『入道雲』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「あっついね〜」
手をパタパタと団扇代わりに振りながら、キミはうんざりしたように言う。
「そうだね。でも、これが現実なんだよ」
さっきまでは、涼しいオフィスで仕事をしていたから暑さは忘れていたけれど、今は夏。これが現実なわけで。
「夕方になってもこんなに暑いなんて。何か冷たい物でも…」
と並んで歩いていたキミが、ピタリと足を止めた。
「ん?どうかした?」
こんなところで立ち止まらないで、さっさと家に帰って涼みたい。そう思ったけれど、キミは貼られたポスターを見ているようで、動こうとしない。
「暑いし早く帰ろうよ」
抗議するようにキミの腕を叩くと
「ねえ、これ食べたい」
振り向いたキミはポスターを指差しにっこり笑う。
「え?何を?」
何のことかわからず、キミがいて見えなかったポスターを覗くと
「入道雲かき氷。あります」
そのポスターは、近くの喫茶店のもので、丼くらいの大きさの器に入った、かき氷が写っていた。
「二人で食べると、ちょうど良さそうな大きさじゃない?」
余程食べたいのか、目をキラキラさせ、キミは俺を誘ってくる。
「わかった。食べに行こ」
仕方ないか。とキミの誘いを承諾すると
「やったあ。じゃ、早く行こ」
キミは嬉しそうに笑い、俺の腕を引っ張るのだった。
入道雲に似た何が自分のなかに立ち上った。どうしようもなく胸がもやもやして涙が溢れそうになったり下がったりした。悲しみと怒りの中に少しだけ入っている嬉しさは残酷にも貴女の血液を見て喜んでいた。貴女が死んで私と貴女は一緒になれるのは本当のことだ。だが、こんなこと望んではいなかった。入道雲は雨雲に変わって私に雨を降らせた、貴女の頬と地面の血が涙と合わさっても貴女はお伽噺のように生き返らない。
#入道雲
入道雲って綺麗だよね!
だって、
夏を感じるし、
真っ白でもくもくって形だし、
絵に描いたようなものはまじで最高!
入道雲を見ていると、
気分があがってヾ(o◕ฺω◕ฺ)ノ ヒャッホーゥ♫ってなる
‘`,、(๑´∀`๑) ‘`,、’`,、
これは高いところが好きだった。
やたらと最上階を推してきて、低ければ低いほど時間を見つけては高い台に行きたがる。
抜けるような青空を支えるビル群。そこにじりじりと夏の暑さに姿を変えつつある入道雲が浮かび、風林火山一文字を微妙に戴いている。
その手前に頭。
窓のサッシにタオルをわざわざ敷いて、そこに顎を乗せるそれは、じーっとその真白な雲を見ていた。
「何をそんなにジロジロ見てるんです」
「……」
薄い唇で空気を破裂させ、まるで赤子のように口をもごもごと動かした。
「やめなさい。みっともないです」
「あのね、それお湯沸いてないよ」
「え」
ティーバッグに落としかけた液体。耐熱のビーカーを見れば、湯気など上がっていなかった。たぷんと揺れて手にかかったのは正しく水。
するとそれは、「レンジはね設定しないとあたためてくれないんだよ」とこちらを見ずに言う。
さっさとレンジにビーカーを戻し、今度こそボタンを確実に押した。ブーン、と赤く照るのも確認をした。
また背後でパッ、パッ、と破裂音。
もごもごと空気を口内で徒にあたためている。
「口寂しいなら飴でも舐めなさい」
「あのね、雲、もくもく」
「まあ、夏雲ですからね」
「上に伸びておいしい形してる」
「おいしいって…」
「あのね、シロップは何色がいい?」
「……なるほど。ちょうどいい頃でしょうし、梅シロップでもかけますか」
これは何を言い出すか分からない。だから、家にはある程度の季節ものを揃えている。
去年新しく買い替えて日の目を見ずに季節を逃したかき氷機。常備してある円形に固めた氷をセットして、横のハンドルを腕力に物を言わせて回してゆく。
ガリッガリッ…ザリ…ガリッガリッ…ガッ…!
時々ハンドルが氷につかえるのに眉を寄せながら、下に置いた涼し気な容器に氷の粒を落とす。なかなかに体力を要する作業に、これはじーっと擬似的な雪もどきを眺めながら「あのね」と口を開けた。
「あのね、いまどき電動のが主流なんだよ」
「醍醐味っ、という、ものがっ、あるでしょう!」
「…あのね、どうせ夏はやるんだから、労力の醍醐味はただの面倒くさいになるよ。楽して別のたのしいをしたらいい」
「ぐぅ…っ」
「あとね、きみがつくると、ふわふわじゃないし入道雲にならないね」
テレビで見るような白いやわらかな氷などない。器に積もってゆくのは荒削りな細かい氷。
シロップをかければ、カチャカチャと音を立てて。溶けてゆくに従って山盛りにしたはずの氷はシロップと混ざり、どろりと重たく甘い液になって溜まっていった。
まるでスープのように、ちみちみと舐めるこれは「つめたいね」「あたまいたいのは、口で溶かさないからだよ」とくすくすと笑う。
それを流し、こめかみを押さえながらさっさとジュースにして飲み干した。シロップの甘さが舌に貼りつく。
「悪かったですね、お前が食べたがるかき氷をつくってやれなくて」
「なんで?」
「なんで、って」
「あのね、べつにふわふわなのが食べたかったわけじゃないんだよ」
渡してやったストローでズズッと吸い上げる。
「あのね、きみと食べたかったんだよ」
「そっ、そう、ですか…」
「あとね、」
「はい」
「電子レンジ、もの、入れっぱなし、だめなんだよ」
「は……っ!!!!」
入道雲はとっくに溶け切っていた。
#入道雲
「ダラダラ部屋」
はいどうもこんにちはダラダラ部屋の人です(笑)
今日のお題は「チョッピリ恥ずかしい梅雨の事件」
いゃぁ〜もうねここ3日ほどめちゃんこ雨降ってて気が滅入りますね
梅雨の中の梅雨って感じ、肌もベッタンベッタンだしwww
スライムになった気分ですよw
今日なんて夜勤明けの帰り道で大事件起きましたよ!(←大袈裟w)
目にゴミが入ってメッチャこすぐってたら涙止まんないわ痒いわ
何故か目蓋腫れるわでヤバかったマジで
通りすがりの人はメッチャ見てくるしw
我慢できなくて…近くの公園のベンチで休んでたら
湿気で汗まみれになるし(笑)
もぉ~やぁだぁ~って感じ、なんか鎖骨のところ蚊にやられるし
連鎖反応でおさまってきた目が再び痒くなるし
そんなこんなで家に帰宅し
さっそく鏡で目見たら小さい虫が目じりにくっついてた
どうやら目に入ったのゴミじゃなくて虫だったようです(笑)
こすぐって虫潰してたw
そりゃ周りの人に見られるますよ
虫くっつけて歩いてるんだから(笑)
気づいた瞬間恥ずかしくて恥ずかしくて
やぁ~だぁ~もぉ~って赤面しちゃいましたw
はよ梅雨終わってぇ
はい今日のダラダラ部屋はここまで(^^)
またね(^_^)ノシ
私はひどい見栄っ張りで、弱音を誰かに聞かれるのも、弱った姿を誰かに見られるのも嫌いだった。だから不治の病を患った私は、人を遠ざけ、人里離れた海辺の小屋でひとり暮らすことにした。これで私は安心して死ねる。そう思っていたのに、いざ目の前に死がちらつくと、おかしなことに、私はひどい寂しさに襲われた。もう何年も泣くことなどなかったのに、次から次へと溢れてくる涙を止めることが出来なかった。
ああ、私は間違えたのだと思った。弱さを見せないことこそ、強さだと信じていたのに、そうではなかった。本当の強さとは、他人に己の弱さを晒すことだったのだ。その上で、生きていく。私は、誰かに弱みを握られるのが怖かった。けれど、それは同時に誰かが私を“知っている”ということだ。誰にも何も知られることもなく死んでしまったら、私が生きてきた軌跡も、その存在も、確かにそこにあったものが、まるでなかったことになってしまう。そんな気がした。
私は、此処で、確かに生きていた。見栄っ張りで寂しがりで臆病な、とびきり愚かな人間だった。
窓の外に大きな入道雲が見える。それを見てふと思い出したのは、遠い日の友の顔だった。私が、天を目指す羊の群れのようだと言ったその雲を、彼女はよく膨らんだ美味しそうなクリームだと言った。こんなにも感性が違うのに、彼女とは何故か馬が合った。
私は周りからよく表情が乏しいと言われていたのだが、彼女は私の気持ちをどういうわけか察して、度々助けてくれた。誰にも見えていない私を、彼女だけが見てくれていたのだ。
私は、ベッドの傍に置いてあった便箋と万年筆を手に取った。そして、震える手で文字を綴る。
『親愛なる我が友へ
私のことを覚えているだろうか?長く会っていないし言葉も交わしていないから、忘れてしまっているかもしれない。それでもいい。ただ、聞いてほしい。
君は今頃、結婚して子を持って、優しい旦那と幸福に暮らしていることと思う。そうしていると私は確信している。何故なら君は、とびきり善人だ。私は君がしてきた苦労を今でも覚えている。この世界が正常ならば、君は報われていなければおかしい。
君に私は、いつも助けられていたね。なのに私ときたら自分のことばかりで、君に何の恩も返せなかった。それだけが、今は心残りだ。君に何も言わずに姿を消したことも謝りたい。そしてそれが誤りだったとも、今なら分かるんだ。本当にすまない。
もし、来世というものがあって、人に生まれることが出来たなら、今度は君の隣で笑って生きられるような人間になりたい。そう、心から思う。
かつて君の友だった者より』
私は便箋を丁寧にたたみ、封筒に入れた。
ガタン!ガラガラと、庭に出しっぱなしになっていたバケツが転がっていく音が響く。外の風がずいぶん騒がしくなってきた。今、この風の中へ手紙を投じたら、彼女のもとへと運んではくれないだろうか、なんて不毛なことを考えながら、私は建付けの悪くなった玄関の扉を施錠するためにベッドを下りた。
その時、一層強く吹いた風によって無遠慮に扉が開かれた。同時に潮風と塵が私に吹き付け、思わず両腕で顔を庇った。それを退かして視界を取り戻した時、私はあり得ないものを見た。これは、死にかけの脳が見せた幻覚なのだろうか。開け放たれたドアの前に立っていたのは、私の無二の友だった。月日の経過など感じさせない姿で、彼女はそこにいた。そして第一声にこう言った。
「やっと、見つけた」
立ち尽くすばかりの私に彼女が腕を伸ばし、まるで迷子の子どもを抱くように、私を優しく包んだ。しかし私の腕は、宙を彷徨うばかりで彼女に触れられない。
「その万年筆、まだ使ってくれてるのね」
ベッドのテーブルを一瞥した彼女は、あの頃と違わぬ微笑みを湛えている。
「どうして、君が…」
やっと口から出た声は、恐ろしく震えていた。
「迎えに来たのよ。あなた寂しがりだから、きっと泣いていると思って」
彼女が此処に到るまでの経緯を、私は瞬時に想像した。それを思うと、涙が止めどなく溢れ出し、私は両手で顔を覆わずにはいられなかった。
「すまないっ…いつも私は君に迷惑ばかり…!」
ひたすら謝り続ける私に、彼女は苦笑した。
「謝らないで、私何も後悔なんてしてないのよ」
彼女が抱擁を解き身を離し、私にその右手を差し出してくる。
「行きましょう。一緒に」
言いたいことも言わなければならないこともたくさんあった。けれど、今はすべてを飲み込んで、私は泣きながらそれに頷いた。彼女の手をとると、重たくて堪らなかった身体が途端軽くなり、全身にあった痛みも嘘のように消えていく。
まっすぐ彼女を見つめると、彼女の眼も真摯に私を見る。私たちは、しっかりと手を繋ぎなおした。もう二度とこの手を離すまいと誓うように。そして、歩き出す。あの日見た天まで届く入道雲に向かって。
海辺の誰も近寄らない小屋の中には、ひとつの幸福な魂の抜け殻だけが残されていた。
雲はキレイに見える時がある。でもそれは心に余裕があるときだけ。精神的に参っているときは美しさとか感じるのが難しくなる。
夏の入道雲 以前は海でみた
青い海と青い空に白い入道雲
最近の夏は、暑く空が青一色
夏空に入道雲
懐かしいかも
舞
ふと、空を見てみたら入道雲があった。
嗚呼、これから雨が降る
そう思った
授業中に空を見てぼんやりしていたら、
先生に指されて焦ったけれど
答えられたので、まぁ大丈夫だろう
空を見る癖ができたのは
中学の学校生活が暇だと感じてからだ
あ、雨が降り始めた
───目が離せなかった。──────
青い空に広がるのは入道雲。深い青がその白さをより引き立たせている。
なんとなく屋上に来た私は、それを見て、1歩も動けず、ただただそれに見入ることしか出来なかった。
本当に、本当に綺麗で、美しくて、まるで此処だけ現実じゃないように思えた。
だが、この時間が無駄に思えて、ここで何時までも眺めているのでは無く、他に何かしなければならないのではないか、と思考を巡らしたが、まだこうしていたいという気持ちもあり、悩んだ末、結局現状維持になってしまった。
それだけの魅力が、この入道雲にはあったのだ。
お題【 入道雲 】
入道雲
入道雲って、もくもくしてて見てて不思議な気分になるよね。
いろんな形に変えられて、いいな。
私も器用にいろんな姿になりたいな。
入道雲
散歩をしていた。暇だったからなんとなく、理由はない。こんなに長い散歩は初めてかもしれない。
ふと、空を見上げた。飛行機が飛んでいる、細い線を引いて空を飛んでいる。
コンビニで買った、ソフトクリームを口にした。こんな暑い日にこれは欠かせない。公園で食べることにしよう。ベンチに座って、空を見ながらアイスを食べた。
あれ、あの雲ソフトクリームみたい。あれはクジラだね、右の雲は…んー、船だ!
空っていいな、雲っていいな。そんなことを思いながら上の空の雲形のアイスを食べ終わった。
雲の上には、楽園が広がってると思ってた
でも、飛行機で現実を知ってしまった小学生だったある日、色んな意味で人間の重たさみたいなのを、感じてしまった
【入道雲】
一年生の頃。大親友だった友達がいた。
毎日遊んで、毎日一緒に帰って。
本当に楽しかった。嬉しかった。
でもそんな君は一年生の時に、転校してしまった。
悲しかったけど、頭の中にはいつもいた。
そんな忘れかけていた、5年後。
バレーをやっている友達からこんな報告を受けた。
「ーーの言ってた友達、バレー部にいたよ」
それを聞いた瞬間、心がドキッとした。
バレーには興味ないけど、親友だった友達がいるなら…
と思い、友達と一緒にバレーの見学に行った。
すると、数年前とは変わらない、元大親友だった
友達がいた。
友達によると、相手も自分のことを覚えており
『大親友』と言ってくれたみたいだった。
こんな自分にも、『大親友』と言ってくれる人がいたんだ
って思うと、嬉しかった。
入道雲が流れる空をまた、大親友と見たかった。
ー入道雲ー
店の裏口から出ると光の眩しさに眉をしかめた
もわっと室内との気温差と熱風に立ちくらみと汗が吹き出る
視界がやっと慣れてくると見馴れた町の先にカラカラに晴れた青空と入道雲
忙しいのは有難い事だが、日射しが堪える
それまで我武者羅だったが外の空気と景色が思考を反らす
そんな自分にため息をついて歩き出す
彼は自販機で買ったサイダーを飲みながら、屋上で一言
「青春だなぁ」と呟いた。
中学の頃から片思いをしていて、猛アタックして何とか付き合えた彼と、よく昼休みは屋上で共に過ごす。
その日もいつもと変わらず、ただ、時が過ぎるのを他愛もない話をして待っていた。
チャイムがなった時。
彼がふと呟いた言葉に私はクスッと笑って「こんなのでも青春かぁ」と言いながら振り向く。彼の背中には大きな入道雲が重なっていて、どこからか桜の花びらも舞っている。
そんなある日の青い春。
─入道雲─
やめてほしいよねこんな感じ、いつもいつの間にか時間に飲み込まれる。
灰色の毎日と、下向きに歩く私が、
睨んだ目で顔をあげた時に
固有名詞みたいな雲と正義を押し付けてくる気に食わない青空。
ジグザグにデコボコした道のりを歩いてきて、
ひどく疲れている間に、
いつの間に雲を作ったんだよ。
ほんとに嫌になっちゃう。
群衆は早送り、走り走り努力をして、
いつの間にか置いてかれて、
一人で太陽光にバテて寝転がる。
皮肉にも、私の方が入道雲をしっかり見てるんだよね。
何もかも諦めて寝転がる私が一番。
晴れ渡った青い空に
高く伸びた入道雲
その雄大さに
思わず下を向いていた顔を上げれば
さっきまで友達とケンカして
落ち込んでいたはずの心が
少しだけ軽くなった気がした
【入道雲】
「入道雲」
1 海
蒼い空碧い海
水平線でひとつに融けるも
湧き立つ入道雲が境のしるし
2 山
山向うで育つ入道雲
濃い木漏れ日と
蝉の声に囲まれる君の虫籠
3 街
ビルの谷間に切り取られた入道雲を
涼しいカフェの窓越しに眺める
君がアイスコーヒーにたらしたミルクも
雲のように広がり雨を呼ぶ
【入道雲】
絵の具で描いたように真っ青な空に、もくもくと白い入道雲が浮かんでいる。あれは犬の顔、あれは天を駆ける竜。河川敷に寝転がって流れていく雲を眺めていれば、不意に視界に影が差した。
「こんなところで寝てたら、熱中症になっちゃうよ?」
僕を見下ろす君の白い頬に、玉のような汗が伝っている。日差しに弱いくせに、帽子も何も被らずに外出するんだから困り物だ。
「君こそ、ちゃんと日差し対策しろって何度言わせるの」
身体を起こし、被っていたキャップを君の頭にぽんと被せた。清楚な君の服装には似合わない無骨なキャップを、君は嬉しそうにはにかんで両手で抑える。
「ふふっ、ありがとう」
幼い頃からずっと、一人の時間が好きだった。入道雲を眺めて想像を巡らせる時間が、何よりも楽しかった。だけど。
「買い物?」
「うん、コンビニにアイスを買いに行こうと思って」
「付き合うよ。途中で倒れられたら困るし」
そんな憎まれ口を叩きながら、君と横並びで歩き始める。ぷかぷかと浮かぶ入道雲を眺めても、今は10分後に君と並んで食べるであろうソフトクリームにしか見えなかった。陳腐極まりない発想を、だけど悪くないなって感じる自分がいるのはきっと、君の隣にいるからだ。
君と共にいる幸せを噛み締めながら、キャップがなくなって明るくなった視界に目を細めた。