『力を込めて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
あなたへの気持ちを伝える為に
力を込めて抱きしめる
こんなにあなたを愛しているの
力を込めて
力を抜くために、力を込めてみる。込めて、込めて、そして抜いてみて、気づくのだ。力を入れていないつもりでも、知らず知らずのうちに力んでいたのだ、と。
/お題「力を込めて」より
(力を込めて。)🦜
あのね
僕は
まだ身体が
小さいから
・重い物や
大きな物は
運べない。🦜
(でもね。)
・幸せだとか。
・果報だとか。
・好運だとか。
「心を満たす
感情なら
運べるんだよ。」🦜
✣神様の眷属としてね。🦜
【僕は、雀だから、・雀耀。
・力を込めて
《幸甚の至り。》を
運ぶんんだよ。】
力をこめて 一段一段
大きい荷物と日々重たくなる我が子を抱えて
よいしょ!よいしょ!
3階分の階段を 歯を食いしばって
よいしょ!よいしょ!
頂上についた瞬間
ドサドサッ
すべてのものから解き放たれる
「学校だりーー。」外は雨。教室の窓の外を眺めながらそう思う。教室の中では響くタナジュンの声。僕はこの授業が嫌い。難しいし、ダラダラと喋るとても眠くなる授業だからだ。いつの間にか飛ぶ意識。「キーンコーンカーンコーン」チャイムが鳴り、いつの間にか授業は終わっていた。ちょっと得した気分になった。「パラパラパラ」外から屋根に落ちる雨の音が聞こえてくる。「これきたくね?」友達が言う。雨が降ったら僕の部活はだいたい休みか、トレーニングになる。「休みになれ!」心の中で強くそう思う。そして、運命の時、内山がくる。「はい、集まってー」相変わらずネチネチした感じで喋っている。
「今日は外が雨なので、、、」心臓の鼓動が響く。
「中でトレーニングをしましょう。」すごく腹が立った。今にも心臓が飛び出そうなぐらい力を込めて、
「オフにしろやーーー!」そう思った。
籠を一つ、胸に抱く
抱いた籠は、どうやら力を入れすぎてしまったらしく
きしんだ音が鳴った
中に入っているのは小さな鳥
罠に掛かってこんな人間の手に落ちた、運の悪い子
今は怯えているのか、震え、丸くなっていた
「大丈夫、怖くないよ、ここは安全。」
甘い声音で嘘を吐く
本当は安全では無いくせに
それでも、小鳥は騙されなかった
さっきより一層強い目をして、威嚇してきた
あぁ、残念
もし懐いて貰えたなら、
それが駄目でも信用さえしてくれたら
あの子は殺さずに済んだのに
形が歪むまで力を入れられた籠の中には、
まだ、あの子の命の温もりが残っていた
もういなくなっていたとしても
「力を込めて」
それは
物理的な事ではないんだ。
願い?
想い?
癒やし?
あなたの力は何ですか。
「力を込めて」
ありったけの力を込めて放った言葉は
次の瞬間すぐに迷子になった
″えっ、何か言った?″
″もう言わないよ...″
宙に浮いた私の言葉
迷子になった私の言葉
探してみて!!
もう二度と言えないよ
恥ずかしくって...
力を込めて何かに取り組む気力がない。元気もない。
果敢に挑戦する勇気もない。
果てしなく広がる時間の闇にのみこまれそうになる。
負けそうになる。
自分という存在を消してしまいたくなる。
正論を鮭に託して握り込む昨夜の口論薫るおにぎり
題-力を込めて
力を込めて
夕陽が差し込む屋上は、
少し離れたところで吹奏楽部の音色が静かに響く。
いつも気になってる先生に忘れ物をしたと嘘をついては
こうして屋上で吹奏楽部の演奏を聴くのが最近の楽しみ。
普段から話しかけてるおかげか、
先生も私の嘘を嘘と知って鍵を貸してくれる。
空気が乾燥してると音が響きやすくなるから
空にいっぱい音が広がる。
心地よい...
そう目を瞑りながら聞いていると
入ってきた屋上に扉が開く音がした。
焦って振り向くと鍵を貸してくれる先生がいた。
「えっと...先生、どうしました...?」
「いえ、あなたがいつも屋上に行く理由がふと気になって...
来てみました。」
...ドキドキする。寒くなってきたせいかな。
顔も赤くなってきた。
「なるほど、吹奏楽の演奏を聴いてたんですね。」
屋上の転落防止の柵に身を預けて
目を閉じて演奏を聴く姿は絵になる。
こんなタイミングで先生が来るなんて思わなかった。
もう...伝えてもいいかな。
結果は分かりきってるけど、伝えないと後悔する。
「あの...!!」
少し裏返ったが先生はからかわずに
なんでしょうと聞いてきた。
私はお腹に思い切り力を込めて気持ちを伝えた。
吹奏楽の音はピタッと止まったせいで私の声は
学校中に響いただろう。
語り部シルヴァ
力を込めて
ああ、もう限界だ。
力を込めて、小一時間。
画面の相手に悟られまいと、笑顔を固めた代わりに尻は緩んだ。
会議が始まる前にトイレ行っとけばよかった…。
力を込めて
ある日、唐突に
疲れ果てますよ
加減はしないとね
病気とか予定外の用事などで
これまでが崩れると
いままでの無理が自分で自分を刺す
いきなりは無くせないけど
変えてはいけるから
ほどほどに頑張りましょう
自覚はしてはなかった訳じゃないけど
ずっとハードだったから
楽になれていない
今月くらいは楽しようとしても
来月からの事が頭をよぎってしまってる
これでも時々は休んでたつもりだったんだよ
力を込めてという表現の仕方は私にとって少し難しい
力を込めて何かを努力する 力を込めてとは何かに挑戦していることなのだろうか 色んな意味があるだろう
力を込めてという意味ってどうゆう意味なのだろう
「力をこめて」
この指に力をこめれば。
そしたら、貴方は永遠に私だけのモノになる。
誰も触れない、話せない、見ることも出来ない。
私だけの貴方になる。
鍛えられた筋肉。筋張った首。
私の指の下でドクドクと脈打ってる。
力をこめれば、この脈打つ動きは止まる。
閉じられた瞳、少し開いた口元。
意識がなくても、整った顔。
力をこめれば、その瞳は二度と何も映さなくなる。
その唇は、言葉を紡がなくなる。
他の子に愛を囁く事も出来なくなる。
貴方が起きる前に。今の内に。
私の中の悪魔が囁く。
少し、この指に力をこめるだけ。
そしたら、貴方はもう誰のモノにもなれない。
私の元にずっと居ることになる。
私だけの、貴方になる。
······これでもう、貴方は私だけのモノ……
力を込めて心を抱いた。
もう二度とこの酸っぱくて甘い気持ちを逃がしたくない。
このまま眠ってしまえば。消えてしまいそうなほど
脆い。
『力を込めて』
岩を押す。
足の底から手の表面に押し上げるように、手の形に沿わないごつごつした岩を力を込める。
この下に、水があるんだ。
すくった手が透けてしまうほどの、透明な湧き水が。
この砂の国で、最後に雨を見たのはいつだっただろうか。透明な水を飲んだのは……いつだっただろうか。
街のほうからは、花火の音が聞こえる。
毎日、夜空に咲くこの花は、国のみんなにとって大きな救いだ。
赤い花は、今日も綺麗。
その花火を背に、また岩を押す。
精一杯、力を込めて。
この国に雨が降らない限り、この岩の下にある水を諦めることはできないんだから。
痺れそうな手に力を込めて、咆哮をあげて、今日も岩を押す。
感情を支配して、思うままに変えて。
そういうことを、貴女は夢見ています。いえ、それに必死に縋りつこうとしています。貴方のご伴侶を見捨てないで済むように、貴女の感情を元の通りに戻すことを、切望しています。
しかし、どれだけ力を込めて願ったとしても、あるいはどれだけ強くそれを否定しても、人の感情を変えることはできません。ある感情を感じること、もしくは、感じないこと。それを思うままにすることは、非常に難しいことです。
一番元々の、幸福に包まれた状態を再現して感じることは、修練を積めばできるようですが、他の感情を意志の力で支配するのは、恐らく不可能でしょう。
ですから、「それ」を否定しないでください。
否定したところで、それは余計に貴女の心にこびりつくだけです。
恐れる必要はありません。今はただの小さな違和感です。それを落ち着いた気分で眺め、もう少し紐解いていけば、貴女が何を欲し、何を忌避しようとしているのかが分かるはずです。
人は、分からないものが一番怖いのです。今は、まさにその状態なのですよ。
ですから、只、落ち着いて。
大丈夫ですよ。まだ何も、恐ろしいことは起きていませんからね。
会社のエレベーターに、薮さんとふたりきり閉じ込められ、すでに25分経過している。
「花畑、お前が変なボタン押したからじゃないのか?停止なんて」
うんざりした様子で薮さんが言う。圧迫感があるのか、ネクタイを緩めながら。
「ただフロアのボタンしか押してませんよー。言いがかりです」
「じゃあ力入れ過ぎだ。お前けっこう馬鹿力だからなあ」
「ひっど」
……と言いつつ、あたしは結構いまのシチュエーションをラッキーと思っている。
薮さんと密室に閉じ込められるなんて、なんだか出来過ぎじゃないか? 上司で、派遣の身に余るほどの質の仕事を与えてくれ、うちに招いて手料理まで振舞ってくれる、この人と、いま、ふたりきりーー
自分の気持ちを見極めるチャンスかもしれない。
あたしは薮さんのことが好きなのかな。面倒見が良くて、ルックスもいい。もちろん仕事ができる、しかも料理までなんて、まるでマンガだ。
薮さんはどうなんだろう。あたしのこと、好きなのかな。他の人に比べて、目をかけてもらっているのは明らかだけれど、それは男女のそういう好意ではない気がする。どっちかっていうと、ペットを可愛がるような、そっちに近いのかも。
「……何考えてる? 黙るなよ」
薮さんが外部とやりとりしたインターフォンを見ながら言った。
「別に何もーーこの高さから落ちたら即死かな、とか」
「止めろよそーゆーこと冗談でも言うのは」
心底嫌そうに彼は顔を顰めた。
「あはは」
ねえ薮さん、あたしのこと好き?
さっきみたいに、警備会社を呼び出して助けてって言って、わかった、あと30分で着きますっていう返事をもらえる、そんな分かりやすいボタンがあればいいのにね。薮さんにも。
それがあったらあたしは押すかな、それとも押さないかな。どっちだろう。
そんなことをつらつら思っていたら、「……おい、なんの真似だ?」と聞かれた。
あ、と思わず手元を見る。あたしはいつのまにか、緊急呼び出しボタンを人差し指で押していた。ギュッギュッとわりと力を込めて。
ーーお し え て ほ し い。あ な た のき も ちーー
#力を込めて
「やぶと花畑4」
指を掛けた引き金に、力を込めた。
腕の震えが止まらない。
目標を捉えられない。
止まってよ、お願い。
撃たなきゃ。
なんで、引き金を引くだけなのに。
………いや、
やっぱ、だめだ。
”撃てない”。
銃口の先には、幸せそうに笑っている君がいるから。
君がふと私の方を向いた。
視線で気づいたのかもしれない。
目が合った。
私は、はっと我に返った瞬間、
力が入らなくなって、地面にへたりこんだ。
あぁ、やっぱり撃てなかった、。
ごめんなさい。
ごめん、こんな事してごめん。
ずっと親友のフリしててごめん。
謝りたいことがたくさんあった。
それが絡まって頭の中でぐるぐるしている。
君は、一緒に居た友達と離れて私のもとに走ってきた。
なんで、
こっち来ないでよ、こんな私見せたくない。
そして、君は私の手に握られている拳銃に目を落として、
それに気づかないフリをして笑った。
「大丈夫?」
そんな優しさに、
自分が情けなくなって、後悔とか、罪悪感とかでいっぱいになって涙がぽろぽろと流れた。
「ごめん、ごめんね…ごめんなさい」
ただひたすら謝る私に何を思ったのか、目の前に君の手のひらがあった。
微笑んでる君。
恐る恐る、震える手で君の手を握った。
手を引いて立ち上がらせてくれたあと、
君はなんて事ないように、いつもの笑顔で言った。
「アイス買って帰ろっか」
「でも、…」
命令に逆らったから、君の身も危ないんだよ。
そう口を開こうとする前に、
君は突然駆け出した。
見慣れた、悪戯っ子のような笑みを浮かべていた。
色んなことを飲み込んで、静かに頷いた。
責任は全部私が負えばいい。
そう思って、
繋いだ手に力を込めた。