『一年前』
急に日記を読み返したくなった。
たまに起こる現象はなんだろうと
思いながら去年の日記を読む。
まだ環境が変わる前だからゴールデンウィークは仕事してる。
疲れたと愚痴を日記に殴り書きしている。
文字も雑に書いてる。前後も雑に書いてるから
そもそもちゃんと書いてないかもしれない。
喉元すぎたしんどさもいつかは忘れる。
大変そうな自分に思わずふっと笑いがこぼれた。
なんだか明日も頑張れそう。
日記をパタンと閉じて元に戻した。
語り部シルヴァ
『初恋の日』
桜やゴールデンウィークを過ぎた日中の太陽が
少し暑く感じる頃。いつも思い出す。
空が夕焼け色に染まった頃、
最初こそただの友達だったが
日に日に反応が変わっていくのを感じた。
そんな君を見て僕も心が揺らぐ。
君の笑顔を見るだけで顔が熱くなる。
初夏にもなってないのに暑くなってきたせいだ。
そう言い聞かせて君の笑顔を目に焼き付けた。
そんな初恋の日。
語り部シルヴァ
『明日世界が終わるなら......』
絶望だ。
どれだけ逃げても結局は来るんだけど、
いざ来るとやはり精神的にキツイものはある。
どうしたものか。ズルをしてでも休みたいと思ってしまう。
...休みすぎると良くないな。
ため息を付きながらLINEでメッセージを送る。
「やばい、明日世界終わってくんないかな」
ぼすっと布団にスマホを投げる。
通知音が来た瞬間にスマホを取りメッセージを確認する。
「ゴールデンウィーク終わっただけで大袈裟すぎw」
と応援してくれている可愛いスタンプ付きで返ってきた。
ため息がいつの間にか笑みに変わって零れていた。
明日も、頑張ろう。
語り部シルヴァ
『君と出逢って、』
全部が狂っていく。
予定も、自分のペースも何もかも。
モヤモヤすることもある。
けれど、それが楽しい。
自分の知らないことが多く知れる。
振り回される。ペースが崩れる。
自分の人生がどんどん狂っていく。
そして煌びやかに変わっていく。
君のせいだ。
君が僕の人生を塗り替えていく。
そんな君を、気になってしまう。
語り部シルヴァ
『耳を澄ますと』
「でさあ〜、〇〇がさ〜」
「はい、はい、失礼します。」
「まじ!?嘘だ....」
街中のカフェで一息ついていると
自然と他人の会話が耳に入る。
集中すればもっと。
優しいbgmが店内で流れているはずが、
賑わうガヤガヤとした音や人の会話でほぼかき消されている。
不快感はあまりない。
そういう場所には慣れているし、
人の話はたまに面白い内容が聞こえてくる。
コーヒーを半分ほど飲んで軽く深呼吸をして耳に集中する。
さて、今日はどんな会話が聞こえてくるかな。
語り部シルヴァ