『友達』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
友達って
親友とまでは言えない
知り合いよりは近い
友達でも学校のときの
大人になってからの
会社の人は友達とは言わない
そもそも友達は自分のことを友達と思っているのか
親友とは思っていないだろう
知り合いくらいに思っているかも
確かめるのもどうだろう
他の誰かに友達と名乗っていいのだろうか
そう思っているうちに友達という存在は増え、また減っていく
彼等彼女たちもそんなふうに考えたりしているんだろうか
今ペットの猫に話しかけている
君は僕の友達なのかい?
「また、遊ぼうね」
『うん!また明日!』
これが最後の遊びだとは思いもよらなかった。
次の日。私は、いつものように学校に行った。
いつもと変わらない日々なのに、とても幸せ。
給食の時間。屋上で、あの子とお弁当を食べる。
『今日、なんだかいつもより楽しいんだ。』
「そう…なんだ。良かったね…」
『どうしたの?顔色悪いよ?』
「…ううん…心配しないで」
(どうしちゃったのかな…。)
放課後。あの子がいない。下駄箱集合のはずなのに、まだ来ないのかな…。
先生がいる。
『先生、教室にまだ生徒っていますか?』
「もう生徒はいないけど…どうしたの?」
『○○ちゃんを待っていて…。』
「あー。先帰っちゃったんじゃない?」
『えー!下駄箱集合って約束したのにー!』
「先生扉閉めるから、今日は帰りな。」
『はーい…。』
次の日。ムカムカしながら教室に入る。
いつも一番のあの子がいない。
(今日欠席だったら、許さないから。)
チャイムが鳴った。あの子は来なかった。
なんでなの…まさか…
給食の時間。
涙を流しながらご飯を食べる。
まだ絶対ってわけじゃないのに…。
急に具合が悪くなり、保健室に行った。
気づいたらもう下校時間。とぼとぼ歩いて家に帰る。
家に帰ると、お母さんが慌てながら来た。
『お母さん…どうしたの。』
「実は…。あなたの友達が…。
『言われなくても…分かってるよ…』
急いで外に出た。屋上まで走った。
『救急車が止まってる…。あの子はここから…。』
そう考えると、涙が止まらなかった。
どうして…?また一緒に遊ぶって約束したのに…。
いろんな言葉が頭をよぎった。
˹約束破った子は友達?˼
˹守ってあげられなくてごめんね…。˼
˹明日、そっちに行きますよ…。˼
『そうだ。明日、あの子と同じことを…。』
「ごめんね…。ごめんね…」
あの子の声だ。もうついに幻覚が…。
「辛くて耐えられなくて…あなたの事を考えずに…」
「また一緒に遊ぶって、約束したのに…。」
『泣かないで。私も明日そっちに行くから。』
「それはダメだよ…。」
『どうして?明日からまた一緒だよ。』
「私は…私は…!」
「あなたが幸せになるように…ここから…!」
『私が…幸せに?』
「私が死ねば…ここから落ちちゃえば…あなたが楽に、幸せに生きれると勘違いしてたから…!」
『ふざけないでよ。』
『一緒に遊ぶって言う約束、忘れたの?』
「忘れてなんか…。」
『忘れてなかったらそんなことするの?』
「あなたがいなくなっちゃうのが…辛くて…私より先に行っちゃうなんてこと考えたら…」
『何言ってるの。』
「あなた、病気でしょ?そして、余命が短いって…」
『余命なんて関係ないよ。残り少ないこの人生で、○○ちゃんを幸せにするつもりだったんだよ…!』
私は大声で叫んだ。ただの幻覚なのに…
「そんな…じゃあ、私は、大きな勘違いを…!」
『だから…今からそっちに行くんだよ…』
「ダメ…幸せに生きて。」
「残り少ないのだから…。」
「余命が過ぎたら、またここに来て。」
「それまで幸せに…生きてね…。」
『……消えた?』
『…ありがとう。○○ちゃん。』
「友達」
一人でも、楽しむことが出来る大人になりました
案外友達いなくても平気だったわ
友達
友達は人それぞれ
話して遊んだら友達
っていう人もいる
だけど
何回遊んでも友達じゃない
と思う人だっている
何でだろう
あの人が嫌いだから
喋らない?
そんな、
みんなで仲良くすれば
友達だよ、、
『……手、……離、しなよ……』
無言で私の手を掴む相手に、そう語りかけると苦しそうな声が返ってくる。
「離し、た、ら……落ちちゃう、じゃんッ」
声が震えている。きっと普段使わない力を使っているから、辛いだろうに。
私はさっき屋上から飛び降り、体のほとんどが宙に浮いている状態。下に足場はなく、コンクリートが見えるだけ。
飛び降りた瞬間、彼女が急いで私の手を掴んできて今に至る。
『でも、重いでしょ?それに長くもたないんじゃない?』
「だって……そしたら、松原さん、死んじゃう……」
消え入りそうな声で彼女は言う。
でも、彼女からウゥと唸り声が聞こえるし、上の方にあった腕も徐々に下に降りてきている。彼女の腕力も限界に近い。
『もうさ、そういうのいいから。私が消えても、何ともないでしょ?』
「そんな事ないよ……みんな悲しむよ?」
ホロホロと彼女の涙が落ちてくる。
そんな涙の訴えも私の心には、全く響かなかった。
『嘘、だね。みんな私の事嫌いだよ。消えて欲しいって思ってる。』
「思ってな」
『思ってるんだよ!!じゃなきゃこうなってない!!』
私は大声を上げた。
彼女は驚いた顔をして、口をギュッと結んで喋らなくなった。きっと思い当たる節があったのだろう。
それでも彼女は怯むことなく私の手を握る。
『もう、疲れたんだよ……いい加減、楽にさせて……』
自分の頬に涙が伝った。
泣き顔を見られなくて、目をつぶり下を向く。
でもきっと声で泣いたとバレたかもしれない。
これ以上泣かないように、歯を食いしばるが涙がポロポロと出続ける。
その間、彼女は無言だった。
すぐ後に先生が来て、私は救助された。
救助されてお互い緊張の糸が切れたからか、その場で倒れてしまった。
そのまま保健室に連れていかれたが、腕を掴んでいた痣以外特に目立った外傷はなかったらしい。
そして私は眠っている間、夢を見ていた。
放課後。
帰ってる途中に忘れ物に気づき、教室に走って戻った。
すると、教室の中から女子数人の声がする。
最近嫌がらせをされていたので、面倒事になっては嫌だと思い、帰ろうとした時だった。
「松原のやつさ〜、最近反応無くてつまんなくね。」
リーダー格であろう女子の声。
どうやら私の話をしているようだった。
咄嗟に歩き出そうとした足がピタリと止まる。
そして、ドアに聞き耳を立てた。
「わかる〜何しても無反応っていうか〜」
「でも学校は来るんだよね。さっさと不登校になればいいのに。」
ギャハハと笑う声が聞こえる。
そう。
反応したり、嫌になって学校を休んでしまえばあちらの思うツボなのだ。
先生に言っても取り合って貰えず、むしろ悪化する。
だったら、無反応で学校に来続けた方が、相手に効果的だと思っているから、どんな事をされてもスルーを貫き通してきた。
無言で聞き続けていると、リーダー格の女子が口を開いた。
「いっその事階段から突き落とすか。」
その言葉を聞いた瞬間、鳥肌が立った。
「え、怪我はさすがにまずいんじゃ……」
「上手くやれば、あいつが転んだ事にできるでしょ。」
ニタニタと笑う声と、同意するが少し不安そうにしている声が聞こえてくる。
私はその声を聴きながら冷や汗をかいていた。
今まで物を隠されたり陰口程度だったが、さすがに突き飛ばされて怪我まで負えばスルーはできない。
いや、怪我で済めばいいが……
最悪の結果を想像し、顔が青くなっていく。
私は相手に気づかれぬように、その場から離れた。
彼女たちが考えている事に対する恐怖。
何も出来ない自分に対しての悔しさ。
誰にも助けを求められない自分の弱さ。
色々なものを渦巻かせながら、家に帰る。
そこから私は考えた。
なぜ彼女がそこまで私を憎むのか。
考えても考えても分からなかった。
だが、そんな彼女の理不尽に対抗する方法を最悪の形で思いついた。
私が先に命を絶ってしまえば、怯える必要は無いと。
そう思うと気持ちは楽になった。
それが私が飛び降りをした、理由だった。
目が覚めると、白い天井。
オレンジ色の光が窓から差し込んでいる。もう夕方……放課後なのかもしれない。
見渡すとすぐそばに彼女がいた。
『……あんた……なんで。』
「私も保健室にずっと居たから。あの後教室に戻る気になれなくて。」
彼女はそう言いながら苦笑いをした。
まぁ、クラスメイトの飛び降りを食い止めたわけだから、それなりにメンタルにも来ただろう。
何を話したらいいのか分からず、無言でいると彼女が口を開いた。
「楽に……なれないよ。」
ボソリと言われたが、はっきりと聞こえた。
『なにが?』
「飛び降りても、楽にはなれなかったと思う。」
聞き返すと、今度は目を合わせて答えてきた。
そんな彼女の目は何かを宿したかのように綺麗で、まっすぐだった。
その瞳に吸い込まれそうになり、息を飲んだ。
「きっと、苦しんだんじゃないかな……」
彼女に声は切なそうにしぼんでいき、俯いてしまった。
苦しんだ?そんなの……。
「私は松原さんに苦しんでほしくな」
『そんなの!!わかってて行動したに決まってるじゃない!!』
かけている布団をぎゅっと握って声に力が入る。
『苦しいよ!!辛いよ!!でも今の方がよっぽど苦しい!!だったら、ここから居なくなった方が……楽だと思ったから飛び降りたの!!』
先程よりも大きな声を出して荒らげる。
私もそんなつもりないのに止まらなかった。
彼女はそんな私の言葉を静かに聞いていた。
『私なんて誰にも必要とされてないんだから!!居なくなったって誰も悲しまないんだから!!むしろ邪魔なんだもん!!』
彼女がピクリと動いた気がした。
私は構わず続ける。
『どうせ殺されるなら!!自分から!!飛び降りて死んだほうが』
「そんな悲しいこと言わないで……」
『悲しい……?随分と綺麗な言葉だね。そんな言葉で私の決意を踏みにじらないで!!中途半端に助けようとすんなよ!!!!』
ハァハァと、一気に言ったせいか息が上がる。
彼女はそのまま俯いた状態で、無言を貫いている。
沈黙の時間が流れる。
その沈黙を破ったのは彼女だった。
「あの人たちね。多分今、停学処分食らってると思う。」
『え?』
急に言われて素っ頓狂な声で反応してしまう。
あの人たちとはきっと話の流れ的に、私をいじめていたリーダー格の女子とその取り巻きだろう。
「今まで何も出来なくてごめん。でも、もう大丈夫だから。」
彼女が手を握る。
すごく温かくて、気持ちが良かった。
「証拠を集めたり、先生に抗議してたら遅くなっちゃった。決定的なもの出したから、きっと今は職員会議してると思う。担任も立場危ういんじゃないかな。」
『ちょ、ちょっと待って。』
今までと打って変わってスラスラ話す彼女を制する。
『なんで……そこまで……』
ただの一クラスメイト。
彼女は学級委員でもなんでもない。
それなのに、ここまでする理由が分からなかった。
彼女はニコリと答える。
「初めて声掛けてくれたのが、松原さんだったから。ほら、ハンカチ落としたよって。」
『え?』
たったそれだけの事で?
彼女は途切れ途切れに続ける。
「あー……うん、まぁ……松原さんと仲良くしたかったから……かな?」
照れくさそうにはにかんだ彼女はとても可愛らしかった。
今まで張りつめていたものが、一気に無くなったようなそんな感覚だった。
『ふっ、なによそれ。』
彼女の言葉がおかしかったのか、笑みがこぼれた。
でも、悪い気はしなかった。
その様子を見て、彼女も一緒に笑っているように見えた。
『あんた、名前は?』
「あ、私はね、」
ゆっくりと、私の世界が動き出した。
#友達
全くの初対面だった。
たまたま同じ学校に入って、たまたま同じ学年で、たまたま同じクラスで、たまたま隣に並んだだけ。
はじめて交わした挨拶は「あっ、おねがいします…」
話していくうちに趣味が合うことがわかった。
話していくうちにパズルのピースがカチリと嵌るような感覚があった。
「ねぇ、友達になりませんか?」
一言一句違わずに、同時に言った事に、私も相手も驚いて、顔を見合わせてクスクスと声を抑えて笑ったっけ。
「よく覚えてるねぇ、私は忘れちゃったわ」
隣でお酒をあおる親友はニヤニヤしつつこちらを見る。
「でも、あんたは私の一生の友達よ、おばあちゃんになっても遊びましょ」
出会ってから10年以上たっても変わらないこの友情は、きっと墓に入っても、次の人生でも変わらない。
「あたし達の関係ってなんだろう?」
「どうしたの?」
「を、いや、あたしとあんたってお互いに恋人いるじゃん」
「ん、あー、そうだね。あ、ついでに言っておくよ」
「なに?」
「プロポーズした」
「ぶっ!」
「吹く?」
「え、いや、最近、喧嘩中って!?え?」
「ん、ああ。実はさ、僕の方から謝ったんだ。
そしたら、彼女笑ってさ。
君の情けない所とかわかって付き合ってたつもりなのに、受け止められなくてごめんって言って……。」
「言って?」
「その時の笑顔を自分にずっと向けてほしくてプロポーズした」
「……けっこう勢いまかせね」
「うん、我ながらそう思う」
「それで、返事は?」
「お互い忙しいし、落ち着いたり、準備したらその時にもう一回してほしいと」
「ふ〜ん、あんたはそれで良いの?」
「うん、僕もそれで良いかなって」
「じゃなくてさ。多分、あの子は勢いまかせじゃなくて、しっかりと決意をもって言ってほしかったんじゃない?だから、時間を置いて、気持ちを整理してから、もう一回聞きたいってそういう事じゃないの?あの子も不安に感じているんじゃないの?
プロポーズを利用して機嫌とりにしたんじゃないかって」
「……そっか、うん確かにそうだ。もう一回、話してみる。彼女の笑顔をたくさん向けてほしいし、それを守りたいのは嘘じゃないから。
ありがとう。いつもいつも」
「お互いさまよ。あたしだってあの人の事で……。 あ、そっか」
「どうしたの?」
「いや、あんたとあたしの関係って、結局なんだろって思ったんだけどさ。友達なんだなって」
「友達か。なんか男女の友情は成り立たないって聞くけど」
「うーん、友情からって言うより、長い付き合いからそうなったって言うのかしらね?
お互い頼りにしているけど、甘やかさないけど、困ってたら助け合う。なんか、隣に並び立つ関係っていうのかしら?それって、友達っていうんじゃないかなって」
「友達か……。確かにそうだね。うん、納得できる。じゃあさ、僕がもし彼女と結ばれたら祝ってくれる?」
「そっちこそ、あたしがあの人と結婚したらお祝いに豪華なものを期待するわよ。
あと、必ず結ばれなさい。あの子の友達としてあの子には笑ってほしいから」
友達(2023.10.25)
君が道理を違えた時
それを正すのも
それを許容するのも
弱さゆえに止められないのも
止められなかったことを後悔するのも
確かに友人であったからだと、そう、思うのです。
(タップミスで編集途中のまま投稿していました。10/28編集済み)
*友達*
友達っていうと、ネコ型ロボットと眼鏡っ子を思い出す。
駄目な僕をボクが助けてくれる。
「ありがとう。」とか
「なんだよ!」とか
「ごめん…。」
そこにキミの名前がつく。
その度にキミとの絆が深まっていく。
そんな憧れ。
私は名前をすぐ忘れてしまう。
薄情者なのか?頭が興味持ってないのか?
それを薄情というのかもしれない。
…違うのかもしれない。
呼ばないから忘れてしまう。
そう思おう。
…じゃあね!友達さん。また逢いましょう。
友達
って言葉が
ボーダーライン
肩を抱くように
寄りかかりながら
問いにはいつも
うそぶいて
責められない場所で
好き放題な君
私そんな
強くもなくてね
物分りのいい人
でもなくて
流石に少し
疲れたかな
突然立ち上がって
ごめんね
驚いたみたいね
もう
行く
またね
は言わない
分かってるはず
思わせぶりして
いい夢みたいなら
他あたってよ
「友達」
空が高かった。
立入禁止の屋上で、フェンスにもたれかかってぼくはひとりそれを見上げていた。そのままズルズルと座り込み、遂には仰向けで寝っころぶ。
プラネタリウムは総じて夜空だが、こんなに澄んだ空なら別に青空でも悪くないだろうと思った。見えるのは青と白と眩い光だけだが。
「……すぅ、はぁ」
深く呼吸をしてみる。些か緊張していたのだ。緊張と、寂寞とした孤独感。みんなが、人生を全うしているなかで、ひとりでいることがどうしようもなく虚しい。だれも、迎えに来てはくれない。
こうしていると季節の移ろいがよく分かる。地球温暖化だなんだで夏と冬しかないと言う人もいるが、まだまだ秋は存在している。このよく冷えた空気がそれを物語っていた。
ぼくは夏のままの格好ため、ひとりだけ季節に取り残された気分になる。先程からキャアキャアと姦しい笑い声をあげながらグラウンドでテニスをしている女子たちはもう長袖のジャージ姿だ。
こうしてぼんやり物思いに耽るのもたまにはいいなとぼんやり思った。
――さて、前置きはここまでにして、フェンスの向こう側、ほんの数十センチのへりに色の白い、アクリル絵の具の白を塗りたくったような少年が佇んでいた。先程からこちらを一瞥もせずに、ただじっとどこを見るでもなく存在していた。
格好はぼくとは真逆で、学ランの上に白の厚めのコート、白のロングマフラーに顔を半分埋めていた。半袖のシャツに制服のズボンのままのぼくからすればあたたかそうでいいなぁ、と思うが、流石に季節を先取りし過ぎではないか。
「まだはやいんじゃない」
寝転んだまま声をかけた。「こっちきなよ、案外悪くないかもよ」
少年はやはり一瞥もくれずに、「やだよ、あつくなる」と冗談めかしていった。
まぁ、たしかにそこよりかは風の通りは良くないかも知れないが。
ぼくは、もうずっとまえからこのわずかな時期、あつくもさむくもないこの一瞬だけ、彼と会っていた。まぁ、こっちを見てくれたことなどないのだから、「会う」なんて表現は相応しくないのかもしれないけれど。
「さむいなら、無理して居なくてもいいのに」
と彼は冷たく言った。顔をちゃんと見たことはないが、きっと驚くほどの朴念仁なんだろう。
いくらあつくもさむくもない一瞬だからといって、ちょうどいいわけではなかった。僕にとっては、身が凍るような感覚だった。それでもここにいるのは、彼の至る世界を知ってみたかったのだ。水の青ではなく、氷の青。入道雲の白さではなく、雪の白さ。灼くような光ではなく、暖かな光。
これらを知りたいと思いここに居るが、どうやら今年も無理そうだ。
「友達になりたかったな」
ぼくはぼやく。
彼は乾いた声で、「溶かされてしまいそうだから、やめてくれよ」と呟いた。
「また来年」
「……また来年」
そうお互い言い合って、短い逢瀬は終わった。
自分を殺さないで
友達を続けられる人なんていないでしょう?
先生へ 快晴の空です。
私の周りの人は、未来の為にちゃんと頑張ってはります。
私は、何を頑張ればいいのですか‥‥??
こんだけ快晴なのに迷いとか、自身を見失う。
頑張りたいことは、いっぱいあります。
こうやって、言葉を積むいでいます。
でも、頑張っても頑張っても、なんか、アウェイ感が拭えない。
ーー振り向かない方より、推し応援📣していこうと、あるひとに言われた。
それは、自分で、想うことで整理がつくものであり、人から言ってほしくなかった(;_;)
遠回しに、諦めなさい‥‥と、私には聞こえた。
可能性は、ゼロだって理解っています。
天月さんやめいちゃんやgeroさんやあげいんさんを応援していて楽しい♫♫♫
違う、私に会える。
強くもなれるし、概念なんかも砕いてくれるんだ。
陽葵ちゃんや夏音ちゃんに、手伝ってもらいリアルなゾンビメイクもしたんだヨ(#^.^#)♫
そうやって、新しいことや、変化を受け入れていきながら、前へ進まなくちゃいけないんですネ。
先生も、今は、私のりの方のように新しい未来に向けて頑張っているんですネ‥‥。
晴れの日も、曇の日も‥‥先生と会う日は、何時も雨でしたネ(笑)^_^♫☔
私の瞳には、何時も雨が素敵に映りました。
ーーそういえば、一昨日、オリオン座流星群を見ました⭐✨
身体が弱い私は、ネットで、視聴しました(#^.^#)V
となりのトトロのめいちゃんのように、眼なんか凝らしたりしてさ(#^.^#)♫
ーーアッ、とか声なんか出たりしたな〜。ホント、一瞬⭐✨
願い事、なんか言えるひまなんかナシ。只、見つけることに必死でした。うふふふ。
女性のキャスターさんも、予定していた企画を延期して、みんなと一緒に、流れ星🌠を探したり。
専門家の先生が、途中ペルセウス座のことを説明されていましたが、全然、入って来ませんでした、私。🙏
やがて、人生だって終わってしまうぜ、虚しさじゃ足りないだろう‥‥。と、ゾン100の歌詞で、歌だった♫
にわかじゃなくて、ちゃんと新しい私になれますように⭐✨また、先生と会えなくなった今も、強く歩めますように⭐🙏
先生、弱い私で、ごめんなさい。
でも、ちゃんと先生のことや苺さんのことを認められるようになれるからネ^_^
ーーいっぱい、ステキになってネ☆彡
終わり
「友達じゃない。」
「……えっ?」
「最初から、愛美は俺の友達じゃなかった」
❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆❆
私は、男の子と話すことがあまり得意じゃない。そんな中で唯一よくお話するのが、蓮人(れんと)目立つ存在ではないけれど、いつも周りを俯瞰して見られる。そんな彼だ。
そんな私と蓮人は今日も放課後に二人で帰っている。周りからはもしかしたらカップルに見られているかもしれない。
「蓮人ー、今日は半分こしよ?」
私が和菓子屋さんで購入した今川焼きを、蓮人と半分こして食べたいと思った私。
けれど…、
「いいよ。愛美が買ったんだから、愛美が全部食べな」
「もうっ!違う!蓮人と二人で食べたかったら私が買ったの!……もういいっ!」
蓮人は、周りを俯瞰して見られるのに、私のことは全然わかってない。
察してくれないというか、察しすぎてて遠慮されてるのが凄く分かる。
「私達、友達なんだから、遠慮なんていらいよっ!」
そう、私が言うと、蓮人は少し俯いた。
えっ?なんで?
「………蓮人……、どうして俯いてるの?」
私は今川焼きを半分こして蓮人にあげようとした、その時、
「友達じゃない……」
「えっ?…、」
「最初から、愛美は俺の友達じゃない……」
私の中でゴーンと、なにかに打たれたような衝撃がはしった。
私、傷ついた?
「ど、どうして、そんな事、いうの……?」
今川焼きを持っている手が震えてるような気がする。
「俺と愛美は最初から友達じゃない。
俺にとって愛美は、女の子で、可愛くて、友達以上になりたいって思ってる人……。」
「………………え……………?」
蓮人を見ると、俯いていた顔がみるみる赤くなっていく。
蓮人、照れてる…。
「可愛い………」
思わず私は言ってしまった。
「か、可愛いじゃないっ!!告白してんのっ!!!」
「分かってる。ちゃんと………」
「俺………愛美が好きだ……」
私の手には半分個になっている今川焼きがある。熱々の今川焼きは段々と冷めていく。
私達の気持ちとは、正反対に。
友達は全部架空人物 わたしだけのもの
家族や親なんていらないの
自分の思い描く友達で楽しく暮らすのよ
あなたのものになれないなら、せめて相談できるような仲の友達になりたい。
人生において何よりも大切で
全ての分岐に存在があり
どんなことも受け入れ支えられ
互いに、と言いたいが
返せているのだろうか
思ってくれているだけ
応えられているのだろうか
そんなことを伝えても
いてくれるだけでいい
会えることが幸せだと
君たちは真っ直ぐな目で笑う
あぁ、今日もその存在に
私がどれほど救われているのか
生涯をかけてこの絆を守り抜きたい
歳をとっても昔話で笑いたい
覚えていなくても、私が忘れないから
長い人生色んなことがある
私では助けになれないこともあるかもしれない
けれど必ず側にはいるから
根拠のない大丈夫と馬鹿馬鹿しいほどのポジティブで
希望を見せてみせるから
だからどうか、勝手にいなくならないでね。
まあ、許可は出してやんないんだけど
【友達】
【 友達 】
今、隣りにいるのは誰だ?
周囲を心配する人? 保身が大事な人?
そもそも他人に関心を持たない人?
言葉を交わすから、思いは伝わる。
言葉を交わしても、すれ違う。
なら、言葉を交わさなければ…?
静かに心の声を受け止めて、黙って寄り添ってくれる。
そんな君こそが、一番の理解者だと思う。
物言わぬ、ぬいぐるみ。
どんな時も一緒。大好きだよ。
友よ。
しんと静まった寝室で、伏せていた頭を上げる。
重たい脳みそが愚鈍に回り始めて、刻々と、音を鳴らしながら進む時計の秒針の旋律を耳が粟立ちながら拾い上げている。
そろそろ行かねばならない時間だ。分かっている。
私の友は随分と神経質だが、自由で優しい。遅刻したって許してくれるだろう。
まぁ、それ故に損をすることが多い。そんな姿を眺めては、どうして楽な道に進まないのか、と心の中で呟くのだ。
何度それを呟いただろう。何度幸せを願っただろう。けれども人に雑に扱われる彼女を、どうして私は救えない?
友が傷つき、苦しむのは何回目だろうか。友人、恋人、家族、他人までもが彼女に不義理と嘲りを残して去ってゆく。
友よ。それならば、
口にも頭にも心にも出してはならない言葉はどうやって捨てよう。私に預けられた信頼を崩すことなどあってはならないのだから上手に捨てようと、ずっと前から決めていた。
彼女が立つそのグラグラした足場を支えている自負がある。しかし、支えるだけでは宙ぶらりんで苦しいままだ。
私が与えられるのは味方であるという支えのみなのだから、彼女が望む温度感で、距離で、言葉で、傍にいようと。
友よ、友はなぜ私の友達なのでしょう。
私では足りなかったのだ。
暖かな季節、柔らかな淡紅白色に降られている。
友らしい季節のチョイスだ。清々しい気持ちで外に出たくなるような、決して黒一色で出歩くには相応しくない優しい日光が何かを祝福するように降り注いでいる。
彼女が好きだと言った花を手向け、手を合わせる。私がヒールが嫌いだと知っていたはずだけど、いやはや。
こんな機会を頂くとは、目が痛くって仕方がない。
友は私を裏切った。
私の、春と想いを永遠に重くて叶わないものにした。
友達
友達こそ一期一会で、その時の環境だからこそ共感できる思いがあって、同じ環境だから思いが伝わって、一緒に過ごす時間が長くなれば相手の趣味嗜好が把握できて、こちらの趣味嗜好を把握してもらえて、顔を見るだけでもどんな状態なのか察せられる。
聞いて欲しいことを聞いてもらい、相手の話したいことを受け止める。
アドバイスができないにしても、喜びは2倍に、辛いことは半分に。話した分だけ気持ちが楽になる。四六時中一緒にいるから仲が良いということではなく、離れていてもお互いを気遣いあえる関係。どんなに時間を置いても、またいつも通りの空気感があって、何も気を張ることもなく、見栄を張るこもなく、ありのままの自分のままで、ありのままの相手のままで、お互いが気兼ねなく、気負いなく過ごすことができる相手。
それが友達。対等であること、どちらかが一方的に利を求める関係ではなく、心配し合い、感謝を伝えられる。その人の顔を見るとホッとして、くだらない話も楽しくて、楽しいことや面白いことを共有できる。共有したくなる。
・気を遣わない
・会話のペースが合う
・物事に関しての考え方や価値観が近い
・何時間でもおしゃべりがつきない