『優しさ』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
優しさの大部分は愛情からできていると思う。
だけど世間の優しさの大部分は、たぶん打算や下心の偽装でもあって、そこが難しいし面倒になる。
他人を思いやる気持ちや行動。
優しくなりたいと人は常に感じている。
それを失うことは社会性を失うことに他ならず
孤立してしまうからだ。
自分勝手に行動することも大変なんだ。
僕が通ってる中学校は、歩いて30分くらいで着く。
いつも通りの通学路。
けど今日は、なにか違った。
カン、カン、カン、カン、、、、
踏切が鳴る。
それを横目に見ながら通り過ぎようとした時、ある少女が目に入った。
「ッ……タッタッタッタッ」
「ッはっ?」
少女は踏切が鳴っているにも関わらず、線路の中に走っていったのだ。
よく見ると、同じ学校の制服。
鞄は踏切の隅に置いてあった。
電車が近ずいてくる。
「…ッガシッ」
ガタンゴトンガタンゴトン
……
「はあッ…はぁッ…危ないだろッ?!」
何とか直前で少女の手を引き、2人とも助かった。
ここは人通りが少なく、僕が手を引いてなければ彼女はきっと死んでいただろう。
数分経って、やっと彼女が口を開く。
「……なんで助けたの。」
「…は、?」
「私、死にたかったのに。消えたかったのに。なんで、、」
「…君、僕と同じ中学だろ?それに、目の前で人が死にそうなのに、助けない方がおかしい。」
「…それってほんとに私を助けたの?」
「え、、?」
「私がなんで死のうとしたかも知らないくせに、勝手に私の心の中に土足で入り込んでこないでよッ…」
ー作者解説ー
今日のテーマは〖優しさ〗。
自殺しようとしてる女の子と、それを止めた男の子を書いてみました。
皆さん、優しさってなんだと思いますか?
確かに、男の子がした事は、きっと世間的には正しいことなのでしょう。
でも、女の子にとって、その行動は本当に正しい優しさでしょうか。
この後2人はどうなったんでしょうね。
暇な時にでも、優しさについて考えつつ、この物語の続きをあなた方が完成させてみてください。
それではまたお会いしましょう。
私は、あの人の優しさに酔いしれ、溺れ、胡座をかいている気がしてならない。どんな言葉も、どんな憂いも、どんな行動にさえも敵わない。あの人が羨ましい。空虚な自分なんて消えてしまいたい。きっと、そんなことをしたら、あの人は悲しんでしまう。それだけは、悲しむ顔だけはさせたくないんだ。何故って、それは、あの人が私の親友であり、片思いの人であり、唯一無二であるから。愛おしく、儚げで、可愛らしい。いつの日か、どれ程私があの人に救われたのか伝えたい。どれ程好きなのか伝えたい。人生一度きりと言うのなら、明日、伝えよう。明日の夜8時半に、通話越しに。直接会って、告白したいから。好きなのは、まだ言わないけど。もし、付き合えたら、どんな風に、私を愛してくれるのだろうか?考え得る限り、優しい温かい愛なのは間違い無さそうだ。ただ、空っぽな私は、君の優しさや気遣いや好意に値する程のものを返せない。そんな私が隣に居るのは、嫌だろうか?案外、女々しいあの人の事だ、私に主導権を握らせることだろう。あの人の口から先に好きと言わせる戦略を立てられると思うと、存外面白い。
私は、あの人を好きなのだろうかと、時々考えてしまう。切なさと、自分に対するあの人を信じきれていないことに嫌気がさす。でも、きっと愛せるって、根拠のない自信だけが宙を舞っている。元カレに植え付けられたトラウマのせいで、人の愛し方を失くしたけれど、それで良かったんだ。私は、あの人だけの愛し方を作っていけばいいと考え、行動に移せるのだから。あの人との時間の共有は、心地良い。最近、知ったのは、あの人は意外にも話すことが好きだと言う事だ。いつもは寡黙で、聞き役なのに、私の前でよく話すようになった。私がもっと知りたいと言ったからだろうか。私は、大切な人とは、沢山話をしたいと思っているので、嬉しい。どんな苦痛が私を襲っても、あの人が居て、隣で話が出来たなら、私は乗り越えて見せるよ。
あの人は、私が他の男性と話していると、暗い顔になって、こっちを見てくれない。嫉妬しているのだろうか?最近は慣れたと言っていたが、寂しそうな、悔しそうな顔をしているのは、気のせいだろうか。こちらとしては、あの人の周りの女性の方が気になるのだけれど。それはそうと、あの人は私と面白いくらい真逆なんだ。私は、男性の友達が多い。だが、あの人は女性の友達が多い。私は、何時間でも本を読めるくらい読書が好きだ。あの人は、両手で数えられるくらいしか本を読んだことがない。あの人は、音楽ではラップが好きだ。でも、私はラップがあまり好きではない。あの人はマンゴーやアボカドが苦手だ。私は逆にマンゴーなんかは大好物だったりする。こんな調子だが、共通点が無い訳でもない。私もあの人も冬が好きだ。苺を一生食べていられる。甘党。珈琲はブラック。好きな色は青。好きな時間は夜から朝方にかけて。
私は、あの人と親しくなって、親友に成れたことは、誰が何と言おうと、嬉しかった。あの人の心の内に触れ、優しさに支えられ、共に苦難を乗り越えられ、今に至ることに、意義と言い表せない程の深謝と幸福に満たされた。私とあの人がこれからも共に過ごす時間があるのなら、私は、幸せだ。
歪みきった理と中途半端な優しさで傷つけ合う
このどうしようもない世界で僕らは
互いの温もりも頼りに
たった一つの正解を探しはじめたけれど
荒み渇ききり、微塵の潤いもない大地に
どれほども望むべくもなく
ただただ今この時を凌ぐばかりとなっていた
放課後対話篇
これは、我々が「灰色の青春時代」と読んでいた、特に色恋のない高校生活の時の話。
放課後、文芸部の部室で読書して時間を潰していた私は、同じく時間を潰していた友達と話をする。
ちなみに、彼はイマジナリーフレンド、いわゆる私の想像上の存在であり、実在しない。
友達いないわけではないんだけど、哲学的な話ができるような間柄ではないのだ。
特に、今日のはかなり繊細な話題だ。仲が深いわけではない他人には言いたくない。
私は聞く。
「『優しさ』って、何だと思う?」
「……その人を思って行動することかな。何でそんなことを?」
「昨日さ、姉が親に恋人がいるって話をしたとき、親が『絶対連れてこい』って聞かなくて、姉は涙ながらに抗議してたわけ。親は『見せられないような人間なのか』、姉は『娘のことが信用できないのか』と。」
それはそれは大喧嘩であったわけだ。
あまり言い争うことのない我が家で、珍しく声を荒げて。
「で、それが優しさなのかどうかってこと?」
「親が娘の彼氏を絶対に連れて越させるのは優しさか? また、姉はおそらく生まれて初めてできた彼氏に『両親に会って欲しい』と言って彼氏に負担をかけることを防ぎたい、というのは優しさか? っていうこと。」
「それだけでは何ともね。親は、自分の気に入らない男を別れさせるワガママかもしれないし、娘は彼氏にそんなことを言って振られるのが怖いのかもしれない。特に、そんなことで振られた噂が広まったら『アイツと付き合うと結婚前提になる(笑)』とか、『厳しい両親に制裁される』とか言われて、もう彼氏できないかもしれないし。」
イマジナリーフレンドは、厳しい、嫌なことを言う事が多い。ほかでもない、私が、内心で思ったゲスな感情を他人として言わせているからだ。
しかし、話は止まった。
そこから先は、憶測しかないからだ。答えは出ない。
故に、少し矛先を変える。
「別に、この話でなくとも、桃太郎でもいい。桃太郎が犬猿雉にきびだんごをあげたのは、鬼と戦うのに戦力が必要だったからなら、それは優しさではないのではないか、とか。そもそも鬼退治は、村人への優しさなのか、宝物を奪うための山賊行為なのか、とか。」
イマジナリーフレンドは腕を組む。これなら、現実ではないのでもう少し遠慮のない仮定話もできるだろう。
「犬猿雉については、絵本はともかく、話としては家来だから、主従契約だね。鬼退治はどうだろうね、社会正義を守るためとか。優しさとは違うような気がする。優しさはむしろ浦島太郎でしょ。」
「浦島太郎が亀を助けたのは、最初は見返りもないし、あまり議論の余地なく優しさかと思って。あえて桃太郎にしてみました。」
「それだよ。見返り。つまり、うまく行っても得しないのかどうか。」
「では、利害関係があると、どんな行為も優しさじゃないってこと?」
「見分けはつかないねってこと。あるいは、逆に損を被っているかどうか、とか。」
「鬼退治行為にはリスクが伴っているから、リスクを損と考えると、損しているってこと?」
「実際には、鬼退治がどのくらいの難易度か、得られる報酬がどのくらい見込めるか、のバランスで決まるんじゃない?」
ここまで言って、件の話を思い出す。
姉は親に嫌われるリスクを取り、彼氏に嫌われるリスク、あるいは彼氏の心理的負担を避けた。
親は娘に嫌われるリスクを取り、将来的に娘が不幸になるリスクを避けたかった。
こう並べると、親の方が、なんというか、あまり利を得られないが、親とは子どもを不幸にしたくないと思うので、子どもを不幸にしないのは、直接的に親のメリットなのかもしれない。
逆に考えてみる。
親には、リスクを取らずに「連れてこい」と言わない選択肢もあった。それも優しさなのか。
短期的には姉の負担を減らすだろう。しかし、もし悪い男なら、姉は不幸になる。
それとも、そこまで考えずに口から出たことか。
「こんちわ。おや?1人?」
文芸部室に新たに人が来た。先輩二人組だ。
私はこの二人はよく一緒なので付き合っていると思っている。
「優しさが何か考えていました。特に、表面的でないところで。」
「ワン◯ースみたいなこと?」
彼氏先輩が言う。ワン◯ースの初期には、主人公が無茶苦茶なことをしたが、実は誰かを思ってしたことだ、という展開がいくつもあった。逆に、善人面の悪人もいた。それのことだろう。
「いや、結局、優しさかどうかは本人にしかわからないし、もしかしたら本人も優しさと思っているだけで、実際には分からないことだな、と。」
自分の他の人が来たので、イマジナリーフレンドは消えた。
ただ、結論的には、口から出た今のくらいが着地点だったろう。
つまり、本人が、優しさの定義をし、自分の心の中のエゴを取り払ったうえでしか、正確には判断できない。
そういうものなんだろう。
だから、伝わるときも、伝わらないときもある。
ふむ。
今夜、親と姉に、別々に、都合の良い側面を伝えて仲の修復を図ってみるか、と考えてみる。
親には姉のクラス内での社会的死のリスクを、姉には親が娘に嫌われる覚悟をしても不幸になってほしくないと思っていることを。
結局、真実は私にはわからないのだ。
家庭内平和のために動いてもいいだろう。
この行動は、自分の住環境のためであり、優しさではない。
自分の内心のことだから、これだけは真実だろう、きっと。
お題:優しさ
優しい あなた とても 寛大
あなたの着ている服を汚しても、あなたから借りた物を失くしても、待ち合わせの時間に遅れても、あなたの大事な物を壊しても、私が勘違いして怒っても、あなたは決して怒らない。
寛大な あなた とても 無関心
「所詮他人だからね」「期待してない」
「だから怒りが湧いてこない」
他人に興味が無いのね。
それを私は「優しいあなた」と言っていたのね。
あなた の 優しさ
あなた 優しい?
病院の事務をしており、業務として電話対応もします。
新人時代、仕事中に認知症患者さんの電話に出て、丸2時間会話が終わらない…なんて事態がありました。
予約状況の確認など、本来5分程度の会話が延々に続き、切ろうにも「それで、私はどうすればいいんだっけ?」という形で質問が来るため、それに答えるとまた患者さんの話が最初に戻り…という堂々巡りの状態でした。声を荒らげられることはなかった為、ひたすらに、会話が途切れて「それでは失礼いたします」と言える隙を探していたのですが、いざ会話が途切れた時、患者さんから言われたんです。
「(おそらく時計を見て)わぁ…私、2時間も話してたんだね。こんなボケちゃってる人の話を根気強く聞いてくれてありがとうね。」
何となく、この2時間が報われたような気持ちでした。
電話中は仕事が進まなかったのも事実だし、先輩からは「早く切れるようにするのも会話術だよ」とたしなめられましたが、誰になんと言われようと、あの患者さんにとっては良い対応を取れたのかなと誇りに思い、1つ自信になった出来事だったのです。
あの患者さんは、私にとって間違いなく「優しい」患者さんでした。
どれだけ好きで、
どれだけ一緒に居たいと思っていても
手に届かない関係だからこそ、続く時がある。
きっと、わたしたちは一緒になったら終わってしまう関係。
その心地良さに揺られて、微睡んでいる今が
その優しさが、何よりも愛おしい。
優しさ。
優しさが
嬉しい時もある。
厳しい優しさも
今ならわかる。
優しさ
=緩(ゆる)さ 対義語⇨厳しさ
厳しさ 対義語⇨甘さ
甘さ 対義語⇨冷たさ
♪優しさと皆生(かいしょ)の無さは~
従姉妹の女の子が小さい時
「好きな人は“優しぃ~人”」と、よく言っていた。“優しぃ~人”は自分しかいなかった。
体育館の輩(ヤカラ)な職員に因縁を付けられた時、来てもらった三人の警察官の一人に言われた。
「優しい喋り方!♡」
勿論、その一人は美人警察官だった。
二人の男の警察官は中の職員に話を聞きにいった。美人警察官は自分の言い分を聞いてくれた。
本当の優しさとは言葉だけではなく行動や行為も優しい!
舌先三寸だけではなく思いやりの行為が大切!
時には厳しい言葉や行動行為も必要?!
通算 90 作目
♡もっと読みたい 978 突破記念号
顔はカワカッコイイが体育会系猛者の自称武道家でも体罰絶対反対派の
女子供青少年への優しさ一杯の
🤗徳博
優しさ
優しすぎる
ある人に言われた
規則を守らないから
昔 厳しかった
こわーい、って 言われた
優しくする方が
心の中では 楽
自然と
人に優しく 自分に厳しく
と思うようになった
人に時に厳しく
時に優しくできるように
なれたらいい
強くなりたい
毎日、毎日、毎日、同じ事の繰り返し
もういっそ、この世界にさよならをして
時間が止まってる楽しい世界に行きたい……な
管理人''ようこそ!此処は時間がない世界!!
これ以上成長することも死ぬこともない世界!歓迎しますよ、新たなお嬢ちゃん。''
最初は不思議で怖かったけど、この空間が楽しいと感じていた。
だって、みんなわたしと同じ気持ちで来た人たちが他にもいるの…
でも。思い出した
「私を元の世界に返して!」
管理人''どうしたんだいお嬢ちゃん、君が望んだ世界だろ?此処は奇跡に近い場所、こんな素晴らしい世界に来れたのに何で帰りたいと思うんだ。''
「わたしは………元の世界にいるたった1人の友達に会いたい」
忘れていたんだ、私の大切なたった1人の友だちがいたことを
管理人''ふーーん、たったそれだけの為に帰りたいの?戻ったら二度と此処に来れない…また同じ日々の繰り返し。さっさとみんながいる所に帰りな''
そ、そんな事ない!あの子と約束したんだ……大人になったら絶対会おうって。だから、帰らなきゃ…
~(連れ戻された)みんなの秘密基地~
「どうしたら……元の世界に帰れるのかな?」
ゆみ(幼い子ども)「あのねお姉ちゃん、此処から出るには扉を探さないといけないの」
「扉……?どこにあるか教えてくれる!?」
ゆみ(幼い子ども?)「あ…でもね、みんな場所がわからないの……だから、探している人が他にもいる。」
こう(幼い子ども?)「僕も協力してた……扉があるという手がかりはみんなで見つけれたんだけど、肝心の場所が全然分からなくて」
「……わかった、私も協力する。」
みんなで元の世界に帰ろう!!!
?「ごめん。僕は帰りたくない……」
🕑時間無世界へようこそ🕑
優しくされるのが好き
自分のわがままを聞いてくれて
甘やかしてくれて
寂しい時は一緒にいてくれて
そんな人がいたらいいなと思う
まぁ飼い猫もそう言う人を望んでいるんだろう
私にはそういう人はいないが
このワガママお姫様の素敵な生活のために
最高に優しい人になろう
【優しさ】
優しさとはなんなのだろうか。
優しい言葉も優しい愛ですらも
救いだけではなく凶器になってしまうような世界だ。
その人の捉え方や伝え方によって
優しいが凶器になってしまう。
ねぇ、この世界に救いなんてないよ。
特別な言葉はかけない。
代わりに
何があろうと
絶対君を見捨てはしない。
君と共に長い長い旅をし、
君が還っていくその日まで
君に寄り添い
君の言葉に耳を傾ける。
嬉しい時は、共に喜び
悲しい時は、共に悲しみを背負う
君から姿は見えなくても
いつも君を静かに見守る。
優しいからじゃない。
ただ、そう在りたいから
そうしているだけ。
ただ、それだけ。
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優しい住人
優しさの向こう側
何が見える
僕には明日が見える
君には何に見える?
優しさで救えた心があるのに
誰かを救えたはずの世界は
酷く汚いんだ
穏便を望む僕は
どのくらいに汚いんだ
嗚呼。
20cm先の優しい君は
信じられないくらいに
遠い
なのに
なんで?
明日は
こんなにも
簡単に
掴めてしまう
僕の優しさで救える世界であって欲しかった
#14 優しさ
【優しさ】
本当の優しさとは…なんて考え始めたら、
たぶんキリがないよね。
何に優しさを感じるかは人それぞれ違うと思うし。
私は…どうだろう。
どんな言動に優しさを感じるかな?
私自身が人に優しくしようと思う時、
どんな言動をするかな?
だけど、それを受け取った相手がどう思うかは
分からないわけだから…
自分では優しさのつもりで口にした言葉が、
相手を傷付ける可能性だってあるんだよね。
ま、考え始めたらキリがない事だなぁ…
「察する能力」あたりは重要そうな気がするけどね!
明日はどんな1日になるかな。
みんな、明日も安心安全でね。
嘘──
それが優しさ。
お題『優しさ』より
あなた発
優しさであれ
わたし着
残酷になる
どうした事か…
お題☆優しさ