『冬のはじまり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
11月の下旬くらいから冬のはじまりなんだと思う。
よく天気って狂うよね。
今年だってものすごい猛暑だった。
「平年は…」とかニュースで聞くけれど
大体毎年、何か違くないかなと思って。
平年っていっても2年くらい、
それかもっと前だと思う。
私は北の方に住んでるから、
冬は雪がめっちゃつもる。
雪は真っ白で、あたたかくなったら溶ける
真っ白で冷たいのにあたたかいものには弱い。
地面や家の屋根が真っ白になるから、
外はほとんど全て真っ白。
周り全て真っ白になるとなぜか
切なくなってしまう。
今年も、真っ白……この季節がやってきたのかあ。
「冬のはじまり」
向かい風が冷たすぎる。
ビュービュー言ってる。この場合は言ってる、と言うより鳴ってるのほうがいいんだろうか?
コートを来ていても寒い。
本当に寒い。
あと耳が痛い。
耳あてをしたいのだけれど、小学生の頃貰ったピンクでリボンの耳あてしか持っていないので流石にその耳あてには頼りたくない。
これでも雪が降った方が寒いだなんて信じられない…。
今年は雪が降るかなあなんてそんなこと思いながら冬休みは自分の部屋に籠る。
永久にだらだらしたいそんな受験生、冬。
『冬の始まり』
2日目;冬のはじまり
ことしもまた、一週間だけ訪れる「季節はずれの冬」が始まった。
あたしの誕生日には、毎年毎年、雪が降る。まっしろで、悲しみをさそう白いふゆの妖精が。
「ごめんなさい、にいさん」
五度目の、懺悔。降り積もった白く冷たい雪に両膝を埋めて、両手を絡め、目をつぶる。両目を伝う涙は、すぐに冷やされ雪にシミをつくった。
あたしの誕生日は、双子のにいさんの誕生日でもある。そして、命日でも。
あたしが殺した。あたしがにいさんの未来を消したの。このことを知っているひとはみんな、あたしを悪くないって言う。悪いに、決まってるのに。
宝石飼いの一族。魔法使いは数百年まえには、ほとんどみんないなくなっちゃった。魔法が使えるのは人と敵対する魔物と、魔力の宿る宝石、魔石が生まれつき皮膚に埋め込まれて生まれるあたしたちの一族だけ。生まれてすぐに言語を理解して自我を持つのも、あたしたちの一族だけ。
あたしたちは魔石を砕いて魔法を使う。それで、魔石を全部使っちゃったらあたしたちは死ぬ。
あたしは、魔石を多く持って生まれた。それも、高密度な魔力を宿した魔石を。だから、生まれてすぐに魔力の制御ができずに暴走した。暴走して、魔石を壊して、にいさんの魔石をも砕いて殺した。
にいさんの魔石は、たったの一個だけだったから。
あたし、しってるよ。
にいさんを双子の妹のあたしが殺したから、次にまたお母さんがお腹に宿したのが双子だって聞いて、怯えて泣いたこと。お母さんよりも非力なお父さんが頼もしくあろうと気丈に振る舞ってたこと。
事故のようなものだ、シェリーは悪くない、誰も悪くないんだ、とあたしに言い聞かせたお父さんの手が震えて、目に水の膜を貼っていたこと。
生まれてすぐのにいさんが、あたしを責めなかったのも……しってる。
この国がすき。あたしは元々明るい性格。家族がだいすき。だから、あたしは。許されなくても、嘘で武装して生きるの。
あたしは、だれかのきぼうにならなくちゃ。
「……そこの、きみ。こんな日にそんな小さな体で出歩くのは、危険」
途端にじんわりと感覚の戻った四肢。顔を上げれば、幻影のような青いツノ、積もる雪の上を滑る長い黒髪、そして黒から疎に現れる夜空の色が印象的なおんなのひとが、立っていた。
気づけば見慣れない木製の小屋の中にいて、白い世界からあたしは隠されていた。
このひととの出会いが、あたしの。あたしたちの、結末を変えたの。
チリパウダー、コショウにジンジャー、香辛料たっぷりのぽかぽかチキンスープ。パンといっしょに召し上がれ。
パパのお酒のおつまみはムール・フリット。
シェパーズ・パイにコテージ・パイ、日替わりでいろんなパイを楽しむ。
スクワッシュの料理も定番ね。
ほくほく、ぽかぽか、じーんわり、心まであったかくなる料理たちの出番がやってくる。
この家で暮らすようになってから知った、家庭の味。
それがわたしの、冬のはじまり。
『冬のはじまり』
冬は嫌いだ。
何より寒いのが駄目。人類はなぜ冬眠をしないのだろうか。熊もリスも冬眠をするのに、人類が冬眠しないなんておかしな話だ。
もしも、一年間が夏か冬かの二つの季節しかなければ、絶対に夏が良い。冬だけはごめんだ。
そんなことを考えながら布団の中から出られずにいる。
「冬美。早く起きないと学校遅刻するわよ」
母が階段の下から叫ぶ声がする。
「あと五分」
私はいつもの決まり文句をいうと、扉の外から階段を駆け上がる音が聞こえた。
勢い良く扉が開くと、扉の前には母の姿が。
「五分前にも同じこと言ったわよね?」
「そ、そうでしだっけー」
布団に潜って誤魔化そうとする私から母は容赦なく布団を剥ぎった。
私の悲鳴には見向きもせずに母は布団を持ったまま、部屋から立ち去った。
「母上もまだまだ甘いな」
私は母が階段から降りたのを確認して、押し入れから予備の布団を引っ張り出した。
出したばかりの布団は少しひんやりして、冬のはじまりをを感じた。
冬のはじまり
突然だった。
秋のはじまりすら気付かぬうちに
冬のはじまりは訪れた。
でも、まあ、年末らしくなって来たかな。
紅葉…ちゃんと見てないな。
冬景色になる前に
見たいものですな。
paki
〚冬のはじまり〛
きっと冬の寒さと夏の暑さがなかったら、秋の心地よさには気付けなかっただろうな
そんなことを感じる冬のはじまり
冬のはじまり
朝の空気はひんやりと冷たく
吐く息はうっすらと白い
どんなに夏が暑くても
来るべき季節はやってくる
青い空を見上げると
ちらほらと白い結晶が舞い降りる
今年も長い冬がはじまる
長い夏が過ぎ
短い秋が過ぎ
冬が始まる
あっというまに冬が来た
今年は長いと思ってた
目をつぶりながらおもいだす
もっと早く動けてたらって
過去はもう戻れないから
あの子のために生きると決意した。
#冬のはじまり
秋がほぼなく
冬になり
体調を崩しやすい
時期になりましたね
ご無理のないよう
栄養、睡眠は
十分に
取りましょう
テーマ:冬の始まり #379
冬の始まりが早くなった。
秋はあっという間に過ぎた。
冷たい風が頬を撫で、
外に出ると白い息が出る。
この寒さは異常。
尋常じゃない。
そんなことをいくら思っても
寒さは一向になくならない。
動物たちのように冬眠したい。
冬の朝は布団が我が身を離してくれないのだ。
あぁ冬が来る。
クリスマスが来る。
今年もクリボッチかな。
いやまだ1ヶ月あるか…
白い息と冷えた指先
温め合って笑い合う
触れ合う心に
ぽわっと感じる温かさ
僕ら二人の 初めての季節
~冬のはじまり~
寒くなったね☃️
曇る窓、乾いた風と長い影
/お題「冬のはじまり」より
昔見たCM
寒い冬に家族のぬくもりと温かいホワイトシチュー。
しつこいくらいに流れてた。
もういいよ。はやく番組はじまって。
外の寒さが肌をさす頃になると、
鬱陶しくも温かい記憶が呼び覚まされ、あのCMを思い出す。
今夜はシチューにしようかな。
今年も冬が始まる。
お題
『 冬のはじまり 』
えー、ねぇ外寒いかな
え、どうだろ
ってメッセージを友達と送りあう
窓を開けて空気を吸い込んでみた
雪の匂いが少しした
あぁ、冬がやってきた
冬の始まり
中高時代が「青春」と呼ばれ、人生の中で普段とは違う何かを纏っていて、特別なものとして位置づけられるのはなぜなのでしょうか。
もうすぐ、季節は冬へと移り、2023年ももう少し。
何かに恋しく思う気持ちを、伝えたり、伝えられたり…
色々なところで、色々なことが動きそうな予感がしますね。
学校、会社。嫌でも毎日顔を合わせる人。授業に出るため。仕事をするため。うざったく思う日もありますが、そんな、なんの理由もなく会える関係が、とても大切に感じます。
誰かと記憶を分け合える事も、なにかに夢中になったことも。
見つめて、見つめられて。
そんな「夢中」を、青春というのではないでしょうか。
なにかに向き合って。恋をして。
色々な恋の仕方があるのではないでしょうか。
だから、そう、きっと、私達の「青春」に期限はないと思います。
これまでも、今も、これからも。
いずれ、今の自分は、その時の自分になるけれど。
冬の始まり。
誰かは恋をし、誰かは愛し、誰かは夢を見ます。
さあ、貴方は何をしますか?
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思いを伝える人も。
心の中で綺麗なままにして置く人も。
それをそっと見届けてみたりする人も。
伝えることを探している人も。
思いを伝えられた人も。
それがあなたの青春なんです。
総てが美しい。そう思います。
恋愛や学生時代が、さも青春の多くであるかの様に位置づけられることは多いですが、たぶんそんなことはなくて。
何かと出会って恋をして、また出会って恋をして…
とめどなく流れる出会いを青春というのではないでしょうか。
恋。
脆いような、怖いような、果物を搾った様な。
初めて何か想う。
そして、初めての経験をする。
こんな響きのする瞬間が、流れたら良いですね。
冬のはじまり
毎日同じ時間に起きていると
窓の外の暗さや寒さの体感が変わっていくのを五感で感じる
ホカホカと温まったベッドからなかなか出られないなんてことも増えて、ちょっと気合入れなくちゃならない日もある
そんなときには「う~ん」と猫のように伸びをしよう
朝一番に飲んでいたお水も白湯に変えて体の中から温める
効果はてきめん
すぐに手先足先までポカポカしてきて、わたしの行動スイッチをオンにする
朝のルーティンも少しずつ冬仕様にバージョンアップ
年齢と怠け癖に抗いながら冬を乗り切るために!
冬になったらの続き
冬のはじまり
「メリークリスマス!」
パア~ンと クラッカーが破裂する。
紙吹雪が 夏樹の頭に掛かる。
不機嫌そうな顔で夏樹は、
紙吹雪を払う。
「夏樹~もっと楽しそうな顔してよ!」
「高校生にもなってクラッカーって...」
夏樹は、呆れる様にため息を吐いた。
「お前 他に友達居ないのかよ~」
「何よ~幼馴染みのよしみでしょ!
付き合ってよ!」
私は、頬をぷくっと膨らませる。
夏樹は、またため息を吐いて
右手を差し出す。
「ケーキ切るからナイフ貸して」
私は、言うとおりにナイフを
差し出す。
「私イチゴ乗ってる所ね!」
「はい はい...」
別に 他に友達は、居る。
だけど...
「冬美 夏樹君と仲良いでしょ!
誘ってみてよ」
そう言う友達が大半だから
なんだかつまらなくて....
私をダシにしないでよ
話し掛けたいなら自分から
言えば良いでしょ?
そう言えば
「だって何か緊張しちゃって
話し掛けられないんだもん
冬美は、幼馴染みだから
分かんないだろうけど...」
何だろう前は 夏樹が人気者なのが
嬉しかったのに...
何だか 最近・・・
「どうした?」
夏樹が訝しげに 私を見る。
「何でもな~い」
まあいいや 考えても 答えが
出ない 問題は、考えない様にしよう
「ロウソク立てよう!」
「はぁ 何で クリスマスだろう」
「細かい事気にしないの」
私は、夏樹の嫌そうな顔を無視し
ケーキにロウソクを立てる。
「メリークリスマス!」
私は、嫌な気持ちを吹き飛ばす為に
思いっ切りロウソクを吹いた。
メリークリスマス!!
凍てついた空気にストーブの香り。
落ち着いた色に染まりゆく街と人々。
布団にくるまって寒さをしのぐ夜。
窓の外に広がる真っ白な街。
終わりと、始まりの狭間にある冬があたしは好きだ。