刹那』の作文集

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刹那』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/28/2023, 11:41:08 AM

刹那

一瞬だった。
目の前を一閃されたのにしばらく気が付かなかった。
「わしの勝ちじゃな」
へた、とその場に座り込んだ僕をにんまりと笑いながら見下ろす老骨はとても老骨とは思えない太刀筋を見せつけてくれたのだ。
「約束通りもうついてくるなよ~」
わしは余生をダラダラと生きるんじゃから、と言った彼は後ろ手に手を振りながら立ち去って行った。
一度だけ勝負をして欲しい、それで負けたら諦めるからと言ったのは自分だった。
それだと言うのにこの胸の高鳴りはなんだ。
ドクドクと高鳴る胸は血を身体中に送り、脳が焼き切れそうだった。
チカチカと未だ眩い一閃を脳が処理しきれていないのだろう。
あんなものを見せつけられて諦め切れるか!
「待ってくれよ!」
叫びながら追いかければ彼は「げぇ」と言いながら走り始めたけど逃がさない。こればかりは若さが有利だ。
引っ捕まえて絶対に弟子にしてもらう。
約束破りとかそんなの関係ない、ほら言うだろう。
惚れた方が負けだってさ!

4/28/2023, 11:38:48 AM

一瞬の光に照らされ
昼間のように明るくなる
その刹那
とどろく轟音が響きわたった
地が震えるような余韻を持たせて


近くに落ちたかもね



そんな夏が最近減った気がします

4/28/2023, 11:36:42 AM

温もりが降る桟橋で
幻は いつものように
瞬きをして夢を見る

そこに誰もいなくても
波が思い出を繰り返す

微睡みより はやく
潮より 浅く

底から眺めた息は
季節の巡りに駆けて行く

そこに誰もいなくても
波が思い出を繰り返す

4/28/2023, 11:36:39 AM

[刹那]

1日目
「お兄さん、ごめんね。助かったよ、ありがとー」
「どうして無銭飲食なんか…」
「いやぁ手持ちでギリギリ足りる筈だったんだけど、税の分忘れてて……あ、ははは……ほんっとうにありがとうございました!!」
「はぁっ。もしかしなくても家出……」
「ご、ご推察の通りです」
「お金ないんでしょ、泊まるところあるの?」
「ざ、残念ながら…」
「…………はぁぁぁー。うちで良かったら一晩泊まる?」
「えっ! い、いいの!?」
「その代わり今日泊めたら家に帰んなよ、分かった?」
「うんっ!! 何から何までありがとうね、お兄さん」

「へぇ、お兄さんの部屋結構シンプルなんだね。お邪魔します」
「男の一人暮らしなんてこんなもんだよ」
「そうなの?」

「うっそ!? お兄さん弁護士なの?」
「一応ね」
「いやいや謙遜しなくていいって! 凄いね! 格好いい〜」

「あー、やっぱり弁護士さんって大変なんだね。いつもお疲れ様、おにーさん」
「……何、してるの?」
「んー、頭なでなで〜ってしてる。大変だね、凄いよお兄さんは」

3日目
「……なんでまた君がいるのかな」
「あ、ははは……。昨日ちゃんと帰ったんだけどね、また出てきちゃった」

「おいで」
「ん? なにー? って、それ濡れタオル……?」
「頬の跡隠してるつもりなんだろうけど隠せてないから。ほら」
「もう、お兄さんは察し良すぎだよ」
「……俺のせいだろ、その跡」
「違うよ、お兄さんのせいじゃないよ」
「俺の言う事聞いて家帰ったから殴られたって言えばいいのに」
「そういうの人のせいにするのダサいじゃん、やだよ」

10日目
「ねぇ、お兄さん! これどう? …って、なんで見ないのー?」
「別になんでも良いだろ服なんて」
「良くないですーっ! ねぇ、可愛い?」
「可愛い可愛い」
「じゃあこれも買おー!」

17日目
「お兄さん、お兄さん」
「何か?」
「本ばっか読まないで構ってよー」
「はいは――…うわっ、急に割り込むな――」
「んーちゅっ。……大好きだよ、お兄さん」


20日目
帰宅後、部屋に入ると全てが違っていた。
いや、元に戻ってたというのが正しいのか。
全ては20日前の、彼女を拾う前の部屋にすっかり元通りになっていた。
一緒に選んだ小物や服や彼女と出会ってから増えていったもの全てが突然なくなった。
全てが無くなった代わりに増えたのはテーブルの上にある一通の封筒。
幾ばくかのお金だけが入った真っ白い、無地の。
彼女が消えたことも彼女がいたことも俺が見た幻だったのかと錯覚しそうになる。確かに彼女はここにいたはずなのに、彼女がいた証は封筒以外のどこにもない。
あまりに刹那的に過ぎ去った彼女との日々。

「なぁ。俺も好きだって、伝えていたら……」
そうしたら君は今も、俺の隣に居てくれたんだろうか。

4/28/2023, 11:32:13 AM

『刹那』

若い時間は刹那に過ぎ
今だ 何者にもなれないまま
いったい自分は
なにになりたかったのか?
どこに向かって
なにを目指して生きてきたのか?
なに者でもない自分は
なに者にもならないまま
終わりを迎えるのが
お似合いかもな…

4/28/2023, 11:30:08 AM

─刹那─

みんな知ってる?

刹那って、瞬間とか一瞬って意味らしいよ。

まるで僕の死に際みたいにね。

僕は去年の夏、学校の屋上から飛び降りた。

死ぬのは一瞬だった。

僕の死に際は、刹那と言うにはぴったりだった。

誰にも愛されず、僕自身も誰かを愛さず、

そんな醜くて悲しい人生を歩んだ。

でも今は悲しくなんかないよ。

彼が僕の命日に、必ず会いに来てくれるから。

死んでも尚、ずっと屋上に居る僕に。

そんな優しい彼は、今年の夏も誰も居ない屋上にただ1人。

片手に花束を持って泣いている。

「なぁ、親友。お前が消えて悲しいよ。」

僕の親友は、泣き虫だったね。

そんな泣き虫の、たった1人の親友へ。

『ありがとう。僕の大好きな親友。』

4/28/2023, 11:25:11 AM

刹那

おおかたの人はそれぞれの目標を持っていると思う。わたしも例にもれず、高校時代は東京大学を目指した。灘高校を知ったのもその頃だ。本を読んで池園君にあこがれた。ちなみに池園君は灘高校の学生。本を読んで知った。遠藤周作も灘高校の学生。ちなみに遠藤周作は日本の作家だ。映画で“さらば夏の光よ”を観て郷ひろみと秋吉久美子のファンになった。努力することは大切だ。今の苦しみを忘れて夢を見れる。苦しみから逃れられないのならせめて夢ぐらい観たいものだ。

4/28/2023, 11:20:14 AM

刹那


言葉は聴いたことあったけど意味をよく知らなかったので調べてみた


【時間の最小単位】
【1回指を弾く間に60あるいは65の刹那があるとされる】
【きわめて短い時間、瞬間】


時間の単位だったとは!?
はじめて知った

このアプリを使うようになってはじめて知る言葉が増えた

4/28/2023, 11:19:20 AM

厨二病

以下愚痴
仕事は選ばなきゃあるって言うけどさ
自分に合ったもの選ばなきゃ文字通り自分の首絞めることになるんよ
後々のこと考えたら自分の適正に合ったもの選ぶのはめちゃくちゃ大事だと思うんよ
そしたら全然ないんよおおおお

4/28/2023, 11:19:13 AM

僕にとってはあまりに短い時間で、
本当に、、。

君ともっと一緒にいたかった。

『いたかったなぁ、っ、、、』

泣かないでと、君が言ってた。

無理だよ、、
君が、いないんだもん、、


枯れて散った、落ち葉を見て
冬の始まりに、よけいに悲しい気持ちが押し寄せる。

頑張るから、もう少し浸らせて_____。

4/28/2023, 11:09:41 AM

テーマ“刹那”

月がてっぺんに昇る頃
私は、駆けていた。

侍が闊歩する時代にタイムスリップしてしまった私は
たまたま着ていたのが浴衣だったという事もあり
難なく、この時代に馴染みつつあった。

そう、そのせいで、油断していたのだ。
この時代に、偽名を名乗っている隠れながら活動していた人の本名を
思わず呼んでしまった。

数刻前まで、笑顔で話をしていた人が
私に刀を向ける。

あ、ヤバい。
そう思った。

足をもつれさせながらも、彼らから逃げる。
隠れる場所などない。
何故なら、此処は彼らの縄張りだから。
身を隠す術は彼らには敵わない。

「居たぞーー!こっちだー!」
なんて声が聞こえ、前後左右全ての道を塞がれている。


ああ、私もここまでか。
そう思った。

なぜ今日なのか。
なぜ今日はこんなにも月が大きいのか。

スラリとした白刃が私に振り下ろされる。
その刹那、私は走馬燈を見た。


(歴史物のゲームをやった影響で、こんな話になった。)

4/28/2023, 11:08:37 AM

刹那、瞬く間に何かが広がった。
何がといったら、とにかく美しいもの。
さあ、想像してごらんなさい。
あなたの美しいと思うもの。
それがあなたにとっての答えだから。

4/28/2023, 11:07:43 AM

「おーい。おーいって。そこの君だよーこの私を無駄にしてる君!」
「………あ、俺?」
 下校中の電車の中、俺の真正面に立っている女が話しかけてきた。
「そーだよ!君いま何してるの?ゲーム?ってかそれクソゲーじゃん。テスト近いのにそんなのしてていいわけ?」
「いやなんで知ってんの。ゲームはともかく学校事情はわかるわけねえじゃん」
「そりゃあ、私どこにでもいるし」
 非常識にもつり革にぶら下がるその女は、意味深な言葉を吐き捨てた。
「時間っていうのは、一瞬一瞬の積み重ねでできている。人間は愚かだよね。あとになってからあの時の一瞬に、これをしておけばって後悔する。いつもそこにある一瞬を蔑ろにしたのは自分なのに。私はいつでもどこでもいるっていうのにさ」
「……さっきからなんなのお前。一瞬を自分みたいに言って」
「自分だよ。私の名前は刹那。この世のどこにでもいるけれど、誰もが私をいないように扱う。そんな、悲しい存在」
 女は寂しげに笑うと、電車の発車と共に姿を消した。

4/28/2023, 11:07:34 AM

私の父は殺された。
母も殺された。
母はもうすぐ弟を産むところだった。
母はお腹の中にいる弟と共に死んだ。

あれから二年。

犯人はまだ捕まっていない。
だから私は友人と共に犯人を探している。
その友人とは幼馴染みで、
昔から私の傍に居てくれている。

ある日の夜、
友人は私を街から少し離れた丘の上に呼び出した。
「ねぇ、こんな夜中にどうしたの?」私は尋ねた。
『...あれから二年経ったね。』「....うん」
『まだ、犯人捕まらないね。』「そう、だね」
『私ね、犯人に心当たりがあるの』「ほんとに?!!」
『うん。心当たりっていうか、知ってるんだよね』
「誰、誰なの?!!」この二年間しっぽも掴めなかった、
親を殺して逃げた犯人が、ようやく分かる!!

『犯人はねぇ、 
        私だよ』


「......え、?」

その瞬間、時は止まったように感じられた。
私の親友が?私の幼馴染みが?
一緒に犯人を追ってきた彼女が?
二年も一緒に探してきた相手が?
私の隣で?ずっと?
私の頭の中はぐちゃぐちゃになった。

その刹那、

     私は
        彼女に
              コロサレタ。


お題〚刹那〛

4/28/2023, 11:05:37 AM

夢の中にだけある、音のない声がある。
 その色と響きを、どうしても覚えておけない声が。
 どこにもない、誰でもない。
 なのに、それはどこか、過去を思い出させる。
 あの日、届かなかった一瞬を。
 わたしの前を刹那に駆け抜けていった、恋の面影を。
 どうしてか。どうしてか。


 #刹那

4/28/2023, 11:04:28 AM

書く習慣/24日目。

「刹那」…セツナ…
それは、0.013秒という
 瞬間 とても短な時間…だ。
言うなれば一瞬に唐突だ。

まぁ…私は余り詳しい事知らないけど…

『刹那という極めて短い時間を大切に生きよ』
そんな言葉がある様だ…

君達はカゲロウと呼ばれる、
成虫になると僅か数時間で絶えてしまう
昆虫であるが…
生まれ、生き、成長し、
栄え、散り、受け継がれ、繰り返される…
 命の連鎖だ

刹那生滅…と呼ばれるモノだと

1日1秒の瞬間を常に大切だという…
そんな、
    刹那の願い

「束の間の幻影」だ
私のカゲロウは、刹那の様に出現しすぐ消える存在だ…実態は無い…
それでも、その僅かな短い時間でも…

  そこに居た 

ってわかるのだから…

世界から見れば…
私達の人生は、刹那の如く
本当に一瞬なんだろう、
だから1つ1つ大切に…今も生きる。

では、また明日…

   この瞬間も大切に…だから、

ハム「隙を見せるのは ほんの一瞬さ!」(原神)

4/28/2023, 10:59:53 AM

眠っていても

  君からの

  ケータイの着信音にだけは

  素早く反応する

  耳と

  目と

  指先




             ✩ 反応(122 )




   ✢ ✢ ✢ ✢ ✢ ✢




    一行でいい

    
    言葉で

    わたしを

    抱きしめて



           ✩ 言葉で (121)

4/28/2023, 10:58:07 AM

刹那

2月14日
「はやくしてよ〜…」
彼女は横断歩道の真ん中で
こちらを向いて口を開いた。
ここは田舎だから車なんて通らない。
「んぇ〜…先行ってていいよ~紐結んでるだけだから。」
「え〜…」
私は特に考えもせず足元に目をやった。
「……ねぇ、」
彼女が口を開けた途端何かがぶつかる音がした。
すごい衝撃音だったから思わず顔を上げた。
「…あれ、」
彼女はそこに立っていなかった。
あったのは、
タイヤに潰されたチョコレートだけだった。

4/28/2023, 10:54:55 AM

題.刹那


はるか昔から星の光が届くのだと言う。

遠い未来にいるあなたにも、

私の思いが届いていればいいな。

4/28/2023, 10:54:25 AM

会場の男と傍観者達を殺した後の事だった。
「ひ、人が死んでる?」
「やばいですね…」
「っ?!」
不味い。もう人が来たのか。出口はもうあそこしかないし絶対出会うよな…。
どうしようかとタジタジしていると、2人の男が現れた。目を丸くしている背の高い人は緑色の目、一方で冷静な男は青い目をしていた。
「ちょっ…大丈夫?」
「……大丈夫。」
「ひ、と死んでる、けど?」
やめろ。そんな心配するような緑の瞳で俺を見るな
「そんなこと分かってる。」
「でも…その、外に出よっか。」
「………分かったよ。」

「お前らは誰だ。」
「俺〜?俺達はただの旅人だよ。ね?」
「そうですね。…君は?」
「俺は…人殺しだ。」
そう言うと、一瞬緑の目の男がビクッとしていたがすぐに笑った。てかなんで笑ってんだ…
「先輩。笑わないほうがいいですよ。」
「えっまじ?」
「はい。」
「えぇ〜…」
青色の目の男は最初は怖そうだなと思っていたが案外いい人そうだなと思う。……少し、少しだけいいなと感じた気がした。
「ちゃんと自己紹介した方がよくね?」
「そうですね」
「はぁ…?」
自己紹介?なんで?
「じゃあ俺ね!俺の名前は雪那。よろしく!」
「俺は蒼汰。よろしく」
「………俺、は…」
言った方がいいのか?人殺しと旅人が仲良くなったら…警察に捕まってしまうのに…
「………言えない。」
「いいよ!言わなくても!」
「あぁ、ちなみに雪那先輩は刹那的だから。」
「刹那的…?」
「後先考えずに今を大事にする人ってこと。」
「ちょっとディスってるよね!?」
「まぁ…」
言い合いを始める2人を見て、何故かくすぐったくなってきた。
「だから……あ、笑った。」
「えっ…」
「おぉ〜笑った!」
「それ俺の時も言ってましたよね?」
「うん!そうだけど…笑ってもらえてよかった!」
「……」
「まぁ、そんな訳で俺は刹那的だから!全然きにしないで“今”を考えて。」
「今……」
「どうしたい?」
「ついて…行きたい………」
「じゃあ行こう。」
「そうですね。」
俺は出された2人の手をそっと掴んだ。今この瞬間だけは…俺が罪人だと言うことを忘れたい…

#刹那
適当に終わらせちまった…また続き書こ!

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