『勿忘草(わすれなぐさ)』
今年18歳になったがあまり乗り気じゃない。
幼馴染がついこの前交通事故で亡くなってしまった。
家族のように辛かった。
この先もずっと一緒に色んなことできるなんて浮かれていた。
今日は雨。学校に行く気力も沸かない...
どうせ残り1ヶ月を切ってる。親しい友人もいなかったし...別にいっか。
そう考えているとインターホンが鳴る。
親は出かけている。荷物が来るなんて話も無かったはず...
荷物...というより手紙のような封筒が届いた。
押し花の栞だった。確か...勿忘草だったっけか。
"近くの花がものすごく綺麗だったから押し花にして栞作ってみた。よく本読んでるから良かったら使って。"
花言葉は...多分知らずに作っただろうなあ。
視界が滲んで手紙の文字がちゃんと見えなくなっちゃった。
語り部シルヴァ
2/2/2026, 10:44:18 AM