『世界の終わりに君と』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
世界の終わりに君と
世界の終わりに君と他愛もない話がしたい。
それから「愛しているよ」と伝えて、震える体を抱きしめて眠りたい。
日々家
ブザーが一斉に鳴った。
いつも通りの君の匂い
背中だって体の重さだっていつも通り
だけど、心臓の音がいつも早く聞こえる
こんなので助かったって嫌だ
「君を守らなきゃだから」
君は優しい
私達にこれから起こる
怖いことを見せないように
目元を隠した
#世界の終わりに君と
「世界の終わりに君と」
きっかり、今夜0時に世界が終わるとしたら……
エポニーヌのように雨の舗道を彷徨って…何処へも帰らない。
そして、私を知らない君を恋うて、夜空を見あげるだろう。
…幻の君を連れて夜をともに歩くだろう。
君の幻は優しく、…けれど幻だから、
私は君から少しだけ目を逸らして、夜空を見あげるだろう。
もしも夜空の奥の、ずっと奥の、銀河よりも遠い彼方に
………私の家があるなら、
エポニーヌのような流離いの果てに
舗道も川面も夜空もすべてが銀河に変わり銀色に烟ってそして遥かな街の小さな家がふたたび私に現れるなら
本当に今夜0時に世界が終わってもかまわない。
幻の君を置いて、彼方へ落ちてゆければいい………
@世界の終わりに君と
何万年も昔に世界は滅んだ。
世界が滅んでから、記憶が曖昧になる程時間がたった。
「今日も暇だな。」
植物の生えない大地を歩き、死の海を越える。
世界を何度も回ったって景色は変わらない。
「退屈だな。」
今日もお気に入りの場所で1日を過ごすのだ。
いつまでも変わらない僕の時間。
「今日も同じ景色。」
何年、何十年、何百年、何千年。
何も起こらず、世界は回ってる。
「いや、今日こそ面白い日になるはずだ。」
日常は一生続くものじゃない。
いつか崩れてしまう。
「こんなところに洞窟なんてあったかな。」
それが今日だっただけ。
僕の規則的な時間がズレ始めただけ。
「生きてる人がいる。」
自分以外の人に会うなんて、何万年ぶりだろう。
しばらくは退屈せずに過ごせるだろう。
「今日は面白い日になりそうだ」
これだから世界は終わらない。
最後に他人と出会ったのは果たして何年前だったか。
モニターの操作や音声指示で、日常の全てが自動で解決する自宅。
一歩外を出ても、無人の公共機関や案内ロボが最短ルートや快適ルートをナビゲートし、人間を行きたい場所まで導いてくれる。
一昔前はあんなに便利だ便利だ、と驚きと嬉しさがあったはずなのに、今やもうそれらはすっかり自分たち人間の生活に溶け込み、今やもう当たり前という地位にまで到達した。
こんなにも快適になったというのに、心の渇きがあるのはなぜなのか。
「なんで自分は寂しいんだろうね」
『そうですね。感傷的なご様子なので楽しい気分になれる書籍や映画を検索してみました。興味を持たれたものはありましたか?何日も続くようでしたらAIドクターやケアロボットドクターへの受診をお勧めいたします』
無機質な君に問うてみた。間違ってはいないのだけど、正しくはない。
【世界の終わりに君と】
世界の終わりに君と
君の歌声を
子守唄にするなら
世界の終わりに君と
2人でハーモニー
奏でるの
なな🐶
2024年6月7日1441
詩(テーマ)
『世界の終わりに君と』
たっぷりの温かな水のなか
スヤスヤとうたたねの君がいる
夢見てるこの世界…もうすぐだ
全力で守るから出ておいで
十月十日の
世界の終わりに君と
蹴飛ばしてあくびして指くわえ
くしゃみして笑ってはまた眠る
ほんとうはこの世界…怖いんだ
だからこそ冒険が…待っている
早く会いたい
世界の終わりに君と
わかった日僕たちはよろこんだ
洋服や靴までも買っちゃった
かなしみもさびしさも苦しさも
逃げないで腹一杯…食べ尽くせ
それが「生きる」だ
世界の終わりに君と
ママとパパだよ
世界の終わりに君と
「オギャ~!!!」
「わー!」
はじめまして
十月十日の
世界の終わりに君と
あ、え、た。
『世界の終わりに君と』
みんなは ''世界の終わり'' が
迫ってきたら何をするだろう。
「普段と変わらない今日を過ごす」
という人は少なくはないだろう。
でも、よく考えてみれば
''世界の終わり''
が迫ってきてるなら私は、
普段と変わらない今日は過ごせない。
だって何が起こるかわからないだからね。
私は家族と大好きな彼に
これまでの気持ちを素直に伝えたい。最期なら。
#15
『ある日の夕方7時、巨大な彗星が地球に衝突する』
最初は誰もが嘘だと言ったこの噂は、アメリカの偉い学者による正式な発表で現実のものになった。
彗星は規格外の大きさで、地球は壊れると。
全生物、環境が滅びると。
発表は、よりによってその当日だった。
途端、世界は秩序を無くした。
通貨価値はゼロになり、犯罪が横行し、公共手段はもちろん、経済も機能しなくなる。
そりゃそうだ。今日で世界は終わるんだから。
誰もが諦めている。明日を諦めた。
「どうする?」
教室の真ん中、私たち2人は机を合わせてお菓子パーティをしていた。
もちろん学校などあるはずなく、教室には2人きり。
お菓子は近所のコンビニから貰い放題。最期の贅沢。
「どうすると言ってもねぇ」
友達がポッキーを齧りながら言う。
「今から何をしても遅いよ」
時計は4時を指している。あと、3時間。
「本当にこのまま駄弁ってていいのかなぁ」
「いいんじゃない、別に」
「家族に会うとか」
「うーん…面倒くさい」
面倒くさいと来た。こんな時でも友達は友達だった。動揺のひとつでも見せれば可愛いのに。
「お互い様」
そりゃそうだ。
ついに残り1時間を切った。
教室は、というか学校自体、不自然なほど静まり返っている。
この教室に遮光、防音カーテンがついていてよかった。きっと今頃外は、阿鼻叫喚の時刻絵図だから。最期に人間の汚いところを見る必要はないだろう。
それに、私たちを殺す隕石の顔なんて見たくない。
「あー食べた食べた!」
お菓子の袋が机の上に広がっている。
私たちは一生分のお菓子を食べたのだろう。
「なんか、眠くなってきた」
同じだ。お菓子を食べすぎたかな。
「じゃあ一眠りする?」
「しようか」
どちらからともなく、私たちは手を繋いだ。
「おやすみ」
「おやすみ」
目を閉じる。
静かだ、とても。
もし5分前に目覚めたらどうしよう。
そうなったら奴も起こして、笑ってやろう。
カーテンを開け放して、近くのコンビニに走って、2人でビールでも飲もう。
私たち、まだ16歳だけど。
『世界の終わりに君と眠る』
世界の終わりに、君と過ごしたい。一緒にゲームをしたり、仲良く話したり、ふざけあったり。変わらない、いつもどおりの楽しい日を送りたい。
ただ平凡な毎日が
たった1つの勇気で
なんとまあ簡単に
終わる
この平凡な世界は
ぐっと力を込めても
うんともすんとも言わず
続いていく
終わる世界に君はいるのに
続いてく世界に君はいない
「世界の終わりに君と」
もし明日世界が終わるとしたら読んでいる君なら何をする?
私だったら、大好きな友達に会いに行くかも!
世界が終わる日が来ないことを願いたい…
#10
世界の終わりに君と
ラーメンを食べたい
何味にしようか
しお、みそ、豚骨、しょうゆ
どれもいいな
さぁ最後のラーメンだ
2人でひっそりと世界の終わりに
ラーメンを食べる
祝福の一時
傘を差し掛けないあなたが好きだった。
タオルを用意して、一緒に濡れてくれるあなたが。
砂埃が舞っている。
呼吸をするたびに喉をひりつかせる風が、ビルの隙間を吹き抜けていく。
そこには雨はおろか、水分の気配すらない。
大規模な砂漠化は突然始まった。
梅雨前線を固める雲の兵士たちは、突然の砂埃の進軍を前に散り散りになり、湿った空気は、いつのまにか発火しそうなほどに乾いて、熱く駆け巡った。
接近してきたはずの今年の台風第一号が、やがて砂嵐となり、雨粒より軽く小さな砂粒は、片っ端から隙間を侵略して回った。
砂塵は、地上に降り積もり、地面を踏みしめられなかった上澄みの砂たちは、乾いた風に乗り、空気の中をどこまでも自由に動き回った。
砂は都市に入り込み、電気機器の隙間に入り込み、気管支に入り込み…やがて、10日間もすれば、全てのものをひりつく静寂の中に閉じ込めてしまうだろう。
…そう予想されたのが9日前。
我ながらよくここまで生き延びたものだ。
ライフラインもままならないこの中で。
今日、世界は終わるのだろうか。
部屋の窓から、砂塵に埋もれた街を見下ろして、そう考える。
人の気配がない、ただ砂の舞う、静かな光景。
「ねえ、どう思う?」
私は沈黙に耐えきれなくなって、わざと窓の外に顔を向けたまま、あなたに問いかける。
「世界、終わるかなぁ。これから私たちもみんな、砂に埋もれるの?」
乾いた風が、窓を撫でる音が聞こえる。
窓の端にはうっすら砂が溜まっている。
砂が入ってきている。
逃げ出したいような切ないような疼きが、胸を抉る。
絶望だ。もうすっかり慣れてしまった、絶望。
「ねえ」
私はあなたに話しかける。
「あなたも、もうちょっと我慢していたら、私の世界の終わりも一緒に見れたのに」
彼は死んだ。二週間前に。
最期になったあの日。
己の好奇心と探究心でしか動かないあなたが珍しく、「記念写真を撮ろう」と殊勝なことを言い出し、私も笑って応じた。
撮った写真の裏面に、あなたは書き加えた。
『世界の終わりに君と』
「僕が死んで、もし死んだ者が無に帰すんだとしたら、僕の世界も終わるから、今は僕にとっては、世界の終わりなんだよ」あなたは言った。
「君といた世界は退屈しなかったよ。だから、僕の世界の終わりは君にあげる」
あなたは私に写真を手渡して、いつものように笑った。
それがあなたの、最大級の賛辞で、愛の告白であることを、私だけが知っていた。
だから私は微笑んだ。
「ありがとう。大切にする」
彼の世界の終わりも、この世界の終わりに呑まれてしまうのだろうか。
彼が自分の世界を終わらせてまで見たかった景色は、生き様は、全世界の終わりに、呑まれ、敷かれ、押しつぶされて、この終末の一部になってしまうのだろうか。
それでも構わない。
だってそれはあなたの世界の終わりが、私の世界の終わりの一部になるってことでしょう?
この終末で、あなたの世界の終わりを、私の世界の終わりで、ずっと永遠に抱きしめていられるのだから。
時計が、物が挟まったような不明瞭で軋んだ音で、時間を告げる。
私は写真立てを胸に抱く。写真の、あなたの頬をそっと撫でて。
それから、立ち上がって窓を開け放つ。
黄色い風が、強く吹き込む。
「ずっと愛してる」
あなたにかけるには、凡庸すぎて言えなかった一言を呟く。
柔らかな砂が喉を焼く。
乾いた砂が、全てのものに、優しく降り積もっていた。
あと3時間で世界が終わる。
8月、夜明け前なのに気づけば汗が吹き出る。
君と会い、コンビニで食べたかったアイスやお菓子を手当たり次第に買った。
公園のベンチで二人で食べる。
君の幸せそうな顔を見れて良かった。
ああ、もうあと1時間だ。
何もすることが思いつかない。
君と手を繋いで世界の終わりを待つ。
あと1分。
もう世界が終わる。
世界の終わりの青い瞬きの中で、
僕は君とキスをした。
「ねぇ、もし明日、世界が終わるならなにする?」
日が沈みかけた時、君は私にそう問いかけた。
私は、顎に手を当てて考えた。
「君と、お話したい」
「また?今日も、昨日も、一昨日もしたのに?」
君は優しく微笑みながらそう言った。
私たちは、どんなに忙しくても、幼いころふたりで遊んだ公園に夕方集まって、談笑してから帰るのが日課だった。
どうしても集まれなかった日もあるけれど、小学生の時からずっとやっている、私たちの日常だった。
だから、世界が終わる瞬間の時も、君と一緒にいたかった。
「どんな話するのかな」
「いつものように、くだらない話をするんだよ」
「それもそうか」
世界の終わりに君と、声を交わす。
それはロマンチックで、寂しいようだけど、心が温かくなった。
別に悲しいわけじゃない。
どこも痛くない。
今日はビジュいいし、なんだか頭も冴えてる気がする。
メイクとか、肌荒れしちゃうからあんまりしないけど、昨日からしてみた。
でも、麦粒腫ができて、残念。
足が痛い、昨日無茶しちゃったからかな。
その前は好きな人に告白でしょ?
あ、待って、ニキビできたかも、潰せないやつ、これ痛いから嫌なんだよなー。
で、今日の朝ごはんはコンビニのおにぎり。
結局これが一番好きだったなー
その次はママが作るおでん。
…食べたいな。
んーなんだか湿っぽーい
そろそろチャイムがなって、貴方が来てくれるはず。
だって、約束したもん。
世界が終わる日にまた会おうって!
「最後に終わる時、あなたと一緒にいてもいいですか?」
そう聞かれたら私はどう答えるだろうか。
しどろもどろになりながらもぶっきらぼうにこう答えるかもしれない。
「私みたいな人間よりももっとあなたに相応しい幸せな人間と最後の時を過ごした方が幸せですよ。」
幸せの価値は人それぞれだ。
他人から押し付けられるのも生憎な事かもしれない。
その人にとっては幸せなのかもしれないが、
私にとっての幸せとは今この一瞬という瞬間を孤独に瞬く星の様に生きる事が何よりの幸福だと思うからである。
本当は最後の時位、あなたと一緒にいたかったのかもしれない。
だがそれは最早叶わないのかもしれない。
終焉の時は近くともその一瞬はとても長く感じるものだ。
最後とは、この一瞬という瞬間であり未来であり同時に現在でもあり、過去でもある。
過ぎ去っていった時は最早戻ることは叶わない。
ならば私にできる事は、今この瞬間だけでもあなたの事を思い、忘れない事だけだろう。
「終焉」
世界の終わりに君と居たいとは思わない。という貴方は写真だけで良いと言った。どんな終わり方でも君が最後に見た俺の顔は笑顔でありたいと。だから俺を優先しなくて良いよ言った。親兄弟とかと過ごしなと身寄りのない貴方はそういうのだ。私の写真なんかよりも私との時間を欲して欲しかったけれど、貴方はそういう人間だ。好きな人の人生に自分を刻まなくて良いと言うし、自分以外と幸せになっても構わないと言う。自分がその人の幸せになれる自信が無いと言うのだ。私はそんな貴方を好きで居るし、貴方が躊躇いながらも私と共に過ごしてくれることをとても嬉しく思う。不器用ながらも好きと言う貴方、初めて来たと笑ってくれた水族館デート。全てが美しく私の人生を彩っている。貴方が臆病であるのなら私はそれに合わせよう。毎日写真を送ってあげよう。貴方は全て保存するのだろう。フォルダを私で埋めつくしてやろう。そして最後の日には無理矢理隣に立って笑顔じゃない貴方を見てやろう。記憶に残ってる顔じゃなく、その場で美しく可愛い私の顔を見せてあげよう。どんなに泣きじゃくってても恐怖に震えてても貴方は私を不細工だと言わないだろう。私もそうだ。貴方の毎日に私が刻まれて行って、将来感謝してもらうのだ。そして私も感謝するのだ。私を好きになってくれてありがとう、私に合わせて早歩きしてくれてありがとうと大きな声で言うのだ。ビジュが悪くならない内に今日はもう寝てしまおう。明日はツーショにしてやろう。楽しみだ。
どんなに悲しい時でもどんなに元気な時でも
いつも決まって聴くのは「あいみょん」
ストレートな歌詞に何度救われたか