『友情』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
男友達と帰る、夏休み前。
君は自転車を引いて、僕は歩いて。
「あっつ」
短縮授業で照り返す太陽が強くなった正午過ぎ。
「こんなんだと八月どうにかなるだろ」
「だよな」
最近ずっと暑くないか?
そんな他愛のない話。
後ろから僕ら二人を呼ぶ女友達の声がした。
「うぇーい」
自転車に乗ったまま彼にちょっかいをかける。
「なんだよ」
「なんとなく」
適当にあしらう彼と頬を膨らませる彼女。
彼女が僕の名前を呼んだ。自転車から降りる。
「うぇーい」
彼と同じように、いや僕には少し強く抱きついた気がした。
「離れて、あっつい」
「えー」
さっきと同じようなやり取り。
思わず笑みが溢れた。
「あ、笑ってる」
僕だって笑うから。
ふと気になったことを二人に尋ねた。
「男女の友情って成立すると思う?」
「急に何?」
「彼女が聞いてきたから」
蝉時雨の中、二人が答える。
「しないだろ」
「するでしょ」
何で?とそれぞれに聞いた。彼が答える。
「だってずっと一緒にいたら好きにならねぇ?」
「ならない」
はっきり言ったな。
「私、二人に好きとかないから」
君はほんとにはっきり言うな。
「でもよく絡んでくるじゃん」
「あれは仲良いし、信頼してるから」
「好きじゃなくて?」
「違う」
きっぱりと断る。
「あっそ」
よくわかんねぇ。
とりあえずコンビニで涼むか。
「アイスでも買ってこ」
僕が友達だと思っていても
他の人は煙たがってるかも知れない
今回はそんな人間不信な少女の物語…
7月31日
夏休み真っ盛り私は今日も大きな大きな
ため息をつく「ハァァァ」音にならない息
それは朝日と共に私に照りつけてくる…
今日は友達と…いや同級生と海に行く予定がある楽しみにはしているが嫌がられないか
心配だ朝御飯を食べて水着を持ち
母親に現地まで送ってもらう
「A娘ちゃん!!!!久し振り〜元気にしてた?」
甲高い美声とスタイルの良い女性が
近づいて来るきっと清ちゃんだろう
「清!!!!久し振り~どう?課題の調子は!!」
生々しい汚声が響く…私は胸も無いし
顔は大きい…嫌な人生だホントにホントに…
不愉快だ
清ちゃんと泳いでいるとお肉の匂いがする
良い匂い清ちゃんのお父さんがお肉を焼いてくれていたようで少々小腹が空いていたからら丁度良い2~3枚食べて清ちゃんと海に戻ったその時は何も知らなかった
私は前を泳いでいて後ろでバシャバシャ聞こえる清ちゃんの笑い声も…
ふと後ろを振り返ると清ちゃんの姿はなかった それ以外の人達の姿も
あるのは怒り果てたライフセーバーさんと
遊泳禁止の看板だった私は何をしていたのだろう…さっきまで楽しく泳いでいた筈なのに
今は絶望と恐怖が押し寄せてくる
足を引っ張られる感覚…嫌な感じがした
「ハハッ…アハハハハAコチャン♡アソボアソボウヨ♪」
そこには変わり果てた清ちゃんの姿…
目玉はくり抜かれ真っ青な肌シワシワの顔
それはまるで友情に取り憑かれた化け物だった… その時ライフセーバーさんが救けてくれた「そこの女の子大丈夫かい!!?」
清ちゃんは奇声をあげている
「ねぇなんで!!?なんでそっちに行くの!!!!?私が嫌い?私はこんなにもあなたが大好きなのに…」それは先程の遊びに誘う片言な言葉ではなく流暢な日本語だった
8月1日
学校に行くと皆が心配してくれた
でもそこには清ちゃんの名簿も席も無かった
置かれてたのは一輪の鈴蘭だけ
私は友情という言葉が嫌いだ…
友情
友情の始まりはいつからだろう。
ある友達は、自分と誕生日が同じだと思ったらしく、それまではほとんど話したこともなかった私にハンカチのプレゼントをくれた事がある。
ただ、私の誕生日は一ヶ月後だった。
友達の思い違いから始まった私達の友情は、漫画好きなこともあってそれは中学まで続いた。
高校からの友達は、最初はすぐ仲良くなれたわけではない。入試の日に私に声かけたそうなのだが、私は全く気付かなかったため、第一印象が悪かったらしい。
同じ部活に入って、イベントも同じ班だった。それでも私はシャイな性格で、なかなかみんなの輪に溶け込めなかった。
夏休みを前にして、思い切って髪をベリーショートにした。すると、意外にも周囲から大好評で、皆との距離感がグッと縮んだ。
私のこの行動によって、高校生活は青春を楽しく過ごせたといっても過言ではない。
部活の先輩たちも含むメンバーは、それぞれが結婚し、子育ての真っ只中になっても、私達はいつでも集まれば あの頃に戻れるのだ。
高校を卒業してから、知人のお誘いで大学のオープンキャンパスへ行った。そこで、知人のサークル仲間だという男女の何人かと顔合わせた。
その中の女の子が自己紹介を始めたとたん、ビビッときた。
(私、この子と仲良くなりたい!!)
まるで一目惚れのように、そんな風に思ったのは初めての体験だった。
それからも、その子とは個人的に連絡先交換し、一緒に遊びに出かけた。もはや親友である。
また、大学生や社会人も参加できる趣味のサークルに混ぜてもらった。友達の紹介や集まりなどで少しずつ仲良くなり、気が合う友達が何人もできた。おかげさまで、10年経った今も付き合いはまだ続いている。
友情とは、どうやって始まるのか。
それは「相手と仲良くなりたい」と思ったら、積極的に話しかけたり遊びに誘ったりして、自分から“心を開く”のが大事なのではないかと私はそう思う。
これから先も人生はまだまだ長い。
いつ、どこかで、新しい出会いがあるかもしれない。
どんな人と友達になれるのか、今から楽しみでならないのだ。
大人になっていくにつれ難しくなって
自分の気持ちがただのエゴに変わっていくようで
友達も自分も信じられなくなるけど
どんなに大切な人でも、その人はその人が主人公として人生を歩んでる 私だってそうだ。
友達は自分の人生を豊かにしてくれる、あくまでも
「トッピング」
私も、誰かにとっての人生のトッピング
苦手なトッピングもあれば、大好きなものもある。
でもね、全部大切にしたいな
"友情"
他人が見たら、なんて言われるか。
"絆"だったり"共に戦う仲間"だったりが出てくるかもしれない。
全てを引っ括めて言われれば"友情"、かもしれない。実際俺たちそれぞれの武器は、鏡は"剣"で俺は"銃"。
近接武器と遠接武器。俺は鏡の動きやすいように射撃、鏡は俺が万全の状態で攻撃できるように切り開く、いつもの俺たちの連携だ。
初めの頃はそんな戦い方をするどころか、共に戦う事すら不可能なくらいいがみ合っていたが、今ではそんな頃があった事が嘘のよう。
鏡は、外科医なので体力はあるが無駄に体力を使うような戦い方をしていたが、連携して戦うようになってから次の攻撃が早くなっていった。
俺も、近接攻撃は出来るが極力は銃で、というより相手と十分なリーチを取って体制を整えながら戦う方が性に合うので、共闘し始めてから俺が体制を崩す度近くの敵を切ってくれるので正直助かってる。
プライベートでは、ほとんど共通点がない。共通点と言える事は"同じ大学を出ている事"と鏡はまだ現役だが"同じ病院で働いていた事"、この2つだけ。
けれど、俺の性格上鏡くらいの距離感が心地良いと思っている。まぁ最初こそ必要最低限の事しか話しかけてなかったが最近では、院内の中庭に咲いた花だったり、病院近くの公園をナワバリにしている野良猫の話だったりと、全く他愛もない話を切り出してくる事がある。初めは戸惑ったしどう返せばいいか分からなかったが、最近は実はちょっとした楽しみの1つだったりする。だから俺からも、廃病院によく来る野良猫の話だったり、うちの近くの公園に咲いた花の話だったりを"お返しに"とするようにもなったし、周りのちょっとした変化を見つける度に、その事を早く鏡に話したくなる。
だが、1つ気がかりな事がある。それは鏡をよく目で追うようになってきている事と、少し離れただけで鏡の顔が脳裏にちらつく事。これが一体何なのか"知りたい、分かりたい"と思う反面、"知りたくない、気付きたくない"とも思う。矛盾した心がずっとあってモヤモヤしてムズムズする。けれど俺はこの感情を知っている。知っているはずなんだが、この気持ちに名前を付けてしまったら、これまでのお互いがお互いの攻撃をサポートし合う関係も他愛もない事を話し合う関係も、そんな俺たちの"友情"が、壊れてしまうのではないかと思うと、胸が張り裂けそうになって苦しくて辛い。ならこのまま、この気持ちに名前を付けないまま、今までと変わらずに過ごせばいい。別に、全ての感情に"名前"を付けなくていい。そう、それが1番、俺の心を守るための、唯一の方法、だから…。
大切に、大切にしてきたはずだ
君との友情を、僕は宝物のように思っていた
それなのに、どうして
裏切られた思いだけど、裏切りとは違う
無かったことにしたいかといえば、そんなことはない
それでも、この先どんな風に君との時間を過ごせばいいのか
今の僕にはわからない
(友情)
友情
僕は君を友達だと思っていた。
でも、君は違った。
恋愛じゃないよ。
家族だと思っていたんだって。
それなら、僕らの間の感情に、名前をつけるならなんだろう。
友情?家族愛?
…なんでもいいや。
僕と君は仲が良い。それで十分じゃないか?
友情。
これまた大変難しいお題である。
友達自体は、それなりにいる。多分少なくはない。
相手によりけりだが、そんなに浅い付き合いをしている
つもりもない。
嘘をつくのが苦手なので、
ほとんどありのままを吐き出している。
だから周りも警戒心を解いてくれるのだと思う。
ただ、友情……
友『情』かあ……
まず、誰かと人付き合いをする時に、『情』って湧くか?
てかそもそも、『情』って何?
友達に対してありのままを曝け出して話すのは大好きだ。
もちろん、友達のことも好きだ。
何かあれば心配するし、親身になって相談にも乗る。
ただ、それってあくまで、
波長の合う話が出来ている事それ自体とか、
そういう話が出来る友人の人となりが好き、
それ以上でもそれ以下でもないので、
深い『情』みたいなものまで湧いているかと言われると、
うーん……かなり微妙である。
つーか、『情』というものが湧き出したら、
それっていよいよ友の域を越えて、
恋愛に発展したりしないか?これ、私だけ?
…………それとも、私の、友人に対する価値観が、
こざっぱりしすぎているのだろうか……
友情
無縁なタイトルだ。
そもそも私の友達と呼べる存在は、
この手で数えられる程しかいない。
まぁ、世間渡り上手なあの子が居てくれるお陰で、
表面上のお友達ならば沢山いるのだが、
私は基本話を合わせるだけ合わせてその場を流すタイプ
なので、友達が居たとしても数ヶ月後には離れられるし
特定のグループの中に居続ける事が出来た試しがない。
虐められる事はあっても、それ相応の仕返しをお見舞いする
タイプだった為か、次第に虐められる事すら無くなった。
そんな私でも、唯一親友と呼べる子がいる。
その子はNと言って、純真無垢で優しい、
何も考えていないようで、実は何か考えてるタイプの子。
私が虐められてる時は一度も声をかけず、
熱りが冷めた辺りで私に声をかけて、そんな事があった
んだ〜知らなかったとシラを切って私の腕を掴む。
私はそんな関係が心地よかった。
何より、他人事で居てくれる事が嬉しかった。
私を一他人として見てくれてると言う事は、
いざと言うときは私を100%見捨てられるって事だ。
下手な駆け引きがなくてとても楽。
一緒に居るのが楽だと感じる存在だった。
Nは良く笑いよく泣くタイプの子で、
私がお勧めした動画を見てゲラゲラ笑って過呼吸起こしたり
一緒に見に行った映画館で号泣して私の服で拭き始めたり、
思い返してみればNは私と同じくらいか、それ以上に
変な子だった。
変人×変人は、歪であれどお互いがお互いを
理解しようとも思わないので逆に心地が良い。
私とNとの友情なんて、存在してる様でしていない
空虚なものなのかもしれないが、私とNはまんまと
それに酔っ払っている。
だから今日も、隣でテレビを付けろと駄々を捏ねるNを
無視してこんな文を綴っている。
クソッ…ポテチ食った手でリモコン触んな
【友情】
突然ながら君たちに質問をしよう
君たちは数と時間どちらを選ぶ?
僕は断然時間だよ
なぜなら生物である限り僕らが持っている時間というのは有限だからねぇ
それに、友好関係を築くにはじっくりと時間をかけることも大切だからだよ。
勿論、数も大切だと思うよ?
人脈が多い程様々な事に対応ができるし、何より、人は弱いからね
動物なんだから当然じゃないかな?
でも、その群れは良い群れか悪い群れかの判断は人による
だって人は無意識のうちに言葉で人を切り裂いてしまうからね、それが殺しとなるか友情となるかは、引き起こした原因の対応にもよるものだからね
ではもう一度問おう
時間と数どちらか一つだけ選べるとして
君はどちらを選ぶ?
#今日のお題
#友情
私には、中学、高校からの大親友がいる。
私の妹であり、可愛い親友。同級生の女の子とは
仲良くしているけど、男子とは微妙だ。男女の友情ほど儚いものはないよ
ほんと、その通り
自分も12年共にした男子がいるけど、今は、かなり
仲悪い。女友達とはよく話してる。あの頃は
まだ仕事とか恋の話してなくて。
恋愛はしたかったけど、
なぜができなかったんだ。たぶん
陰で高嶺の花と言われたから。
でも、そんな私だけど
親友とは今でも仲良くしてるんだ
数少ない親友の中でも1番好きな人。
結婚式とか彼氏が出来た時は
教えたいしね。
ちなみに、彼氏はいるけど
ね
友情は壊れやすい。
どんなに続くと信じていても、少しの歪みからあっという間に壊れてしまう。
壊れては別の友情が生まれて、
また壊れてはまた別の友情が芽生える。
毎回壊れる度に傷つくのなら、過度な期待を寄せなければいい。
心のどこかで一線を引けばいい。
そう思っているはずなのに、
今日も私は永遠に続く友情を求めてしまっている。
【友情】
自分自身が冷たい人間に思えます
そんなわたしの周りには
情に深い良い友達が
何故か大勢居てくれるのです
情を情で返したい気持ちは有りますが
なかなか形に出来なくて
日常が少ししんどいと感じると
連絡を取るのも億劫になってしまう
なんて薄情なんだと
我が身が憎らしくも感じます
そんなわたしでも
皆の幸せと安寧を
こっそり願うことは出来るのです
共に幸あれ
もし、友達が困っていたなら
そして、助けて欲しいと私を頼ってくれたのなら
自分の出来る限りの手を尽くし助ける。
…助けてと言わなければ助けないのかと言われそうだが
私は、友達を信じている。
自分より優れた面を多々持つ素敵な友達を。
大抵の困難は私なんかを頼らずとも
一人で乗り切れる強さを友達は持っている。
それを信じているからこそ
頼られてもいないのに手を貸すことは
余計なお世話だし、
友達に対し失礼だと思っている。
友達にベッタリな関係は、
学生の内の一過性のものだと個人的には思っている。
そういうのも非常に良い経験だと思うし、
否定はしない。
相容れてもらえるかはわからないが、
私個人は、個々の力を信用し、基本は一人立ちという関係を好んでいる。
そして、いざという時は人の字になって相手を支えることは厭わない。
今後も友達とはこういう友情でありたい。
友情
男女の友情はあるのだろうか
ジェンダーがうるさい昨今ですが
情事がない仲というのは
憧れるものです
そんな友情が築けたらいいですなぁ
友情?愛情?情愛?
人の関わりはよくわからんですな
「ねぇ、今日久しぶりにカラオケいこう!」
「おっ、いいね!!今度こそ負けないから!」
「ねぇ、職員室ついてきて!」
「うん。いいよー?いこいこ!」
やっと7時間目が終わって開放感溢れる放課後みんなが遊びに行こう。だとか、ここに着いて来て。だとか女子同士で約束する話を聞きながら私はひとり本を読んでいた。
やばっ、この本面白すぎる!
何回でも読みたいぐらいだわ!
楽しみながら本を読んでいたらいつの間にか外は暗くなっていた。
「もうこんな時間か・・・・・・・・帰ろ。」
「ただいまぁ。」
挨拶をして家の中に入るとお母さんがご飯を作って待っていた。
「あら。莉乃(りの)おかえり。
ご飯もうすぐできるからね。」
「うん。ありがと。」
そう言って自分の部屋に入ってさっきの続きの本を読む。
しばらくするとお母さんから呼ばれた。
ご飯が出来たみたいだ。
「どう?学校楽しい?
あんた仲良い友達いるの?連れて来てもいいのよ?
本もいいけど、友達とも遊びなさいよ?」
またその話か。
最近はそればっかりだ。
うんざりしながらも答える。
「別に、友達とそんな仲良くなくたってやっていけるし。別にそんな仲良いい友達が欲しいとも思わないし。
心配しなくていいよ。普通に友達はいるから。」
「そう?でも、1人ぐらいすごく仲がいい子がいた方が安心じゃない?人と人の繋がりは大切なのよ?
いつもお父さんが言ってたでしょ?」
お父さんは私が小さい頃に亡くなった。
お父さんはいつも言ってた。
"人と人の繋がりは大事だ。
できる限りは多くの人と繋がりなさい。
そうすればいつか絶対役に立つ日がくるから。''
って。
「はいはい、そうだね。大丈夫だって友達ちゃんといるし。心配しないでいいから。
ごちそうさまでした。」
お母さんは何か言いたそうだったけど、無視して食器を片付ける。
それからは宿題をして本を読む。
そして、小説がキリのいいところで読むのをやめて寝る。
私には別に仲の良い友達なんていらない。
だからといって教室で孤立しているわけじゃなくて普通にみんなと話せるし、行事とかには一緒に回る人には困らない。
ただ、マンガや小説であるような’’親友"ってやつがいないだけ。私はそれでいい。
深く関わったってめんどくさいだけなんだから。
キーンコーンカーンコン
4時間目が終わりみんながお昼を食べようと動きだした。
私は本と弁当を持っていつもの場所に向かう。
いつもの場所とは中庭だ。
誰も来なくて静かで、落ち着く。
そんな1人でゆっくりできるこの時間が私は好きだった。
1人で本を読みながら弁当を食べていると
「莉乃ちゃん!!こんなところで1人で食べてるの?」
同じクラスの桐山 颯(きりやま はやて)がやって来た。
いつもクラスの中心にいてクラスのムードメーカー的なならやつらしい。
興味ないから知らないけど。
「見ての通りだけど・・・・・・・・・」
「そっか、そっか!莉乃ちゃんはいつも本読んでるけど友達と仲良くしようとか思わないの?」
はぁー、最近このこと聞かれるの多いな。
めんどくさい。
しかも今、本がいいところなのに。
桐山颯が来たから読めなくなっちゃった。
「別にそんなこと思わない。
本を静かに読めればそれでいいから。」
私がそう答えると桐山颯は何かを決めたような決心した顔をしていた。
「あのさー。
明日俺達のクラスに明日俺の双子の妹が転校してくるんだけど、多分莉乃ちゃん妹と気が合うと思うんだよね。
妹も本好きだし。
だから仲良くしてやってね。」
桐山颯はそれだけを言いにきたらしく私の返事も聞かずに去って行った。
別に本に影響がでるなら一緒にいたくないし、いるつもりもない。
だけど、本好きだと聞いたのでどんな子なのか、少しだけ少しだけ気になった。
続く
読んでくれてありがとうございました。
書く習慣/111日目。
「 友情 」…
私「俺たち…親友だろ」
友「あぁ…だから、その手を下ろせ」
私「ほら、固い絆の握手をしよう」
友「嫌だ〜!」
友「俺は、まだ…負けたくないー!」
魔法カード発動!
友情 YU-JYO
「①:相手プレイヤーに握手を申し込む。
相手が握手に応じた場合、お互いのLPは、お互いのLPを合計した数値の半分になる。
自分の手札に「結束 UNITY」がある場合、そのカードを相手に見せる事ができる。その場合、お互いは握手をして、このカードの効果を適用する。」
私「これが結束の力さ」(コナミ感)
私「本田くん、発射!」
友 LP 0
友「友情ガンドラ……恐ろしいワンキルだ、
何回も成功していたら友情崩壊だ。」(海馬感)
私「皆んなの思い…この手に宿ってるよ」
友「黙れ、強制握手会」
・・・(੭ ᐕ)程々が大事…
友情とは、
共感や信頼の情を抱き合って互いを肯定し合う
人間関係もしくはそういった感情のこと。
友同士の間に生まれる情愛。
……だそうです。
とある人はこう言った、
男女の友情は続かない!
お互い親友にはなれず、
友達という関係は崩れる…
何故なら、友情から愛情に変わるから。
″共感″信頼″感情″…
確かに、恋人同士でも起きる現象やね
だから、
男同士と女同士の友達が多いわけか
( ^ω^)コレでまた賢くなれた?…
( ^ω^ )ん?…
と言う事は、
実質、私は異性の友達全員に
フラレタって事か!こりゃ悲しい。
┏(^o ^┏)┓ノォォォォ…
そ、それでも…
この一瞬の友情は本物だ。(多分)
どんな姿になっても、
「我が友、李徴子ではないか」
みたいに良き友である様に。
では、また明日…
今、目があったな?
よ〜し、ポケモンバトルだ!
友情のデゥエル(♪)
【お題:友情】
友情。それってなんなのかよく分からない。だから、私より5つくらい上のソフィアに聞いた。
「友情ってなに」
「え?」
ソフィアは何を行ってるのか分からないというような顔をしてこっちを見てくる。
「え?他のドールの友達でもできたんですか?」
ドール。貴族の従者であり、嗜好品。ある研究者が作り上げ、王様の娘に5歳の頃献上したことから、
5歳になった貴族の誕生日プレゼントとして渡すようになったもの。
もちろん人形だからなにも食べないし寝ない。だから、自分の主人が寝てる間こうやって他のドールに関わることが
ある。
「ううん、エリン様が読んでた本に書いてあった。」
「へ~。エリン様は読書家なんですね」
「アリス様だって読書家。」
アリス様って言うのはソフィアの主人。物腰柔らかでいい人だった。
「友情って言うのは、友達を大切に思う気持ちなんじゃないですか?」
「でも私、友達いない。」
「え~、私は友達じゃないんですか!?」
「ソフィアは先輩。」
「う~ん、なんか距離があって寂しいですが、まあいいでしょう!」
「そういうものなのかな。」
「え?何がですか?」
「ううん、なんでもない。」
「まあルーナにもいつか友達ができますよ!」
「急に話変わった。」
「えへへ...」
「...本当に私にも友達できる?」
「はい!本当ですよ」
「そう。」
「あっ、そろそろ主人が起きる時間じゃないですか?」
「そうだね。」
「じゃあ、またあいましょう!」
「うん。バイバイ。」
友情。私にも友達できたら分かるかな?
今日は、お母さんもお父さんもいない。
こんな寂しい夜は、アナタを呼んで一緒に遊びましょう。
お人形遊びをしたり、おままごとをしたり。
お母さんの口紅をつけて、大人ぶってみたり。
そして、大人ぶった私はアナタの唇にキスをした。
アナタの唇はひんやりしていて、かたい。
だけど心は、じんと温かくなった。
私は笑顔になる。
アナタも私と同じくらい笑顔になる。
アナタの口、おかしいわ。
口紅をつけたままキスをしたから、アナタの口にはワインレッドがベットリとくっついていた。
でも、お互い様ね。
私はお腹が痛くなるくらい笑った。
アナタも私と同じくらい、笑った。
「ねぇ、だれと話してるの」
お母さんが帰ってきた。
今日はもう遊びはおしまい。
じゃあね、また今度。
私はティッシュでワインレッドを拭った。
目の前には、私が居る。
毎日適当に生きてきた
ただただ息をするだけのように
言われたことを
言われたようにやるだけの日々
つまらなかった
大人の決めたルールに従い
誰かの期待に応える
びくびくしながら
親の顔をうかがう
それが生きること
僕の生き方なんだと改めて思った
つまらない生き方
どこからでもいつだって良い
誰かここから
連れ出してはくれないか