『何気ないふり』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何気ないふり
何気ないふりをして、
友達と話して、笑いあう。
本当は苦手だけど、話しかけられるから。
きっと他の皆も同じ。
親友みたいに接して、
でも心の内では見下している。
あいつも早く気づいたらいいのにね。
でも、自分も誰かにそう思われているかもしれない。
少し自分の行動を見直してみないとね。
何気ないふりで隣を歩く
最大の謎は君の心
#何気ないふり
*何気ないふり*
あの時 こっちを見ずに
何気ないふりで
私を指差した
ただそれだけなのに
心を掴んだ人
何気ないふりで
人の心 持っていかないでよね
何気ないふりで
何気ないふりで…
諏訪くん、その声に振り返るとき、きゅ、と口を結ぶ癖がついた。気づかれたくなくて、いつもと同じような顔をして振り返る「今日の隊長会議、諏訪くんがファシリだよね」「あー、だっけか」後ろ髪を掻きながら思い出すような素振りを見せる。足を止めた諏訪に追いついたナマエが、抱えた書類に目を通しながら横に並ぶ「今日、忍田さん遅れるみたいだから、これも諏訪くんからお願いしたくて」ぴら、と手渡された資料には『春休み中に関する注意喚起』とある。書かれている内容を斜めに読んで「俺も春休み対象者なんだがな」「そういえばそうね」学生が大半のボーダー内では、長期休み前に公序良俗を説かれる。もはや恒例行事「ナマエさんが話せば?」「えー?私は議事担当だから」困ったように笑うその顔に胸が締め付けられる「あのさ、会議の後って空いてる?」「今日?うん、特に用事は」「久しぶりに飲み、行きません?」「いいけど…敬語になったあたり、奢らせようとしてる?」次はイタズラっぽく笑う顔、くるくると変わる表情に諏訪の口元も緩む「俺、年下ですよ?」「どの口が言ってるのよ。東くんでも呼ぼうかな」「いや」思わず出た素直な言葉に口を噤む諏訪、どうしたのかと首を傾げる彼女「いや…サシで飲み行こう、割り勘で」「諏訪くんそれ、期待しちゃうよ?」余裕そうにはにかむ彼女が狡い「期待してていいっすよ」絞り出した声、諏訪がそそくさと歩き出す、首元まで赤くなった後ろ姿。
何気ないふりはめっちゃするかもね
ホントは傷ついていても、腹が立っても、何気ないふりでやり過ごす
そこで感情をあらわにして、もっと辛い思いをするのが怖いから
それがいいことだとは思わないけど、ある種の自衛手段なのかも
【何気ないふり】
親しげに腕を組んで、親密そうな様子で寄り添う2人分の人影。
小柄な女性が組んだ腕を引いて、隣の男性の耳元へ何か囁いていた。
その横顔はとても嬉しそうで、遠目に見ても大層お似合いだった。
(街なかで、知らない誰かと一緒に居る知り合いに遭遇した時は、無闇矢鱈に声を掛けないのが、マナー。)
自分に言い聴かせているのが滑稽で、そっと2人に背を向けて、足早にその場を後にした。
モヤモヤとする負の感情を胸の奥に押し込めたまま、しばらく何気ないふりで日々を過ごした。
(気の迷いは、誰にでもあること。)
理解はしていても、辛いものは辛い。
(どうするのが一番良いだろう?やっぱり、普通に結婚して幸せになって欲しい。)
苦しいけれど、大切な人の幸せは祈りたい。
大切な人の大切な人を守れるなら、この苦しさも少しは報われるのではないだろうか。
(何だって良い。役に立てて、関係を壊さずに近くに居られたら、それで充分だ。)
軽蔑されても、どんな扱いでも良いのだ。
どんな形であれ、あなたが傍に居てくれるだけで、充分なのだ。
何気ないふりをしているように見えるけど、
心の中は暗い闇に満ちている。そんな闇といつも闘う。
いつもポジティブに。人に心配をかけずに。
静かにニコニコ笑ってる。
そんな存在になれたらいいのに。
暗い闇に満ちている心。
あぁ。
疲れたなぁ笑
恋星ゆい🥺
何気ないふりをして、
好きな髪型をあなたに尋ねた
いつまでもあの時を忘れられずにいる。
はあ、今日もかっこいい。
思わずため息が漏れる。
あれ、寝癖かな。かわいいかわいい大好き!
ちょっぴりシワの寄ってるシャツも好き
もじゃもじゃの髪の毛は柔らかそうで、触ってみたいけど…やっぱり無理!恥ずかしすぎる!
今日も何気ないふりして、あの人を私の視界の端に入れる。
勉強してるのかな?あ、今間違えた。
頭良さそうな見た目してるのにな可愛いな
顔上げてる、どうしたんだろ…
あれ、もしかして目合ってる!?
ウソ!?
こっち見てるのかな…そうだといいのに
時刻表見てただけ?
私はこんなに意識してるのにあの人は何にも考えてないの!
ああもう、片思いで終わらないで!
お題「何気ないふり」
『何気ないふり』
仕事の会議の内容が
ちんぷんかんぷんなわたし
勉強をしなくてはいけないのに
全くしないために
毎度恐怖な会議
すぐ顔に出てしまうわたしは
なぜか会議の時だけ
マスクをしだす
そして何気ないふりして
ふむふむと頷く
そして何気ないふりして
笑うところは笑う
そして何気ないふりして
メモを取る
極力目立たないように
振る舞っているのに
そんな時に限って
お腹が鳴って注目される
わたしではないと
何気ないふりをしてみるが
会議が終わった後に
スタッフから
「はい」と手渡される
一本満足バー✨
心からありがとう
vol.14
何気ないふり
賑やかな居酒屋に1人の女性がいた。
西野 愛。髪は艶やかな黒髪。色白な肌に舞うような桜色の唇。瞳は髪と同じ闇を映したような黒い瞳。20代半ばで仕事はアロマセラピストをしながら趣味程度でタロット占いをしている。
愛が占いを好きになったのは祖母の影響だった。いつもタロットを大事に見つめ、机には綺麗な天然石で溢れていた。
なんて綺麗なんだろう。愛は天界にも似たような神秘的な祖母の家が大好きだった。
それからというもの、愛は祖母の家を訪れる度タロットに触れたくさんの知識を祖母から受け取った。
愛のタロットはよく当たると巷で有名になった。
今日のお客さんはアロマセラピーをよく利用してくれている人だった。同世代のとても可愛らしい女性だ。女性は自分の恋愛運を占って欲しいとの事だった。
先日呑み会で会った男性が気になるらしく、どんな男性なのか自分と付き合えるのか気になった様だ。
タロットカードとオラクルカードを使って愛は占った。
カップのエースが正位置で出た。カップのエースは愛情の始まりを表している。気になる人と両想いになれる可能性があるということだ。
「「素敵だな」と感じる人が身近にいれば、思いやりのココロを持ちながら接するのがおすすめです。思いやりが相手に伝われば自然と繋がるように感じます。」
愛の言葉に女性は嬉しさを隠しきれない様子だった。それからは男性の心理的な特徴やこれからの助言をカードに聞き、占った。女性は結果に満足気に店をあとにした。
居酒屋で1人、愛は今日のことを思い出し最近自分には全く恋愛に無縁だったなと思い返した。
ふと目を先にやると1人の男性が愛を見つめていた。目が合った瞬間、男性は愛に微笑み会釈をした。愛は何気ないふりをして、会釈し返した。内心はとても焦り、脈は派手に打ち急いだ。
(こんなシチュエーションなれてない。)
愛は深呼吸をして平常心、平常心と心で呟いた。
“一目惚れ”
愛は初めて経験した。いつも相手を知ってからしか好きにならない、冒険なんて一切しない慎重な性格だったから。
彼とどうなりたいのか。彼はどんな気分で自分に会釈したのか。今すぐにでもタロットを広げて占いたいくらいだった
そんなことしなくても、帰り際に彼から連絡先を教えて欲しいと声をかけられるなんて、知る由もなかったから。
何気ないふり
彼女はモテる。
まぁ、モテないわけはないだろうと思った。
世間一般でいう『かわいい』という部類に入ると思うからだ。
だから彼女の周りに、男がいても何とも思わない
……はずだった。
親友と呼べる男が、彼女と並んで歩いていた時は。
あまり見ない組み合わせだと率直に思った。
でも彼女は何だか楽しそうな顔をして、僕の親友と向かい合っていた。
次の日、それとなく聞いた。
「昨日、街で見かけたんだけど…」
親友が言うには彼女の方から話しかけられたから、相談に乗っていただけだと言われた。
「そう、なんだ」
何気ないふりで言ったつもりが、少しばかり声がうわずったように聴こえた。
相談?
どんなことだろう?
でも、それは彼女のプライバシーに関わることだし、僕が聞く質問でもないし、僕の親友も答えることはしないだろう。
そもそも何故こんなにも、モヤモヤしているんだろうか。
「…なんか、気になるのか?」
と親友から聞かれ、
「別に」
と答えて、何事もないように振る舞った。
“何気ないふり”
あなたはいつもそうだった
いつも何気なく助けてくれた
あなたが大変な時もかけつけてくれた
私が悲しい時も黙って隣にいてくれた
何でも何気ないふりしてやっちゃうあなたが大好きだった
いつか私も誰かのために
”何気ないふりして“
そっと、隣にいれる人になりたい
『何気ないふり』
何気ないふりで彼を見る。
今日も窓際の席でつまらなそう。
何気ないふりで彼に触れる。
体育の整列の前にちょっとだけ、手の甲を掠めた。
二人きりの部屋で。
何気ないふりはもうできない。
全身全霊が彼を向くから、全力で愛を伝えよう。
#11 : 何気ないふり 2024年3月30日(土)
私の好きな人は別に好きな人がいる
でもそれはあえて気づいてないふりをする
気づいたらダメな気がしたから、、
私の両手首はもう綺麗になったし、
目の下のくまはいくらかましになった。
それでもやっぱり長袖を毎日着て、
鏡を見てくまを必要以上に隠した。
もう薬は必要な分だけしか持ち歩いていない。
でも胃薬ですら、人前で飲むことができない。
あの人たちからみたら、
私なんて通りすがりの人に過ぎない。
野良犬、野良猫の方が、
まだあの人らの目を引くだろう。
きっと私が意識しなくても、
もう私は普通になったはずだ。
それでもまだ普通のふりをしてしまう。
何気なく日常を送っているふりをしてしまう。
「何気ないふり」
「書く習慣っていうアプリやってる人おいで!!!!」
というオプチャの管理人です~~!!
管理人が1番サボってます!!
ぜひおいでください!!
題 何気ないふり
私の憧れの先輩が学校の自販機の前で何か飲み物を買っていた。
私は一度通過して、先輩に気付いて、あっ!と思い立った顔をして、自販機に引き返す。
そして、先輩の後ろに並んで飲み物を買うのを待ってる人を演じた。
先輩は、私をチラッと見ると、
「ごめんね、買う?今迷ってて・・・」
と話しかけてくる。
先輩と直接話すのは初めてだったから、私は上がって、
「あっ、いえっ、ど、どうぞ・・・」
赤面して挙動不審な返答をしてしまう。
「そっか・・・。ウーロン茶か緑茶か、迷ってるんだよね・・・」
先輩、いつも友達といるから、一人でいるの珍しい。
しかも、こうして、会話できるなんて、もう今後そうそうないかも・・・。
「あ、迷いますよね、私も良く迷います。ゆっくり選んでくださいね」
先輩が気安く話しかけてくれることに軽く驚きながら、私は必死に言葉を考えて先輩に返す。
先輩はニコッと笑いかけてくれる。
「ありがとう、うーん、じゃあ、緑茶にしよう」
先輩に笑いかけられて天にも昇る心地だ。
もっとゆっくり選んでいて欲しかったけど、先輩は、飲みたいものを決めてしまった。
私はがっかりして、先輩が、かがんで飲み物を取るのを見ていた。
「あのさ」
そんな私に先輩が話しかけてくる。
「良く、テニス部、見てるでしょ?テニス興味あるの?」
あ・・・。先輩を見に行ってたの、バレてた?
そっか、先輩、テニス部の副部長だから、それで気になってたのかな?
「あ、そ、そうです、私今帰宅部だから、いろいろ部活見て回ってて・・・」
私は咄嗟にウソを言ってしまう。本当は運動音痴で、とてもテニス部なんてついていけなさそうだ。
だけど、先輩がテニスをしているのを見ている時間は飽きない。
「そっか、もしテニス部興味あるなら、おいでよ」
先輩にそう言われて、舞い上がってしまう私。運動音痴とかどうでも良くなって、今すぐ、入部します、と言いたくなった。
「は・・えっと・・・ありがとうございます、考えてみます!」
私ははい、と言いかける直前、理性が働いて考えます、と言う事が出来た。
今後の重要な分岐点だ。良く考えなきゃ・・・。
「うん、待ってるね、じゃあ!」
先輩は、笑顔で爽やかに手を振って去っていく。
うう、あんな笑顔見せられたら、入部への気持ちが傾いてしまうよ・・・。
いやいや・・・
私は首を振る。あんなに運動苦手なんだから良く考えないと、テニスなんて一生かけてもちゃんと打てる気がしない・・・。
でも・・・
私は先輩の笑顔を思い出す。優しい笑顔。
なんか・・・
なんだかんだ悩んで入部してしまう気がする・・・。
私にはそんな未来しか見えてこなかった。
何 気 な い ふ り
君 の 事 が 好 き で す る 行 動 も
君 の 事 が 好 き で す る 発 言 も
全 部 何 気 な い ふ り
そ れ も 気 づ か な い 君 は
鈍 感 だ ね
23 作 目
何気ないふりをして
自然な態度を装うあなた。
それがとても可愛くて。
あの時、声かければよかった。
汗マークと同時に
照れマークが出てた(気がする)後ろ姿を
ふと思い出す。
かわいかったなぁ。
結構な後悔はあるけど
愛しい思い出。
「なに、みてるの」
旭はソファにもたれて眠そうにテレビを見ていた。俺は彼を見つめていたことがバレて、少しだけ気まずくなる。
恋人なのだから存分に彼を堪能したっていいのに、だ。気ままなな猫のような彼の気分を損ねないよう日頃からそれなりに注意しているが、まあ俺自身が鈍感な質なので別に上手く行ったことはない。
「いやなに、暇だったからな」
「暇なら俺を見るのか?」
旭は笑って俺を見た。ソファの上に肘をついている。眠たげな目は変わらなかった。
「暇ならアイスでも買ってきてくれよ」
「この俺をパシリに使うのか?バカが……」
「バカは省悟の方だ!こないだなんか夕飯焦がしやがって……普段から役に立たないんだから少しは働けよ」
愛する恋人からなかなかに辛辣な事を言われて少し動揺するが、それも右から左に抜けていった。こういうところが鈍感だと言われるのだろうが、旭がこうして怒るのは猫がにゃあにゃあ怒ってくるのをいなすようなもので、特段いつもと変わりはなかった。
「アイスなんだが、なんでこの家には常備していないんだ」
「常備する文化がねえからだ」
「なぜだ!?ありえない……俺の家の文化を輸入した方がいい。この家は遅れている」
「さっきからうるさい。そんなに食べたいなら自分で買ってきてくれ」
俺の説得も彼には響かない。その昔、まだ旭と付き合ってない頃に彼の実家に泊まりで遊びに行ったことがあるが、その時も彼の家にアイスがなかったことに驚いた。俺の家には常に冷蔵庫に多様なアイスがあるのに……箱のアイスだったり、単品のものだったりチョコだったりバニラだったりが多様に揃っている。
旭も少しは見習ってほしいものだ。普段は会社の取締役なんて大業を担っているが、意外とルーズなところがある。
呆れたように彼を眺めていると、眉間にシワを寄せた彼から反論された。
「呆れてるみたいだけど、その目を向けたいのはこちらの方だよ」
「アイスは」
「買ってこいって言っただろ!」
旭が持っていたクッションをぽんぽんと投げられ、これはたまらないと退散する。機嫌を損ねた猫に、仕方ないからアイスでも買って与えてやろうと思った。
古びた茶色の机上から彼に貰った長財布を取り、ズボンのポケットに入れる。適当にかけてあったジャケットをひったくってルーズに着ると、とりあえずの外出用の服装が出来上がる。
「俺はバニラがいい」
玄関口で靴を履いていると、買ってくるのが当たり前のように言われた。もちろん大好きな恋人のために買うのだが、少しはありがたみを見せてほしい。苦笑いをしながら玄関ドアを開けた。
end