい夢うつつ
いつかのピクニック パイナップルサンド持ってった
バスケットが果汁で濡れた 二人で遠く遠い世界のことを考えてた 曇り空が感傷を誘う 幸せだけどなんか違った 幸せだけどこうじゃないんだ
仮に、私に対するそれが同情から来るものだとして。
きっとそれでも。
あの時声を掛けてくれた貴女は、
消しゴムを貸してくれた貴女は、
移動教室に誘ってくれた貴女は、
いつも笑いかけてくれた貴女は、
私にとって、太陽の様な存在でした。
-同情
一、同情
身の丈に合わない恋であることをもう長いこと自覚している。断捨離するにはまたとない機会であったことは間違いなかったはずだ。彼女にとっての最善を選んだ。そこに自分の存在は不必要だったというだけの話。だから手放した。想いは棄てた。巣立つ雛鳥の門出を祝わずして何になる?後悔先に立たずということわざが世に存在するくらいだ。死してなお僕は僕自身を赦しはしないだろう。明白だった。飛び立つ彼女の後を決して追うことのないように背中に生えた透明な翼を自ら手折る。血は流れなかった。
愛に鳴くはずの籠の中の鳥は、その時たしかに哀に泣いていた。貴方の傍にいたかったとしゃくり上げる彼女の頬を伝う滴を拭ってやることなど出来るはずもなく。彼女のことをまるで分かっていなかった。分かったような気がしていただけだった。己の愚かさと不甲斐なさを心底呪った。僕は彼女を、どう愛せばよかったのだろう。
--手記 xxxx.xx.xx
時折、自分が惨めで残酷な状況にいるような気がしてならない時がある。
そんな時、自分の人生そのものを話すつもりであった心を開いた人間にそんな感情をかけられてしまったら、私はもっと自分が惨めで堪らなくなると思う。
同情することが悪い事だとは決めつける訳では無い。
だが、時に人を惨めにしてしまう程には酷な感情であると私は感じるのだ。
――慰みよりも酷なもの
お題【同情】
「同情も憐れみも結構だ」
「そんなつもりは無いんだけどな」
「気付いてないなら余計にタチが悪い」
「何かで苦しんでいる人がいて、自分がその苦しみを軽くする方法を知っていたら伝えたい、と思うのは傲慢なのかな」
「誰もそんなこと頼んでいない」
「·····君こそ気付いていないなら、余計にタチが悪いな」
「何がだ」
「同情も憐れみもいらない、と言うのなら·····」
冷たい手が頬に触れる。――いや、私の顔が熱くなっているのか。
「どうしてそんな、捨てられた子犬みたいな目をしているんだい?」
その甘ったるくて低い声を聞いた途端、頭の奥に焼けるような熱を感じた。
END
「同情」
同情なんて大嫌いだ。
哀れんだ目。哀れんだ言葉。
可哀想と思われる事がつらい。
慰めなんて要らない。
話を聞いてくれるだけでいいんだ。
いつも周りのばかり気にしてる。
可哀想。そう思われないように。
同情するし冷静に、私みたいな女にイラつき隠せずに私のことが、大キライいい加減で考えがなく生きてる価値なしってそこまで赤の他人言える口そこにあるなって可哀想な哀れなさみしい
お方
47才にもなって痛いた女々しい
全く世界真逆の
鬼の形相
人の顔した頭いかれて心なし、きっと
そこまで言っても謝るわけもなく
ケロッとして笑ってる
悲惨なお方
共感と同情は違うよ。
気持ちを聞いてあげること。
事実を受け止めてあげること。
外野はそこまで。
気持ちを肯定してあげるのはいい。
けれど、可哀想というレッテルを貼ってはいけない。
同事してるあなた。
あなたは無意識に上から見てる。
相手にも伝わってるから改めた方がいい。
自分が可哀想な人になる前に。
『同情というよりも、言葉にしにくい感情/実体験』
「貴女、恋愛ドラマも映画も見ないの!?」
信じられないという顔をして、私の上司が大きな声をあげる。思わずという風を装っているが、この場にいる全員に聞こえるように計算された演技である事は間違いない。
「ああ、だから貴女は人の気持ちがわからないのね。よく優しい優しいとお客さんに言われてるけど、私から見れば偽善でしかないのよね。上っ面だけ。私みたいな百貨店経験者や、丁寧な接客を受け慣れている人だとすぐにわかるわ」
ねえ?と、意地の悪い顔で笑うこの上司なのだが、とにかく仕事は出来すぎるほど優秀で、誰からも好かれていないが誰もが彼女の能力を認めているという厄介な存在である。さらに厄介なことに、仕事の面では皆が認めているのだから、それを誇りに思っていればいいものを、とにかく自分より格下だと認識した者より何か一つでも劣っている事が許せない性質をしていて、格下認識した相手に対しての嫌味が抑えられないのである。
今日のターゲットは私かと、最早こうなると適当に話を合わせて、さすがです、知らなかったです、すごいですね、そうなんですね、勉強になります、やってみますねと、合コンマニュアルに載っていそうな言葉を返して、嵐が過ぎ去るのを待つのみだ。
「ちゃんと恋愛ドラマや映画を見て、相手の気持ちが想像できるようにならないと駄目よ?私のオススメはね──」
「あー、これ懐かしい」
それから数年が経ち、もうすでに退職した身であるにも関わらず、その強烈過ぎる上司は、強烈過ぎた故に、様々な事柄で私の脳内にラ◯ュタのように何度でも蘇ってくる。今回は、上司がオススメだと言っていた恋愛映画が地上波で放送されるというCMが記憶の鍵であった。良い映画ではあると思う。ありきたりの人物背景、ありきたりの内容、話のオチが読める展開、それらが綺麗にまとまっていて「作品」として優れているのは間違いないと思う。しかし、思うにこれは「作品」なのである。この作品を見て恋を学びなさいというのは、小学生が少女漫画を読んで「大きくなったら、こんな素敵な恋愛をするのね」と思う事と大きな違いはないと思う。
幸いにも人の気持ちがわからないと評された私は、良い人と巡り合い、親になる縁を持つ事が出来た。恋愛映画やドラマを好き好んで見る事はついぞ無かったが、それでも手に入れる事が出来たのは運が良かったからか、教本を間違えなかったからなのか。
このご時世、恋愛や結婚をしなくとも楽しく生きていけるが、この中の誰よりも恋愛に詳しい、誰よりも情熱的な恋をしてきたと語っていた上司が、今も出生時の名前で働き続けているのを知っている私は、彼女を思い出すたびに何とも言えない気持ちにさせられるのだ。
了
泣いちゃった。あの人の前で。
別になんでもないのに。なんか泣いちゃった。
困った顔も素敵だな。不器用な所かわいいな。
頭撫でて。その腕で抱いて。
洒落た香水でも大人な煙草でもない
あなたが大好き。
ねえ理由はわからないけど
同情でもなんでもいいから
もう少しそばにいて。
同情
親切な優しさが
時に人を 惨めにも
知らずに してしまう
惨めさは恥さ抱かせて
親切に人相手を内心苦手と
なる または何もわかってないくせに と 憎んでしまうも
だが 私にしたって
知らず 知らずに
傷つけるつもりはない言葉を
他者に 傷つけていたりも
あるのは確かだ
あいつ は 私を哀れむ
なんて と 許せなさは
しんどい
自分と対等といれるは
互いに 全てが
親友だとしても
親友の全て気持ちさえ
完璧完全にわかるはない
互いにそれを思いあってる
だが 親友が私に同情するわ
私も 同情するわ
辛い出来事打ち明け話しなり
思いあうは 惨めとは
違う
人 噂は 勝手なもの
私だって 人噂に
他者を見下すやらだから
あら 勘違い親切さ
参ってしまうな 軽く流し
言われでていいや
なり まっ悪意はないな
なんて 許したいかな
だが時に酷い勘違い
噂 また、酷い私はこうした
人ですとされた 真実でもない
事柄 同情まで
許せる は 難しく
多数が ただ1人の
その人言葉だけで
多数から 噂や 同情は
許すは 難しく
その世界から 離れるが
いいだろう
それさえ 出来ない時がある
同情
(本稿を下書きとして保管)
2024.2.20 藍
同情
共感
感情移入
疑似体験
感動したり
苦しくなったり
「中途半端な同情なんていらない。大きなお世話。」
なんて返せばいいんだろう。黙りこくっている私に貴女は冷たい目線を向けてどこか悲しそうに顔を歪め、その場を去ってしまった。
私と彼女が出会ったのは2学期の途中ごろ。不登校だった彼女がクラスで授業を受けている姿がなんだか新鮮で、心配だった。そう、そんな頃だった。ペアを組んで実技を行う授業があったのだ。ペアがおらず右往左往する彼女の姿がいたたまれず、私は声をかけた。しかし、なんと言っても初対面だ。途端に沈黙が訪れてしまう。なんとか場を繋げようと思いつく限りの話題を振るが当然弾むわけもなく。
今思えば、こういう見え透いた同情が彼女を苦しめていたんだろう。
かわいそう、と無意識に見下していた私に、きっと彼女は気づいていた。今思えば、自分の心より他人の心を理解しようとしていた。自分のことすら理解していないのに、他人の心なんて最初から何もわかっちゃいなかった。
ああ、私は中途半端だったんだ。
劣等感を感じていること、確かにそれは私達の間での繋がりだった。でも、所詮は他人。立場も違えば感じ方も違う。そんな必要な壁を踏みにじって、同情という繋がりを求めてしまって。やっと、やっと自分の愚かさに気づいた。彼女に謝りたい。でも、彼女はもう私に背を向けた。そして、2度と目を合わせてくれることはないだろう。今無理やり振り向かせたって、また彼女を惨めにさせるだけなんだと分かる。こんなの言い訳に過ぎないが、誰も同情しようと思ってする訳じゃない。理解と理想が噛み合わず、中途半端になって同情に行き着く。混ざった色は原色に戻らない。この気持ち悪く濁った色から、目を逸らしたい。でも、きっとあの時の彼女の冷え切った目線が許さないだろう。
同情
何か…ちょっと哀しくて、口惜しい…あなたと、対等だって思っているのに、何時でも、少しだけ先を歩いていて、年上の雰囲気だから…
いつも、優しくて、ちょっとした事にも、気付いてくれて、たまにギュッと抱き締めてくれるのが、たまらなく嬉しい…けど、それが出来ない自分が情けなくて…勿論、あなたが、私を想っていることは判っているし、その気持ちは、心地よくて、もう離れられない…素直に受入れられない自分が、たまらなく嫌で、自己嫌悪になってしまう…
同情…
言葉を聞くと何か弱い人や自分より下に思える人に対して感じる軽蔑を感じるような言葉のイメージがあるかもしれない。けれど、同情することは自分以外の他者の痛みや悲しみに寄り添える素晴らしい特質だと思う。文字通り、言葉の意味はそうらしい。同情=シンパシー。
わたしは誰かが自分の痛みや悲しみに寄り添った同情心を示してくれるなら喜んで受け入れたい。そして、自分もそんな同情を表せる人間になれたらと思う。
誰かにとっては真っ当すぎて綺麗事だと思われるかもしれないが…
同情されるのは嫌いだ。
理解して欲しい気持ちと
理解されたくない気持ちは
いつも混在している。
分かってもらいたいから
分かったふりをしないで欲しいんだと思う。
俺だけは、同情しといてやる。
これが、俺が最後に聞いた言葉だ。
口先だけの言葉は簡単だ。きっとここに来た
全員にそう言って、ここに来た全員の首を刎ね
てるんだろう。恨まれたくないのだろうか。自
分だけでも生きたいのだろうか。そんなこと俺
には関係もないが。
死んだら怨めるものも怨めねーよ。
そう思いながら、俺は闇に葬られた。
あーあ。なにもやってないのにな。
* #同情 No.20
同情 泥くぐらせて 手の上
ヘド 出そうでも 目の前
じっと睨むと かんしゃくが差す
驚いて手から滑らし浅池濁るが
はたして時化ていたのか
耳をすましても 思いのほか
爆弾のように落ち着いているみたいだ
どうせなら花火になればいいものを
僕が忘れるまで ずっと
ぬめっと地を這い 水草ゆらして
あくる日吹きおろす風に気づかず
自らの尻尾を追っかけるのだろう
ああ そして僕もまた
侘しい帰り道の気の間違いで
今日と全く同じことをしてしまうのだ
同族嫌悪 同情は不要 お断りです
孤独主義 救難信号 助けは未だなし
当たり前だろう 自分で断ってんだ
挙げ句 勝手に御陀仏 面倒くさいね
さぁ、責任転嫁
原因は何? 誰が悪い? 一体全体誰のせい?
自分は棚に上げたまま 正義という名の免罪符
参加者多数 犯人探しからの糾弾大会