同情』の作文集

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同情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/20/2023, 10:36:25 PM

「おめぇも、あん頃は可愛がったんけなぁ」
 コタツから弟(兄)を座椅子代わりにして顔だけ
出しながらグミを頬張りテレビを観ている姉が、
赤ちゃんの映像に目を細めて言った。
 昔、兄と姉は山中でハイハイしているオレを
発見した。その時最初に抱き上げたのは、意外にも姉だった、この母性とは果てしなく遠い姉が。
 聞いた話では、姉は大昔、歩けない体で、手の力だけで山の中を何年も彷徨っていたらしい。
 姉さん、自分とオレを重ねたんかな…。
 ふと、テイちゃん(兄)と目が合う、優しく微笑むテイちゃん…嬉しくなっちゃうオレ。その時、
姉さんがコタツの中で足技を掛けてきた!
 コタツに引きずり込まれるオレ…するとすぐに姉さんの足の力が弛んだ。
 テイちゃんが助けてくれました♡

2/20/2023, 10:26:30 PM

私は可哀想な人が大好きだ。

同情しているつもりはないけど、可哀想な人を見ると自分はここまで酷くないから大丈夫だって安心できる。

だから私は私が大好き。

2/20/2023, 10:26:08 PM

お嫌いですか?

 …………ああ、そうですか。

 え? ……私は、別に。
 同情を誘う、とか、言いますしね。
 舞台の演出なんか、良さげでは?
 例えば照明を寒色にしたり、ね。

 まあ、でも、口にするとあざといですねぇ。

 難しい。
 皆普通にやってる事だと思うんですけどね。
 でも、この二文字にするとチープになる。

 ──だから、我々は、直接書かずに表す術を聞かれてるのでは無いですか?

【同情】

2/20/2023, 10:19:30 PM

ようやく仕事を終え、疲れきって家に帰る。
一人暮らしの狭い1K。出迎えてくれる人なんていない、真っ暗な部屋。

食事とか、シャワーとか、しなければいけないことはある。
ただどうにも身体を動かすのが億劫で、ベッドにもたれかかってぼんやりとテレビを眺めていた。

疲れたなあ。

いつの間にか画面には昔話題になったドラマの名場面が流れている。


同情するならカネをくれ

あまりにも有名な言葉だ。

同情なんて何の意味もない。
そんなものより現実的な助けになるお金をくれ、という意味なのだろう。

この言葉が有名なのは、それだけこの言葉に共感した人も多かったからだろうか。

確かに、上辺だけの励ましの言葉じゃ何の助けにもならない。お金は形として生活の足しになるし、何か物に変えることができる。


でも、と疲れ切って動かない頭で思う。
たとえ同情でも、優しい言葉をかけてくれる人が側にいるのは羨ましい。

仕事で言われたトゲのある言葉が頭の中で反駁される。
残業して、他に誰も残っていない真っ暗な職場を思い出す。



同情でもいいから情をください。

だれか私に優しくしてください。

2/20/2023, 9:16:00 PM

同情
君には色んな情をかけて、かけられてきた
悔しいことも苦しいことも嬉しいことも楽しかったことも
ほとんど一緒に味わってきた。
あの人にとって悲しいことがおきた。
何を言ってもそれはきっと意味はない。
中途半端な同情が人を傷付ける事だと、僕たちはよく理解しているから。
だから僕は、伸ばした手を引き、開いた口をぐっと閉じた。

2/20/2023, 8:59:31 PM

同情。
優しい振りをしてみんなから好感を得ている。
可哀想。
そう思う。
楽しそう。

どれも言われて腹が立つ。
優しい振りをし、男子の前では大人しく,
女子の前ではワガママをこねている女子。
お前なんかが優しくなれるわけねえんだよ、
クソ自己中女。

2/20/2023, 8:43:40 PM

『同情』が今日のお題のようだが、
どうにも個人的に好きになれないお題なので、
このお題では書かない事にする。

代わりに近況でも書いておこうと思う。


2/8から書き始めて、手を抜いてしまったかもしれない日もありながらも、どうにか一日一文書くことができていてちょっと誇らしい気持ちを感じている。

ただ、今かなり時間に余裕がある状況だから出来ているだけかもしれない。そろそろ本腰を入れてやらねばならない事も控えていて…。

その上、今とある世界のとある人物のことが好き過ぎて、その人物が出てくる話を書き始めてしまったので、書くならどちらかというとそちらに注力したい気持ちもある。

でも、せっかく良い習慣が出来てきているなぁと思っているので、どうにかできる範囲で一日一文を続けていけたら良いな…


とりあえず、何を置いても、
本当にやらねばいけないことを…
自分自身と、大事な人の未来の為にも、
頑張れる自分になりたいと思う…。

2/20/2023, 8:35:27 PM

あなたから見た私は優しく見えているかもしれないけど

私はただ貴方に同情しただけ

ホントの私はそんなに優しくないから

期待はしないで

優しさを求めるなら他の人にして





─────『同情』

2/20/2023, 7:45:12 PM

「かわいそう」

気を使って声をかけてきて
救えると思ってる?
その言葉がいちばん刺さるんだわ

かわいそう、なんて言わないで
哀れむくらいならどこかへ行って

本当の優しさは
となりで支えてくれるような人だから


__同情

2/20/2023, 7:40:10 PM

「可哀想」
って
言われるのも言うのも
どこか優越的な哀れみを感じて
何だかあまり好きじゃない

でも

「可哀想に」
って
言われると
何だか心がシュンとして
自分がとても小さく感じて
頭をポンポンされた
子供みたいになって
少し甘えたくなる


一つ言葉が
付くか付かないかで
気持ちが全然違う



「お大事に」
言葉としては
間違ってはないのに
とても親しい人に言われると
何だか他人行儀な気がして
少し寂しく感じる

だから
「大事にしてね」
って言うようにしてる




「同情」
同情するなら金をくれ!
なんてドラマの台詞にあるように
解決策を求めたり

分かって欲しいと
どこかでサインを出しつつ
知ったふうに言われると
反発したりして


心を寄り添われて尚
そんな天邪鬼的思考で
必死に弱さを隠す


人って
我儘で

どうしようもなく

可愛いね



「同情」

2/20/2023, 6:49:03 PM

同情

たとえばどうしようもない愚痴や失敗やうらみつらみを友人に語ったとして。
同情されて苛立ちを覚えることはない。自覚している非を改めて指摘されるよりずっとましであり、聞きかじった断片的な事情に基づいて下手なアドバイスをされるよりずっと誠実だ。同情は模範解答であり、かといって最適解を出す責任は相手にない。同情に罪はない。
それでも同情に傷つくのは、己の愚かさに気づくからだ。同情は模範解答だが、同情以外の模範解答がないとも言える。つまり、実質相手に同情を強要していることになる。毒にも薬にもならず、虚しくなるだけの同情の言葉を、他でもない自分が相手に言わせてしまっているのだ。しかも、同情するにもある程度エネルギーが要る。
意味もなく傷を舐める行為に相手を付き合わせて、困らせて、そのくせそこはかとない不満を抱いている自分の不甲斐なさ。相手のどこか気の抜けた共感や励ましの言葉に、そういったものを見出してしまって、己に恥じ入り、絶望するのだ。

2023/02/21

2/20/2023, 6:14:31 PM

お題┊︎同情┊︎18作目

同情
憐れむ
悲しむ
苦しむ
そんな感じかな?
同情されたいこともあるけど
同情されたくないときもある

人間って、難しい

2/20/2023, 6:12:21 PM

同情するなら金をくれ。
小学生のころ、そんな経験をした。

学年は1クラスのみ。
その1クラスでさえ20人にも届かぬ過疎小学校。
くじ引きで引いたのは、最悪の席だった。


「…………」
「……」
「…………」


……3人組。給食の班。流れる沈黙。
喉に給食がつっかえた。

学年有数の問題児二大巨頭と同じ班になったのだ。
うちの小学校はなんせ過疎っていたものだから、まあ、クラス替えすらもなく。親しくする他ないのだが。

のろまな自分が悪いとはいえ…
どちらも他者に攻撃的で、特に私にはあたりが強いものだから関わりたくはなかった。


「うわ、あの班あそこ空気やば……」
「ね……可哀想」


(やっぱそう思うよね!?嫌なの私だけじゃないよね!?
じゃあ代わってくれない!?)


半泣きでほかのクラスメイトに縋るような視線を送る。
しかしながら、まぁ、スルー。この二人に文句をつけるのはこのクラスでは終わりを意味するのだ。
二人の前で「この班、最悪」という一言さえ発しなかったが、生贄に捧げられたような心地だった。


ーー今思うと、素行が悪いとはいえ。
聞こえるところでそんなことを言われていた二人の方がどっちかというと可哀想だったのかもしれない。


テーマ【同情】
(ちなみにこのうちの片方とは、家に遊びに行く程度には仲良くなった)

2/20/2023, 6:06:49 PM

「ねぇ、今あなた、わたしに同情してるでしょ。」
 濡れた目をこちらに向ける彼女は、不快感を表すように眉を寄せていた。
「……どういうこと?」
 内心、いやな汗が滲んでくるようだった。
 彼女を家まで送り届けた私は、目の前で親に心ない言葉をかけられる瞬間に立ち会った。
「自分をかわいそうだと思っていない相手に同情するなんて、傲慢でしょう。」
 そのとおりだと思った。
「……つらくないの?」
「つらくないわけじゃないわ。ただ、かわいそうだなんて思ってないし、思われたくもない。ただ、親とわたしがそういう感じってだけ。諦めてる。」
 そう言い放つ彼女には少しだけ、嘆きの中に憂いがある気がした。
「そっか。」
 同情、は、しないが、少しでも彼女のそのつらさをやわらげられたらと思うことは、許されるだろうか。
「じゃあ、もう少しだけ歩いてから帰ろうか。それからまた、家まで送るよ。」
 どこまでも強くあろうとする彼女を、守るなんて言わない。ただ、必要なときに、すぐ近くで。
「……ありがとう。」
 彼女は自分の指で、目から溢れかけたものを拭った。

2/20/2023, 5:57:23 PM

グラスに入った酒を一気に飲み干す。血液中にアルコールが染み渡ると、穏やかだった脈が次第にテンポを上げた。脈のリズムに沿うように、体温が同時に上がっていく。冷えていた体は末端まで暖かくなり、脳ものぼせ上がっていた。
酒を飲むことをやめられない。日々の悲しさを慰めるために飲む酒には、未来はないと知っているのに。

2/20/2023, 5:09:47 PM

同情されるのって結局
自分が好意ある人からなら嬉しいし
そうではない人からなら虚しくなる

人によって、変わるよね

2/20/2023, 5:09:35 PM

僕の足元には
数々の球が転がっていた
それは思い出したくもない記憶で
視界の端にも入れたくはないのに
少しでも目に入ったならば
たちまち僕を支配して
まるでドミノのように
連鎖的に蘇ってきて
僕は動けなくなる
嗚咽を漏らして蹲り
黒い底へと沈んでいった
誰かこの気持ちを分かってくれと叫んだ
完全な理解など無いと認めることに恐怖した
君でさえ全てを理解する事はないのだと
認めることが酷く虚しかった


君は確かに同情などしなかった
ただ君は僕の足元の球を
不意に拾い上げたと思えば
全力で遠くへ投げてしまったので
僕は呆気に取られた
何をするんだと君に詰め寄ると
「これでもう見なくて済む」と
なんでもない様子で君は言った
僕はそんなものかと脱力した
何故か笑いが込み上げてきた
足元にはもう何も残っていなかった

僕は思う
同情だけが優しさではないのだと

2/20/2023, 4:41:11 PM

不の気持ちに寄り添えるって


とっても大切で重要


だけどね


寄り添ったってなんにもならない


いたわったって解決しない


求めてるものを汲み取って


実行するのみ


それが出来ないなら


同情なんかするもんじゃない





側にいて欲しいだけの人もいれば


アドバイスが欲しい人もいる


一緒に行動して欲しい人もいれば


肯定だけをして欲しい人もいる




甘やかしじゃなくて

また立ち上がって歩くために必要なことなんだ



でも、ちょっとくらい

甘やかしたっていいじゃない

みんな生きるために

一所懸命、一生懸命、頑張ってるんだからさ

2/20/2023, 4:36:27 PM

同情されたって何も嬉しくない
むしろ
虚しくなっていく

2/20/2023, 4:25:19 PM

同情。

同情されることが大嫌いだった。
けど、自分がボロボロの時に同情されると結局いい気持ちになってしまう。
それでも時には馬鹿にされてたり、可哀想って思われてんだろうなって思ってしまう。

同情にはいい意味と悪い意味があるから
どうして好きになれない。

でも、ありがとう。とは伝えたい。

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