夢の中にだけある、音のない声がある。 その色と響きを、どうしても覚えておけない声が。 どこにもない、誰でもない。 なのに、それはどこか、過去を思い出させる。 あの日、届かなかった一瞬を。 わたしの前を刹那に駆け抜けていった、恋の面影を。 どうしてか。どうしてか。 #刹那
4/28/2023, 11:05:37 AM