『友だちの思い出』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
友だちの思い出
「友だちだと思ってた人に 仲間はずれにされたし」
「無視されたし 機嫌とってたし」
「友だち関係、長くて数カ月しか続かないんだよ。」
そんな話をしてる あなたと 友だちになって
もうすぐ1年。
友達との思い出はどのくらい覚えてる?
半分以上も記憶がある人は最近友だちになった人かな?
半分も覚えてないって人はそれだけ長い時間友だちと過ごしてきたんだと思う。大事な友達なんでしょ?
大事にしてね!この世はお金で買えないものもあるから。
友達の思い出
私の、私しか知らない友達
名はさき
彼女は私の前世だ
彼女は私を知っていた、
否、彼女が私という存在を作り出した
私は彼女の理想がつまった存在だ
彼女は、いつも私に語りかけた
今日はこんなことがあって、こう思ったの、、、
私が〇〇なら、、
きっともっと素敵な人生を過ごせたのに
彼女は必ず最後にこの一言を言う
泣きそうな、悲しそうな声で、、
死にたいと嘆く彼女にかける言葉は、
今でも見つからない
学生時代に親友だった彼女
三年間ショートカットを貫いた
お菓子作りが大好きな
利発だけどおっとり喋る
今はもう異国にて母になっている彼女
たまに柔らかな思い出を反芻しながら
彼女との間に子供ができたら
こんな感じだろうかと想像してみる
彼女の強さ、賢さ、優しさと
私の苛烈さ、傲慢さ、孤独を
併せ持って育つだろう
名前は何がいいだろう
◼️友だちの思い出
「友だちの思い出」
旧友との再会を重ねるたびに密かに思う。
恒例のように取上げる在りし日のエピソードはどこまでが正確なのだろう。もはや話題となること自体が目的化して擦り上げられている気もする。
何かの本は「忘れたい失敗も未来の教訓に活かせば成功体験の一部だ」と啓発していた。ただそれ以前に、そんな自分のネガティブな過去を、一体どれだけの人が覚えているだろうかとも思う。学生時代のアルバムを指でなぞっても、顔から火が出るような黒歴史は、自分以外の他人のものは全然浮かんでこない。
そもそも人の記憶は曖昧だ。あらゆる情報は感覚器を通して脳に保管される。インプットする段階で明るさや響き方などの物理的条件の差異が各自の知覚に生じているし、その時々の価値観や感情や体調によってその脳の振舞いも変わってくる。またそれは人に限った話でなく、どんな記憶媒体にも完璧な堅牢性は存在しない。
アインシュタインは過去や未来などは幻想に過ぎないとの言葉を残した。流れゆく粒子の仮の姿に過ぎない私たちは不確かな過去の形に囚われ続ける必要など全然ないのかも知れない。
「そうだったかな?」と盛られた思い出話を訝りながらも、年々親しみを増す友の笑顔を見て「それもまたいいか」などと思う。
友だちの思い出
友だちと言えたのか分からないや。ただなんとなく一緒にいた。それだけ。
友達の思い出
ずっと友達だと話し合い、ずっと離れないと決めた時。
いつでも会える状態を失った。
15年ぶりに逢ったとき、離れていても友達のままだったと確信した。
同じ時を過ごしたより、逢えなかった時の方が長いけど。
それでも、永遠の別れを拒否した約束は…今も 思い出にならないまま…
他人と見た目が違うから。
それだけの理由で今私はこうなっている。
私を罵る声。
私を貶す声。
私を虐める声。
私を、殺す声。
何もしていないのに。私は皆と見た目が違うだけなのに。何で、私、わたしは。
「大丈夫?」
「友だちになろう!」
そう言って手を差し伸べてきた1人の女の子。私は恐る恐るその手に触れる。
「えへへ、友だち!」
そう言ってぎゅっと私の手を掴んだ女の子の体が、目の前でどろどろと溶けていく。本当に泥になってしまったみたいに、どろどろ蕩けていく。
「化け物め!だからあれ程近付くなと言ったのに…」
「アイツが誘惑したんじゃないのか?」
「そーだそーだ!そうに決まっている!」
「娘を返して!」
……何で。私は何もしてないのに、何で、わたしは、
私は友だちが欲しいだけなのに。
『友だちの思い出』
友達の思い出。
私に友達が出来たのは小学一年生の頃。
親友ができたのは小学二年生の頃。
二人いて、二人とも優しくて。
一人はちょっと毒舌。
それに、スポーツ万能で成績は私より少し良い。
勉強は少し苦手なようだった。そして、容姿端麗。
もう一人はスポーツ万能で成績優秀。
性格も良くて、容姿端麗。
それに比べて私は、スポーツはめっぽうダメ。
走れば、ほぼ最下位。
成績もあまり良くなかった。
怒られてばかりだったし、人に迷惑をかけてばかり。
おかげで散々比べられた。
言われたことをずっと気にし続けてしまう私は、それをずっと気にして自分でも比べてしまい、劣等感を感じる日々だった。自分に嫌気がさす。
でも、そんなふたりとは高校に上がり別れるまではずっと一緒にいた。
大学4年生の春。
キャンパスにて花見をやったことがあります。
理科系の研究室に在籍しておりまして、あの頃は酒さえあれば何でもよろしい、という、のんだくれ予備軍みたいな単純な生き物でした。
キャンパス敷地内には八重桜が一樹だけ植わっており、その下で宴会風味なことをしたのです。
夜桜だったと思います。突発だったと思います。
グループラインで「今夜花見するんだけど」と女性の誰かが言い、いいねいいねと男ののんだくれたちが賛同するのです。僕もその中に含まれます。
突発から数時間しかありませんでしたが、あの頃の行動力はばかみたいなものでした。
家から思い思いのお酒を持ち寄り、その八重桜の下で夜桜花見をしたのです。
参加者は僕を含めて五〜六人。
ワイン、梅酒、果実酒、缶チューハイ、もちろんビールも。
何を敷いたのか知りませんがたぶんそのままだったと思います。そのままズボンに土をつけて座り、紙コップを配って、酒盛りを始めまして。
何を話したのかは記憶の彼方に消し飛んでいますけれども、深夜11時にお開きとなったことだけは存じ上げております。お酒が切れたのです。
しかし、キャンパスの夜というのは不親切でしてね。
折角の八重桜は観光地のようにライトアップしておらず、キャンパス内は真っ暗闇の中なのです。
一応時代は平成後期でしたので、スマホのライトで照らすんですけれども、無いよりましみたいなもので全然頼りになりません。
ただ言い出しっぺの女子生徒が立派な懐中電灯を用意しておりまして、それで首の皮一枚繋がったといいましょうか、一応花見の体裁はあったと言いましょうか。
上向きに置かれた懐中電灯って意外と頼りになるのです。あいにく夜空まで届きませんが、光の筋が見えるのです。八重桜の枝に光が引っかかって。
それが儚げで。でも、その光景をのんだくれ全員は見ておりません。花よりお酒、単純な生き物。お粗末。
中学の修学旅行で娯楽品の持ち込みが禁止されていたんだが、同室の友達は旅先で漫画やゲーム、お菓子を買ってホテルで楽しんでいて
「持ち込みが禁止なんでしょ?買うのはいいよね」
と得意げに話していた
頭いいなと思った
「友達の思い出」
今日のテーマはちょっと嫌なテーマだな。
新しい友人が出来れば 古い友人と交流が途絶えるし
付かず離れすぎの付き合い方が良いと思うよ?
現実世界でもSNSの世界でもね、
付き合い方に頭悩ませる訳だし。
まぁ、嫌だなと思えば、すぐに縁を切れば良いけど、
今はそうはいかないよね。Twitterで何かと晒されちゃうし。
難しいもんだよ。友達作りも思い出作りも。
まぁ誰かと一生の思い出を作りたいて思いがない。
良いじゃない。思い出作りしなくても。
「友だちの思い出」
友だちとは
あまり
いい思い出がありません
本当は大好きだし
ずっと一緒で
すごく楽しかったけど
突然、消えてしまった
もっともっと楽しい思い出が
できるはずだったでしょ?
なんでそんな高い所にいるの?
この世界に降りてきてよ…
久しぶりに会う友だちの思い出の中に存在する私がどんな感じだったか分からず距離感が掴めないとき。
林さんと初めてあったのは、留学生事務所から連絡を受けた。
友達の思い出かあ。
親友と呼べる人。意外と少ない。
けど、友達はたくさんいると思ってる。
なんて言うのかな。人生で出会うのは、やはり、職場の友達かな。友達というか、スタッフ。
このスタッフとの仲で、仕事が長続きするか否かが私は決まると思う。新人の時は特に、スタッフ同士の会話に耳をそばだててしまう。上の人がピシッとキツい会社は、スタッフも少し萎縮してる気がするし、一方、スタッフのやりとりが自然だったり、笑い声がある職場は、ただそれだけで、張り詰めていた気持ちが和らぐ。
それでも、長くいると、善人と思えた人の短所も見えてしまう。時に激しい意見を交わす事も。
思い詰めて考える発想は、少し思いこみが入っている分、攻撃性を増す。
悩んで悩んで、もう頭の中は一つの事しか考えられなくなっている自分。
そして、、、行動。
挙句、深い悲しみに追い込まれる。
だから、私には親友が少ない。会社に入って出会うスタッフと言う名の友達。でも、縁あって出会った人達。
大切にしたいと思う気持ちの分だけ、不毛な事も多い。
それでも、その人達と過ごした時間があって現在の自分がある。かけがえのない時間。私と過ごしてくれた人達との大切な思い出。
友だちの思い出
大好きだった友だちを
べつのひとに
取られた
たくさんの写真
友だちの思い出
もう今更ってね
なな🐶
2024年7月6日1664
「友だちの思い出」
友達と思っていたのは私だけで、あなたはそう思っていなかったんだろうか。
思い出せるあなたとの記憶は全部「楽しかった」って心から言えるのは、私だけ?
おそろいにしようってふたりで話し合って決めたクマのキーホルダー、大事に取っておいたのは私だけ?
いつからあなたを傷つけてしまったの?
いつから、私はあなたを苦しませてしまったの?
答えは全て闇のなか。死人に口なし、本当に皮肉。
きっと永遠の別れが来てしまうことは、なんとなく予感していた。でも、死が袂を分つ何某は、私があなたを置いていくんだろうとばかり思っていたのに。……こういう独りよがりがダメだったのか。
謝りたくても謝れない。あなたは私の手の届かないところへ行ってしまった。
私は「大人になる前にそちらへ行く」といろんなモノから予言されている。
だけど、ごめんね。
私、まだ死にたくない。謝りたいけど行きたくない。
「きみが一番あの子の性格を知ってるじゃない。それなら、なおさら最期の言葉は信じちゃだめだよ」
「あの子、きみが一番の親友だって、ちゃんと私にはっきり言ってたもの。喧嘩別れは辛いけど、きみが信じてあげなきゃあの子は永遠に独りぼっちになっちゃうよ」
ねえ、あなたが最期に吐いた「大嫌い」、嘘だと信じていいかな。
親友の最期の言葉を嘘だって決めつけていいかな。
声は届かない。私にも、あなたにも。
それなら私は、あなたはずっと親友だったと信じて、いつかまた胸を張って会いにいくよ。
あなたとの時間は、親友との大切な思い出。
光るスマートフォンの画面が知らせるのは、あの子からの新着メッセージ。“暇しているよ”と送ると、返ってきたのは“今から行く”。
メッセージを終えて早々、インターフォンが鳴った。近所に住む彼女が、この家に来るまでに、さほど時間はかからない。ドアを開けてやるや否や、差し入れの入ったビニール袋を押し付けてきた彼女の目元は、ほんのり赤く色づいている。
ワンルーム内のソファを占拠した彼女は、自分の買ってきた缶チューハイを開け、この家の冷蔵庫内のものを使って作ったつまみを肴に、今日別れたという男の愚痴をひたすら並べる。
「そんなに不満だったら直接言えばよかったのに」
「そんなんできたら苦労せん」
そして彼女は人様のローテーブルに突っ伏して、静かに涙声をこぼす。
「あたしの話聞いてくれんの、あんたくらいやわ」
そりゃ、大事な友達だからね。
胸の痛みに気づかないふりをして、今日も俺は、涙でぐしゃぐしゃの彼女に、タオルを渡してあげるのだ。
友だちの思い出
幼い頃から友だちの女の子とキスをした。
友だちとして最後の思い出だ。
驚いた彼女は僕を突き飛ばした。
それはそうだろう。
彼女は僕のことを『友だち』として。
僕は彼女のことを『女の子』として見ていたのだから。
と若かりし頃の苦い思い出が蘇った。
中途入社してくる新人を紹介されたのは、ついさっきだ。
何となく面影があるなとは思っていたが、
名前を聞くまで確信は持てなかった。
綺麗になったなと思った。
また恋をしてしまいそうだ。
僕の顔をしげしげと眺める彼女を見て、にこりと笑う。
慌てる彼女は、僕との思い出を記憶しているのだろうか。
忘れていたとしても、それは『友だち』としての最後の思い出。
これからは『恋人』としての最初の思い出に塗り替えていけばいい。