『初恋の日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
初恋
とまれスレスレを攻めるのが俺の流儀である。エル・キャピタンにしがみついてニヤついてる半裸の人間の脳髄には、おそらく見るもグロテスクで官能的な構造式の何かしらが分泌されていて、その可愛いらしいのが俺にも出てたんだと思う、多分。
では近所のそこらへんの公立小学校で攻められるスレスレとは何か。無論生死の境なんて大袈裟なもんじゃあなければ、どうやって泥団子バレずに家に持って帰るかとか、昼食のゴーヤチャンプルー残すかとか、そんなレベルでもない。先生に見つかって怒られるか怒られないか、そんでもって怒られるにせよ親に直電行かせぬ塩梅におさめるか否か。まあ、それくらいである。
つまらないと言われたら本当に詰まらない日々であって反論の余地なし。人生で最も一日の長い時間を最も無意義に使い果たすとは、人間の体の残念すぎる欠陥でならない。が、しかしあの頃はもう変えられぬ。俺はプロカバディプレイヤーの如く日々ギリギリを責め続けるだけで6年間終えたわけだが、ただの一回もラインを踏み越えずに終えたかと言うとそうではない。俺には1度だけそれがあった。俺は6年の一学期に或る同級生の女子を軽く虐めていた。軽くである。ほんの軽く、例えば悪口を書いた紙を机に入れとくとか、美術の作品にわざと絵の具をこぼすとか。
手は出さなかった。俺の周りのゴミ連中も女子相手は手を出すと面白くなくなってしまうとの了解があった。要するにそこがスレスレの一線である。
掃除の時間であった、俺がふざけてほうきを振り回して怖がらせていると、その先っぽの金具がかつんと当たってしまった。別に大したことないだろうと思ったが、さああと血の気が遠のく。
耳から血が出て廊下に点滴している。
俺は明らかに一線を超えたことを自覚し、パニックに陥った。ご、ごめんと情けない声が漏れる。それに赤面する余地もなく床に血の面積は淡々と増えてゆく。
俺は初めて女子の血液を見たような気がする。
いてもたってもいられない、雑巾をとってきてとりあえず床を拭く。彼女は蹲ることもせずに耳を抑えてたっている。
これで、彼女が泣いて喚いて女子が群がれば、俺は一巻の終わりだったわけであるが、彼女は何故かそうしなかった。そして少し潤んだ瞳で俺の方を睨みつけている。
「なあ、保健室行こうぜ」
目立つ廊下にいてはダメだと思い、血を拭き切ると俺は彼女の背に手を当てて保健室に押した。彼女は抵抗することなく、黙って歩いていく。
「保健室の先生に、俺にやられたって言うか?」
階段の踊り場でそう声かけると、忘れられない。階段の踊り場である。彼女は俺を睨みつけながら、ニヤ、と笑った。生涯あんなにぞくりとしたことはないな。
結局彼女は嘘をついた。俺は止血された彼女を教室まで送って、その日はそのまま何事もなく終わった。その次の日も、2日後も3日後も、結局卒業するまで。
だから、やっぱり嘘である。俺はやはり人生で一度も一線を超えたことなどは無いのである。
なあ、俺はもう老いさらばえた。
もう疲れ果てたんだ。
青い空でさえ、
もはや眩しくて見てはいれないのだ。
枯れていく紫陽花の木を見ろよ。
地に這って、高く空へは行けなかったんだ。
目指さなかったのか、
そういう生まれだったのか。
俺もそういう物だったんだ。
いつかの夢をみるよ。
花緑青の季節に。
俺も花を咲かせたんだ、
そんな事もあった。
昔の話だがね。
薄い雨が包む、薄明るい昼に、
赤い傘を差した、長い髪の女が通りがかってね。
花を見て笑ったよ、紫色の花だったんだ。
柔らかな笑みでね、小さく微笑んだんだ。
光の加減でか、髪が青墨のようになって、
月明かりの凪いだ海みたいな色でね。
それはそれは綺麗でね。
それを今も思い出す。
#初恋の日
海を
ただ漂うだけ。
髪をゆらゆらと
波のままに揺らしながら。
魚たちの鱗は
虹色に輝いているのに、
どうして私の鱗は
青いんだろう。
サファイアのような真っ青。
私は私の鱗が嫌い。
巷では
食べ物が生き物の色に
関係するとかしないとか。
別に青いものを食べてるわけじゃ
ないのだけど。
ずっと、ずーっと流されていると
岩場に着いてしまったので
少し休憩。
海から上げられた私の髪は、
一瞬半透明のように見えたが、
すぐに青さがわかった。
鱗が青いのに
髪まで青いのだから、
私は本当に海になったみたい。
でも金魚みたいに
ひらひらと綺麗なヒレじゃないから、
海に紛れられてよかった。
どこから流れても、
辿り着くのはこの岩場。
ここからは
ある峠がよく見えて、
その峠では
たくさんの人ではない人がいて
見ているのが楽しい。
いつか行ってみたいな。
"Good Midnight!"
ある時、
白髪の少女が
私に声をかけてきて
峠に招待してくれた。
峠は白雲峠というらしい。
初めての同族との接触で
私は私に
初めて触れれた気がした。
初めての環境に恋する
海の鳴く初恋の日。
遠い日の記憶を辿る。
小中高と、お付き合いした人は数多いたが、所詮友達の延長線上。
焦がれる程の想いを抱いたのは、大学1年春の長身黒髪ロング。
結局、思いの丈を伝えられぬまま時だけが過ぎた。
人伝に、脈はあったと聞いた。
後の祭りだ。
関係性の延命に終始し、一歩が踏み出せなかった。
そんな感情に支配されてしまうくらい素敵な人だった。
後悔は自然分解出来ない。
折り合いなどつけようがない。
ずっと脳漿に鎮座し続ける。
初恋は不治の病。
~ 初恋の日 ~
貴方と出会った日はちょっと寒かったね。
懐かしいな。もうあれから7年も経つんだね。
色んなことがあったけど、
楽しいことばかりじゃなかったけど、
私がいつもわがまま言って困らせたね。
ごめんね。
もう会えなくなってしまったけれど、
これだけは言いたかった。
ありがとう。
何回いっても足りないぐらい今まで本当に沢山ありがとう。また逢える日がきますようにと祈っています。
物心つく前の幼子さえも
恋も嫉妬もする脳機能(プログラム)
衝撃の出会いではなく新商品
見つけたその日くらいの初恋
#初恋の日
初恋の日は小6。
今も熱冷めやらぬ。
あぁ、困ったものよ。
その人はタイプそのまんまだったってのは今生きてて、アイドルを好きになって分かりマシタ。
もー、そーゆー出会いも中々に無いだろうな。
あぁ、なぜあの日夏祭りを蹴ってしまったのか。
愚かな自分。
幾つもの罪を抱えたまま同じ手で君に触れたら何かを深く変えてくだろうか。
いい歌詞だなー。罪を否定してないってのがね。むしろ抱えたものによって話が動き出すって感じ。ホントに井上さんは振り幅が広い。
だからあの時蹴った夏祭りもなにかに繋がってて自分自身に良い響きを与えてるはずなのさ……
初恋の日
まだ物心のついていない頃、君と出逢った。
だから覚えていないけど、
その時から君が好きだったと思う。
君の一つ一つの仕草に目を惹かれていた。
君の笑顔が好きだった。
君の流す涙が綺麗だった。
君のすべてに恋焦がれた。
会いたい、と思う。
会って手を握りたい。
恥ずかしがる君に好きだと伝えたい。
私はまた想いを消化できずに、
お揃いの指輪にキスをした。
「初恋の日」
初恋の日。それは私の黒歴史を生み出した最悪な日。あなたは私みたいにならないように気を付けてくださいね……!!
ある日、とあるSNSで私にDMをくれた方がいらっしゃったので、もしよければ文通をしないかとお声がけしてみたら、LINEでつながりたいといわれたので、その通りにしました。それが間違いだった……。
その人はSNSで私の日記をほぼ監視して、LINEですべての感想を寄越してきたり、やたら私のことを肯定ばかりしてくるので、最初は楽しかったのですが、だんだんめんどくさく、そして嫌になってしまったんですよね。
極めつけは、私があまりにもネガティブな日記を書きすぎていたせいで、直接会いたいと言ってきた(=向こうが勝手に自分に会えばなんでも都合よく受け入れてくれると勘違いしていた)のでそれを仕方なく(この頃には恋はとっくに冷めていました)受け入れてしまいました。それがなければもう少し楽だったかもしれません。
私はそれが正直めちゃくちゃ嫌でした。勝手に手を繋がれて、「手つなぎの処女頂いた」みたいな気持ちの悪いことを言われたり、急に行きたくない場所へ行く予定を入れられたりなど、彼が来た時には本当に嫌なことばかりでした。
……なので、それを正直に日記に書いたら、「そっちにも非がある」「次は気を付けます」と、なぜか私が責められました。しかも、次があるのが当たり前みたいな、すごく自分勝手な意見を押し付けられたので、その時点で彼との繋がりを断ちました。
今はなんでも日記にできて、監視もされずにとても楽です。多分私は恋愛体質じゃないんでしょうね……。損してるのかな……?
恋は盲目と言いますが、本当にその通りだったなと今では思います。
皆さんはSNSでの出会いに気を付けてくださいね。
追記:こんな愚痴でも読みたいと思ってくださる皆様、ありがとうございます……:(_;´꒳`;):_
初恋の日
どれが初恋だったのか
あれがそうだったのかもというのが
ぼんやりとはある
初恋だとわかってない
始まることもなかった恋
今もあなたに会うと
なんだか少しくすぐったいような
照れくささがある
世界が彩る最初の1歩
あなたに出会ってから、2歩、3歩、
歩いてあなたの隣にいます。
色んな気持ちをちゃんと洗浄しないと
重なって、彩ってくれた世界が黒くなる。
お互いに彩りを黒くしないように
気持ちを整理しないと
手を伸ばしても、伸ばされても
気づかない
思ってるより近くに温もりがあること
わすれたくない。
この街にいる限り私は貴方と会えません。
会いません。
少し、治安か悪い貴方の街はどこか寂しそうね。
なにかに縋りついて、なにかをただ追っかけてる。
追いつかれそうな距離。追い抜かれそうな瞬間。
私は飽きられた。
面白くない。つまんないからって。
そんな事を言って、電話を切る音がした
私は寝落ちをしたふりをした。
切る音が少し虚しく感じた。
私の初恋の日はまだ来てない。いやぁ、どうだろうね
気づかないうちに私は誰かをすきになってのかな。
だんだんと眠たくなる私の顔は誰よりも不細工なのだろ
なにを書いているの?なにをしてんの。
初恋の日
初恋の記憶は甘くも酸っぱくもありませんでした。
ただただ、氷のように冷たい味でした。
本当に伝えたい言葉は喉に引っかかり、いつも言葉になるのは2番目の言葉で
それでも、私は、貴方に本当の言葉を伝えたかった。
私はただ、貴方のそばにいたかった。
そんなことを言えば、貴方は可笑しく笑うのでしょう?
不意に生まれたむず痒さを
いなして躱す程大人でもなくて
優しく名前をなぞられては
火照る耳たぶを 笑って隠して
#20 初恋の日
初恋の日
それは、彼の本物の優しさに触れたとき。
彼の何気ない一言は、
私の何もかもを変えてしまった。
八方塞がりな私の心を融かした、罪な人。
最初はただ、名前を呼んでくれるだけで良かった、
はずなのに。
もう、それでは足りない。
#初恋の日
―――
それは、金木犀の薫る晴天の日のことだった
初恋の日
初恋…遠い日の甘く苦い時間に埋もれている記憶の一つ…
違うクラスの女の子に、淡い恋心を抱いて、数日かけて、手紙を書き上げて、漸く渡したかと思ったら、そのまま玉砕…
初恋は、実らなかったけど、今では、少しだけいい思い出になり始めてきた…
初恋の日
春の、嵐のような人だった。
あたたかくて、でもとても強い風をたちこめて、一瞬にして周りを魅了する。みんなが君の虜になる。
春が、良く似合う人だった。
君の笑顔が好きだ。目を細めて笑うとぷっくりと涙袋が主張される、その顔がたまらなく大好きだ。
ねむたげな君の横顔に、いつまでも魅了されていた。君の一挙一動に心臓が握られていた。
君に出会うことが必然なら、この運命を僕は一生愛し尽くすだろう。大好きなんて言葉じゃ足りないくらいの愛を、なんとか君に伝える方法、授業中にたくさん考えたんだ――いつか聞いてくれるかい?
桜並木のこの道を並んで歩いて帰りたい。君の横顔を、今度は隣で見つめたい。
君が巻き起こす春の嵐で、僕を連れ去って。
『初恋の日』
夕日がビルの合間から赤く赤く射していたのを覚えてる。君の横顔を真っ赤に染めてその時吹いた風が君の黒く長い髪を靡かせキラキラと輝いて見えた。もぅ〜と楽しげに髪を押さえながらこちらを振り向いた君に僕はどきりとし目を丸くしたまま固まっていた。
「あはは、何その顔?ねぇ晩御飯どこにしようか?」
気まぐれに再び前を向く君の手首を思わず掴めば僕は跪いて
「フレンチ!フレンチレストラン行こう??…それで、その…告白してもいい…かな?」
と……今思えばとても間抜けな質問を真っ赤になりながらしたのだ。夕日に染められて君は気づかなかったと言っていたけど……どうだったのだろう?けれど君も真っ赤だったらしいけれど気づかなかったからおそらくそうなのかもしれない。
「フレンチより、いつもの定食屋に行こう?私緊張しながらご飯するの苦手」
くすくすと笑いながらも優しく僕を見つめる君を今でも思い出す。
「あの、こくは…」
「そういうの、もっと雰囲気大切にするべきだと私は思うな?……まぁそれが貴方なんだけど。していいよ。でもするなら今度景色の綺麗な所でして?」
そう言えば、するりと僕の手を解いて通い慣れた店へと歩みだす君にはい!と返事し僕は犬のようについていくだけだった。
「初恋の日」
恋は、いつだって“初恋”。
それまでの“初恋”が嘘だったと思えるくらいでないと、恋なんて出来やしない。
だから恋は、いつだって“初恋”なんだ。
そうして6度目の“初恋”が終わって、恋はもういいかなって思ってる。
大人になればなるほど、恋は苦く。苦しく。
最初の恋の甘さが恋しくなる。