『今日にさよなら』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
毎日毎日、時計の針が午前0時を迎える度。
僕らは今日にさよならするんだ。
〝今日にさよなら〟
僕は夜の暗闇の中、家を抜け出して、君が待つ秘密基地まで走った。
もしかしたらいないかもと思ったけど、君はちゃんとそこに仁王立ちしていた。
「遅いぞ。夜も更けちまう」
どんな物語を読んだら、そんな表現を覚えられるんだろう、と僕は君を見てるといつも思う。
僕たちはお菓子とジュースを机いっぱいに広げて、「宴会」をした。お母さんには夜に甘いものを食べたらだめだと言われてるから、僕は興奮していた。
そのあと、天井に広がる星空を見ながら、僕たちは将来の夢について語り合った。
僕は彩子先生みたいな先生になりたいというと、君は笑うことなく、
「きっとなれる。為せば成る、だ」
と言った。
ふと君は時計をちらりと見て言った。
「今日という日にバイバイだ」
僕たちはソーダが入ったコップを合わせた。プラスチックの当たった音が、髭男爵のあの音よりも、鮮やかに響いて消えた。
時計の針は両方ともゼロのところを指した。
『今日にさようなら』
すでに新しい1日がスタートしてる。
今日にさよならというお題は流石に戸惑うけど、
今日を充実したものにすれば、幸せを噛みしめながら今日にさよならができるのかもしれないね。
今日にさよならしたい時って きっと辛かった出来事がたくさんあって 押しつぶされそうでしんどいと感じた時間が多かったのだろう。
私もそれなりにストレスはあるけど、周りの人達の目に見える大変さや目に見えない大変さを考えるなら、いや、勝手に想像してみれば うん、今日はもうウンザリで、今日はもうさよならしたいな。って思うんだろうな。
それを考えると、私は恵まれている。
だって今日そのものをただ漠然ととらえて 意識することなく時間の流れに流されて生きているのだから。
時間は自覚なくても流れていき、次の日付けへと変化していく。。。
自覚がなくても。。。
そうか、今日という時間を少し意識して生きてみようかな。どんな出来事が待っているのだろう。どんな自分に会えるんだろう。
今日にさよならするために どんな奇跡を目にしたか意識しているなら、いま、この瞬間を愛おしく思えて生きていけるんだな。。。
今夜眠る前に、感謝する気持ちを数えてみよう。
きっと一日中幸せだったんだと実感できるに違いない。
そして明日も楽しんで生きようと思うはずだ。
今日にさよならするために、今を楽しもう。
黒猫はな
今日も1日が終わる。
今日はこんなことがあったなぁなんて
思いながらお風呂に入りあとは寝るだけ。
明日はどんな出来事が起きるかなぁ。
いい日になるといいなぁ。
おやすみ。またあした。
"今日にさようなら"
「私はなんで生きてるんだろう。」
私は自分が嫌いだ
何もできない 何もしない そんな自分が
周りが羨ましい
みんな好きなことがあって やりたいことがあって
生きていてえらい
私なんかよりよっぽどすごい
「私はなんで生きてるんだろう。」
ふと思った
私は自分がなんなのかわかっていない
普通に生きて 普通にして そんな普通な自分が
許せない
苦しんでいる人もいるし 辛い人もいる
そんな中平穏に生きて何もしない
じぶんがきらいでも頑張って生きてるし
本当にすごい
生きようとしてることは立派だね
私は必要かな
世界は私無しでも廻る
私なんて言ってみればチリと変わらない
自分なんて……
私は何者なのか
そんなこと考えたって答えはない
必要なのかな……
今日という日はもう来ない
昨日は昨日で明日は明日
だけど、そこに1人、2人いないだけでその日は
特別な日にもなりうるし、
災厄な日にもなりうるし、
生きてるだけで偉く奇跡だ
当たり前なんてないだけど、世界に明日は
必ずやってくる
だから今日という日に感謝を
そしてさようなら
私を生かしてくれた昨日に
もうすこし起きていたい
もうすこし起きていたい
今日は月がきれいで
星がよく見えて
言葉は澄んでいて
素直な気持ち綴れるから
もうすこし起きていたい
もうすこし起きていたい
明日になったら
忘れてしまうかも
大切だと思った言葉
丸めてゴミ箱に
捨ててしまうかも
大丈夫だよ
大丈夫だよ
朝の光は両手のばして
この夜をまるごと
抱きしめるよ
大丈夫だよ
大丈夫だよ
明日のきみは両手広げて
この夜のきみをまるごと
抱きしめられるよ
だからおやすみ
明日の夢みて
だからおやすみ
明日を夢みて
「今日にさよなら」
「今日にさよなら」
半分くらい埋まってる社員食堂。
席の一つに腰をおろして、蕎麦をすする。
今日は少し食欲がない。
夕べ、あの人とちょっとケンカした。
僕が悪い。
ヤキモチをやいて、それでいろいろ言った。
あの人も今回は引かなかった。
あやまればよかったのに。
ちゃんとあやまらずに僕は家に帰った。
あの人、傷ついた顔してた。
今日は今日で、あの人、急な出張でいない。
戻るのは明日。
「どうしたの?元気ない?」
そんな声に顔をあげると、同じ部署の一年先輩の女子社員さんが前の席に座るところだった。
「そう見えますか、、、?」
「そうだねェ。
仕事は問題なくこなしてるみたいだけど、なんとなく心ここに在らず、、、みたいな感じ。
ケンカでもした?あの人と」
「え、あの人って、、、?」
なんてことないふりを装って答える。
「その胸ポケットのボールペンの元の持ち主さん」
僕が答えずにいると、少し肩をすくめてさらに続ける。
「私がたまたま気づいただけだよ」
暗に他の人は気づいていないと言いたいのだろう。
女の人は鋭い。
いや、この人が特別鋭いだけかもしれない。
「夕べ、ケンカしました」
知られてしまったのに、変な安心感。
この人にならいっか、、、な気分。
いや、気づいてるのはあの人の同期の人もだ。
「明日帰ってくるでしょ?」
「はい」
「うーん、、、そうだなー。
少し過ぎちゃったけど、バレンタインのチョコを渡しながらあやまっちゃうのは?
何かクッションがあるとあやまりやすいかも。
明日は明日の風が吹く。
なんとかなるって」
ね?と、覗きこむようにして、無言で頷いた僕に満足したのか、女子社員さんは席を立った。
そうだな。
明日は明日の風が吹く。
帰りにあの人が好きそうなチョコ買いに行くか。
あれで、意外に甘いモノ好きだし。
私は愛されていない。
双子の姉と比べ、成績が悪くて器量も劣っている。まぁ、双子といっても二卵性だから似ていないのは当然だ。誕生日には、私だけプレゼントがない。お年玉も、遥かに少ない。それでも、生きてきた……。いつかは、愛してくれるとそう信じて生きようとした。それも、今日で終わり。
数日前、姉が交通事故にあった。2~3日、生死の境を彷徨った。そして、先ほど亡くなった。
ひどい人間だと思うけど、そのときにやっと愛してもらえると思った。心が弾んだ
「どうして、あの子が死んであんたが生きているの」両親は私にいいはなった。やっぱり、私はいらないのか。もう、死のうと思います。
お父さん、お母さん 私は今日にさよならします。
2/18「今日にさよなら」
今日も日が沈んでいく。最後の夕日が。
人々は知らない。明日から二度と、日が昇ることのない事を。
闇が世界を支配する。そして、私はその闇の世界の女王となる。
今日にさよなら。永遠に来ない明日に、乾杯。
(所要時間:3分)
2/17「お気に入り」
ハートマークの横の数字が増える。
投稿した絵に「お気に入り」がつくのを見るたびに、にやにやと笑ってしまう。
僕の理想の美少女の絵が、世界の誰かに気に入られている。こんなに嬉しく誇らしいことはない。
でも彼女の一番のお気に入りは、僕だ。…そういう設定だから。
(所要時間:4分)
2/16「誰よりも」
強く、ならなければ。誰よりも強く。何よりも強く。
幼い時にそう誓った。病弱な姉を守るために。
―――そして、今。
「ったく、数が多すぎるんだよ…」
独りごちながら、次の獲物に狙いを定める。
ミクロ化して姉の体に入った俺は、片っ端からウイルスを撃破していた。結局、姉の体を治すにはこれが一番手っ取り早いのだそうだ。
まあ、何でもいい。幼い頃の誓いはどうにか果たせそうだ。
(所要時間:7分)
いつもは見ないのに今日は見た
星座占いが最下位だった。
今日を良いスタートできなかった私は
毎日のようしてしまう小さなミスを引きずってしまい
家に帰った途端私ってほんとに駄目じゃん
なんて自分の価値を下げていた。
でもそれもここまで
今日あった嫌なことは
今日でさよならしないと
明日はいい事ありますように
─────『今日にさよなら』
私は、色々な人から嫌われている。
だから、まわりが怖くなっているのだった。
『助けて』という気持ちだけが今日も残っている。
そんなある日、とある青年に家に迎え入れられた。
でも、その青年は『おかえり』と私につぶやいた。
今日、その青年に会ったばかりというのに......。
「これからは、僕のこと橆弥(むや)って呼んで。」
彼は、そうつぶやいて私の方を向いて微笑んだ。
「そういえば、キミの名前聞くのを忘れてたね。」
「私....神雷 柚朱(かんらい ゆじゅ)です......。」
私が名前を彼に伝えると、にやりと笑っていた....。
それに恐怖を感じたので逃げようと後にしようと、
逃げようとしたが彼の方が速く、捕まってしまった。
「キミは、なんで僕から逃げようとするの?」
「なんでって.....あなたが怖いから……。」
私が彼にそう伝えると、彼は『かわいい』とつぶやいた。
彼は、怯えている私をそっと抱きしめて頭を撫でる。
私は、そんなに可愛くはないのにと内心つぶやく……。
「あの....実は.....誰にも認めてもらえないから....。」
「キミは...僕に助けてもらいたいんでしょ?」
彼は、私の答えに被せるようにつぶやいていた。
私の場合、すごく怖かったけどいままでの場所よりも
この人のところに居たほうが安心できる部分もあるから。
「うん、ちょっとというかいままでが色々と怖かった。」
「そっか、大丈夫だよ。これから、キミの傍にいてあげるからね。」
私の傍に?ちょっと、意味がわからなかったけど.....。
でも、大丈夫....だよね?怖かったけど、きっと大丈夫。
「さてと、こっちにおいで。ぼくの大事なお気に入り.....。」
「ん?今.....私になにか言いました?お気に入り.....////」
これからの”幸せの生活”の幕開けなのだろうか?
でも、彼のこと....好きになってきちゃったかも......。
お題:【”お気に入り”】
【今日にさよなら】
「おやすみ」ってさよならをして。
「おはよう」とはじめましてをする。
今日の僕も昨日の僕もおんなじだけれどね.
今日にさよなら、明日にこんにちは。
よくありがちな言葉だ。
多くの人が学校や仕事で単調な毎日を送っている。
それはそれで良いことだ。
何事もなく、平和に無事に過ぎていく。
でも、
今日にさよなら。
これだけだったら、どうだろう。
明日はない。
今日死ぬとしたら、何がしたい?
人生、変化があった方がおもしろいよね。
ちょっとした心がけの話。
良かったことも
悪かったことも
1日の出来事は
総て過去へと流れて
今日に さよなら
明日が今日に変わる
午前0時
真っ白な
新しい1日の始まり
今日に ようこそ
# 今日にさよなら
少し開いた遮光カーテンの隙間
差し込む朝日が
私の部屋に不自然な隔たりをつくる
まるで今日と昨日を別つ境界線のように
今日にさよなら
明日になれば、勝手に今日とはさよならできるはず
ならば、なぜあえて「その言葉」を使うのだろう
今日がつらかったのかな
切り替えたかったのかな
忘れたかったのかな
だから、さよならしたかったのかな
明日があるさ、とか歌にもあったけど
そんな簡単に言わないでほしい
何年も、いや何十年も忘れない、抜け出すことが
できない思いをひきづっている人もいる
そんな人達の「今日」は止まっている
さよならできないでいる
それでも
いつか
さよならと言える日が
来るのを
こころから
願っています
明日は素敵な事があるかな?毎日、ちょっとの期待を胸に秘めて生きている。
「『今日にさよなら』……ねぇ……」
一日一つ何かしらのお題が出て、それに沿った文章を投稿するアプリをやっているわけだが。今日のお題が私的にはなかなか難しく『今日にさよなら』というものだった。
こういう時はまずどうするか決まっている。メニューからみんなの作品を見てみるのだ。みんなはどんな内容を投稿しているのか。勿論パクるわけではない。参考にするのだ。実際刺激されて良い物が書けたりするのだ。
みんなの作品を開いてみる。
――なるほど、こんな感じか。へぇ、こんな視点もあるんだなぁ。あ、これ面白い。
手が止まる。これ好きだ。
『いいね』の代わりの『もっと読みたい』ボタンをタップしようとする。その前にお気に入りに登録する必要があるのだが、案の定、既にお気に入りに入っていた。
しかし、悔しい。面白い。このオチが好きだ。よくあることだ――みんなの作品を読んで悔しくなるのは。実際に、そんなことを以前、少し前に黒いアイコンに変わってしまったSNSでも呟いたことがある。
はぁ……悔しいな。こんなお題、早く変わってしまえ。でも絶対何かしらは書くと決めている。だから。
こんな気持ちを込めて投稿する。
これで、今日のお題よ、さようなら!
『今日にさよなら』
今日にさよなら
幾千の星が瞬く空に
さよならを告げて
煌びやかで
目を細めてしまうように明るい
街よりかは遠く離れた暗闇に
落ちていく
堕ちていく
この世界からおさらばだ
今日にさよなら
明日は来ない
それじゃあね
144テーマ【今日にさよなら】
今日にさようなら
今日にさようならをするとき、
ちょっぴり寂しい。
明日になったら、「今日」と呼ばれていた昨日は、ほぼ全て忘れられているのだろうな。
今日という日に楽しいことが起こったのなら、その楽しい想い出が色褪せていくのが寂しいし、
今日という日に嫌なことが起こったのなら、
嫌なことが起こるその現実に寂しいと感じる。
でも、明日になったら、「今日」と呼ばれていた昨日は、ほぼ全て忘れられているのだろうな、寂しさも。
そして明日という今日もまたさようならをしなきゃいけない。
あれ? さようならは、また会うための挨拶じゃあないの??
だからさ、また今日という日に合う日が来るんじゃないの?
そう信じたいから、また今日も、今日という日にさようならをする。
そう信じたいとしか言えない、
そう信じないと、辛いことから逃げられないし、楽しいことを当たり前って思えない、安心できないんだよ。
そんな自分に対しても、そんな今日という日にも、ただただ寂しくて、
私は今日にさようならをする。