「同性同士の友情は成立するか」
定番の話題を少しズラすと違和感を抱くだろうか
レズビアンの知人はパートナーが女友達と食事することに
嫉妬も含めた複雑な感情を持ってしまうと言っていた
僕は男女の友情の成立という話題が苦手だ
言わんとする趣旨もだがその手前の表現もだ
男女に限って友情の成立を疑問視するなら
それは同性同士でも言えることだろう
そもそも情なんて感じるだけのもので
「成立するか」なんて的はずれな視点だ
言わんとする趣旨も表面上と内心の二層構造を作って
延々と内心はわからないと語り続けさせる
表面上の行為によってでしか情は汲み取れないのだから
でも片方の内心は…なんて不可知の話は要らないだろう
「男女」によってそれ以外の性愛を透明化させ
「成立」によって友情の捉え方を歪まさせ
「行為/内心」の二重構造で話を堂々巡りさせる
この手の話題には暗黙の文脈が流れている
それを解体することで問いの質を変換しよう
「人はいかなる行為によって友情を感じるか」
7/24/2024, 8:04:32 PM