『別れ際に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#56「別れ際に」
Good-bye 良い来世を
Happy Birthday 良い1日を
たくさんの手を振って
おはように さようなら
乳白色の夕暮れに 子供たち
手を紡ぎながら うたってる
「太陽は 天使なの?」
「黒いニキビがあるから 人間よ」
「太陽は 悪魔なの?」
「輝く十字架、背負った 醜い子」
海が彼を抱いて 溶けてゆく
そうして、楽園へ
私たちが祭り上げた 生け贄よ
リンゴのように醜いの
なのにどうして 美しい
あぁ、わがまま言えないわ
私たち 許されないもの
たくさんの手を振って
さようならに おはよう
Good-bye 良い来世を
Happy Birthday 良い1日を
別れ際にあなたは言った。
「また会ったら声かけてよ」
一応、「うん」とは言ったけど、私はもうあなたに会いたいとは思わない。
なんでこのタイミングでそんなこと言うの。
振ったのはあなたの方だし、私は正直まだ別れるのは嫌だって思ってる。だけど、あなたが私と別れたいって思ってるなら、私が嫌だって言う権利はない。
だから私は、今日から頑張ってあなたのことを嫌いになる。
でもまた会ってしまったら、せっかく嫌いになったのに、きっと私はまたあなたのことを好きになってしまう。
だからもう、会いたくない。
また会ったときは声かけてほしいって本当に思ってるなら、振らないでほしかった。
ずっと隣にいてほしかったんだから。
別れ際に、貴女は俺の頭をそっと撫でてくださいました。
五年経ったらまたおいでなさい、それまで待っていますからね、と笑って仰いました。俺は悲しくて悲しくて涙が止まりませんでしたが、それでも貴女に従って、貴女の庵を離れました。
貴女は結局、五年を待たずに病で亡くなってしまいましたね。
けれどどうか、そのことを気に病んだりはしないでください。
貴女は俺に、誰もくれなかった愛をくださったのです。貴女が生きていようといまいと、俺は貴女の愛を持って世界で生きるべきでした。そのことに気づけなかった俺が、愚かだっただけなのです。
手の中に お菓子潜ませ 開いては 悲しみ晴れる 愛しき子
《思い出す日々》
(刀剣乱舞/燭台切光忠)
時々夢を見る。
あの日。揺れる地面と迫り来る火。
そして開かれた扉から一瞬見えた人の顔と、眩いほどの光。そして熱。
気がつくと身体中が真っ黒で、「これはダメだな」と終わりを察したこと。
そして思い浮かぶのは伊達家や水戸徳川家で出会った刀や人々の事。
これを人は《走馬灯》と呼ぶのだろう。
別れの言葉も言えず去ることの悔しさや悲しさを感じながら、朦朧とする意識の中。
炎とは違う熱を感じながら、意識を失ったこと。
気が付くと、あの日の傷を抱えたまま生き長らえていた。
最早日本刀とも呼べぬ、鉄屑同然の己を愛おしむ人々へ
別れの言葉はまだ言わなくて済んでいる事を。
そして今。
審神者の手によって励起され、その手に抱える自身は在りし日の己自身。
「僕はまだ、刀として戦えるんだね」
長船派が祖・光忠が1振り、燭台切光忠。
刀としての自身に別れはまだ来ない。
題【別れ際に】
(登場人物→すみれ、葵、ふうま、ひなた)
×
(登場人物→莉緒、和樹、隼人、太陽)
「いよいよ文化祭、終わっちゃうね。」
「そうですね、葵。」
「寂しいな。」
「ひなたも寂しいとか言うんだ(笑)」
「ふうまは俺をなんだと思ってるんだよ!」
「まだ別れたくないな~。みんなと同じ高校にいきたい。」
「分かる~!俺もだよ、莉緒ちゃん。」
「僕もだな。」
「ねー。」
「あのさ、莉緒ちゃん、隼人くん、太陽くん!」
「葵ちゃん!どうしたの?」
「連絡先、交換してくれない?グールプLINEなんだけど、7人の…。良ければ…。」
「良いの!?」
「えっ!?うん。やりたい!」
「僕たちは喜んで。」
「じゃあ、交換!」
「これで、バイバイしても寂しくないな!」
「たまには…、ビデオ通話もしようねっ!」
「っ。うん!待ってるよ!」
「楽しみなんだけど!!」
「私達、一生友達ね!葵、すみれ!」
「うん。(はい!)」
「じゃあ、バイバイ~!」
「じゃあな。」
「ありがとう。楽しかったよ!ひなた!」
「また、会おうな。」
「次はプライベートで遊ぼう!」
「はい!待ってますね!連絡。」
ーまた会える日まで…。元気に再開しようねっ!ー
私達、僕達の絆は100%越えだよ!
これにて、文化祭は終了っ!
最終話まで読んでもらって、ありがとうございました!
お互い生きていても、もう二度と会えなければ死んだも同然ではないか
そう思って涙が止まらなかった。
永遠の別れかと思った
そう話す私に君は、
生きてさえいれば必ず会える
優しい声で言った
夏の終わりのある日のこと。
きっと大丈夫
繋がれた指と指との間の温度は
冷めることの知らない
醒めないことに怖いとは思わない
きっと大丈夫だよ
ふたりだから
例えどちらか手を離してしまっても
必ず瞬間の際に掴んでみせるよ
「別れ際に」(一行詩)
別れ際にアナタの懐からスマホと財布を抜き取る
◆
別れ際にアナタの懐に彼女のピアスを仕込む
◆
別れ際にアナタを突き刺す
◆
別れ際にアナタの口に彼岸花の茎を突き刺す
別れ際に
別れ際に嫌な顔をしないで欲しい
あなたの嫌な顔が頭から離れないから
あなたが私を嫌なのは分かったけど
私だって傷つくよ
だから私はあなたから離れたのです
あなたも私が離れて良かったね
あなたはあなたの道を
私はわたしの道を
お願いだからもう私には関わらないで下さい
嫌な思いはしたくないから
私には親友がいる
大好きで大切な親友
でも、1年前に突然消えてしまった
親友
最後に会った日に少し変だったのを
今でも覚えてる
最後に会った日の
別れ際に放った言葉
「またね」
これは
またいつかねの
またねだったのか
それは今の私には
まだ
分からない
『別れ際に』
【忘感着】
別れ際にふと振り返ると
もう季節は僕を追い抜いて先で待ってるから
僕は思い出を羽織ってまた歩き始めた。
会社の飲み会は
苦手でその場に居づらい
何とも言えない気持ちになる。
だから
お開きになると分かると
嬉々として身支度を始めてしまう。
君との飲み会は
楽しすぎて、時間感覚がおかしくなる。
だから
終電が近いと分かると
名残惜しくて歯切れが悪くなってしまう。
本当は
もっとずっと
君と一緒に居たいんだよ
#別れ際に
俺は弾力のある雪の上を孤独に歩いていた。
ひどく腹が減っていて、まあ言ってしまえば"遭難"しているわけだ。登山途中に吹雪かれたわけでもなければ、そもそも山には登るつもりはなかった。
ただ引っ越し先で、道も分からないのに一服しようと車を降りて、軽装で林に寄り道したのがいけなかった。辺りの樹がみんな同じような見た目をしているせいで、記憶力には自信があったのに来た方面が分からなくなってしまったのだ。
かつて冒険少年と叱られたくらいには、見知らぬ場所の探索なんて好きだったから、その時も全く焦ることなく、適当に面白そうなものを探した。
雪がチラついていたが、ライターがあれば大丈夫だと理由もなく確信していた。
少し歩いてみると、小さな小さな足跡を見つけた。俺は最高に気分が上がって、夢中でその跡を追いかけた。
進めば進むほど雪は強くなり、傾斜はキツくなった。
さすがにまずいかと思って、引き返すことも考えたが、振り返ると俺の足跡はほとんど消えていたので諦めることにした。
それどころか、消えてない足跡の主が相当近くにいるのだと気づいて、一層興奮した。
林の入り組む場所に着くと、中心の大木の木陰から小さな2つの目がこちらを見ていた。
狐や子猫を期待していたが、焦げ茶の入り交じったそいつはあまりにもふもふでどう見ても小動物とは言えなかった。
しまった、こいつはやられた。
頭上の緑の葉っぱを見て思った。
思いっきり化かされた。
別にお金を取られた訳でもないが、俺はなんだか悔しかった。
近づこうと1歩を踏み出した途端にものすごいスピードで逃げ出してしまった。
ここまで追ってきておいてなんだが、これ以上追いかけても野暮である。それにもうその体力もない。
ゆっくりと大木に寄って、去り際に奴が落とした白い地面に良く目立つ食べかけの真っ赤なリンゴを齧った。静かな林にサクサクと音が響いて、口内に冷たさが広がった。
その場で木に腰をかけて思う。
そういえば帰り道分からなくなったんだった。
別れ際に
前にも似たようなお題があった。
その日の精神状態で書く内容も変わってくる。
別れは旅立ち、新たな世界へ向けて歩いていく。
「別れ際に」
さよならって口にすれば
涙が溢れてしまいそうだったから
大好きって声にならない言葉を
君に知られないように呟いた
別れ際に貴方が私の手を強く握っていたこと、何か言いたそうな顔をしていたこと。今でも覚えてる。今ならわかる、あの顔は別れを告げたいけど直接は言えない貴方の弱い気持ちを表していたんだね。あれから貴方はどう生きていますか?私に嘘をついてまで手に入れたモノはあなたを幸せにできていますか?
私に知る術は無いけれど、それでも私は幸せです。
・別れ際に
「またね」って言ったじゃん。
その言葉さえ嘘にされるくらいなら、いっそ露骨に嫌いになってくれた方がまだマシだったよ。
おかげさまでアンタのせいでこんな些細な言葉さえ信用出来なくなっちゃった。
私だけ生きづらくされて、アンタは今まで通りのうのうと生きてるのズルいよ。
悔しいからいつか同じ目に合って欲しい。
「別れ際に」
昔から人と話すのが苦手だった。
会話を振られて、言いたいことはあるのに頭が真っ白になって話せない。
人見知りもあり、どもっているうちにだんだん人は私からとおのいてった。
あまり大きな町ではなかったから、スタートダッシュを失敗し自分はいつも1人、誰も話しかけてくれなかった。
そんな毎日に終わりが始まる。
学校の下校中、一人の男の子が話しかけてくれた。
男の子に私は話せる気がした。
それから放課後、男の子と一緒に遊ぶようになった。
毎日、毎日、毎日、毎日、
ずっと一緒だった。
男の子は学校には来ないし、他の子は男の子と話さない。
自分だけ男の子と話す。
小さな独占欲が出て来たきっかけだった。
男の子は自分の物だ、そう自慢したかった。
でも自慢すると男の子が取られる気がして秘密にしてた。
そんな私も中学生になった。
男の子とは会う頻度は減ったがまだ良く遊ぶ。
そうそう、男の子の名前は夢不(むふ)と言う。
というか、訳あって名前が出せないから名前をつけてと言われて昔つけたのだ。
なんでむふにしたのかは覚えてないが可愛くていい名前だと思う。
それで何となくだが一つ気づいたことがある。
夢不は正体を知られたらいけない理由があるのでは無いかと思う。
きっとどこかの御曹司で、市井を知るためにこの町で暮らしているんじゃないかと、
そうなるとそろそろ夢不、引っ越す?
……え? ………?
え?
?
え?
どうしよ。
今更ボッチとか嫌だけど、
夢不居ないと生きていけないよ?
いやまぁ生きるけどさ
「むふ~引っ越さないで〜」
つい隣にいる夢不にそう言っていた。
いや、引き止めることはできないけどさ、、嫌だよ〜
そう悶々と唸ってるとなんの気無しに夢不は言う。
「まだ引っ越さ無いから安心して?」
なんでいきなり引っ越すとかの話になったのか不思議がってるが気にせずに答えてくれる。
やはり夢不は私という存在を分かっているな!!
あれから考えたんだが、夢不が御曹司うんぬん置いといて引っ越すときがあったりすると私は絶対に泣きつく
そんで絶対に困らせる。
そうなると凄く迷惑をかけるだろうな…
だからいつ何があっても良いように、むふが居なくても何とかなるようにしよう。
それから私はひとまず友達を夢不以外に作ることにした。
最初はクラスの女の子と話せなかったけど少しずつ、だけど着実に話せる頻度が増えて言った。
その影響か、クラスの人が話しかけてくれるようにもなっていった。
友達が出来て、夢不と会う頻度が減っていった。
週に5日会ってたのが4日、3日、2日と、減ったいた。
そうやって私の世界が広がる時、夢不が居なくなった。
夢不とはいつも同じ時間に湖の前の公園で待ち合わせしていた。
携帯は私は高校生になってからだったし、夢不も持ってなかった。
だから絶対に待ち合わせには用事が入ってもまた合うために一瞬でも合うようにしていた。
そんな夢不が居ない。
いつもの時間、いつもの場所、無のに夢不だけが足りない
いつも居るのに…
あれから毎日公園に行くのだが夢不とは会えないままだった。
どこ行ったんだろ夢不。
あれから夢不とは会えないまま、高校生になった。
夢不の代わりと言うように友達は増えていった。
でも何か足りない。
夢不はいつも私を理解してくれた。
それでも居てくれるだけでありがたい。
そうな順調な高校生活をしていたけど、気に入らなかったらしい。
ノートは破かれ、筆箱はゴミ箱、上履きには押しピン、
先生がいない時は暴言をはかれ、一人のけ者にされる。
いわゆるイジメだ。
少しずつ、だが着実に私の心はすり減る。
それに伴って私の健康と、イジメはもっと劣悪なものになる。
学校にいくと私の席だけなくなっていたり、水をかけられたり、、、、
こんなものだとまだいいが、トイレに顔を突っ込まれたり、、、
これ以上は、
で、こんな酷い事をされてるのに先生は黙認。
小さな田舎の高校だから問題になるとすぐにっちもさっちもいかなくなるらしい。
私が自殺したらそんな話しじゃないと思うけどな。
そこまで頭の回らないバカどもだと思わなかった。
あぁ、夢不に会いたい。
私を迎えに来てくれないかな?
もう疲れたよ?
夢不と待ち合わせしていた公園、もう3年も会ってない。
高2だよもう。
元気してる?
私頑張ったよ。友達作って人と話せるようになったよ。
イジメに合ったけどこれまで生きて来たよ。
ねぇもういいかな?
私がこの世と別れ際夢不の声がした。
「noise noise noise じゃあね。 noise noise」
「noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise iseno noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise noise」
イマジナリーフレンド
通常児童期にみられる空想上の仲間をいう。
イマジナリーフレンドは実際にいるような実在感をもって一緒に遊ばれ、子供の心を支える仲間として機能する。イマジナリーフレンドはほぼ打ち明けられず、やがて消失する。
別れ際に
大切なものほど離れてしまって、今が思い出になってしまう。
始まりがあるなら終わりがあることがあるのをわかっていたのに。
伝えたいことがたくさんあるのに喉の奥に詰まって何もでてこない。
それでも貴方が選んだ道だから、だから、貴方の人生が幸せでありますように。
『いままでありがとう。またいつか。』