『友達』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#友達
(1)コミュ障冒険家
また冒険パーティをやめた
最近はどこのパーティでいても浮いてしまう
前衛戦士2 後衛魔術師2人
俺は後衛で魔術師を担当していた
子供の頃から家の中で呪文の研究ばかりしていたから魔術師としては結構な実力を身に着けた。
ただ一人で友達も作らず魔術の研究ばかりしていた俺は
17歳で結構なコミュ障になっていた。
【友達】
子どもの頃から、
大勢で遊ぶことが苦手だった。
勝ち負けのある遊びが嫌いだった。
嫌いだから、そうとは思っていないつもりでも、
いつも負けていた。
好きこそ物の上手なれ、というが、
勝負ごとは本当に下手で、
うまくいった試しがない。
鬼になると、捕まえてられないから、
延々と鬼だった。
仲間はずれにされることも多かった。
友達はいたけれど、
それは心を許せるほどの仲ではなかった。
ずっと一緒に遊んでいた幼馴染であっても、
新しいグループに私を入れることはなかった。
その夜は泣いた。
どうして、あの子は私を仲間に入れないのか、と。
おそらくは、すべて他人任せだから、
何かあれば呼んでくれるだろうから、
という受け身の姿勢が良くなかったのだろう。
積極的、とは言えない性格だった。
今ならそれがわかるけど、
成人するまで、ずっとわからなかった。
みんな、流されてきたから、
自分から流れを作ることを知らなかった。
友達は、対等な存在。
お互いに影響しあって、育つもの。
受けてばかりでは、相手は成長できない。
何もしてくれない相手、であった私は、
友達甲斐のない存在だっただろう。
成人してから、
一度、本当に好きだった相手から、
手酷く交際を切られた。
両思いだった。
でも、いつしか相手は、
私が親友だと思っていた女性と
交際していた。
夢にも思わなかった。
親友が私の相手を奪うなんて。
相手のことは、一気に冷めた。
でも、親友とは仲違いしたくはなかったから、
正直な気持ちを伝えた。
彼女は、今も私の親友でいてくれる。
一緒に遊ぶこともあるし、食事もする。
私が、私の方から行動を起こしたのは、
それが初めてだったかもしれない。
親友、とはいえ、べったりじゃない。
適度な距離感を保って、
お互いが楽な立ち位置にいる。
そう考えれば、
子供の頃の幼馴染が離れて行ったのは、
私が幼馴染に依存していたからなのだろう、
と思う。
ひとりは寂しい。
でも、だからといって、親友にべったりはしない。
10年音信不通でも、
会えば一気に10年は吹き飛ぶ。
そんな存在を自分で行動して、
手に入れた。
友達。
そして、私に関わっているすべての人に。
このご縁に感謝します。
友達 #9
友達だよねって言われると狼狽えます。
えっ?ってなります。
仲間では?
知人では?
同僚では?
上司部下では?
色々な関係性はあるけれど、
友達って難しい。
難しく考えることもないんじゃない?
だって知ってるんだし、、、
って言われたことあります。
私にとっては特別な存在の人が
友達
友達って、難しい。
やっぱり学校の頃の友達が未だに残っているけど、遠方に住んだりライフステージが変わると途端に会わなくなるし、疎遠になっちゃう。
きっとそれを繋ぎ止めるための年賀状とかだったんだろうけど、昨今それも流行らない。
ネットがあれば新しい友達もできるだろうと思ったけど、転勤して10数年まともに友達はできていない。
そう考えると、私はこれからの友達のあり方を疎んでいる。
私には友達といえる友達はそんなに居ない。信用出来る友達と信用出来ない友達がいる
友達
私が友達と思っても、相手は友達とは思ってなくて
一方通行の場合がある。
でも、誘えば会ってくれる。
どいうことなのか。難しいね友達って。
人は誰しも痛みを持っている。
その痛みを視る力の無いうちは、
本当にその者を知ったことにはならない
人の痛みを知ることは、
ただそれだけで
その人を救うことにもなる。
そのような関係性のことを『友達』というのではないだろうか。
コロナ禍以降、もう何年も会っていない
年賀状以外で連絡を取ることもなくなった
それでもたまに夢に出てきて
学生時代に戻って遊んでいたり
修学旅行に行ったりしている
本当は会いたいのかな
友達
友達とは何かと考えみた。友達はいろいろいるけど、心友なのか、知り合い程度なのか、はたまた仕事の仲間なのか、私はどう思ってるのだろう?相手はどう思うのだろうか?その考えが頭を巡る。その考えが頭にあるうちは、本当の友達はいないかも知れない。1人の友人が入れは良い、その繋がりが多くの知り合いを作り、友達になり、心友になる。そして彼女にもなって、奥さんになるに違いない。私はそうなりたい。
私にとって友達とはどんなことでも言い合える関係だと考える。
友達百人できるかな。これってなんだっけかな。歌かキャッチコピーか。まぁどうでもいいか。友達自体がどうでもいい。
友人や恋人は人間強度が下がるから作らない。おたくが好きな言葉だ。作れないのを作らないと言うのは気持ちいいからね。
これ言った物語の主人公は結局普通に結婚したってなにかで見たな。物語シリーズは追いきれなかったから本当か知らんけど。
友達も恋人も最初は作れないから始まるんだけどいない状態に慣れちゃうと本当に作らないになるし欲しくもなくなるのよな。
見栄が本当になったら人間だめだね。少なくともこのケースでは社会不適合者でしかない。友達も恋人もいるほうが普通で健全だよな。
今は多様性だとかでこういった人間も肯定する流れな気がするけど誰もがそれじゃだめだってわかってるしそんな人間を心の中では見下しているだろう。
結局人ってのは一人じゃ生きられないってことだと思う。ちんぷな言葉こそ真理なのかもしれないな。
友達。
友達ゼロ。
恋人イチ。
それで良い。
私の人生は、それで良い。
『友達』
高校時代からの付き合いのある友達もいるし、職場で知り合いビジネスを超えて友達になった人もいる。オンラインゲーム友達もいるし、手紙アプリで知り合った海外在住の友達もいる。
行きつけのバーに行けば、よく見知ったいつもの顔がいつもの席に座っている。身も蓋もない、中身もオチもない他人の話に茶々をいれる関係。それもある種、友人だろう。
全て、本当の〝私〟だ。それは間違いない。
だけど全員に同じ顔をしているわけじゃない。
高校からの友人に仕事やキャリアの相談はできない。いや、しようと思えばできる。……けど、結婚や子育てで大変な中で「転職を考えてるんだけどどう思う?」だなんてあまりにも申し訳ない。相手は困るし、きっと「いいと思う!」「頑張って!」みたいなコメントしかしようがないと思う。だから。夫や子供の話の聞き手に回る。
ビジネスから友人になった人にも同じことが言える。仕事の愚痴やキャリアについて相談はしやすい。けど、家での困りごとは相談しにくい。仕事に係る以上、切っても切り捨てられない部分なのだが……。「家族に指定難病の人がいて生活大変で、どうにか楽になれる方法ないですかね」なんて言ったところで困惑するに決まっている。だから会社の悪口と希望を語る。
オンラインゲーム友達や海外の友達に関しては住んでいる地域が違うからそもそもリアルで会うことがない。だから、私がどんな容姿をしているか分からないし、都会と田舎じゃ生活水準が大きく違うから話がかみ合わないこともある。相談の種類は多いが、どれもこれも親身になってはもらえない。「手取り14万なんてありえない!!」なんて言われた日は何も言い返せなかった。
唯一、相談のジャンルを一切気にせず話せるのはバーだ。私が間違っていたら、それはおかしいと意見してくれる人がいる。逆にすごく応援してくれることもある。だけど誰一人として連絡先を知らない。きっとこの先も連絡先を知ることはないだろう。
「あー暇だなぁ」って独り言LINEを送っても大丈夫な友達が欲しかった。
「あー眠たい」っていう他愛ない言葉に返してくれる人が親以外に欲しかった。
2023/10/25――日記
お題 友達
俺はあいつにとって、大切な友達と思ってくれているのだろうか?自分に聞いてみても分かるはずなどない。
友達とはいったい何なんだろう。
もやもやしたままあいつと一緒にいるのはキツイから、思い切って聞いてみた。
「なあ、俺のこと友達だと思っているか?」
あいつはこう答えた。
「友達に決まってるじゃん。当たり前だろ?そうじゃなかったら一緒にいないよ」
そうだよな。一緒にいるのが当たり前だから分からなくなってたんだ。あいつはごく自然と友達だと思ってくれていたんだ。
「ごめん、変なこと聞いたな」
あいつはにこっと笑いかけてくれた。
それでいいんだったな。友達なんてのはそんな感じなんだな。そっと心の中であいつに感謝した。
ありがとう。
友達は多い方だったと思う。
けどその友達が本当に信用できるものかと問われるとわからない。きっとこの先もわからないまま生きていくのだろう。
そう思いながら今日も笑った。
【友達】✒️
友達
僕には大人になっても連絡がまめにくる友達がいる。その子は高校生の時の友達で最初に出来た子だ。
その子から遊びの連絡が来ると嬉しいし、お互いまだ彼氏もいないので早く彼氏欲しいねとかいろいろお話するくらいだ。
その子と友達になったきっかけはマンガやディズニーが好きだったことがきっかけで仲良くなったんだ。
他にも友達がいるけど…、ここ最近は連絡がない。みんなお仕事や結婚している友達もいるのでなかなか…💦
またみんなと集まってディズニーとか行きたいな!とは思ってるんだけどねぇ。
難しいよね。
僕の友達はみんなディズニー好きが多いんだ。僕だってディズニー大好きなくらいだもの。
友達がいるってなんだかいいよね。
終わり
クレアの視線に気がついて、ペロスペローは彼を見やった。何か気になるものでもあったろうか。ずっと陸で暮らして来たらしい彼は、船にはあまり馴染みが無いようだから。ペロスペローがすぐに通り過ぎてしまったところも、彼には気になるのかもしれない。何か言いたげにしているのを、「どうしたんだ?」と尋ねてやると、しばらくもじもじした後に口を開いた。
「ねぇ、ペロスペロー。僕ら、友達?」
ぱちりとひとつ瞬く。
「そうだろ?」
急な問い掛けに驚きつつも肯定してやれば、クレアは「そっか」と呟いてふわ、と笑った。そういえば、弟達に友達の話はしても、直接彼にそう言ったことは無かったように思う。これまで友達なんて作らなかったからうっかりしていた。
友達っていうのは少ない人なので
今も年に数回遊んでくれる友達を大切にしたい
「おはよう」
学校に着くと、その子はいつも私にそう声をかける。私もそれにおはようと返す。同じマンションに住む人とすれ違った人に言うくらい、作業的なおはようが私の朝を告げる。
ベルトコンベアに乗せられた部品みたいにいつもと同じ道を通って席に座る。鞄を置いて、あとはチャイムが鳴るまで本を読む。それが、学校という工場で生産される私のいつもの作業。
学校は工場で、私はそこで作られている部品。卒業したらまた別の工場に行き、大人という完成品になったら、会社という機械の中に嵌め込まれる。
流れ作業のような人生。
取り柄もなく、目立つこともない私にはお似合いの味気なさだった。
それなのに、甘んじてベルトコンベアに流されようとする私をその子は見つけて取り上げる。
「ねぇ、今日はなに読んでんの」
「毎日聞いてて飽きないの、それ」
「だって毎日違うの読んでんじゃん」
「一冊も知ってたことないし、聞いても一冊も読んでないよね?」
「そうだね」
悪びれもなく笑って、それでも今日はなに、と表紙を覗き込む。今はどのへん、どんな話なの、そう聞くその子は聞くだけ聞いて読もうとはしない。私をあらすじ製造機にしないでほしいと思うのに、その子は毎日飽きもせず本の話を聞きに来た。
私は機械。学校に人間らしい会話なんて求めてない。
ずっと適当にあしらっていることは伝わっているはずなのに、どうして彼女は私に構うのか。
うんざりしながら顔を上げる。目が合って嬉しそうに笑うのが不気味だった。
「なんでそんなに無理して私に構うわけ」
「友達と世間話、したいじゃん?」
友達。世間話。
だっていつも本しか目の前にないんだもん、聞くでしょ。とその子はけろりと指を指す。
私はいくつか瞬きをして、喉から出したこともない声を出した。
「はぁ!? 友達!?」
「え、傷つくわぁその反応……あたしのことなんだと思ってたの」
「変な人……」
「傷つくなぁ!」
あはははは、と失礼な私の言葉を大笑いする。机を叩いて、ひぃひぃと深呼吸を繰り返した。
すごい、だからすき。とどう言う意図なのかわからない独り言を零しながら一通り笑うと、彼女は腹を抱えていた手を解いて私の手を取った。
「そういうことだからさ、本が駄目なら他に好きなもの教えてくんない?」
友達という言葉は浮遊するシニフィアンに近い
その曖昧さ故にあらゆるその他の関係性に紐づく
血縁関係や社会の組織内での関係など社会構造的にありありとわかる関係性ではないその他諸々の関係性を説明する
それはただの社会的なポジションとは関係ない人間同士のある種の近さを説明するものだと言える
そして近さの関係を作り出すのは共通体験つまり行為によって成立する 一緒に何かをした この体験が儀礼となる
儀礼によって点と点の近さを感じたとき
人は間に線を引く
言葉では表し難い近さ
友達と言われる関係の根本にはそれがあると思える