『勿忘草(わすれなぐさ)』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
《勿忘草》
もう私のことは忘れて
あなたの幸せを願うから
もうあなたを縛ろうとしないから
そう思いながら
私はあなたに
白い勿忘草を送る
忘れていいと言いながら
あなたに忘れてほしくない
勿忘草
ガーデニングが好きだった。
花言葉も詳しかったね。
マーガレットにチューリップ、そして勿忘草。
色によっても花言葉の意味が違うんだよって
得意げに微笑むあなたが好きだった。
全部過去にできたらいいのにな。
忘れられたらいいのにな。
心に棲みつくように
あなたから貰った癖のようなモノも
全部消えてくれたらいいのにな。
庭の、土手の、初めて手を繋いだ公園の
花が咲き朽ちてを何度巡っても、
忘れられない。消えてくれないこの想い。
暖かくなったらまた咲く
勿忘草。
青と白の勿忘草。
ずっとずっと青くて白い勿忘草。
そこは、花畑だった。
青空の下に咲き誇った、小さくて、色とりどりの花々。
そこに立っていたのは、一人の少女だった。
白紙のような髪の毛を足まで伸ばし、下に咲く花のような目を、空に向けている。
「私は誰?」
「私はなんでここにいるの?」
「私は…私は」
誰も、その言葉に返事をしてはくれなかった。
花も、空も、少女の視界に映る全てが、無視を決め込んでいた。
そんな少女を、双眼鏡で見つめている誰かがいた。
「少女の様子は」
双眼鏡で見つめていたその人物は、隣にいる者の質問に答える。
「おそらく、成功しています。記憶はないかと」
「だろうな。彼女の記憶は全て、花にさせたからな。
あの花畑は、計画の成功を表している。」
まるで自分の功績を、吟遊詩人に語っているかのように、そいつは詳しく喋った。
双眼鏡を持つ男性は、不満を言葉にせず、ただ息を吐き、もう一度少女を双眼鏡で見る。
そこには、立ち尽くす少女と、花畑だけが残っていた。
お題『勿忘草』
・・·・・· 勿忘草 ・・ ·・・ ·・・· ・ ・· ·・・·・・ ·・・·・・· ・・ ·・・·・・·・・
·・・·・・·・・·・・·・・· ・ Je suis en train d'écrire. ・·・・· ·・・·・・·・・・・·
ふわふわとする意識に気怠い瞼が開く。
ぱっと目に映ったのは蒼い空。
自分の周りを見ると淡い紫色の花。
「ここどこ…?」
体を起こしてみるが何処にいるのか分からない。
ふと目に映る髪は腰位まであった。
おかしい。いや、さっきから色々と可笑しいが少なくとも目を覚ます前までは肩くらいだった。
思考停止してるからか後ろからの人影に気づかなかった。
「もー、こんなとこでまたお昼寝してたの?」
突然、声をかけられて肩が揺れる。
「リリア、寝惚けてるのー?」
振り返ると、ふわふわとした茶髪のロングが揺れている。
りりあ、とは私の事なのだろうか。
聞き覚えの無い名前に首を傾げる。
「早くいこっ、今日は花輪を編むんでしょっ」
「え、でも…」
「いいから行くよっ」
女の子は私の手を引いて走ってどこかに連れていく。
「ねえ、まって!」
…
「なあに」
ふとふわりと振り返る。やっぱり顔にもやがかかって髪色と姿しか見えない。
よく見ると同じくらいの身長でしかも、小学生くらいだ。
夢なのか…?あれこれ考えてると
「夢じゃないよ」
「ここは記憶の中」
何故か少し悲しそうな声に聞こえる。
なんだっけ、見覚えある気もする。
思い出そうとするが思い出せない。
「あーあ、時間がきちゃう。リリアともっと遊べるかと思ったのに。でももう暫く来ちゃダメだよ」
女の子の髪にも靄がかかり出す。
「まって!!貴方の名前はっ、さ…」
「どうかな?あ、これ持って行って」
そう言って私の手に何かを握らす。
「ばいばい」
ー私を忘れないで。
懐かしい何十年前に持病でこの世を去った幼い時の親友の声が聞こえた気がした。
もう一度目を覚ますと白い天井にさっきと違う萎れた手、肩にかかる白髪に涙をする家族が見えた。
「更紗、ありがとうね」
家族には聴こえない声で囁いた。
水族館に来た。なぜだか知らないが、あの子とだ。
「なんで僕と一緒に行こうと思ったの」
「理由はないな。高橋くんと行きたかったから!へへ」
つまり、教室に振りまいてるこの笑顔を今日は僕が独り占めできるってことだ。
「あ、見て、クラゲだ」
彼女の目線の先を辿ると、ふわふわと泳ぐクラゲがいた。
彼女は珍しく穏やかな真顔でクラゲを見つめていた。
身長は僕より下、いつも制服姿で慣れてるからか、青を基調とした服装が珍しく思える。
やっぱり、好きだな。
感じてると余計に恋心を意識してしまう。
僕と君の関係が、『真実の愛』という題名ならいいのに。
…と、考えてしまった。
『勿忘草』(高橋くんシリーズ好きかも…これからちょくちょく出てくると思います笑笑)
勿忘草
不治の病を患っている恋人は、余命宣告された日まで、
一週間というところまで迫っていた。
「体調はどう?」そう聞くと、
「大丈夫だよ、ありがとう。」と、いつもと変わらぬ笑顔を見せてくれた。
そんな恋人に、勿忘草を差し出した。
「どうしたの?この花。」
「忘れないでね。愛してるよ。」
溢れそうな涙と、震えているだろう声に乗せて。
勿忘草(わすれなぐさ)
私を忘れないでなんて言う言葉は、何気なくなんて使わない。それは、ちょっとでも忘れてたらやだなぁなんていう俗っぽい束縛なんかじゃない。自分を忘れてしまうかもしれないぐらいの長いお別れにおいて、少しでもこの存在を心に留めておいてほしいというそのささやかなお願いはどんなものよりも愛おしい。
すんと何気なく鼻を鳴らすと奥の方でじんわり涙の味がした。涙脆いのは自分の元からの性格で、だからといっていつも泣いているわけではないんだけど。あぁ、今日はなんかダメな日だな、と思う。冷たい布団と部屋の空気は体温を奪い、まだ明るくならない時間に眠気をどこかへ蹴り飛ばす。携帯を見るのさえ億劫で、早く夢の世界に入りたいのに、どうしても頭が働いてしまうのはあの日をぞんざいに扱ってしまった分のツケが回ってきているのだろう。
「忘れるわけない」なんて当たり前の返答をしたら、あの人はどんなふうに笑ったっけ。その存在のどんな小さなことでもいいから覚えておきたくて、眠る前には決まってあの日を反芻しているくせに、日々淘汰されていく記憶は確実に自分から遠ざかる。何か嫌になってしまう夜も、声が聴きたいとぼんやり思う朝も、何度も乗り越えてきている中で、ふと、涙と共に溢れ出てくるどこにもぶつけられない感情は、愛情は、何になるのだろうか。せめて、嘘でもまた会えるなんて言ってくれたらその希望を胸に馬鹿みたいに幸せに暮らせただろうか。いや、あの人はそんな不確実な約束はしないだろうな。そもそもずっと一緒だと信じていたのが悪かったのだろうか。あまりにもその存在の居心地が良かったから、いなくなるなんていう悪い妄想は無意識のうちに拒否していたんだろう。心構えぐらいしておけばいい、と今なら思える。人はいつしか皆いなくなる…なんて想像を広げても、それならまだいるはずのあの人と会いたいと思ってしまうから逆効果だ。すっかり覚めてしまった目にじんわりと水分が溜まった。
忘れないでなんて、どんな思いで言ったんだろう。忘れてほしくないなら、忘れないようにずっといてくれればいいじゃないか。なぜ、だめなのか。それを聞く前にその温もりを離してしまった自分は本当にダメだ。深くついたため息は思いの外掠れていた。忘れてなんて言ってくれたほうが気が楽なのは分かる。いや、忘れられるわけはないんだけど。
「勿忘草」
勿忘草と言えば、もう尾崎豊さんのこの曲しか出てこない。
丁度思春期で、世の中の理不尽とか純粋さとか、兎に角尾崎豊さんの歌詞が全て刺さって、聴きまくった。
あれからウン十年が過ぎ、あの頃に見えなかった物が見えるようになり、解らなかった事が解る様になり。
その代わりに、あの頃に見えていた物が見えなくなり、感じていた物を感じられなくなった。
それを「成長」と呼ぶのか、「諦観」と呼ぶのか、「妥協」と呼ぶのか。
何と呼ぶのかは解らないし、どれか一つだけが正解と言う事もないのだと思う。
ただ、あの頃に間違っていると思ったその気持ちは。
正しいと思ったその信念は。
きっと忘れたらいけない物なのだと思う。
それを忘れずに、生きて行こうと思う。
『勿忘草(わすれなぐさ)』
今年18歳になったがあまり乗り気じゃない。
幼馴染がついこの前交通事故で亡くなってしまった。
家族のように辛かった。
この先もずっと一緒に色んなことできるなんて浮かれていた。
今日は雨。学校に行く気力も沸かない...
どうせ残り1ヶ月を切ってる。親しい友人もいなかったし...別にいっか。
そう考えているとインターホンが鳴る。
親は出かけている。荷物が来るなんて話も無かったはず...
荷物...というより手紙のような封筒が届いた。
押し花の栞だった。確か...勿忘草だったっけか。
"近くの花がものすごく綺麗だったから押し花にして栞作ってみた。よく本読んでるから良かったら使って。"
花言葉は...多分知らずに作っただろうなあ。
視界が滲んで手紙の文字がちゃんと見えなくなっちゃった。
語り部シルヴァ
勿忘草(わすれなぐさ)
「Forget me not.」
米国人の彼が最後に私にくれた言葉。
先の大戦から20年以上の時が経って、米国人は一般人として日本に定住していた。
当時は大戦の名残から未だに敵対視する日本人が多かったが、そんな中で私は彼に出会った。
言葉は全くわからないけれど、身振り手振りで必死に気持ちを伝えようとしてくる彼に私は次第に惹かれていった。
ある日、彼は私に小さくて可愛らしい青い花を見せてくれた。
「これは?なんて言う花?」
「Forget me not. …ワタシ、ワスレナイ、ホシイ。Looks like you. It's so cute.」
「ほげとみーのっと?すごく可愛らしい花ね。
私を忘れないで、って意味なの?素敵。」
彼の1番好きな花だと、満面の笑顔でとても嬉しそうに教えてくれた。
それから数日後、軍人だった彼は本国でまた戦争の兆しがあり、米国に戻るよう通達が届いた。
「…必ず、また日本に戻ってきてね。」
そう言うと、彼は今にも泣きそうな顔をして私を力強く抱きしめた。
何となく、これで彼と最後になるんじゃないかななんて察してしまった。
彼の肩口を濡らしながら私もギュッと抱きしめ返すと、彼は
「…Forget me not.」
とだけ呟いて、米国へ帰った。
勿忘草
題を見て
この歌を想い出して
久しぶりに、聴きたくなって。
この花を選んだ意味も
歌詞の中の内容も
私には、深くは、解らないけれど
彼の為の歌で
彼に対しての歌で
彼からの歌で
綺麗な、追悼の歌で。
(後書き。)
かりすまほどはやくなくなる。
勿忘草(わすれなぐさ)
私を忘れないで
真実の愛
誠実な友情
色によって花言葉が違うみたい
調べたんだけど
知っていて知らない花
言葉としては知ってる
花としては知らない
見た事はあるけれど名前は出て来ない
写真を見て思った事
全部を言葉で覚えていないし
知っている言葉でも意味は曖昧
文脈や状況で意味が変わるのです
多分、明日には忘れていると考えられる
時折忘れていても
誠実であれば
真実とまでは行かなくても
思い出されるはず
覚えていなくても教えて貰えると思う
私なんてモノは
作ろうと意図して
作られたモノじゃないんだから
※勿忘草(わすれなぐさ)
いや知らんけども。
とりあえず忘れられないというならば
「魔王様リトライ!R」で
肝心の主人公が出てこない
サイドストーリーアニメだったことかな……
あの後しばらく
主人公が主軸のアニメに感動しまくった
マジで
(勿忘草(わすれなぐさ))
キミを忘れない。いつまでも、いつまでも、、
『草地のやくそく』
できることなら 決めごとはなるべく少なく
草地で暮らす生き物たちには できるだけ優しく
それらのことを『愛』という言葉でまとめるのは
どうにもナンセンスなんだ だから私はやくそくしたい 朝露から輝く光の粒たち 一人ひとりと
未来・将来の私たちへ/勿忘草
出会い始め、
一緒にいる未来は
ほとんど見えない
なのに、これからも一緒だと
語りかけるあなたがいた
何があるか分からないのに
真剣な目で私を見て
語りかけていた
大好きなんだな
今でもこうして会えている
誠実な愛を感じた。
題名:勿忘草(わすれなぐさ)
忘れないで、忘れないで。
手を掴んでみたけれど、
流されてしまう。
なんて悲恋な話だろう?
忘れないで、忘れないで。
なんて、それは一時の話。
なくなってしまえば、面影すらないの。
なんでだろうね。
ねぇ?
かわいらしい見た目に「わすれないで」とは、人みたい。薔薇は「私を忘れて」らしい。
【勿忘草】
いいね、まだ5とかくっそだる。
他の駄作書いてる連中には分からないのか、私の文才力と比べたら天と地の差があるもんね。
アンストするわ、さいなら🖕^Д^)