何もいらない』の作文集

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何もいらない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

4/20/2023, 10:42:03 PM

愛さえあればなにもいらないという人が居る。
けれど、愛さえあればという時点でなにもいらないということにはならない。
自分が楽ができるなら誰がどうなろうとどうでもいい。
これが模範解答。
何もいらないというのは、簡単には言えるが、実際それを表現しようとしても、何もいらないという言葉そのものを表現をするのがとても難しいのだ。
表現したとして、それが他者に共感できるのかどうかは怪しいところである。
最後に、私の完全な私見でしかないが、聞いておくれ。
睡眠こそが何もいらないという。それだけしかない。それでしか表現できないのだ。
「何もいらない」というのは、表現が様々で一括するのはとても難しいということを、君に今話しておきたかった。

−何もいらない−

4/20/2023, 10:39:59 PM

"ふつう"っていうものが

どんな形なのか

それすらわたしは知らないけれど


大きなお家に住みたいとか

世界を一周ぐるりと回ってみたいとか

猫を飼いたいとか

そんな大それたこと、わたしは思わない


ただ "ふつう" になれたら

ただ "ふつう" なように生きれたら

何もいらないって思ってて、


それなのに それなのに

わたしはタオルケットにくるまってばかりで


それなのに

神さまは

神さまは

4/20/2023, 10:36:22 PM

「ワックスペーパー使って、低糖質の小さい菓子を、糖質約1〜2gずつに小分けして包めば糖質管理が楽、っつー知見を得たんだがな」
今日も今日とてエモみマシマシな題目を前に、書いて消して書いてを繰り返す、某所在住物書きである。
「包んでる途中で、そもそも包む手間と紙代がチリツモな気がして、なんなら菓子代を全廃止すれば紙代も何もいらないってハナシで、でもやっぱチョコは食いてぇから糖質管理大事、って堂々巡りしてるわ」
人はパンのみで云々。都合良く部分的に引っ張ってきただけの言葉で、物書きは己の食欲を肯定した。

――――――

今日も相変わらず仕事がクソだ。
ゴマスリばっかりの後増利係長は課長にスリスリ。
その係長に、一緒に仕事してる先輩が悪い意味で気に入られちゃったみたいで、仕事を片付けても片付けても、わんこそば形式に新しい仕事押し付けられてる。
朝イチに来た客なんてもっと酷い。
入ってきて、わざわざ全然関係無い話ばっかりダラダラ続けて、こっちが会話を切り上げようとすると、キレて怒鳴って突然号泣して。大騒動だった。

周囲の客は動画撮ったり子供を避難させたり。お客様対応中の誰かさんはチベットスナギツネなジト目。
最終的に、隣部署の宇曽野主任の伝家の宝刀「ウソ野ジョーク」と「悪いお客様はしまっちゃおうねバズーカ」が炸裂。逃げるようにその客は帰ってった。
神様仏様警察様。いるならこの世からカスハラ全部無くしてください(切実)
他には何もいらないから、迷惑系Customerを世界から一掃してください(嘆願)

「一応、年齢と性別と、身なりと会話内容の傾向から、アレの理由はいくつか推測できる」
昼休憩にそれを雑談ネタにする人、多かったみたい。
私も先輩に愚痴ったら、真面目な意見が返ってきた。
勿論チベットスナギツネな諦めの薄笑いで。
「脳のブレーキ、疎外感、怒りやすさ、薬の副作用、ストレス、王様欲求等。全部話すと昼が無くなるな」
仕方ない、仕方ない。先輩はため息をついて、スープジャーの中の肉団子をつっつく。
「『そんな行動をしてしまう人間が、一定数、事実としている』。それだけのことだ。深く考えると、医学と脳科学と心理学と社会学あたりにハマるぞ」
連中に心を寄せる必要は無い。何もいらない。放っておけ。先輩はそう結んで、また肉団子をつっついた。

「そういう人がいるのと、誰かに迷惑かけて良いのとじゃ、ハナシ違うと思う」
「ごもっとも。だが多分、彼等独りではどうにもできないんだろうさ。仕方ない。それだけだ」
「『それだけ』で全部済んでたらツー様は要らないし鶴カプも無いと思う」
「よく分からないがコーヒー飲むか」
「のむ。アイス。ミルク1個とシロップ4個」
「糖質過多だ。2個にしておけ」
「人間、ガッツリ糖質キメなきゃ、やってらんない時があるんだよ。先輩」

4/20/2023, 10:35:49 PM

まっさらなシーツの上で丸くなって眠る少女の腕が抱えているのは、広げた両手を漸く折り返す年頃には似合いの真っ黒なぬいぐるみと、似つかわしくない黒革の鞄。だだっ広く真新しくさえ思える空間で窮屈な寝息を立てる少女のベッドサイドに腰掛けず、すぐそばで膝を折ったシェスターナーは、そっと声をかける。
「息苦しくありませんか?」
『……動けたらそうしている』
 宵闇からの返答は、少女の腕がしかと捉えるぬいぐるみから。獅子を模したそれは、あからさまな不快感で愛らしい筈の相貌に皺を寄せてシェスターナーを睨め付ける。
『暫くはこのままだろうな』
 まるで、それさえあれば事足りると訴えるように、眠る筈の少女の腕に力がこもる。
「自ら決意したとはいえ、貴方の話を聞く限り強制でしたよね?」
 ならば、この年頃で親元から離れるのはさぞ辛いだろう。シェスターナーにはその経験がないが、想像は付く。追い立てられ急き立てられ、不安に染めた顔が此処へ転がってきた数刻前を思い出す。
 きつく閉じた唇、無意識に寄せられる眉間。水分を含んだ睫毛の向こうから、新たに一筋雫が赤い顔を横切る。
「さて。どうしたものでしょうか」
『さぁな。決めるのはこいつだ。……まぁ、寝て少し食ったらもう少しはマシになるだろ』
 密やかな会話は闇に溶ける。少女の道行を案じるように、けれども多難であろうそれを示唆するような静寂が、再び訪れた。

【何もいらない】

4/20/2023, 10:15:58 PM

こんな腐った世界では何もいらない。君が私の隣にいない、この事実だけで世界には何も残っていないんだ。

4/20/2023, 9:59:22 PM

「それじゃあ、行くね」
改札の前で大荷物を抱えたカオリが言う。
「あぁ……」
無愛想な声が出たと思った。視線を下に下に反らし、体を丸める。やや最近、腹まわりが出てきていた。カオリはそんな姿を見て「もう! 少しは体に気を使いなよ!」と文句を言っていたっけ。あぁ、行ってしまう。と湧く感情を堪えるように、地面を強く凝視(みつ)めた。
「私が居なくても、ちゃんとご飯食べてね。あ、くれぐれもバランス良く! ねっ!」
「あぁ」
「メールもするから、ちゃんとスマホの使い方覚えてね!」
「あぁ」
「あと、えっ……と……っ」
カオリの言葉が詰まる。あぁ、わかっているさ。何年、いや、何十年一緒にいたと思っているんだ?ぐっと手足に力がこもる。
「……東京には、きっと美味しいものがたくさんあるし、洋服だっていっぱい……。だから、だから、心配しないで、私は、大丈夫だから」
“お父さん”
何度も何度も話し合い、その都度反対していた上京。妻を早くに亡くし、片親で育て上げた立派な娘。強く、逞しくそして妻に似て美しく育った。
「もちろん、お父さんにも、お母さんにも東京の物買って送るね。楽しみにしていて、私、頑張るから」
「いいや」
私は首を横に振った。少しだけカオリの体が揺れる。
「いいや。何も、何もいらないさ」
「どうしっ……」
顔を上げ、カオリの困惑したような、まだ反対しているのかと心理を探る瞳を見つめた。
「ただ、お前が元気でいてくれたらそれでいい。たまに、たまにでいい……、帰ってこいよ。父さんも母さんも待ってる。東京(あっち)での土産話を楽しみに待っているよ、カオリ」
目の縁に涙をいっぱい溜めたカオリが大きく頷く。その時ぽたりと雫が落ちた。乱暴に厚手のコートの袖で拭う。
「そんな乱暴に拭くな。赤くなるぞ」
そう言うとカオリは勢い良く顔を上げ涙でぐしゃぐしゃな顔でニッと笑った。
「お父さん! 行ってきます!」
「あぁ……、行って、らっしゃい」
今度は無愛想な声ではなかった。喉の奥がツンと苦しく、言葉が詰まり、頼りない震えた声だった。
改札の奥へ歩いていくカオリの背を見つめながら思った。今は振り返ってくれるな……と。
カオリは一度立ち止まったが振り返ることなくホームへ向かった。

私は周りに気づかれぬよう顔を拭い、帰路につこうと歩みだしたとき、はらりと空から雪が降ってきた。季節外れの雪。不思議と若き日の妻と私で聴いた曲を思い出した。
カオリとは状況が逆だが何処か今の現状にマッチしていた。
カオリが言葉に詰まらせた時、きっと別れの言葉を言おうとしたのだろう。別れの言葉何ていらないさ。娘の門出を私は今、やっと喜ぶことができたのだから。

【スイートピーと季節外れの雪】

4/20/2023, 9:49:08 PM

-何もいらない-

 何もいらなかった
    自分の命さえも

4/20/2023, 9:45:08 PM

なんにもいらない。あの子以外の何にもいらない。
お金もいらない。名誉もいらない。何が残るのか?何が大事なのか?じっくり考える時間はない。自分自身の人生ブラッシュアップできるなら、どうする?

4/20/2023, 9:39:21 PM

#何もいらない

誕生日プレゼントは、何もいらない。

物で溢れているこの時代、毎年同じ季節に、
『プレゼントを贈る』
って考えすぎてしんどい。

貰う立場でも、欲しく無い物でも、
『ありがとう』
…でも、もらった物を使わない。
と思ってしまうので、身近な人には、
『用意しないで、何もいらない。』
という。
何が欲しいと聞かれても、プレゼントされる程、欲しい物でもない。
大人だしね。

誕生日プレゼントは、ケーキだけみんなが食べたいから、用意される。でも、本当はそんなに欲しい訳ではない。
みんなが、食べたいからだけ。
だから、言わない。

幸せは、プレゼントが『ある』『無し』ではない。
日々小さな幸せが、そこにあちらこちらにある。そして、寄り添ってくれる。それだけでいい。

欲しい物ができた時に、一緒に考えてくれる事の方が、嬉しいな。

4/20/2023, 9:38:38 PM

‐何もいらない‐


消 水我 戀愛
え 底が とと
ゆ に胸 言言
く 沈な ふふ
を みる にに
た し此 はい
だ まの 清た
待 ま想 らづ
つ  ひ すら
の  は ぎな
み    きれ
      ば



夜明けの海に
打ち寄せる波

昨日の哀しみ
満ちては引いて

想い出となり
水底へ沈む



新しく生まれる
今日という朝


海風

ソラもウミも
もう夏を忘却れた


君との道も今は違へた


其れでも日は昇る
季節も巡る


握つた其の手の温もりを
永遠に続かぬ幸せを

僕らは何処かで
知つてゐた


其れでも互いに何も言はず
ただ一瞬を大切にした



刹那を慈しみ歩いた日々


互ひに過去に成つた今


かうして夜明けの濱邊に独り
腰を掛けては遠くを眺めて

君の幸せただ祈つてる


手に入れる入れない

此の先を

共にするしない


其れすら越えて
胸にしまつた

愛と云ふ名の
想いの化石


僕の中に埋まつて
静かに睡つていく


遠い海の記憶

4/20/2023, 9:21:02 PM

この世界にはなから期待なんてしてないし

期待する気もない

只、淡々と各々が自分が正しい前提で話をし、
その行為を正当化していることに気づかない

気持ち悪い


もう世の中に期待するのはやめよ

何もいらない

そっか、私は死にたかったんだ

#なにもいらない

4/20/2023, 9:18:34 PM

キミがいればあとはもう何もいらない。

……なんて、ありきたりなセリフかな。

〜何もいらない〜

4/20/2023, 9:07:23 PM

何もいらない
……なんて言えない
だって欲張りなんだもの!

お題
何もいらない

4/20/2023, 9:04:07 PM

あなた以外何もいらない

それなのにどうして「なんでも買ってあげるよ」なんていうの?
私はあなたがほしいのに
他の人にも買ってるの?

私の気持ちに気づいてほしい。

4/20/2023, 9:02:50 PM

彼女は激突した。

星々が光るためにここで生まれた。

燃える頭を戴きながら川縁で息を吹き返した。

そして思った。

何者か。

ほんとうは声に出して問いたいことを。

きっかけがあればいのちは蒸発していくから。

夢の底をひきずる足あとが、永遠に画している。

欲望のかたち。

水晶のようにかなしそうな肌の色。

呼吸が濡れるまで炎をせきとめることはできない。

言葉ではきっと思い出せないかもしれない。

それでも、と。

彼女は激突した。

ぼくだけがそのことを知っている。

#何もいらない

4/20/2023, 8:53:13 PM

何もいらないなんて嘘

溢れ出る欲求

あなたが欲しい

欲してほしい

4/20/2023, 8:45:32 PM

あなたが好きです。
あなたがいれば わたしは他に何もいりません。

あなたのために わたしはすべて捨てましょう。


あなたが大好きです。
あなたがわたしを見てくれるなら
わたしは富も地位も名誉もいりません。


あなたを愛しています。
あなたがわたしを好きになってくれるなら
何不自由ない暮らしを尽くしましょう。


あなたにすべてを捧げます。
わたしを好きというあなたが
この世に存在できるように。


あなたのために
すべてを捨てて
すべてを捧げました。


あなたがわたしをキライと言うのなら
わたしはこの世に存在する意味がありません。

なにもかも 捨ててしまいましょう。


あなたのために捧げてきたもの
すべて 捨ててしまいましょう。

わたしを嫌いなあなたをも
もうなにもいりません。


あなたの他には/『何もいらない』

4/20/2023, 8:39:06 PM

何もいらないなんてない、君のことがとても欲しい。

「何もいらない」

4/20/2023, 8:31:33 PM

何もいらない。
だからどうか、あの人を返してください。
私には、あの人しか居ないの。
ゴミみたいに薄汚れた私を拾って育ててくれた人。温かなお湯が出るお風呂に入れてくれた人。残飯じゃないご飯を食べさせてくれた人。

あの人の他に欲しいものなど私にはないの。

いつか恩返しができると思ってたのに、こんなのあんまりじゃないか。
神様、お願いだからあの人を連れて行くなら私を連れて行って。
あの人がいない世界に未練も興味もないの。
だから、お願い神様。

青白い顔で真っ白なベッドに横たわる彼の手を握る。
大きくて優しかった手が、今はこんなにも儚く細い。いつもいつも私の頭を撫でてくれていた手だったのに。じわりと涙が浮かぶ。泣かないって決めてたのに。

ねえ、神様。
どうしたらこの人を助けてくれる?
私が代わりに死ねばいいならすぐにでも死ぬから。

真っ赤な林檎のそばに置いてある果物ナイフを掴み、首筋に当てる。少し力を込めるとぷつ、と切先が皮膚に食い込み生暖かいモノが流れた。目を閉じてさらに力を込める。勢いをつけて一息に切り裂こうとした瞬間、儚い手が私の腕を掴んだ。
驚いて目を開けると、彼が悲しそうな顔をして首を横に振っていた。どうして止めるのだろう。私はあなたさえいれば他には何も要らないのに。
あなたは私を置いていってしまうのに。

4/20/2023, 8:20:55 PM

何もいらないわ

あなたがそばにいてくれるなら

何もいらないわ

あなたが私に構ってくれるなら

何もいらないわ

あなたの目に私が写っているなら

でも私には

あなたが必要なの

何も話さなくても良いから

私の隣にいて欲しいの





─────『何もいらない』

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