『初恋の日』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
初恋の日
世界が変わるなんてこともない
夢のようなものじゃない
そんなもの
変わらないモノクロの世界
初恋の日…、か。
恋愛って自分の苦手分野なんですよね。
恋とか普通にわかんない。ウブぶってるわけでもなく。なんかね。
誰かをなんとなく気になったとして…、気づけば興味が消滅してしまうんですよね。
本当夢のない自分。
幼い頃すら好きな人もいないのに、周りに忖度して誰々が好きとか嘘ついて話し合わせてたわ。
悲しいような、そうでもないような。ま、こんな人もいると言うことで。
【初恋の日】
全く何かを感じたことなどなかったのに。
全く特別な想いなど持ったことなかったのに。
急に君を見ると自分が自分じゃなくなる、というか、居ても立っても居られなくなる、というか。とにかく、普通に接することができなくなってしまった。君が誰かと話しているその時はその誰かが羨ましく思えるし、その話している相手が異性ならば特に。
君の視線を奪いたい、というこの思いが初恋というものなのでしょうか。
初めて恋をしたのは幼稚園の先生。
入園した日に、幼いながらも一目惚れをしたのを覚えている。
ママと離れ離れになってもこの先生といれるなら幼稚園も悪くないな、と思ったから、そんなに行くのを渋らなかった気がする。
そんな私も33歳。
パート帰りに急いで幼稚園のお迎えに行ったのに、当の息子は先生に抱きついて離れない。
「おーきくなったらせんせーとけっこんする!!」
「もー、おうち帰るよ!」
すみませんねえ、と先生の顔を見ると、当時の面影が。
あぁ、血は争えないなあ。
#初恋の日
初恋の日
初の恋の日
初めて恋した日
恋を初めて自覚した日
恋は自覚したその時点で
初ではなくて後だと思う
初恋だと思った日ってことだろうけど
それが恋だと初めて名付けた日
恋ってなんだったけ
好意や興味ならわからなくはないけど
でもそれなりに見ていくと
違うって思ってしまう
恋しなくても付き合っていけるのに
恋になんで拘るんだろう
それなりに人と付き合ってれば
付き合っていく時間には無関心ではなく
好意や興味があるはずでは
人と付き合っていくのは労働だから
体力がいるし時間も掛かるけど
その代わりにいいこともあったりはする
いいことあったか?って聞かれたら
その時はそう思えた程度だけど
良くはなくても得られるものもあった
何を得られたかを聞かれても曖昧
恋を明確に出来るものは
何を得たかったんだろう?
恋を得てもなお欲しいものがないと
そこから先へは進まないよね
相手が欲しいといいながら
相手を選んで相手から得ることを求める
そんなのは恋であるんだろうか?
恋なんて名を付けても
その前にキッカケがあるはず
それがなければ恋にはならないはず
恋ってのは多分
人間関係上の余力をどこに回すか
そんな問題な気がする
初恋は何も判らないのに
恋だと思ったって事だから
どうゆうことだったか
現在なら理解出来るのかも
それなら初恋を考えてみるのもありかな
付き合い続けていく努力を
愛と呼べなくはないから
恋よりかは大切なんじゃないかな
わたしの初恋の人は、血のつながらないお兄ちゃん。いつも優しく笑っていて、少し冷えて骨張った手で頭を柔らかくなでてくれる、この世で一番大好きなお兄ちゃん。周りの人からは、仲の良い兄妹ねってよく言われるけど、わたしはそんな関係に終わらせる気なんてない。
わたしは本気でお兄ちゃんに恋してる。お兄ちゃんと結婚するんだから。
そのために、立派なレディになる訓練は欠かさない。朝起きたら誰よりも先にお兄ちゃんにおはようを言うし、身支度だって素早くする。女の支度には時間がかかるなんて言うけど、そんなことでお兄ちゃんを待たせたらレディの名折れだから。
それから、ご飯もたくさん食べるの。お兄ちゃんの作ってくれるご飯はいつも温かくて、美味しくて。それに、たくさん食べるとお兄ちゃんは笑ってくれる。美味しいって笑顔を向けると、お兄ちゃんも嬉しそうに微笑むの。あの笑顔が最高のスパイスだと思う。
他にもたくさん、素敵なレディになるためには色々なことを心がけないといけない。
保育園のみんなはまだまだ子どもで、一緒にはできないけどそれは仕方ないし。お母さんは、あんまり帰ってこない。お仕事で忙しいんだよって、お兄ちゃんは言ってた。
働いてる女性もすてきだって思う。自分の力でも生きていける力強さを感じるから。
それに、お母さんは帰ってくるとぎゅって抱きしめてくれる。お花のいい香りに包まれて、すごく気持ちがいいの。わたしと双子の弟の和を一緒に包み込むとき、お母さんの懐はぐっと大きくなるみたい。お兄ちゃんはもう大きいからか入ってはこないけど、いつもちょっと遠くから見つめてる。その姿が大人だなって思うけど、でもやっぱりお母さんからの温もりは捨てられなかった。もうちょっと、子どもでいてもいいかなって、そのときだけは思っちゃう。わたしもまだまだってことね。
はやく、早く大人になりたい。いつも見守ってくれるお兄ちゃんの隣に並ぶために。
⸺子どものわたしが知らない"みどりくん"を見つけるために。
初恋の日?覚えてないわ!そんなもん!
初恋の相手なら覚えてるよ!聞く?聞いてけ!
たぁしかね、2歳くらい?わっかんね!まぁそんくらいにな、とあるアニメのウサギに恋した。
んふwんっふふっんふwアニメのっwウサギっw
今もグッズ集めてたりします。
あ、そのアニメの題名はね『ウサビッチ』っていうんだ。推しはプーチンっす。I LOVE プーチン!大統領の方は好きくないです。どっちかというとキライかもしんねぇ。←(大統領の方のプーチン)
そして、初恋の相手思い出してから思ったけどな?昔っから人外好きなんだな俺。
以上、友人の初恋の日の話でした。
カラメル
穏やかな周波数が乱れて淡く反射する。
その乱れは、苦味となって歴史となる。
歴史は、色濃く、蓄積していく。
※初恋の日
初恋の日
「島崎藤村?」
「そう。まだあげ初めし前髪の……って、知らない?」
「あー、何となく聞いたことあるかも。見せて」
まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり
やさしく白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり
わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情に酌みしかな
林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ
「ははーん。初恋は実らないの典型だね」
「なんでそうなる?幼さも感じられる素敵な両思いの初恋でしょーよ」
「えっ、これが両思いに読めるの」
「逆にどうしたら読めないの」
「……ほんとに合わないなぁ」
「合わないねえ」
―初恋の日―
あれは小学生の頃
初恋はあのお医者さん
普段は優しくて穏やかで、命に対して真っ直ぐで
青い海をバックに自転車を走らせる姿が印象的
初めて観た日から約20年経って思う
やっぱりあの人好きだわ
あれを初恋と言うならばあの日がきっと初恋の日
まぁ、ドラマの話だけど
掌におさまる程の小ぶりな林檎の匂いを嗅ぐ。
秋の夕日を吸い上げたような、真っ赤に染まったその林檎は、雨と土と爽やかな甘い香り、秋の匂いがした。
着物の端でゴシゴシと磨いてからカリリと齧れば仄かな甘みと痺れるような酸味に、頬が縮むように痛んだ。
すっぱいなあ。
林檎を手渡してくれた隣の姉さんの白無垢姿を思い出して、鼻がツンとした。
構わずもうひと齧り、鼻を啜る。
すっぱすぎて、のみこめないや。
夕焼け色の世界がゆっくりと滲んでいった。
テーマ「初恋の日」
「初恋の日」
祭夜の、提灯の下
君が、おもちゃのゆびわをくれた日
―――――――
「初恋の日」異界ver
宵闇の、燈籠の薄明りのなか
あの子が手をひいてくれた日
迷子になって、泣いていたのを覚えている
燈籠のあかりと、さわさわと行き交う人々
祭りや縁日というには静かな宵
遊ぼうと声をかけてくれた狐のお面の子
「ここから帰れるよ」と鳥居まで手を引いてくれた
迷い込んだあのお宮はどこだったろう…
初恋の日…人じゃないのか…私の初恋がわかった日は晴れていたなぁ。それはそれは見事な晴れ。とても暑かったの覚えてる。友達からそれは恋だよって言われたのが初恋発覚。その見事に晴れた日が初恋の日となった。
出会いは学校の入学式。隣のクラスの担任だった。何故かクラスの中で先生にガチ恋してる人多かったなぁ笑そんなことを思い出しながら、記憶に残るのはやっぱりあの日。体育大会の時に使う旗の作成に私が関わった時。隣のクラスなのにいいのかなと思いながら友達は2組で私は1組で、2組の旗の作成に関わってる時がいちばん話したなぁ笑楽しかった。あの頃に戻りたいとは思わないけど、楽しい記憶としてこれからも私と一緒に生きてくれるといいなと思った今日のお題でした。
わたしの初恋は幼稚園の時。その人というより、その人の名前が好きだった。名前がとてもかっこよかったのだ。
今考えるとドイツ語みたいな響き。
今でもかっこいいと思う彼の名前。
【初恋の日】2
「はじめまして」
清々しい挨拶。呑気な顔。
今日から同室になる彼だが、印象は悪かった。
私含めここには、病気や怪我と戦っている人達が大勢いる。
彼も同様に戦っている。
病気なんて気にしていないような顔をする彼に
心底嫌気がした。
元々四人部屋だが部屋には私と彼しか居ない。
だからか彼はしつこく話しかけてくる。
返事を求められることも無く彼の独り言を黙って聞く。
話の中で彼がずっとこの病院にいること、
難病であと2年生きれるかどうかということが分かった。
そんなこと言われたら、私も黙っておくわけにも行かない。
しかし難病の彼に私なんかの話をしたら彼はきっと私を嫌うだろう。
一応同室なんだから嫌われると都合が悪い。
とりあえず天気の話をしておいた。
その日から彼とはたわいもない会話をするようになった。
毎日そんな日が続くと思っていた。
ある日朝起きると彼はいなかった。
手汗がジワッとする。
心臓の音が激しくなる。
話によると昨日の夜廊下で倒れていたらしい。
先程検査を終えもうすぐ戻ってくるとのこと。
あぁ、よかった。死んでしまったかと思ったから。
彼が戻ってきた。
「どうしたの?目赤いよ?」
「なんでもないよ」
私はようやく確信した。彼が好きだ。
伝えるつもりは無い。ただこの毎日がずっと続いてくれればそれでいい。
その日
好きになった人の名が 直人だったから
なおと という音の響きが特別になった。
直人が好きなバンドがバンプだったから
バンプの曲が特別になった。
直人を産み育ててくれたお母さんの名前が由紀子だったから
ゆきこ という響きが特別になった。
直人のお祖母ちゃんが優しいときいたから
街ですれ違うお年寄りが特別になった。
直人が子どもが好きだと言ったから
煩いと思っていた近所の幼稚園も
保育園も 小学校も私の特別になった。
すれ違う知らないおじさんも
イヤホンしてるおにいさんも
忙しそうな自転車のおばさんも
みんな みんな
きっと誰かの特別な存在
初恋の日
私はこのほしをはじめて
いとしいと思うようになった。
お題「初恋の日」
――初恋の日――
知らない雨の日を歩いて
落ち込む世界達を突き刺し歩く
色眼鏡だからと色失い
口減らしで捨てられた子みたいに
恐怖の中で体を揺らして泣き喚いた
包み紙に包まれたままの植物を
見せびらかしては憂いに浸かる
集団で生きるのに不向きな心臓にとってそれは
何もかもを失う罠に成り下がった
――――――――――――――――――
おかげさまで、風邪がGW中に完治しました!
現在、作風を変えようと奮闘しております。上手くいかなくて泣きます。
拙い詩ですが、これからも読んで下さると歓喜の舞を舞います(嘘です)
それではさようなら*˙︶˙*)ノ"
↓即興ネタ枠です
ある日、僕は、恋をした。
まるくぷりっとしており
煌々と赤色を反射する
そう、
味玉だ。
初恋の日は覚えてないけど
初恋の君は十分に覚えてる
初恋の君は6年?7年?くらい好きでした
とてもじゃないけどすんごいいい関係性ではなかったと思う
でもなんだかなすごい好きでした
気づいたら目で追いかけていたし声が聞こえると嬉しかった
そんな純粋な恋心を抱いていました
特に実ることもなく今は疎遠ですが初恋としては上出来でした
今は初恋の君とはタイプの全く違う人を好きになりました
4年?5年?くらいになります
超えそうですね
新しい恋愛は純粋な時期もあれば最悪な時期もあり
いいとは言えないです
でも恋はいいです
幸せです
今はただ待ちます
これ以上
これ以上好きになったら自分が壊れちゃいそう...
でも壊れてもいいから今よりもっと「好き」って伝えたい
だって好きなんだもん
誰にも負けないぐらい好き...
毎日だって会いたい...
声が聞きたい...
好きだよって伝えたい...
名前も顔も覚えて貰える事なってないのに...
この想いがあなたに届くまで叫び続けるよ!
いつかこの想いが届くといいなぁ
あの日は、よく晴れた春の日だった。
「って言い方だと、桜舞い散る入学式〜! なんて思われたりするんだろうなあ」
実際まあ悪い思い出ではない。悪くはないというだけ。入学式も二年目もとうに過ぎ去り、進路を本格的に決定した頃の出来事だったのである。しかもほんの数日前に起こった。
ハァ〜ア、と大きな息を吐き出し、教室にある自分の椅子から腰を上げる。がらんとしたロッカーを尻目に、スクールバッグを肩に歩き出した。吹奏楽部も昼休憩のようだ。廊下まで響く音がまばらになっている。
「休日授業サボりたかったぁ」
サボれなかった理由は明白。これでも進学校なことと、あの人がまじめに登校して来ているから。自分にこんな殊勝な面があったなんて驚きだ。高校生活三年目にしての新事実である。
『え、これ田部さんがやってくれてたの』
新しいクラスになって二週間ほど。担任の趣味で新しい花が生けられる花瓶の水を、ほかの子が触る気配がなかった。仕方ない。家で弟妹の散らかしを片付けるのと似たようなものだ。
放課後のHRが終わって、各々の部活に散った教室はなんだか居心地がいい。ぼうっと外を眺めつつ花瓶を手に廊下へ。前の水を捨て蛇口から新しい水を入れる。軽快な音とともにハンドルを締め戻ろうとした時だ。素っ頓狂な声が聞こえてくる。
『えっ』
あとはご想像どおり、気付いてくれた意外に優しい彼にときめいてしまって。初恋なるものをこんなタイミングで知った。もっと早く来いよとしか思えない。
「……帰ろ」
あわよくば、彼にバッタリ昇降口で会わないだろうか。帰りに寄った文房具屋やカフェで隣に座らないだろうか。心浮き立つような感覚を抑えようとしても、期待してしまうのは止められず。
本当に、彼への気持ちに気づいた日がもっと早ければなあと思ってならない。