何もいらない』の作文集

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何もいらない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/20/2024, 1:53:15 PM

#37【何もいらない】

あぁ、とても、綺麗だなぁ。

テレビをつけると、屋上のLIVE映像が
映し出されている。
カメラマン不在のカメラは、画面いっぱいに
燃え盛る空を映し出していた。

誰もいなくなったテレビ番組は続いている。
これは、私たちの人生が終わる合図なのだ。

何も、いらなかったのかもしれない

平日10%offのクーポンだとか。
買いだめしておいたトイレットペーパーだとか。
趣味とか、資格の本だとか。

どこにも挙げることは無いのに、
なぜか撮ってしまった隕石の動画とか。

結局ぜんぶ、無に還ってしまうんだ。

わかっているのに、最後まで捨てきれなかったな。

戦隊ヒーローの、ビームみたいな光線の光が
閉めたシャッターの隙間から漏れ出ている。

まるで映画のワンシーンみたい。
みたい、だったらな。

シャッターから背を向け、ワンルームに向かい合う
そこには、自分の生きた証。

そこら辺に散らばったゴミも。
畳み掛けの洗濯物も。
もう随分と使ってないノートパソコンも。

どれも、終わってしまう世界には必要のないもの

しかし、この世に生きていたことを証明できる
大切なものなのだ。

唯一の光源である、テレビの電気が消えた。
スマホの充電は1%になっている。

そのまま、イヤホンをつけて
適当に音楽を流す。

歌詞も分からない洋楽ロックが、途切れ途切れに
言葉を紡いでいた。

ボリュームを最大にしても、隕石の轟音は
鳴り止まない。

その雑音が聞こえないように、自分も
カタコトの英語を叫んでみた。

『My Life!My Life!...but I still wanna live!』

シャッターから漏れ出る光が
徐々に大きくなってゆく。

点滅したスマホは、最後のサビを抜けたあとに、
力尽きたように光を失った。

最後に見えたのは
10年間住んだ、ワンルームにうつる自分の影。

額のなみだを拭くことはなく、
ただその部屋を見つめて、無理やり口角を上げる。

あぁ、とても、綺麗だなぁ。

4/20/2024, 1:52:00 PM

「何もいらない」なんて
まだ言えない

欲しいものや望むものがまだ沢山ある

知識、健康、旅行etc
挙げればキリがない

「何もいらない」と言えるくらい
満足できるのはいつになるだろうか

4/20/2024, 1:51:59 PM

君以外には何もいらない。
そう呟くと、彼は困ったような表情をして、俺から目を逸らした。
ずっとずっと思ってきた人。
今さら俺のものになるとは思ってないけど、彼は俺の気持ちを知ってるはずだったのに。

「誕生日何がほしい?」

なんて聞いたら、そう返すに決まっているだろう。それともこのお気楽脳天気な友達想いの彼は、そんな可能性にも気づかなかったのだろうか。気づかなかったんだろう。

彼の頬をそっとなぞる。せめて、これくらいは許してほしい。
彼は固まったまま何も言わない。

4/20/2024, 1:48:03 PM

あなたがいる
だから 自信が持てる
あなたがいる
だから 最強の自分になれる
あなたがいる
だから 他には何もいらない

だから あなたが必要


#22『何もいらない』

4/20/2024, 1:48:02 PM

『何もいらない』12/65
できるなら、もっと望みたかった。
他のすべてを捨ててでも。
でも、もう、いいの。これ以上は。
お金も、時間も、地位も、将来も、幸せも。
ぜんぶ、あなたに満たされちゃったから。
あなたと過ごしたすべてが、私の生きる道になる。
だから、もう、いいの。

長い髪をなびかせながら彼女は歩き出す。
彼の温もりを手に感じながら。
しかし、それは、少しずつ、けれど着実に、
彼女の手から消えていく。

今日は雨天、いや、雨のち晴れだったろうか。

4/20/2024, 1:47:10 PM

幸せとは満たされることではない。

お腹がすいているとき、
食べることで幸せを感じるが食べすぎると苦しい。

満たされていく過程が1番幸せを感じる。
満たされて、もう何もいらないと思った時は
多分その幸せかにはすがりつかずに
離れるのがいいんだろう。

満たされてるはずがないのに
何もいらないと思うとき、
きっと気づかない何かで満たされてしまっているんだろう。

#何もいらない

4/20/2024, 1:46:53 PM

何もいらない

では死んでください

与えるか奪うか
どちらも
与えて奪っている
奪って与えている

何もの中に
生きていること
これを基本とする
何故かは知らないけど

施しがいらない
そんな意味なはず
施す姿勢は与えられた
跳ね除けても
既に手遅れです

何もいらなくても
機会を与えたらいい
貰うことで失わないなら

相手にもしたくない
これならわからなくもない

こちらから選べない
それを貰うといい

何もいらない
これを貰うとして
それで終わりなら
その程度ってことで
つまり反省してないね

なんどでも同じで
それでも繰り返してる
私は特に何もしてないのに

何を勘違いしてるのか
それを私は知らない
あなたに興味もないから

これを簡潔に言うと
いますぐ失せろ、となる

何もいらなくはない
ただその相手からは
何も欲しくない
素直に言うと
邪魔だから消えて貰いたい

4/20/2024, 1:46:34 PM

"何もいらない"

「お家に着きましたよー」
「みゃあん」
 キャリーケースをそっとベッドの上に置いて蓋を開けると、軽い足取りで出てきた。
 今日は抜糸の日。移動の時ずっと邪魔だったエリザベスカラーも外れたからか、嬉しそうにも見える。
 報告する為チャット画面を開き、グループチャットの入力欄をタップして文章を入力、変換して送信する。
《抜糸終わった》
《一週間くらい様子見》
 ふぅ、と息を吐いてスマホを机の上に置く。
 診察室を出る前、獣医に「もし舐めようとしたら全力で止めてください。頻度が多いようでしたらエリザベスカラーを付けてあげてください」と言われた。
 エリザベスカラーは手術前に買ってある。だが術前、言うのを忘れて迎えに行った時には病院のを付けていた。
 その時キャリーケースの中から、買っていたエリザベスカラーを申し訳なさそうに出すと、そちらも申し訳なさそうに謝りながら外そうとしたが、言い忘れていたこっちが悪いので、抜糸の時に使うと言って借りた。
 ハナの傍を離れる時にエリザベスカラーをつけるかと思ったが、一瞬で首を振って否定する。
 エリザベスカラーを付けた後に鳴き叫んだり、付けさせてくれなくなったりするかもしれない。
 かといって、じゃあ診察室に入れるかとはならない。
──やっぱり、常時付けるしかないか……。
「ごめんな……もう一週間の辛抱だから……」
 そう謝りながらエリザベスカラーを出してハナの首に巻き付ける。
「う"ぅー……」
 唸り声を上げながら睨め上げてきた。
「本当にごめんな……。けどこうするしかねぇんだよ……」
 不機嫌な顔のまま睨んでくる。「そうだ」と柏手を打って言葉を続ける。
「もうすぐ昼飯だし、ちょっと早ぇけど飯にするか」
 ご飯でご機嫌取りをしようとしたが、ぷい、とそっぽを向いてふて寝した。
 ハナに嫌われた。
 この機嫌の悪さは一時的であると頭では分かっていても、面倒をずっと見てきた子猫に嫌われるのは相当心にくるものである。
 部屋を出て、ドライフードを盛った皿を手に戻るが、身体を丸くしたまま全く反応してくれない。
 近付いてみるが、顔を逸らすだけでピクリとも動かない。
 何かに嫌われてこんなに心が痛むのは初めてだ。
 そっとしておこう、とご飯をいつもの場所に置いて、居室を出て扉を閉めた。

4/20/2024, 1:41:49 PM

なんで僕がこんなに苦しまなきゃいけないの
楽しいことなんて1つもない…
こんな人生何が楽しいの
望んだ生き方じゃないよ…
苦しさも時間も愛も…
“何もいらない”
どうせいいことないんだし
生きてる意味がない
1秒だけ幸せになりたいな…なんて
思うだけ無駄だよね…
何もいらなく無いじゃん
欲しいものあるじゃん
それを目指して生きろ

テーマ:何もいらない

あとがき
今日のテーマは“何もいらない”でしたね。
僕は今日の書いたことを通して読んだ人、誰かに何もいらないと全てを投げ出してほしくないなと思って書きました。
1秒の幸せが欲しいと少しでも思っているなら、
“何もいらない”
これは違っていると思います。
ほんの少しでも欲しいものはあるはずです。
例えば、ゆっくり寝ること、こんな小さな事でもいいと思います。たくさんの小さな事に向かって生きて欲しいと思います。
2024/4/20

4/20/2024, 1:40:12 PM

何もいらない

バイト先で怒鳴られた。
「君がいれば、他に何もいらない」なんてこと思わないし、言うつもりもない。
欲しい物があって、それを手に入れるには金が必要で、だから働いている。
やりたいことをするにはやりたくないこともしなければいけない。例え、やりたくないことの方が遥かに多くとも。
そうして、明日もなんとなく生きてしまうのだろう。

「そんな生き方つまんなくない?」
と笑う君に腹がたった。

4/20/2024, 1:38:15 PM

何もいらない

大悟が生まれてきてくれて、私の中の一番大切なものが大悟になった。とちらか選べ…という選択肢の片方が大悟だったら、他の何が出てきても勝るものは無いだろう…。大悟を失うことになるのなら…、何もいらない。

4/20/2024, 1:36:11 PM

本当は何もいらない、と言ったらあなたは怒るだろうか。
あの人は私に、自分の持ってる全てをくれようとしてくれる。
親のようなその人に、それらをいらないと言うときっと「もっと欲を持て」なんて怒るのだろう。
でもなぁ、本当に本当に、本当はこの瞬間があるだけで何もいらないんだよ。

4/20/2024, 1:35:29 PM

もう何もいらない。
というか、私が消えてしまえばいい。
死にたいんじゃない。
消えて、私なんて元々居ない事にしちゃえばいい。
あの人との関係が悪くなってしまったのも、
あの子のせいじゃなくて、私がいたのが悪くて、
あんなこと言っちゃったのも、あの子のせいなんかじゃなくて、やっぱり私がいたからだから、
私なんて、元々いなかったことにして、
それで、途中から同じ学校に転校して、最初からやり直せればいい。
もう何もいらないんじゃない、何でもほしい
だけど、多分私はいらない。
元々居なければ、悲しむ人だって居ないんだし

4/20/2024, 1:28:58 PM

可愛い洋服

高いコスメ

お金

友達 。




「いいよねー、美麗は。可愛くてさ」
〈そうかなー笑〉
「そうだよ!羨ましい。」
〈んー、そんなことないけど。〉
「ていうか、彼氏とかいないの?可愛いし性格いいし。お洒落だし。」
〈えー?笑〉
「それに美麗お父さん社長なんでしょ?社長令嬢とか美麗ちょー幸せじゃん!友達も多くて人気者だし。」
〈全然、全然幸せじゃないよ。〉
「もー!ほんと美麗って謙虚すぎるっていうかなんというか。」
〈笑笑〉



確かに、友達も多いしお金もあるし顔も悪くはないし。

けど、幸せじゃない。


何か。物足りない。






何も、いらない。

4/20/2024, 1:28:45 PM

「あちらの端から端まで、全部くださる?」
サングラスにヒョウ柄のジャケット、タイトスカート。いかにもアレな女性が、自分の腕を目いっぱい開いて言った。傍で二千円くらいのスカートを掴んだり離したりしていた私は、思わず彼女をジッと見てしまう。
人生で一回は言ってみたい言葉をあっさり言い放った彼女。対してほんの数千円すら迷う私。世界とはこんなにも残酷なのだと、一瞬で分からせられる。

彼女と相対している店員さんは、すでに慣れた様子で在庫確認に入っている。もしかしたら常連なのかもしれない。
急に、この店にいるのが恥ずかしくなった。商品を買いそうにない、買ってもせいぜい数点の私なんかが、こんなお金持ちも通うようなお店にいても良いのだろうか。否、良いはずがない。給料が入ったからちょっと奮発しようなんて出過ぎた真似をしなければ、こんな惨めな思いをせずにすんだのだ。

(帰ろ……)

もう今日は何もいらない。慎ましく、出過ぎた真似をしないで、ひっそり暮らすに限る。
私は財布をカバンにしまって、店を出た。

4/20/2024, 1:28:42 PM

親友が勝ち気そうなストレートの黒髪でつりあがった目をして昔の映画の女優と言われても納得してしまうぐらいの迫力で睨みつけてくる。

美人過ぎると迫力があるわねなどとのんびり構えていたら、

「ねぇ、なんであなたはいつもマイペースなの? 怒っているところとか焦っている姿を見たことがないよ」
と話は彼女から始まった。

「どういう意味?」

彼女は眉をキリッとさせて、

「好きな人がいるんでしょう」

「え?」

私は目を逸らしつつ、曖昧にうんと言ったら、

「あなたねぇ、のんびりしていたら行動しないとすぐに取られちゃうわよ」

彼女が私のことをよくあなたと呼んでいるのは、親が言葉遣いうるさいからといつかのときに言っていたっけなどと考えていたら、

「ちょっと聴いているの?」

と言われて、うんと私が答えると、

「ああーもうだめ」
とついに降参とばかりにため息をついた。

「だってね、好きな人は選ぶ自由があるから、彼が幸せならいいの。私を選ばなくてもたぶん幸せでいて、笑っててくれたら、それで」

ふふと笑っている私はおかしいいかな?

そしてカフェでお茶を飲みながら恋愛についてお話していたら、

「あ!」と猫目の彼女が言ってバツが悪そうな顔をしたので、

振り返ると、

窓ガラスの向こう側で私の好きな人が微笑みながら歩いていて、その横には茶色い髪の緩いウェーブを肩下まで伸ばしている見たことがある女性がいた。

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私は好きな人の朗らかな笑い方が好きだ。

好きな人は実はあるアルバイト先の先輩だった。

アルバイト先には三人先輩がいて、一人は長身でイケメンの男性で、もう一人はスポーツマンのように朗らかでにこにこと笑い方が可愛らしい男性、そして最後は大人っぽくて綺麗で優しい女性だった。

「初めまして、よろしくお願いしますね」
と真ん中の男性が私に言いながら、笑顔で朗らかな姿を見て、胸がきゅんとして可愛いと捉えてしまった私はもう初めて会った時から恋に落ちていたのかもしれない。

長身でイケメンの先輩が働いている姿を、今日もうっとりと見ているポニーテールの後輩が、

「ねぇ、カッコいいですよね、はー、眼福ですね~」

「眼福って古風な言葉遣いね、この前受けた漢字の資格の勉強をしていたからか」

などと素直に言ったら、

「言葉遣いじゃなくて、先輩を見てください。 今日も爽やかなんです、輝いています。あの顔でたまに方言を言うんですよ」

知ってます??と畳み掛けてきて、

「いや、知りません」と
答えたら、

「はあ〜、先輩の好きな人はもう一人の」
と大きな声で後輩が言うので、

慌てて手で抑えようと、

「やだー、顔を真っ赤にしちゃって、うわー」

お願いだから静かにしてと懇願していたら、アルバイト先の店長に二人で怒られてしまった。


「お疲れさまです」
「おっ疲れ様」
「また、明日〜」
とアルバイトの帰り際に皆に挨拶をした。

「ねぇ、帰り道こっちだよね?」
私はこの前の隣りにいた女性が頭から離れずチラチラと好きな人を見ていたら、

長身のイケメンの先輩が話しかけてきてくれた。

「はい、そうです」
「じゃあ、一緒に駅まで帰る?」

と言ってくれたのでその時、初めてきちんと先輩の顔を見た。

背が高くて、おおーまつ毛長いし、顔がシュッとして小顔なのね、髪型もふわっと真ん中でわけていて、なるほど後輩が言っていた通りのイケメンだった。

これで頭も良いなんて、天は二物を与えずということわざはあまり当てにならないのかしらと考えていたら

「行こうか」
と言って、いつの間にかに駅の方角へ先輩が歩きだしていったので私も慌てて歩き出した。

「よくアイツのこと見ているけど好きなの?」

「へ?」
え、アイツって。

突然、言われた言葉の意味に驚き、口をパクパクとしてしまった。

「ふーん、顔を赤くして、本当みたいだね」

「いいえ、いえ、いえ」

「狼狽えちゃって可愛いね」

とさらっと笑われてしまった。



「でも、アイツはやめておけば? 彼女がいるんじゃないかな」

「え、それってもしかして」

「知ってるの?」

喉がつっかえて言葉が絞り出るようにひゅっとしてしまった。

「もしかして……、……せ先輩」

そう、この前カフェの窓の外を歩いていた女性はアルバイト先の綺麗で優しくてみんなから好かれている先輩だった。

か、彼女……? 見間違えようがなく、心臓がどきどきとしてしまって思わず立ち止まって下を俯いてしまった。

好きな人が幸せなら何もいらないと思っていた。

ただ笑っていてくれたら、私を選ばなくても良いって、本当に本当に思っていたのに、この浅ましい気持ちはなんだろう。

大粒の雫がこぼれて泣き顔をさらけ出してしまったとき、ゴシゴシと洋服の袖で拭っていたら、

「ええよ、泣いても」

と少しぶっきらぼうに感じる言葉で長身の先輩が私の頭に手を当てて引き寄せて言った。

4/20/2024, 1:28:15 PM

何もいらない


あなたさえ私のものになってくれれば、
他には何もいらない。



なんて、そんなことはない。
欲しいものは他にだってあるもの。


やりがいがある仕事。
上司に求める承認欲求。

友達との交流。
密かなマウントの取り合い。

趣味も充実したプライベート。
週末だってキラキラ女子。



何もいらない。
そんなこと言わない。


欲しいものは全部手に入れる。
欲張りな私。

4/20/2024, 1:26:27 PM

すきなこと以外何もいらない

  自分が楽しければそれでいい...はず

4/20/2024, 1:26:10 PM

何もいらない
 
 私は4年前、親とはぐれて迷子になった。トボトボと道路を歩いていたら、彼が拾ってくれた。よわっている私にミルクや少し柔らかくしたご飯。彼といる毎日は温かくてふわふわとなるような気分にしてくれる。そんな存在だった。彼は仕事をしているので朝家を開けるとき、
「行ってくるなぁ〜。」と優しく私を撫でてから家を出る。その後は、家でゴロゴロしたりおもちゃで遊んだりする。彼が帰ってくる時間帯になれば私は、玄関にトコトコ走り座って待つ。"ガチャッ"その音が鳴れば私は尻尾を振って彼を迎える。"おかえり"その気持ちを込めて
「ワンッ!」と元気よく吠える。彼は
「ただいまぁ〜」と疲れた声で言い私を見ると
「かわいいなぁ〜。本当に。今日の疲れが吹っ飛ぶよ。」
そう言いながら優しく撫でてくれる。幸せな日々が毎日続く…そんなふうに思っていた。
…何週間か私は体がだるく起きられない日がか続いた。彼も、すごく心配していた。だから病院に行った。病院に行く前も着いても彼はソワソワしていた。でも、帰るときは行く前と違い顔が真っ青だった。車に乗って、彼に"大丈夫?"その気持ちを込めて
「クゥ〜ン」そう言うと彼は我にかえり、私の頭をワシャワシャ撫でながら
「大丈夫。大丈夫だよ。俺がなんとかするから。」と。
彼は、嘘が下手くそだ。涙が目を伝ってるよ。でも、彼は私を少しでも安心出来るように声をかけてくれたのだ。だから、私は少しでも元気に見えるように
「ワンッ」そう言った。
数日後、私は体調が悪化し彼が病院に連れて行った。彼は、ずっと撫でてくれる。安心して目を瞑りたくなる。でも、目を瞑ろうとするたび彼は
「ダメ。駄目だよ。まだ…まだ…。」と泣きじゃくりながら、言ってくる。その言葉で何度眠気を払っただろうか。私は、酸素マスクをしている…だから分かる。もう自分は…と。最後の最後まで彼は私と一緒に痛いと言ってくれている。だから、私は最後の元気を振り絞り
「ワンッ…!」と吠えた…
その後は、目を閉じた。
彼の泣きじゃくる音、声が聞こえ
「嫌だ!嫌だ!先生何とかしてください!先生!」と彼は声を上げていた。

…私は、あなたと一緒に入れてよかった。こんな私を拾ってくれて…愛してくれて。もし神様が居るのなら、彼には私が居なくても元気に笑顔に毎日を過ごせるようにしてください。それ以外何もいらない。だから願いを叶えてくれますか?

4/20/2024, 1:25:00 PM

何もいらない

何もいらない。
いつかはどうせ消えてなくなる。
どんなに大切にしていたものでも。
永遠なんて存在しない。
だから何もいらない。
何も望まない。
ずっとそう思いながら生きていたのに。
あなたと出会うまでは。
何もいらない、ただあなたが欲しい。

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