『刹那』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「刹那」。
それは極めて短い時間のこと。
人それぞれ時間の感覚は違うもの。
私は、人生そのものが「刹那」だと思う。
「刹那」の中でどう生きていくか。
永遠なんてないから、無駄だと思いたくないから。
刹那の時間だけでも貴方に触れられたら
僕はどれだけ その瞬間を心に刻めるだろう
刹那
1/75秒
計りきれない僅かな時も文字にするなんて
誰が考えついたのだろう
刹那
その刹那目の前が真っ暗になった。
これで終わったんだ。。
俺は最高のクソ野郎だ。
うちのクラスには宇野ってのがいたんだ
そいつは素直なのか天然なのかわからんが
誰にでも愛想良く優しく可愛げのあるやつだった
だが、それをよく思わない奴がいたんだ
そんなかのリーダー的なのが嶋田って奴だ
嶋田は、宇野に課題をやらせたり、奢らせたり
嫌がらせをしてたんだ
だが、宇野はそれを怒りなんて少しもなく
笑顔でやってきたんだ
それがあいつの癪に触ったんだろう
"いじめ"がエスカレートしていったんだ
教師も他の奴らも見て見ぬふりをしてたんだ
自分が絡まれたら溜まったもんじゃないと考えたんだろう
だから、誰も助けない
ある日あいつは宇野の机にスノードロップを置いたんだ
あいつの取り巻きはニヤニヤして
あいつ自身も笑ってやがる
宇野は、それをみた時笑ってたんだ
だが口角は上がってても目は絶望や哀しみのような
悲しいものだった
その日から宇野は学校を休む日が増えた
それでもあいつらは物足りないのか
宇野の家にまで嫌がらせをしたんだ
それを楽しそうに語るあいつらを
俺は許せなかったんだ
ある日宇野が来た時についに殴りやがったんだ
宇野は痛がりながらもなんも言わない
まるで何かに取り憑かれてるように
それをみてもう、耐えれなくなった
俺は暴れた
この事件は全国ニュースになった
〇〇県△△市の◇◇高等学校で
男子生徒が同級生2名を殺害
5名が重症、3名が意識不明になりました。
被害者10名。加害者の男子生徒は逃走中
俺は無我夢中にやった。
やってやったんだ。。。
だが、世間的に許されることではない
俺は駅員のいない人気の少ない駅に来た
ここの電車が止まってもせいぜい10名程度しか困らないからである。
電車の光が近くなってくる
時刻は亥の刻になっていた。
もう終わるんだ
そう思った時
「ねぇ」
ある人が声をかけたんだ
振り返るとそこには宇野颯が飄々と立ち尽くしていた
「ありがとう。
最後にこれあげるよ
そうやってある花を渡してきた。」
俺は一瞬思考が変わったが意思は堅かったようだ。
「ありがとう。大切にするよ。
このオダマギと現世(こっち)を後にするよ。」
最後にあいつは屈託のない笑顔をしたんだ
そうかよ。。
これで終わりだ
そう思い一歩前に出た。
スノードロップの花言葉は
「あなたの死を望みます。」
オダマギの花言葉は
「愚か。」
颯の意味は「きよらかなさま。」
お題 刹那
刹那
ため息をついた刹那、またパソコンとスマホが鳴った。
「ああーっ! せっかく寝れそうだったのにぃ。」
アプリ会社につとめるあい子は某日リリースした学校用アプリ〈ボックスノート〉の評判が悪く、ずっとクレーム電話やメール、誹謗中傷コメントに対応している。
「今度もまたすごいコメントだわ。あれが公共アプリに載せられると思うと胃が痛くなるわね。」
〈「とても便利で成績アップ!」なんて謳いに乗って入れて、もう最悪ですよ。生徒からの評判は最悪だし少しは治ると思ってアップデートしたらボックスの中に個人情報を公開されてボックスごと削除しました。受験準備用ボックスだったのですべてが消し飛びました。〉
返答を打ち直そうと座り直した刹那、またスマホとパソコンが鳴り響く。
「ああっ!」
スマホを取り、メールを見ようとしたところでまた受信ボックスにメールが追加された。何かをしようとした「刹那」でストレスが溜まってしまう。
[刹那]それは、極めて短い時間のこと
僕は、今、死柄木弔に迫られている
(ヒィ…‼︎)
黒いフードをかぶった男だ
『お茶でもしようか、緑谷出久』
死柄木に会ってから、僕は…
『僕が敵(ヴィラン)連合に入る代わりにオールマイトには手を出さないって、約束しただろ!』
『してない』
(緑谷かわいいな)
『しましたーーーー‼︎』
『しーてーませーーん』
死柄木から、ちょっかいされるようになり、
『お茶でもしようか?ぴょん』
と、また雄英の前、緑谷がよく出かける
ショッピングモールで
俺は飛び出て、飛びっきりの笑顔を緑谷に見せた
『死柄木…ぴょん』
(この悪魔ウサギ〜!ストーカー‼︎)
死柄木弔が、ウサギのカチューシャをするようになり
僕は、サイコパスな発言をする死柄木から
[悪魔ウサギ]と、呼ぶようになった
そして、
『おい、緑谷コレ』
轟焦凍から死柄木弔の捕獲のために、縄を渡された。
『えっ?ムリ!ムリだよ!悪魔ウサギ捕獲なんて!』
『緑谷…もしかして死柄木に恋してるのか?』
『えっ?あっ!してない!』
『頬が赤いから…』
と、ニヤ顔の轟に言われて鏡を見ると頬が赤くなっていたのだ。
(僕…悪魔ウサギの、死柄木に恋してるのかな?…)
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『緑谷出久は渡さん!』
『半分野郎!クソ!ふざけんな!死柄木よ!死ね!』
緑谷が俺の夢の中に出てきた
だが、爆轟勝己も出てきたのだ
(厄介な奴め)
『出久は渡さんぞーー‼︎』
緑谷出久の腕をオレである死柄木弔と爆轟が奪い合う夢だった
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
『…⁉︎』
どうやら俺は、ショッピングモール店で座って
熟睡していた。隣には、緑谷出久がいる
『おはよう悪魔ウサギ…死柄木!』
緑谷は、俺に向かって笑顔で挨拶をして
『死柄木が幸せそうな顔してたから、つい…!』
(俺が恥ずかしいじゃないか)
俺は、なぜか、緑谷発言を聞いて恥ずかしくなり
彼の口を止めるよう、不意に、緑谷の唇にキスしたのだ
(マジで俺、敵連合に入るんじゃなかったー…)
『ハゥ…』
(男同士のキスでも関係ない…)
刹那、極めて短い時間のキスを
ショッピングモールの中にある恋人の聖地の場所で
お互い男同士でキスをしては死柄木と緑谷は、
笑顔になるのであった
貴方の世界を想い出しながら、そっと現実から離れる。
貴方の創り上げたものは全て美しくて、それでいて儚い。いや、儚いからこそ美しいのだろうか?
大雑把なところから細かいとこまで、全てが貴方らしい。
想うだけで、こんなにも貴方を感じれるのに、なんで、本物の貴方は何処にも居ないのだろうか?
私が持っている貴方の世界は、
ただの記憶だけ。
全て、貴方の家族に奪われてしまった。
私が貴方の作品を盗む泥棒にでも見えたのだろうか。
または私が貴方と仲が良いことを知っていて、私を毛嫌いしていたのだろうか。
…多分、どっちもだろう。
「私達の息子を奪いやがって」
このアバズレ!
…貴方が、もし生きていたなら、
この台詞を聞いて、どう思うだろう?
きっと、諦めたように笑うだろう。
…『貴方』がまだ生きているときに、息子扱いなんて、
1度もしていなかった癖に。
ずっと傷つけてばっかりだった癖に。
挙句の果てに、私から彼の世界を全て奪っておいて、
そんなこと、言わないでよ。
音のしない雫が頬を伝う。
…これでは、貴方の世界が汚れてしまう。
溢れ出る嗚咽を他人事のように聞きながら、クッションに顔をうずめた。
突然、ガタン、という音がした。
その刹那、ゆりの花の匂いがした。
びっくりして、思わず音のした方に顔を向ける。
そこには、
1輪のゆりの花が横倒れになっていた。
ぐしゃぐしゃの顔のまま、立ち上がって花をそっと持ち上げる。
…造花だ、これ。
一体何故…?
………
『僕は、君を愛しているよ。
でも、それと同じくらい…』
この花を、好いているんだ
………
ようやく、貴方を見つけれた気がして、
私の顔は、もっとぐしゃぐしゃになってしまった。
刹那。光が目の前を閃いた。ピカッと輝いたと思ったら、大きな余韻を残して、それは消えていった。闇は、僕のまわりをまたぐるりと囲んで、何事もなかったように振る舞っている。しかし僕は、網膜に焼きついたその一刹那を何度も反芻しながら、一歩前に進むことにした。暗がりの抑止を振りきって、瞼の裏の明るさを信じて、停滞を克服しようとした。
人生はどうも一度しかないらしい
なぜ一回しかないのだろう
わたしなりに考えてみた
それは、人生が辛すぎるからなんじゃないだろうか
一度生きるだけで耐え難い苦痛や悲しみを感じないといけなくなってしまうから、生きることは死ぬことの何十倍も難しいから。だから、そんな苦痛をなん度も経験するのをどこかの誰かは考えて、わたしたちの人生を一度きりにしたのかもしれない。
♪たった一度きりの人生ですもの この愛も刹那
たった一瞬でも躊躇えば いつのまにかThe end
この文章を書いていたらSpotifyから流れてきたメロディ
終わりがあるから生きようと思い
終わりがあるからどうにか強く生きようと思う
終わりがあるから人を愛そうと思う
そんなことを考えた16時
洋服売り場の前で
怒鳴り散らしてるおっさんの客に
平身低頭の販売員さん。
やだねー、とっとと通り過ぎるか。
しかしスゲーな、接客って。
笑顔を顔に張り付けたままエキサイトしたおっさんと
落ち着いて会話できるなんて、すごいスキルだ。
しかしおっさんが横を向いた途端
コンマ何秒、販売員さんの笑顔に羅刹が入り込んでいたのを
目撃してしまった。ひやっ!
うん…大変な仕事なんだな、接客。
(刹那)
早く、早く、早く
私を止めて
幸せになってしまう前に
私を裁いて、断罪して、十字架を下さい
見つけてしまった新しい幸せ
絡みつく消えない罪の足枷
私はいつ罰を受けるのだろう
震えた手で幸せを掴み、零して、自分から不幸になりに行く
その幸せを刹那のものにして
まさに今!この目にシャッターあったなら、君の可愛さ逃さないのに
刹那
『刹那』
それは一瞬のことだった。
海辺に煌々と咲き誇っていたダイヤモンドの彼岸花は、地平線の向こうから届いた斬撃により砕け散った。
花弁の辺りが砕けて一部は舞い上がり、一部は海へ沈み、また一部は砂浜に突き刺さった。
それと同時に、異変を察知して浜に駆けつけた精霊たちも無惨な姿へと切り刻まれた。その数およそ70。
精霊の島の最後は、こうもあっけないものであったのだ。
この人生はおそらく折り返し地点か、既にそこも越えているか。今更過去のたらればを考えても仕方がない。それでも、もしあのとき違う道を選んでいたら。少しだけ考え、そして戯言のように口にしてしまった。どういうことか、もしかすると見間違いかもしれない。隣でぼんやり聞いていた彼の唇が、ほんの一瞬泣きそうに歪んだ気がしたのだ。折り返し地点で出会った恋人。全ての選択を一つでも違えれば存在しなかった世界。しまったな、と反省しながらその体を両腕で抱き寄せる。たとえどこで何をしていようとも、またあなたを見つけ出すので。戯言に譫言を被せて、最後に出会った大切な人に言い聞かせた。
(題:刹那)
『刹那』
相手は構えていた刀を納めると長く息を吐いた。居合の構えだ。初手さえ間合いから外れれば勝機はある、と自分を鼓舞するが、僅かに鯉口を切る音が聴こえて汗が吹き出る。刀が抜かれるときを見逃してはならない、と目を皿のようにしてじりじりと相手の出方をひたすらに待つ。
しかし瞬きひとつの後に急激な寒気に襲われて視界がぐらついた。刀の振られる音に目をやると居合はすでに抜かれ、鞘に納められようとしている。地を踏みしめる感覚がない。ぐらついた体がいやに軽い音を立てて地面に転がっていく。あの刹那の間に一刀両断されていたのかと理解し、身から出る血が顔を浸していくのを感じとった。
全く同じ瞬間などないこの時を
次はどんな思い出にしていこうか
「刹那、刹那かあ」
ぽつり、と君が呟く
「なあに、急に」
「や、急に思ったもんで。」
なんだよそれ、とお互いに顔を見合わせてくすりと笑みを零す。
「んでも、刹那って…極めて短い時間の事、だっけ?」
「そうそう。物知りじゃん」
「今調べただけ。」
べ、と舌を出して悪戯に笑ってみる。
「なっ、一瞬本気にしたじゃん」
俺がそんなに賢いわけないだろ。
#刹那 #5
君とみた 未来の夢と 流星群 星のまたたき 君の横顔
お題「刹那」
アイドル、社長
なりたい者になったとしてもそれは一瞬
その一瞬の為に頑張り信じても
想い描くものとは違うかもしれない
頑張る人間は愚かなのか、
神様は僕らのことをどう思っているのか
刹那の輝きを信じてもいいものなのか
いくら考えても答えはでない
「あ、やべ」
待ちかねたLINEが嬉しくて即座にトーク画面に移行してしまった。つまるところ、爆速で既読をつけてしまったわけで。
待ってたの全開でキモかったかな。暇人だと思われたかも。いや、いやいや、送ってすぐ別の画面にいって気付かなかったと信じよう。うん。
画面を開いたまま、そんなことをもごもごまごまご考えていると通話が入った。曰く、「すぐに既読がついたからどうせなら話したいなと思って」とのこと。
やっぱ人生速いもん勝ちってワケ。
"刹那"