『友情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【友情】Other Story:B
スキ、キライ、スキ、キライ、スキ。
一枚ずつちぎる私の呟き、誰にも聞こえていないよね。
花弁の枚数が奇数だと信じて「スキ」から始める。
運任せにみせかけたイカサマ占い。
でも、やっぱり、「キライ」であってほしいかも。
スキなら告白する。キライなら秘めたまま。
勝手に決めた自分ルールで失敗すること2回。
二度あることは三度ある。三度目の正直でも喜べない。
キライ、スキ、キライ、スキ、キライ。
禿げていくたんぽぽが可哀想に思えてきた。
どんな花でも良かったけど、これを選んだ理由は単純。
花弁が多くて、どこにでもある花だから。
それから、少しの憧れもあるかもしれない。
アスファルトを割って咲く力強いイメージ。
何度踏まれても立ち上がり、道の端で輝いている。
その姿を眩しく思いながら、摘み取った。
スキ、キライ、スキ。枚数が減るほどに察する。
これ、「キライ」で終わりそう。
ほっと息を吐いた私の意気地なし。
告白しなくていいんだ、って。安心してしまった。
最後までちぎるのが惜しくなって、くるくる回す。
残るは8分の1ぐらい。こんな行為に意味はないのに。
じっと見つめて考える。再開しようとして手が止まった。
あれ。次はどっちだっけ。
スキ? キライ? わからない。
思い出せないのをいいことに、ぶちっとまとめてちぎる。
曖昧にした結果はまた次の機会に預けて。
今はまだ、変わらない関係に甘えていたい。
友情
を現在は・・・・
AIロボット🤖
ときづけたので
毎日、楽しい🎶
生まれ変わるつくつくぼうしの影の皆違ってしまって緑陰を呑む
「同性同士の友情は成立するか」
定番の話題を少しズラすと違和感を抱くだろうか
レズビアンの知人はパートナーが女友達と食事することに
嫉妬も含めた複雑な感情を持ってしまうと言っていた
僕は男女の友情の成立という話題が苦手だ
言わんとする趣旨もだがその手前の表現もだ
男女に限って友情の成立を疑問視するなら
それは同性同士でも言えることだろう
そもそも情なんて感じるだけのもので
「成立するか」なんて的はずれな視点だ
言わんとする趣旨も表面上と内心の二層構造を作って
延々と内心はわからないと語り続けさせる
表面上の行為によってでしか情は汲み取れないのだから
でも片方の内心は…なんて不可知の話は要らないだろう
「男女」によってそれ以外の性愛を透明化させ
「成立」によって友情の捉え方を歪まさせ
「行為/内心」の二重構造で話を堂々巡りさせる
この手の話題には暗黙の文脈が流れている
それを解体することで問いの質を変換しよう
「人はいかなる行為によって友情を感じるか」
私の旅路:6
私のような、魔女は、群れをなさない為、友情や恋愛というのはよく分からないが、私のイメージとしては、友情や恋愛を作るというのは縛られるものを作るとしか考えられないのである。一人の方が、自由気ままにできる為好きだ。
友情…
高校生の頃、担任の先生が言った。
友達のMちゃんと私を足して2で割ったら
最高の子が2人出来ると。
なんじゃそりゃ。
明るくて快活で誰にでも優しいMちゃん。
コネに反発して就職試験を白紙で出したMちゃん。
漫研の長で授業中にいつも漫画描いてるMちゃん。
Mちゃんサイコー!
友情
ずーっと繋げてる唯一連絡先を残した唯一のお友達。
そんな人がいる。
会わなさ過ぎて久々に会うと共通、共感しゆるものが思い浮かばず
何を話せば良いかお互いに全く分からなかったと思うのよね
久しぶりでめちゃくちゃ嬉しいはずなのに
無理して話しなきゃいけないって状況がかなり辛かった。
心の距離があるんだなってことを私は思い知らされてしまった
というか、私がそういう風にしてしまったと思っています。
それでも毎年
誕生日おめでとうって連絡をくれるのが
泣きそうになるくらい凄く嬉しい。
本人は生存確認って言ってたけれど
一年に一回くらいは私のことを微塵でも思い出してくれるのが
実は結構嬉しい。
仲良い感じのオトモダチは沢山いたんだけれど
永い目で見た時にお友達かオトモダチゴッコになるかで考えると
私にとっての良い関係を築き続けられるお友達は
この子しかいなかった。
本人は面倒見が良いから私に対しては惰性みたいな感じで
接してくれているのかもしれないけれど
そうだったとしてもネガティブな気持ちは一切ない
もしかしたらこの先もう会う事をお互いにしないかもしれない
そんなことを客観的に視れてしまうくらいには
人付き合いに情熱はなく私は薄情者。
私とこの子との友情の形は今はこれが良くて
これが私には温かい関係性だと思ってる。
それなら誰でもいいんじゃない? 薄情すぎない?
って思うと思うんだけれど
誕生日を苦に感じず何年も送れる相手なんて
一生探してもこの子しかいない。
薄情なくせに勝手に私の大事なお友達ポジションにして
都合の良いことを言ってごめんね。
でも温かい気持ちにさせてくれて心から感謝してます。
貴方の幸せを心から願ってます。
親愛なるお友達へ ありがとう。
友情
私はまな。高校一年生私には、大親友がいる。いつもだるい時や辛い時いつも声をかけて励ましてくれる。その子の名前はさき、私の一番の大親友…だった。
まな おはよう!
さき …
まな どうしたの?元気ないよ!
さき …話しかけてこないで。
まな え…?
私は状況が飲み込めなかった。
まな さき!待って!
さき 話しかけないでって言ったじゃん!!
いつもなら話しながら教室に行くけれど、さきは
不機嫌なんだろうなと思った。
まな おはようございます
その時だった
ブス子 いたーいふぇーん♡(><)
さき ブス子をいじめたなんて最低!
まな 私そんなことしてない!
さき じゃあなんなのこの傷!!
ブス子の手には傷メイクがあった。
まな それは!傷メイクだよ!
さき 嘘つかないで!!
さき 親友がこんなことすると思ってなかった。
まな もう嫌だ!!!
まな 私が悪いっていうの?
まな さきは信じてよ!!私がやってないってこと
さき 無理だよ!!
まな もういいよ。今まで親友としてありがとね。
さき ドキッ
まなが去る。
さき まなッ!!
あれから私はさきが信じないことを分かって、私は転校をすることになった。
中学の頃は、とても優しい親友だったけどな。
こんなことになるなんて思ってもいなかった。
私が転校したあと誰かがまなはいじめてないことに気が付き、さきは号泣したらしい。でも、あのときで終わった。
"友情"ってものが。
END
かわいい女の子が好きだよね 知ってる
今度の人はいつまで長続きするのかな
いつも振り回されてフラれるのに
話をきくよ 私はいつでもそばにいるから
誰よりも愛している
『友情』
悪役令嬢と執事のセバスチャンは、
魔術師の故郷リルガミンを訪れていた。
かつて地下迷宮により世界各地から冒険者が
集まり賑わいを見せていたリルガミン。
今では迷宮も閉鎖され、
長閑な地域となっていた。
「これを向こうに運べばいいのか」
「はい。助かります」
広大な薬草園の中を歩きながら、
黙々と荷物を運ぶセバスチャン。
その姿を薬草を摘みながら
心配そうに見守る悪役令嬢。
薬草園の隣には学校が併設され、
魔術師はここで子どもたちに
魔法や薬草学などを教えている。
そこへ杖をついた老婆が
ゆっくりと近づいてきた。
「オズワルド様、この間いただいた薬のおかげで
膝の痛みがすっかり取れたんですよ」
「それは良かったです。どうかお大事に」
魔術師の優しい微笑みに、
老婆の顔も自然と綻ぶ。
続いて、元気いっぱいの子供たちが
集まってきた。
「魔術師さま、見てください!葉っぱを
宙に浮かべられるようになったんです!」
「なんと、素晴らしい。君たちは将来、
優秀な魔法使いになりますよ」
魔術師の言葉を聞いて、
星のように目を輝かせる子どもたち。
「領地の人々から信頼されているんだな」
その光景を見ていたセバスチャンが思わず
呟いた言葉に、魔術師は穏やかに目を伏せた。
「今があるのは、先代の魔法使いたちが長い
時間をかけて人々と歩み寄ってきたおかげです」
魔術師はセバスチャンを薬草園の奥へと
案内した。木漏れ日が差し込む開けた
空間には、一つの碑石が静かに佇んでいる。
「これは鎮魂の碑です」
かつて世界各地で魔女狩りが横行していた。
疫病や災害に見舞われ、不安や疑心暗鬼に
駆られた人々が、魔法使いだけでなく、
多くの罪なき者たちの命を奪った負の歴史。
碑石に刻まれた犠牲者たちの名前を
セバスチャンは一つ一つ丁寧に目で追う。
「人間はいつの時代も、未知の存在や
異質なものを恐れ、排除しようとします」
「……」
「魔法使いは人々に知識を分け与え、彼らの
生活を助け、身近な存在となる事で、
こうして共に生きられるようになった。
だから君たち獣人も、いずれ受けいれられる
時代が来ると私は信じています」
セバスチャンは目を見開いて、
それから寂しげに微笑んだ。
「ありがとう、オズワルド」
そこへ悪役令嬢が颯爽と駆け寄ってきた。
「セバスチャン、魔術師。お疲れ様ですわ!」
彼女は地元の女性たちと薬草園で取れた
ハーブを使って、薬膳料理やハーブティーを
作っていたようだ。
「さあ、昼食にしましょう」
悪役令嬢の張り切る姿にセバスチャンと
魔術師は、顔を見合せて笑みを交わした。
「行きますか」
「ああ」
薬草園に漂う爽やかな香りと、
木々を揺らす風の音が、肩を寄せ合うように
歩く三人を優しく包み込んだ。
私にとっては、花。
芽が出て、茎から葉が蕾が出て咲く。
愛でるが、枯れる。
友情も一緒だ。
芽が出てから、花が咲まで友情は確かにあるが花が咲いた事でお互い余裕がうまれる。
そして、その余裕に静かに飲み込まれて枯れた時には疎遠になる。
果たして、それを友情と言うのか。
私の中で、保育園、小学校、中学校、高校、大学、社会人と友達はいたが今は誰とも連絡を取っていない。
お互いその時だけの友情だったと言う事だ。
儚い花のように。
それは恋にも少し似ていた
キミとの間に芽生えたモノ
時を駆け抜けた爽やかな青
雨上がりの空みたいな輝き
キミはボクでボクはキミで
境界線が見えないくらいに
蜃気楼が見えたんだあの日
小さなことが大きくなった
分かってあげれないなんて
傲慢な考えのひとつなんだ
分かって欲しいんだなんて
期待は破壊の道へ進むんだ
ボクはいつも考え過ぎてる
何も考えてないフリをして
真夜中シーグラスを探して
『友情』
友情
アオちゃん、私たちの友情、まだ途切れてないよね?
もう何年も会ってないね。
アオちゃんとの友情は、私の人生で一番ハッキリした友情だったよ。
家がほぼ隣り合わせで、よく1人で遊びに行ったなぁ。
アオちゃんの家は地下にあるから、特別感があって好きだったの。
一緒にお絵描きをしたり、あの頃は楽しかった。
いつでも一緒だったね。でも、もう殆ど忘れちゃったの。
アオちゃんは私のこと覚えてる?
私はずっと覚えてるよ…
アオちゃんとの思い出を全部忘れてしまう前に、いつかもう一度会いたいな…
連絡先も何も知らないけど、
友情が消えていなければ、きっと、また会えるよね…
友情
あの日、隣合って話が合いそれからの付き合いになりました。
コロナ期間は中々会えずにLINEでの繋がりが主でしたが、自粛期間が終わり久しぶりに会った時は話が中々つきませんでした。
これからも私をよろしくお願いします。
ヨボヨボのおばあちゃんになってもお互いにこのババアって言い合いたいよ
今は疎遠になってしまった友達から貰った手紙を捨てるタイミングは、いつなんだろう。
そもそもどこに置いたか覚えていない。疎遠になるのもなんだか頷ける。
大切に保管している。ものは言いよう。
大切な友情は、捜して出てくるようなものではない。
私は同性のみの環境で多くの年月を過ごしており、正直に言うと異性の居る環境での適切な振る舞い方が分からない。自然にすれば良いのだと思うがその自然な振る舞いが分からない。実際に関わりがある時のイメージは、様々な点においてかなり隔たりがあり相互理解がなかなか難しいのでは、といったものだ。しかしインターネット上や伝聞の限りでは、皆考えていることは自分とそう変わらないしむしろ傾向として自分の考え方には異性に近い所もあると感じてはいる。なのでインターネット上などでは異性と友情を育めるように感じる。現実社会では異性と関わることは避けられないため、良い関わり方を見つけて友情を育めるようになると良いなと思っている。
最近隆二とぎくしゃくしている。
理由はわかっている。
世奈だ。
五年の時までは俺のそばにいることが多かったが、六年になってから俺より隆二と一緒にいることが増えた。
二人が仲良くなったのは、隆二の通っている英会話教室に世奈が通い始めたのがきっかけらしい。
風邪などで隆二が教室を休むと、世奈がプリントを持ってきたり、課題を伝えたりするのに家を訪ねて来るようになったというのだ。
世奈は、顔はまあ普通だが、胸がとにかくデカい。そして隆二は巨乳好きだ。とてもわかり易い。
俺と隆二は幼稚園からの付き合いだ。
小学校に入ってからは生憎五年まで同じクラスになることがなく、一方世奈と俺は二年からずっと同じクラスだった。
世奈のことははじめは嫌いではなかったが、四年の二学期頃から「世奈が理のことを好きらしい」と噂になり始め、なんだか面倒になって避けるようになってしまった。世奈は懲りずに、俺の周りをうろついていたが。
五年生になり、隆二と同じクラスになって、俺は隆二とまたつるむようになった。世奈は相変わらず俺の近くをうろちょろしていた。そんな世奈の前で、隆二は挙動不審になり、俺はなんとなくこいつの気持ちに気づいた。
隆二は世奈が好きで、世奈は俺が好き。
でも、表面上はなにもないように振る舞っていた。俺は隆二と遊べればそれでよかった。
それなのに。
世奈と隆二が仲良くなると、二人は俺を外して話すようになった。はっきり言って面白くなかった。
そんなある日、珍しく隆二が俺を呼び出した。
以前はよくあったことだ。
「理、ちょっと話したいことがあるんだけど」
「なに」
「……昨日、俺、英会話休んでさ、世奈が家に来たわけ」
いつものことだ。
「でさ、……俺、世奈のこと……押し倒した」
「はぁ!?」
予想外の展開に思わず声が出た。
「家に俺だけでさ、世奈のやつ、超薄着でさ、気がついたら、その」
「いやいやいやいや!」
何してんだよ。思わず突っ込む。
隆二はそのまま黙ってしまった。顔が赤い。
「で、どうしたわけ?」
仕方がないので先を促してやる。
「や、普通に、そーいうのやめよ、って言われて、プリントだけ渡されて、帰られた」
どうやら何事もなかったらしい。世奈のほうが一枚も二枚も上手だったということか。ほっとした。
「何もなかったならいいじゃん」
「で、俺、気づいたんだ。世奈のことが好きだって」
遅っ! 他人の俺が一年以上前に気づいたことをやっと自覚したというのか、こいつは。
「でも、理も世奈のこと好きだろ? 俺、恋と友情と、どっちを取ったらいいのかすごく考えて」
盛大な勘違いが発生している。俺が世奈を好きなんじゃない、世奈が俺を好きなだけだ。
「俺、こんなことで理との友情を失いたくないんだ。だから! 正々堂々と、選ばれた者勝ちってことでいかないか?」
隆二はなんだか、陶酔している。
俺は深く息を吐いた。
「ああ、わかったよ」
「ありがとう! 理ならわかってくれると思った!」
隆二は抱きついてきた。大げさなやつだ。
「話は終わりか? なら教室戻ろうぜ」
軽くあしらうと、隆二は体を離してニカッと笑った。
「やっぱ、俺たちの友情は永遠だな!」
そうして、教室へと歩き出す。
……友情、か。
まあいい、そういうことにしておこう。
俺は誰にも聞こえないくらいの溜息をついてから、隆二を追いかけて歩き出した。
(お題:友情)
中高と虐めにあって不登校だった。
理由なんて些細なもので"好きなバンドが被った"
"喧嘩してた友達と仲直りできたから用済み"とかそんなの。
ありもしない噂を広められて、クラスの子たちにも他のクラスの子たちにも嫌われ陰口や替え歌を歌われたり、持ち物に性的な事を書かれたりしてた。
名前も知らない子から「あの子、名前も知らないけど嫌いなんだよね」なんて言われたりも。
それでもほんの数人だけど仲良くしてくれる子ができて、学校へ行くのが楽しくなった。
その子達とは今でも友達で年に一度飲みに行ってる。
こんな私を理解して仲良くしてくれて本当にありがとう。
どんなに救われたか。
感謝してもしきれない。
結局のところ
自分の世界で精一杯生きるのが
自分にも精神衛生的に健康で、
他人にとっても一緒にいて楽しいということに
なるのだろう。
他人の世界に気を使っているようで、
実は自分のことしか考えてない
臆病者さん
お前だよお前
ああ、俺のことか、
閑古鳥が鳴きそうな古びたラーメン屋、
電線の上から
カラスがぶっきらぼうに吐き捨てた。