優しくしないで』の作文集

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優しくしないで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/2/2024, 3:47:12 PM

私に優しくしないで

すべてのことを察して
許そうとしないで

何も知らないフリをして
無知を暴いて

堂々と生き続けて
嫉妬させて

どこに行こうと付き纏って
苦しむのを見守ってて

5/2/2024, 3:46:00 PM

「どうしたの?大丈夫?何かあった?話聞くよ?」

やめて。私、あなたから離れたいのに。

『どうしたの?』なんて、たった5文字さえ、私を苦しめる。優しくされると余計に辛い。
ここではっきり言わないと、後悔する。

私、見たよ。あなたが別な女の人と遊んでるの。その人は美人で、背が高くて、スタイルが良くて。
何1つ、あの人に勝てない。
中途半端な付き合いなら、もう終わらせた方が、私もあなたも幸せになれる。終わらせて、あの人と本格的に付き合って。

中途半端な感情は要らない。
どうせ、いつかは終わるってわかってたことじゃない。
未練なくこの関係を終わらせたいから。

優しくしないで。

5/2/2024, 3:44:26 PM

「……触れるな。」
彼奴は僕の手を振り払ってそう言い払った。

裏路地でいかにも弱い者を虐めているようにしか見えず、つい首を突っ込んでしまった。しかもそれが知り合いだったのたから驚きが隠せず狼狽えた。

「…はぁ?お前がやってること分かってんの?」
「…」
「……だんまりか。」
「……」
これ以上問答をしても意味が無い。僕は通りに足を向けた。

パシッ!!

「なっ……?!」
急に体が傾いたと思ったら暖かい抱擁に包まれた。

「俺に…優しくしないで…」

その時見た彼奴の睫毛は震えていて、僕は胸が苦しかった。

5/2/2024, 3:42:36 PM

優しくしないで

私はあなたのことが好きだ

あなたはいつも優しくしてくれる
目が合うといつも声を掛けてくれる
時間が合えば帰り道も一緒に歩いてくれる
コンビニで道草するのも付き合ってくれる
そんなあなたのことが好きだ

でもあなたは時折寂しそうな顔を浮かべている
必死に携帯で何かを打ち込んでいる
何でなのか、何をしているのか、私には分からない
それが私宛のメールだったら嬉しいのになと思う
私に尻尾が付いていればぶんぶん振っていただろう
実際にはそんなメールは届かない

今日こそあなたに想いを告げようとした
波に乗れた今日を逃したら二度と言えない気がした
だけどあなたのことが好きだから
あなたの気持ちに気付いてしまった
あなたは私を見ていない
あなたは私の向こうのどこか遠くを見ている

辛かった、悲しかった、苦しかった
―――お願い、私に優しくしないで
声には出せず涙が溢れ出た
あなたはそんな私を見て戸惑っていたね
そこからはお互いに無言でうちまで付き添ってくれた
私はあなたのことを想いながらその日は枕を濡らした

5/2/2024, 3:38:32 PM

茨のようなあなたが、気まぐれに棘を切って触れるから。
あたしは悪くない。

お題:優しくしないで

5/2/2024, 3:35:01 PM

丸まった背中を宥めるようにそっと撫でた。
撫でられた相手は無言のまま、石のようにじっとしている。自分と同じ大きな男がそうしているのはとても滑稽で、だからこそ哀しく見えた。

「彼等にそれを求めるのは酷だと分かっているだろうに」
そうせずにはいられないのだろう。
「·····分かってる」
答える声は酷く陰鬱で。
「彼等は罰などくれやしない。お前に出来るのは彼等の優しさを受け入れ、彼等の望む在り方を示して共に歩くだけだよ。それこそが与えられた〝罰〟だ」
「·····っふ」
男の背中が小さく揺れた。笑っている。
私がそれを伝えることの愚かしさを、この男も分かっているのだろう。

優しさが辛いなら逃げればいい。
誰もが思うそれが、この男には出来ない。
いっそ指を突き付けて、お前のせいだと断罪してくれればいい――。そう願って、それが叶わぬと知って、追い詰められた男は狂気に堕ちた。
狂い果てた末の結末を、その姿を知ってしまった男はもう二度と、逃げることも狂うことも出来ない。
〝私〟はそれを、よく分かっている·····。
「お前にはそれが何より苦しいのだろうけれど」
「苦しいのは〝お前〟も同じだろう」
男が呟く。

――そうだ。
私がこうして言葉を交わし、苦悩を吐き出せるのはこの男だけ。そうしてしまったのは他でもない〝私自身〟だ。

私とお前。
正気と狂気に分かたれた私達が願うのは、決して口にしてはいけない望み。

――どうか、優しくしないで。

この正しく美しい地獄で、いつ終わるとも知れぬ優しい罰を、私達は受け続けている。

END


「優しくしないで」

5/2/2024, 3:32:53 PM

【17日目】優しくしないで

わかっている
今は幸せの頂点というのを

世界に向かってしまったあなたは
もう私だけのあなたじゃない

もう少し あと少し
このままでいたいけど

その微笑みが素敵だから
「愛してる」って言う声が素敵だから

あなたが叶える夢のそばに
私はいてはいけないの

泣きそう…

5/2/2024, 3:32:49 PM

今さら優しくなんてしないで。
恨みから始まったあなたへの感情は、
最期のときまで恨んで終わらせたい。

僕に触れる手も、吐息も、声も、
温かなぬくもりなど一切感じさせず、
ただ虚ろに身体を暴いていればいい。

もしもあなたへの恨みを無くしてしまえば、
あの日の豪火が僕のすべてを焼き尽くす。

もしもあなたの罪を赦してしまえば、
あの日の悲鳴が非難に変わる。

そして…もしもあなたを愛してしまえば、
僕は自分で自分の翅をもぎ取ってしまうだろう。

僕とあなたの間に《そんなもの》はいらない。

【優しくしないで/Ēlusion】

5/2/2024, 3:29:50 PM

微笑みは優しさで出来た機関銃 無意識の君 下を向く僕

題目「優しくしないで」

5/2/2024, 3:27:46 PM

【わかってるつもり】

あなたの言葉を理解しているはずだった。
 いや、しているつもりだった。

「優月ちゃん、もう優しくしんでいいよ?」


「というか、もうしないで、ただただ私の心が苦しく絞め上げられるだけなの。」

そう、すぐにでも消えてしまいそうな儚い顔をしたあなたを見るまでは。


その次の日から私の隣をいつも歩いていた彼女・琴葉は隣を歩くことをやめた。

学校は同じであっても、学年も同じであってもお互いが出会うことすらなくなった。


「あ、ゆっちことちゃんは?」

「あー、最近会ってないなぁ。芽依知らん?」

「いや、うちも知らんよ、ってかあんたの話でしか聞いたことないから面識ないって!」



「めーちゃん、ことちゃんって?」

「あー瑠羽知らないのか、ことちゃんは琴葉ちゃんていってゆっちのかn「芽依。」バディだよ。ほら、幼馴染同士で演劇部の部長副部長してるって話聞かんかった?引退前まではここの王子様とお姫様コンビとか囁かれてるから知ってるだろうと思ってた。」

「あぁ、月代さんかぁ。あのホワホワした感じのよくおさげしてる子だよね。私委員会一緒だから昨日集まりで会ったよ?」


「え、そうなの?!だってよゆっち。」

「だってよって言われても………。るーありがとね。」

「? いえいえ〜、また何かあったら言ってね。」



教室で帰りの準備をしながらイツメン3人でそんな話をする。


あの日以来、帰宅途中によぎるのは琴葉に言われた

「優しくしないで」という言葉。


なんとなく理解できている気がしていた。


もう私を甘やかさなくていいんだよって彼女が言いたがっていたような気がしていた。



でもそうしたら不正解、という意味合いで何も連絡をよこさないだろう。


ふと思いついた、私的には最悪の回答を琴葉のメッセージに打ち込む。






半分忘れていた頃に返ってきた返信。
それには


〈正解。気づくの遅いよ。ずっと待ってたのに。〉


とだけあった。



私は決して優しいわけではない、それをいつまで隠していられるかと思っていたが、タイムリミットが来たようだ。


〈私は優しいから告白に応じたわけじゃないよ。琴葉を独り占めしたかったから応じたのに。〉



それだけをまたメッセージに残した。

5/2/2024, 3:27:20 PM

ド腐れ偽善野郎

同級生にいたのだ。やたら口が悪いくせにすぐに体調を崩す野郎と言ったが女である。

その女はやたらと優しい事を言って人の懐に入り込んで仲良くなるが、話しているうちに本性が出てくるのだ。

今だに覚えているのだ。20年も前の話だが。

当時の同級生曰く彼女の事は実は嫌いだったという人は結構居たらしい。

優しくしなくていい。本性を出すのが早過ぎるのだ。

5/2/2024, 3:25:39 PM

「ほら、なーにしてんの?」

そうやって、優しい声で私を呼ぶ。

「ごめん、明日は彼女とデート」

君には特別な人がいるのに。


大切な人、いるよ。

特別な人、いるよ。


君もいるでしょ、大切で特別な人。


だから、私に優しくしないで。


【優しくしないで】

5/2/2024, 3:21:46 PM

その優しさが嘘なのも全て知ってる。だから優しくしないで。君からすると優しい嘘かもしれないけど私からすると凶器を突き立てられるよりも恐ろしく、怖い嘘だよ。

5/2/2024, 3:21:09 PM

『優しくしないで』

高校の時、僕は実の祖父を殺してしまった。

ヤングケアラーである。

当然、人として許される事ではない。

だが、僕は何もかもを犠牲にして、祖父に尽くしてきた。

放課後に友だちと寄り道をして遊ぶこと。
修学旅行の夜、友だちと枕投げをすること。
休日に友だちと遊ぶ約束をすること。
文化祭の出し物をクラスメイトみんなで作ること。
何もかも全て。

なのに、僕はその苦労を全て水の泡にした。一瞬である。

「だって、しょうがないじゃないか…。おじいちゃんがあんなことを言うから…。」

祖父は僕に、「ごめんな」と、一言だけ言った。

いつもなら、「全然大丈夫だよ。」と言えるはずだった。

でも、その日だけは違ったんだ…。

色々な物が積み重なって、気づいたら殺してしまった。

裁判の日。

弁護人「ーーーというように、被告人には情状酌量の余地があることを裁判官に進言します!!」

裁判官「うむ…。では、 被告人に問う。祖父の事を愛していましたか?」

僕「はい…。おじいちゃんはいつも優しかった…。なのに、僕は…!」

裁判官「……。判決を下す!被告人を有罪とし、懲役10年の刑に処す!!」

僕「……。」

当然だ…。優しかったおじいちゃんを、一時の感情で殺してしまったのだから…。それより、もっと刑を重くしてくれ…。僕は最低な人間なんだから…。

裁判官「辛かったな…。一人で老人の介護をするというのは、とても大変だ…。被告人よ。貴方はまだ若い。ヤングケアラーによって、お祖父様を殺めてしまったが、貴方はまだやり直せる。」

僕「……。」

…無理だ。やり直すなんて…。

裁判官「10年は確かに長い。だが、罪を償い人生をやり直すやり方は沢山ある。貴方の10年後の年齢は、20代後半だ…。 やってしまったことの償いはできるが、時間を戻すことなど誰にも出来ん。仕事は、選ばなければいくらでもある。人間働いて、お金を稼げばどこへでも生きていける。」

僕の目からは、涙が止まらなかった。

裁判官「大丈夫だ…。10年間しっかり罪を償い、また…いちからやり直せばいい。」

僕「ごめんなさい…ごめんなさい……ごめんなさい………!」

拭っても拭っても、僕の目からは涙が溢れて止まらなかった。


10年はとても長い。だが、僕の罪を償うには全然足りない時間だ…。

僕は、あの裁判官の言葉を胸に、罪を背負ってしっかり前を向いて生きていく。

それが、僕がおじいちゃんにできる最大の償いだから…。



PS
この話はフィクションです。
どんな事情があろうとも、罪は罪です。10年という時は、少年の青春を奪いますが、人の命には変えられませんからね…。
ほんと、外国人の犯罪で、不起訴になる日本とかどうかしてると思いますね。

5/2/2024, 3:16:38 PM

【お題:優しくしないで】


俺には高校生の頃から付き合っている彼女がいる。

今どき珍しい一度も染めていない艶やかな黒髪が似合う、背の高い美人で、流行りのアイドルみたいに折れそうな細い体型ではなく、どこを触っても、もちもちとしていて、そういうことをすると眉を八の字にしてはにかむ顔が可愛い、俺にはもったいないくらいの人だ。

将来、彼女を幸せにするためだと思えば、修論もバイトも何だって頑張れる。

「どうしたの?」
ワークチェアに座って体をゆらゆらさせながら、彼女が俺に声をかける。
どうやらぼーっとスマホを見すぎて、彼女をほったらかしにしたようだ。
「ああ、ごめん。親からLINEきてて」
「そういえば、夜予定があるって言ってたよね。時間大丈夫?」
「あ、やべ」

ベッドから立ち上がり、ゴミみたいなスペックのくせに重いPCと、大学の図書室から借りた分厚いだけのつまらない本をリュックサックに詰める。

「道分かる?送っていこうか?」
「いや、何回か来てるし…」

彼女の住むマンションに遊びに行くのはこれで三度目だ。

就活を避けてなんとなく大学院に進学した俺とは違い、彼女は大学を卒業した後、IT系企業に就職した。
その給料をこつこつ貯金し引越し費用にあてて、最近一人暮らし始めたと聞いて、真っ先に引越し祝いをプレゼントしに行ったのが一度目。
俺と同じ、好きだと言っていたゆるキャラの抱き枕を脇に抱えて行ったら、丸い目をさらに丸くさせて驚いていた。
あの顔は傑作だった。

その時に冷蔵庫の中身を見ると、自炊をしている様だった。
作り置きのおかずが数種類ストックされているのに、
調味料が3〜4種類しかないのがちぐはぐでおかしくて、調味料のギフトセットをプレゼントしたのが二度目。
「毎回プレゼントをくれるんだね」
「ありがとう、優しいね」
と、あの眉を八の字にしてはにかんだ顔で言われた俺は照れて、
「幸せにしてやりたくて」
と、柄でもない事を口走ったのは記憶に新しい。

三度目の今日は、修論の進捗に悩んでいる俺を見かねて「どこか遊びに行く?息抜きも大事だよ」と時間を作ってくれた。
結局、本当に修論の進捗がよろしくなくて、外出はせず今までアドバイスを貰いながら修論を書く羽目になったが、
彼女も仕事で疲れているだろうし、折角の休日に無理をして遠出をさせるのも申し訳ないし、「将来副業したくて勉強する時間もほしかったんだよね」と言っていたのでまあ結果オーライだろう。

「流石に迷ったりしないよ。誰かさんと違って」
そうからかった別れ際の、彼女のムッとした表情も可愛かった。
彼女と会う、四度目が来ないとは思っていなかった。


『別れてほしい』
と、彼女からLINEが送られてきたのはその一週間後。
修論の進捗報告のためにゼミ室に居る時で、突然のことだった。
その間にけんかや気まずい思いをしたやり取りもなく、彼女に何かあったのかと思い、ゼミ室を飛び出しすぐに電話をかけた。
なかなか繋がらなかったが、五度目の電話でようやく繋がった。

「別れてほしいって、どういうこと?何かあった?」
「…特に何も。そのまま、別れてほしいの」
「何もないってことはないだろ、何があった?」

彼女に問いただしても、歯切れが悪かったり沈黙が続いてイライラした。

「急に別れてほしい、だけ言われて納得できるわけないだろ」

研究棟の休憩スペースは静かで、何人かがこちらを振り向いた。
スマホのスピーカー越しに彼女のため息と、続いて大きく息を吸う音が聞こえた。

「急にじゃない」
「は?」
「ずっと別れたかった、あなたが優しくないから」

訳が分からない。

「優しくないって、どうして?常に君の事を第一に考えているし、毎回デートの時にプレゼントあげてるし、仕事で疲れてるの分かってるからおうちデートにしてるし将来結婚した時のためにバイトして金貯めてるのに?俺が、優しくないって!」

休憩スペースには、いつの間にか誰も居なかった。
動悸が激しく、血が流れる音が煩い。

長く短い沈黙の後、彼女がぽつぽつと呟くように言った。

「…何も頼んでないよ、私は」
「どれもやってほしいなんて、言ってない」
「私の将来と、あなたの将来は同じものじゃない」
「あなたのそれは、ただの好意の押しつけ」
「それを、優しさって言うなら、もう、」

やっと、彼女が泣いている事に気がついた。

「優しくしないで」





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蛇足

友人に誘われて、初めて投稿した作品です。
登場人物の容姿以外はほぼノンフィクションと伝えたら、
結構ガチで心配されました。
ユーモアって難しいですね。

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5/2/2024, 3:08:32 PM

「優しくしないで」

女は、意地を張ってそう言った。

「一人でも大丈夫だから」

女は、泣かないようにフッと息を吸った。

「どっか、行ってよ鬱陶しいなぁ」

女は、背中を向けてそう言った。

男と遊んでるふりしてみたり
女のつけぬ香水つけてみたり

夜明けを待って帰れば
背を向けて捨て台詞

可愛い悪女は
素直になれずに
独り泣く

「優しくありたーい」

女は、私は優しいと言わんばかりにそう言った。

「みんな違ってそれで良い」

そのくせ、顔の見えないところで
馬鹿だの下品だの下衆だの指を指す。

そのくせ、繊細さん
そのくせ、ヒステリック
そのくせ、他人のそれは許さない。

本当の悪女とは
こんな感じかと…。

「優しくしないで」って人ほど優しさを求めていて、優しさのなんたるかを知っている。

「優しくありたーい」って人ほど優しく出来ない、人に優しくするのはとても簡単ということを知らない。


自分の定規を心にあてて
真っ直ぐな線を引こうとしても
笑いや涙の絵具で描く人生は
誰もが主人公だから一直線には
線は引けない。

白くて大きな優しさは
笑いや涙で染められた
誰もが主人公の脱線だらけの
線を包むこと。

「優しくしないで」って人ほど、そのことを知っているもの。


2024年5月2日

心幸

5/2/2024, 3:05:39 PM

優しくしないで

ずっと一緒にいようとか
一生離さないから
なんて
本気じゃないのに
言わないで
すぐに本気にして
舞い上がるから
私だけが
あなたの特別じゃ
ないのなら
決して、決して
優しくしないで
夢だけじゃ
もう生きていけないから

5/2/2024, 3:05:10 PM

優しくしないで
貴方の覇道を妨げる恥辱な分際が気を回されるたびこの目の前の人物は見えるたびに次元が違うのではないかと

黒く黒くなっている君を実は「あ」と認識できる瞬間もないくらい目にも見えない速さで消してしまうのではないかと

目が覚めると絶望している
眩し過ぎて見えていないのに君は一生気付かないでいてほしい

5/2/2024, 3:05:01 PM

【279,お題:優しくしないで】

優しくしないで、余計惨めになるから

冷たくしないで、寂しさに埋もれてしまいそうになるから

じゃあどうすればいいんだよ、って...

それが分かったら苦労してないよ

分かったところで私はひねくれ者だから、きっと誰かに言うなんて出来ないわけで...


「...何もしなくていい...」

「ぁあ?なんだよもう、さっきから急に泣いたりキレたり...」

「でも、もうちょっと隣に居て...」

「...はいはいわぁったよ、全く世話が焼けるお姫様だな」

温かいのも冷たいのも苦手な私には

彼のぶっきらぼうな優しさがちょうどいいのかもしれない

5/2/2024, 3:04:58 PM

“優しくしないで”

 「優しくしないで」

“そんな”
 そんな 贅沢な、言葉

私は知らない。

私は
 “優しく”されたいよ…

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