『刹那』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
少しでいいから、
少しでいいから貴方に会いたい
#刹那
「「刹那」」
「時間ってさ、短いよね〜」
「そうかな?」
「まぁ、人それぞれだよ。」
「確かにだけど、」
「集中していると短く感じない?」
「それは、確かに」
「真面目にやるのは、いい事だね」
「でも、休むのも大切」
全てが大切
人間はいろんなものを複雑にしてしまう。
感情があるから。思考をするから。ひとりひとり違うから。
「生まれて、死ぬ。」
文字に表せば、こんなにシンプルなことなのに、
生きることは、なんでこんなにも、難しいんだろうね。
その間に何をしないといけない?
生きるために食べる。
生きるために働く。
生きるために生活する。
生きるために休む。
生きるために、しないといけないことが多すぎて
それは常識になって、それ以外は省かれて、指をさされる。
どうせ死ぬのに、なんで生きるの?
どうして人間は生まれてくるの?
答えのない「なぜ?」をたくさん、たくさん抱えて
息をする。
考えて、考えて、考えても、分からなくて
分からない、その答えを探すために生きてるの?
不思議だよ。この世界のすべてが。
生きることは、大変なことだと、分かってるのに
わたしたち、生まれてくるんだね。
人と人が助け合って成り立つ社会?
その社会で揉まれて死んでいく人たち。
生まれて、死ぬ。
文字でなら簡単に表せるのに。
簡単にじゃないこの世界に、わたしたち今日も生きてる。
死ぬために、今日も息をするのね。
刹那
意味を知らなくて調べてみた
きわめて短い時間。瞬間。念。
時間って概念なんなんだろうね、
ふわっと風が吹く刹那
グッと魅力に引き込まれる刹那
誕生日を迎える刹那、、?それをお祝いしてもらって笑顔になる刹那とか、??
よく分からなくなってきたけど使い方合ってるのかな、違う気がする
なんか幸せの瞬間が思いついたけど、漢字は鋭いからもっと難しくて素敵な瞬間のことではないのかもしれない。
正しい使い方はなんだろうか、ググるしかない…。
階段から落ちそうになったその刹那、手すりに手を伸ばした。
たとえば、あなたが指をパチンと鳴らしたとしよう。私が指を弾いても皮膚の擦れ合う音しかしないが、あなたは小気味よく鳴らしてみせる。そのちょっとした動作の間に六十五の刹那が過ぎ去っていった。刹那とはそんなにも、呆れるほどに短い時間だ。
その短い時間の過ぎる間にも、人の心は移り変わっていくのだと古人は説く。諸行は無常。変わらない気持ちなどあり得ない。
故に私は言葉を綴る。この一刹那の感情が、それでも真実だったと証すために。刻一刻と変わりいく心が完全に違うものへとなってしまう前に。タブレットに触れた指先に、私の想いのすべてを乗せる。
テキストだけで構成されたファイルを、私は私に振り分けられた個人フォルダの一番奥深い階層に埋めるだろう。厳重に鍵をかけて。
古い地層に埋もれた骨が宝石質の鉱物に置き換わっていくように、私の言葉たちは人知れず結晶していく。私もあなたも過ぎいく時間の波に呑まれて消えてしまっても、言葉は残る。私は刹那を永遠にする。
心は変わっていく。多くの言葉を費やすことはできない。ならば私が第一に記すべき言葉はひとつしかない。
あなたを愛している。
心は変わっていくと、貴女は言いました。きっと、それは正しいのでしょうね。貴女は歴史とか哲学とか沢山の本を読んでいて、色々なことを知っているから。
貴女とそんな話をした後で、私は私の今の気持ちをノートに綴ることにしました。
ペン先をインクにつける間にも、インクが紙に染み込んでいく間にも、心が変わっていってしまうとしたら。紙にペンで文字を書いていくなんて、非効率的だと貴女なら言うでしょう。それに、紙が水に濡れたりしたら、あるいはインクの瓶を倒してしまったら、文字は二度と読めなくなります。長い時が経てばインクは薄れ、紙は脆くなる。何かの弾みに火に投げ込まれてしまうことだって、ないとは言えない。
でも、いいの。私が想いを綴るのは、長く残すためではないから。気持ちを言葉にして記すのは、証明するため。今の私より明日の私の方が、貴女をもっと大好きになってるってことを比較検討するためだもの。
永遠なんていらないでしょう?貴女も私も世界のどこにもいないのに、気持ちだけ残るなんて無意味だと思いませんか。
心は変わっていく。そうね、貴女は正しい。貴女に向かう私の気持ちは刻一刻と大きくなっていきます。際限なく膨らんでいって、いつかこの胸は破裂してしまうかもしれません。その時には世界も一緒に終わってしまえばいい。
そんな気持ちを貴女はきっと、刹那主義だと笑うのでしょうけど。
『刹那』4/28
「まばたき旅行?」
旅行のパンフレットを手に取り
疑問を口にする。
どうやら、まばたきすると、
見てる世界が変わるようになるらしい。
お試しも出来るらしく、
折角なので体験してみた。
「一体どんな感覚だろう」
夢を見ているような、
それともワープしているのだろうか?
目を閉じて、目の前の光景に息を飲む。
そこは、空の上だった。
巨大な化石のある場所だった。
太陽っぽいものが近くに見えたり、
乗り物に乗ったり、色々だった。
そして、体験してみて一つ。
一瞬じゃ物足りないので、旅行に行こう!
刹那
刹那・F・セイエイですね。
私は00の中だとティエリアが好き。
や、
みんな好きなんだけど、
神谷さん推しだからしょうがないよね。
でもね、
あえて言わせてもらおうグラハムも好きだと!
いつから始まったのか、わからなくなってしまったくらい長く長い、重苦しい旅の途中で、疲れ果て立ち止まった旅人は、ふと、つぶやいた。
「これは私だけの時間を歩く道。」
すると、丸っぽくて、全てが視界に入り切らないくらい大きな何かがやってきて、旅人に、ニヤリ顔でこう言った。
「お疲れ様でした」
すると、今まで見えていた細い砂利道が、すうっと消えた。
「私の道はもうここまでということか」
旅人は少し残念そうな、安心したような、何とも居心地が悪い気持ちになった。
しかし、後悔はなかった。
後悔が浮かばないことに驚いた。
「あなたの歩いた長さはこれくらいです。どうお感じになるかはわかりませんが、ほら、ごらんなさい。私の掌にスッポリ入ってしまうでしょう?」
大きな丸いだろうものは、ペラペラとした掌の上にのせた道を見せた。
「私には、あなたの掌が大きいのか、小さいのかが、わからない。どうしてだろう? だから、歩いた道の大きさも、長さも、わからない。わからない以外、何も感じない」
しかし、だんだんと旅人は、何だか惜しい気持ちになってきた。
「今までそれなりに歩いてきたのに、わからないとしか感じないなんて。これでいいのだろうか。何だかもったいない」
丸いのはニヤリと微笑んだ。
「おや、あなたはそうお感じになるのですね。では、続きを歩きますか?」
「まだ途中だったのか」
「あなたが、そうお考えになるのならそうでしょう」
旅人は考えた。
またあの道を歩くなんて、いや、どんな道だっただろうか?
旅人は驚いた。
どんな道だったのか、まるで覚えていないのだ。
刹那、丸いのは消えた。
「残念です、私をお忘れになるなんて。
私はあなた、あなたは私。私は私、あなたはあなた」
しん、と急に周りが白く静かになった。
そこには何もなかった。
ただ、摘まれて少ししんなりとした小さなタンポポだけが、そうっと落ちていた。
─今年も彼らの季節がやってきました。Ebroの石橋には、カゲロウの大群が群がり、まるでこの灼熱の地に季節外れの冬がやってきたようです。しかしこのカゲロウは……
型の古いテレビから、TVEのニュース番組が流れている。ただ客観的事実を伝えるだけであるのに少し情緒混じりの言葉作りは、なんとも感情豊かなこの国らしい。
「大変やなあ、お前んとこのあれ」
家主に委ねられるべきチャンネル決定権を握り締めたまま、ポルトガルはソファに組んだ足でリズムを取った。
「毎年のことや、もう慣れてもうたわ」
キッチンのダイニングテーブルで何やら本を読んでいたスペインは、ニュースもポルトガルの言葉もしっかり耳にはしていたらしい。本から目を離すことはなく答えた。
「あれ、駆除せえへんの?」
「んー、別に害虫やあらへんしなあ……それに知っとるか、アイツらむっちゃ寿命短いねんで」
スペインはやはり本から目を離さない。
「どれぐらい」
「1日も持たへん」
スペインの出してきた回答に、ポルトガルは目を大きく開いた。
「うわ、そら短いなあ」
自分が生まれて1日目は、果たして何をしていたのだろう。きっと生まれたばかりで、この世の全てに狼狽し泣き喚いていたのではなかろうか。生まれてから4桁の年月を生きてきた身では、もう全く覚えていない。カゲロウの刹那が、ポルトガルの胸にどしりと寄りかかった。
「せやろ?やからそのたった1日羽ばたかせてやれんっちゅーのは、寛容なスペインの名が廃るやん」
「……そうか?」
敬虔で保守的なスペインはいつのことやら、今のスペインは確かに種々の面で寛容な、ともすれば挑戦的とも言える決断を下すことが多々あるというのは、この縁だ、よく知っている。それにしてもその寛容は虫にも適用されるのだろうかと、ポルトガルは僅かに眉を顰めた。
「そうや。やからアレはな、うん、見守るしかないねん」
「見守る」
ポルトガルがスペインの言葉を反芻する。
「そう、見守るんや、見守る。俺らにはそれしかできへんもの」
そうやそうや、そうするしかないんや。スペインは自身の言葉を確かめるように繰り返すと、ゆっくりと本のページを捲った。
刹那
外で食 べ物を食べようと思ったら、
鳥が食べ物を刹那に取っていた。
なんで私のだけ取っていくの笑
【刹那】
※同性愛などの描写が含まれます
長い長い夢を見た
とても楽しい、はずだった
あんな事が起きなければ…
俺は友達と楽しく話して学校から帰る途中だった。いつもは、小学生からの親友の優太と一緒に帰るのだが、その時は、高校で仲良くなった友達、茜(あかね)と明(あきら)、香織(かおり)と一緒に帰っていた。
「雪、今日、優太は?」
と明が言った
「今日は先に帰った」
「そ、…今日何する?」と香織が言った
「今日は…」
「どうした?」
明と香織と会話をしている時、横断歩道の上にいる優太が目に入った。
何をしているのだろうと思って様子を見ていると突然、後方から大型トラックが優太の方に進んで行った。
歩行者信号は青だった。
俺は声を出す前に体が動いていた。
止まることの無いトラック、恐らく運転手が居眠り運転でもしているのだろう。
「おい、雪!」
明の声なんて今はどうでも良かった。
助けないと!優太を!
「優太!」
手を伸ばした、つき飛ばそうとした。
けれど、その手は、優太に掴まれた、優太は俺を庇う様に抱きしめた。
その刹那、俺と優太はトラックに跳ねられた。
一瞬の出来事、なんでこうなったんだ、もっと早く俺が、いや、一緒に帰っていれば……
「ゆう……た」
頭が痛い
意識がゆっくり途切れていく、俺か、いや、優太の血か…嫌だ、まだ…
まだ…
耳元で声がした
「ごめんな、雪、俺ダメだ、まだ………に……の…………だよ」
優太が何を言ったのか聞き取れなかった、視界が真っ暗になって、何も聞こえなくなっていった。
いかないで、優太
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目を覚ました
見慣れない天井、慣れない香り。
「目、覚めたんだ」
そう、誰かが言った。声の主を探して視線を動かすと、隣に女性がいた。
「だれ、君?」
彼女の事は知らない。いや、覚えていないと言った方が正しいだろうか。
「そっか、やっぱ覚えてないよね…雪くん」
雪くん、どうやらそれが俺の名前らしい
「君は、前の俺を知っている、のか?」
「うん、知ってるよ、雪くんはね、誰にでも優しくて、運動神経も良くて、友達がいっぱいいるの!」
「そうか…今の俺とは真逆だな、そういえば、君の名前はなんて言うんだ?」
「私?私はね、私の名前はあかね、みそら あかね」
みそら あかね
それが彼女の名前…。
後で聞いたが海空 茜と書くらしい。
どこかで聞いた事があるような、それでも何も思い出せない。
全然、気にならなかったがなぜ俺はこの場所...病院にいるのだろう。
「なあ、茜、俺はなんでここにいるんだ?」
と聞くと茜はとても悲しそうな顔をした。
「交通事故、にあったんだよ…君は優しいから友達を助けようとして、その友達は男の子でね。でも、その子は死んじゃったの…君の親友だったのに」
「なんで、死んだんだ?」
茜の表情が段々暗くなっていく、
聞かなければよかった…。
「君を庇ったんだよ…」
俺を庇った?
「……ごめん」
なぜか謝った。
「雪くんは、雪くんは……悪くないよ、悪いのは、居眠り運転してた方だよ!だから、だから!」
耳鳴りがした
頭が痛かった
「うっ……」
「あ、ごめん、大丈夫?私、今日はもう、帰るね、私ね、実は███くんのこと好きだったの…
じゃあ」
好きか…
よくわからないな、今の俺には…
「ああ、またな…」
病室が静かになった。俺以外誰も居ない、そのはずなのに、誰かが言った。
久しぶりに聞いた声
【「ごめんな、雪、馬鹿だ、お前に本当のこと言えずに、死んじゃった、雪、俺、お前の事が…
…好きだよ……って言っても聞こえないか」】
誰だよ、君は、知らない、思い出せない、なのになんで
俺、泣いてんだよ
なあ、好きだった…
好きだった、君は一体誰なんだ!
刹那
後ろを見た。
崖になっていた。
前を見た。
道がなかった。
遠くを見た。
橋のようなものがあった。
すぐに歩き出した。
きっと壊れないと信じて。
数秒前の自分を
一つずつ捨てながら
今だ、と身を投げる。
全て捨てて
逃げ出していく
持続する安定を探して
一瞬の安心を求めて
コンマ何秒ごとに
私は生まれ変わっていく
生き直せるのは
今だけだから。
目の前に広がった光景は、ずっと、ずっと、願っていたもので。
例えばそれが偽物だとしても、もう、どうでもよかったんだ。
口の端が、つり上がるのが解る。
あぁ、笑ってる。嬉しいんだなぁ。
そうだなぁ。嬉しいなぁ。
だって、ずっと見たかった光景が見られたから。
嬉しくて、嬉しくて、泣きながら笑った。
ずっと願っていた光景を焼き付けて、ボクはそのまま堕ちていく。
だって、ボクが一緒にいる訳にいかないからね。
その全てが”刹那”だとしても、その”刹那”こそがボクには永遠で。
でも、やっぱりそうなんだろう。
ーーが堕ちてくるまで、あと少し。
刹那
今日の午後の1分スピーチの前、私は緊張していた。朝の電車で文章は完成させていて、それを読めばいいだけのことだと心ではわかっていた。しかし、私はただ文章を見て話すことは、自分のためにはならないと気づいていた。話す内容がわからなくなればスマホの文章を読めばいいという感情と、読まずに話すべきだという感情の葛藤から、緊張していたのかもしれない。自分の番が来て、名前が呼ばれたその刹那、私は深呼吸をしてスピーチを始めた。相手に分かりやすく、心に残るよう感情を込めて、精一杯話した。結局チラチラスマホを見てしまったが、話し方は良かった気がする。このスピーチと、その後のグループワークを通して、自分には文章作成力と人前で話す十分な力がないと痛感した。
だから、私は今このアプリで文章を書いている。
なんで一日はこんなにも長いのに1年はあんなにも短いんだろう。
こんなことをしている間にも時間は過ぎてゆく。
#刹那
刹那。
それは、極めて短い時間を指す言葉。
自分は、仮に『刹那的な生き方』と言われても、『刹那主義な人』でもいい。
ただ、今この瞬間を充実させたい。
友達が、僕に言った言葉。
友達と話す時間も束の間、
彼は刹那、用事を思い出したと言って家に帰ってしまった。
『刹那』
刹那
あなたはあの時、何を思っていたのだろう
どうしたの?
何気ない問さえ投げかける瞬間が無かった
何かが変
……変?
変とは、なんだったんだろう
君が好きな言葉だ
僕は変な奴だと
お気に入りの口癖だった
僕もその言葉が好きだった
変、同士
上手くやれてると思ってた
いつからまともだったんだろう
歯車が合わなくなった
最初から噛み合ってなかったのかもしれない
この思考も、一瞬の出来事なのだろうか
刹那だと勘違いしていた
余裕がなかったのは、僕だった
何か良い方法はないか
画面に並ぶアルファベットの羅列を眺めながら
私は耽った
あと何日、何ヶ月、何年……
どれくらい貯金ができて何をしてどうする
10年後
20年後(そんなに生きる予定はないが)
分針が1目盛り進んだ
椅子を座り直し片肘を付く
今、秒針が2秒止まった気がした
画面を見てキーボードを叩く
あと何文字打てば未来は来るのだろう
分針が3目盛り
データを書き込んで試しにボタンを押してみる
エラー
考える(40秒)直す(15秒)確認する(5秒)
さて次は――
画面に並ぶアルファベットの羅列を眺めながら
私は耽った
~刹那~
一瞬のうちに、私は地に倒れた。体が動かない。
「安心しろ、峰打ちだ」
この男は、私を殺す気がないのだろうか。殺そうとして襲いかかった人間に情けをかけるなんて。
この男は私の師範の仇。血も涙もない悪党。それなのに、私を生かしてどうするつもりなのか、聞きたいことも聞けずに男は去っていく。
男は倒れた人間を背に去っていく。背中越しに感じる殺気に、その口の端はうっすらとつりあがっている。
またかかってくるといい。力をつけろ。自分に相対する力をつけるのだ。
男は、各地の道場で師範を殺し回っていた。看板などいらぬ。必要なのは憎しみだ。仇をとりに襲いかかってくる者を野放しにする。自分を超えた者こそ、仇をとるに相応しい。
刹那