『世界の終わりに君と』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
明日世界は終わるらしい
突然知らされた事実に、テレビもネットも騒がしい
たくさんの人が泣き出したり、怒ったり、なんとかしろと叫んでいる
動物も何か感じるものがあるらしい
窓の外では大量のカラスが鳴き声をあげ、犬が吠え続けている
だけど、僕には関係ない
僕にとって、世界はとっくに終わっていた
あの日、君がいなくなった瞬間から、僕の時間は止まってしまった
世界が終わるなんて、僕にとっては今さらだ
窓の外に目を向ける
真っ赤な真っ赤な夕焼けが見える
君と一緒に見られたら、良かった
世界が終わる前にお気に入りの本を読もう
# 26
どんな世界?
住む世界が違うって
ラベルを貼られることもある
ちょっとした価値観が違うだけで
住む世界まで違ってしまう?
そんな世界なんて
終わりにしようよ
今まで違う世界の人だと思い込んでいた君と
わかりあえたら
新しい何かを発見できるかもしれないね
@世界の終わりに君と
僕にとっては君が世界。
君が笑えば僕も嬉しい。
君が泣いたら僕も悲しい。
君は僕の世界。
君がいれば他はいらない。
命だっていらない。
でも、今日で世界は終わる。
僕の世界が今日なくなったんだ。
世界のない僕は生きていけない。
終わりは一緒がよかったな。
この世界が終わるなら、
最後は君と過ごしたい。
この世界が終わるなら、
最後くらい勇気を出して
伝えておこうか
“好きだ”って。
世界の終わりが来た時は、君と社交ダンスをしよう。
手を取り合い、見つめ合いながら、そして2人で回りながら、一緒に走馬灯を走らせる。
後悔はさせない。約束する。
「『明日世界が終わるなら』みたいなお題なら、先月書いたな。『明日終わる店』の話ってことで」
今回は何終わらせようか。某所在住物書きは過去投稿分の物語をスワイプで探しながら、ため息をつき、物語の組み立てに苦労している。
6月3日頃の「失恋」のお題から4日連続、「職場の先輩が昔酷い失恋したらしい」という物語を引っ張ってきた物書き。5日目も「明日終わる恋愛の世界で誰かと」などと書き始めては、きっと飽きるであろう。
「……ソシャゲの世界の終わり、サ終に、誰かと?」
そういえば某DiVEが世界終了発表してたな。
物書きは考えるに事欠き、別の話題に逃げた。
――――――
最近最近の都内某所、稲荷神社に住む子狐は、不思議なお餅を売り歩く不思議な子狐。たまに「誰か」の夢を見ます。
それは神社にお参りに来た誰かの祈り。お賽銭を投げ入れた誰かの願い。お餅を買った誰かの嘆き。
実在した過去の場合もあれば、いつか来てほしい未来のときもあります。
今夜の夢は、前者の方。中でも何かが「終わる」日の詰まった、欠片と欠片の夢でした。
『来月で、辞めたいと思っております』
ひとりの偉そうな人間が、こちらを向いているごっちゃとした部屋で、誰かがおじぎをしています。
偉い人の座る椅子の近く、テーブルの上には、何か封筒がちょこんと置いてありました。
『この世界で仕事させて頂いてまだ短いですが、私には合わないなと気付きまして。終わりにしようと』
難しい言葉ばかりで、小狐にはほぼバツバツマルマルの記号文字。それより窓の外の桜が気になります。
『今月いっぱいだけ、一緒によろしくお願いします』
きっと、フキの季節です。小狐はフキの肉詰めが食べたくなってきました。
『呟き見た?サ終の告知。9月だって』
場所も、時も「誰か」も変わって、初夏。
目の前のオバチャンが、寂しそうな顔をしています。
『あと3ヶ月で終わっちゃう。ホーム画面、ガチャで初めて引いたSSRの子にしようかなって』
子狐はオバチャンの近くに、しっとり汗をかいたコップと、その中を満たす何かの飲み物を見つけました。
きっと、甘い何かです。小狐は飲み物そっちのけで、かき氷も食べたくなってきました。
『本当に変えるのか。よくも、まぁ……』
またもや別の場所。窓の外はチラチラ散り落ちる紅葉と夕暮れ。どうやら秋のようです。
『手続きは前々からしていた』
秋は栗に魚にキノコ。美味しいものばっかりです。
『申立てが通れば、今までの「私」と、私の世界はそれで終わり。……終わったら、お前の職場にでも、世話になろうかな』
どこかに、美味しいの映ってないかな。人間同士の話などそっちのけ。小狐は食べ物探しに夢中です。
『あー。あと30分で今年が終わる。2022年の世界が終わっちゃうよ先輩』
最後は夜道。餅売り子狐のお得意様が、誰かとふたりして、どこかを目指して歩いています。
『今年が終わろうと来年が来ようと、さして変わらないだろう』
空からは、積もらぬ雪がチラリ、チラリ。
『今年も来年も先輩がおいしいごはん作ってくれるってコト?』
『私はお前のシェフか何かか』
どうやらこのふたり、何か食べに行く様子。
まだ知らぬ美味を見てやろうと、子狐はこの、終わった冬の断片に、トコトコついて行きました……
世界が終わる頃は
二人じゃない、孤独で
死のうと思っていたのに。
やっぱり駄目だった
世界は僕らを
嫌っているから。
今日の終わりに君と
おやすみって言う君がいて
おやすみって返す私がいる
今日を何とか無事に過ごし
今日が終わり日付が変わる
また君との、今日を始める
世界の終わりに私と
今世界が終わるとしたら私は誰といても後悔しか残りません。後悔すら残らずこの世に未練タラタラで化けてでるかも…??笑
私はいつか世界が終わる、、?それかいつか私が死ぬ時が来る時までには、私が私を大好きになって私の事が大好きな人のことも大好きになって、私の中の最上級の幸せを目の前にして死にたいな〜って考えます…
家族にとても言いたいです。
この世の終わりに君と、ではなく、この世の終わりには、私といてください。1人は寂しいので。
この世の終わりには今は未練タラタラな過去のいじめも性被害も障害も病気も全て忘れて死にたいな!!!
それまでに私に出来ることを沢山、やってあげよう🥲︎
世界の終わりに君と
明後日に世界が終わる…そうなったら、君と一緒に居たい…何もしなくてもいい、ただ二人きりで静かに過ごしたい…儚い夢だと想いつつ、ただ君だけ…想って…
世界の終わりに君と
世界の終わりに君と恋をしたい。
色んな所行きたいし、初めてのこともたくさんしたい。
でも、君は僕のことなんか見てないもんね。
せっかくなら私はあの子と世界の終わりを迎えたい。
一緒にご飯食べたいし、私の知らないことをしたい。
でも、あなたと私は世界で一番距離が近いけど、世界で一番距離が遠いところにいるから。
世界の終わりに君と
最初で最後のさよならをしよう
2023/06/07 【世界の終わりに君と】
彼女は、よく笑う人だった。そして、自分の気持ちに正直な人だ。好きなものは好き、嫌いなものは嫌い。嬉しい時は思いっきり笑って、悲しい時は思いっきり泣いていた。病室の暗い雰囲気なんて、一瞬で吹き飛ばしてしまうような人だ。
「ねえ、、明日は何をしたい?」
彼女はそうやって、僕が帰る時間の直前にそうやって聞いてくる。僕はその質問を、いつも心待ちにしていた。まるで彼女も、僕と一緒にいることを望んでくれているようだったから。
-そんな彼女のことを、僕は好きにならずにはいられなかった。
どこまでもまっすぐな瞳。薄く紅い唇。影を落とすほどに長いまつ毛。太陽の元で光り輝く茶色い髪。その顔に浮かべる、どこか悲しそうな、優しい笑顔。
ずっと一緒にいられたらと、思っていた。
-そんな願いは、地球への隕石落下を伝えるニュースによって、突如として破壊された。
今日も彼はやってきた。病室に入った瞬間、いつもみたいに優しく、どこか悲しそうな笑みを浮かべて。でも、彼は何も聞かないで、私の話をたくさん聞いてくれる。
私が好き勝手言っても、彼は穏やかな顔をして寄り添ってくれる。だから、彼と一緒にいると、いつのまにか私も普通の人間になれたような気がした。
-そんな彼に、私は惹かれていった。
少し癖っ毛の黒い髪も、大きな丸渕メガネの御子から覗く優しい瞳も、見た目にはあまり似合わない低い声も。
彼といるだけで、安心できた。
「ねえ、明日は何をしたい?」
私はいつもこの質問を口にする。明日が来るかわからないけど、私の人生が終わるまで、ずっと一緒にいられたらと思っていたから。
-なのに、今日の朝の隕石落下のニュースによって、私の残りわずかな人生も、一瞬にして短くなった。
もうすぐ、世界が終わる。
数日前までは、テレビニュースで地下へ避難しる人や、落下地点付近の住民にインタビューする貴社の映像がよく見られたけれど、予告された当日である今日は、何もテレビも何も報道していなかった。
隣では、いつもと変わらぬ様子で、彼女が座っている。
彼女の様子は相変わらずで、いつもと同じような他愛もない話をしている。
「僕は、もっと、君と一緒にいたかった…」
いつのまにか自分の口から溢れた言葉は、自分のものではないのではと思うほど掠れてしまっていた。
そのとき、唐突に彼女はこんなことを言った。
「今日って暑いよね。今までにないくらい。」
「えっ?」何を言ってるんだ、彼女は。僕たちはもうすぐみんな死んじゃうのに。もっと言うことがあるだろうに。僕の意図を感じ取ったのか、彼女は口を開いた。
「だってさ-」
彼女は、その綺麗な瞳で僕を見つめていった。
「私は、言いたかったことは全部今までに言ってきたから。もう、悔いはないから。」
僕は今までのことを思い出して、手の甲に落ちてきた水滴が、自分の涙であることにすぐには気づかなかった。
彼女は、いつ死が来てもいいように、僕に言いたいことを、今まで言っていたんだ。
-そうか、君はもう覚悟ができていたんだな。
なんだか、君らしいや。
「でもね-」
彼女が唐突に口を開く。
「まだ言えていないことがあったんだ。」
次の瞬間、彼女は僕の手を握っていった。
「世界の終わりに君と一緒でよかった。」
彼女のその瞳から、大粒の涙がこぼれ出ていた。
「ねえ、明日は何をしたい?」
彼女は、驚いたような表情をした後、その大粒の涙で溢れる顔に満面の笑みを浮かべる。
今度は、僕から質問したかった。
-もっと君と一緒にいたい。
世界の終わりに君と、もう来るはずのない明日、また君と一緒にいられることを願って。
#世界の終わりに君と
ねえ、もし世界が終わったらどうする?
君はきっと人生を終える最期まで必死に生きようとするだろうね。
ぼくはね、
君と一緒に死ねたらそれで十分なんだ。
君はぼくの全てだから。
世界の終わりに君と、洗濯物でも干して過ごそうか。
なんか思ったより晴れちゃってるし、
お日様の匂いって終末にピッタリじゃない?
……やっぱ今のなし。おいこら笑うな。言った後に気づいたんだよ!掛けてない掛けてない。掛けてないってば。むしろ洗濯物干す=週末って考えるほうがおかしくない?不潔じゃん。いや週1回しか回さないのは不潔でしょ。あーあ不潔だ。おい不潔。こら。おい。笑うな。だから笑うなって!!あーもう!!!いいから洗濯物干すぞ!!!
世界の終わりに君と
「ねぇ、見て!」
そうはしゃぐ声に、顔をあげれば、目を輝かせて笑う君がいた。指差す先には、青の星と呼ばれる惑星があった。
海と呼ばれる水たまりが地上を覆いつくし、かつて栄えていたはずの街並みは海の底へと沈んでしまっていた。
あれが世界の終わりだと誰かが言った。いつかこの場所にも終わりがきて、あの惑星のように誰もいなくなるのだと。
その言葉に、自分たちの世界もいつか終わりが来るのだと改めて実感した。こうして、世界が終わる様を見て、こうなるのだと理解してしまえば、なおさらその気持ちは強くなる。それでも、もし、終わりが来るのなら、最後も君と一緒にいたいとそう思った。
ああ、この世界の終わりに、君と一緒に来れてよかった。
君の無邪気な笑顔を見ながら、そんなことを思った。
みんな、どこかに逃げてしまった。金のあるものは地球の反対側へ。ないものはどうせ死ぬならと、愛する人と自殺していった。
僕はそのどちらにも属さなかった。人がいなくなると、街は廃っていく。街が人に生かされていたのか、人が街に生かされていたのか。今とはなってはもうわからない。残りものも少なくなったスーパーに立ち寄った。賞味期限が近かったり、腐ったりしてしまうものは袋にまとめてゴミ箱に移した。今日はなにを食べようかと店内を歩いていると、ボロボロになった姿で倒れている女の子がいた。見た目からして中学生ぐらいだろうか。久々に見た人の姿に驚いたが、声はかけなかった。この日はカップ麺を一つ手に取ってそのままかぶりついて食べた。
次の日もスーパーに行くと女の子がいた。ぐったりとして床に倒れている。昨日と体勢が違うから生きていることはわかったが、近づく気にはならなかった。今日も通り過ぎようとしたが、こちらに気づかれてしまった。
「そこの方……助けてくれませんか」
無視できず、足を止めてしまう。近づいて、目の前に立った。
「どうしたんですか。食べ物なら腐るほどあるでしょう」
「違うんです。目の前で両親が自殺してしまってから一人が怖くて仕方ないんです。傍にいてくれませんか」
僕との境遇が似ていて驚いた。隣に座って自分の話をした。離婚したはずの両親がいつの間にか連絡を取っていて心中したこと。離婚の時に妹もいたが、その子とは母親に連れて行かれて以来会っていないこと。寂しさやショックよりも呆れの方が強かったこと。
「私も、似たような感じです。小さい頃に両親は離婚したみたいなんですけど、ずっと触れちゃいけない話題だと思って聞いてこなかったんです。でもお母さんが四人家族の写真をずっと捨てずに持っていて、お兄ちゃんが小さい時の顔しか知らないんです」
似た境遇の人と、気持ちを分かちあえて嬉しく思っていた。それからは世界が終わるその日まで毎日一緒に過ごしていた。妹によく似たその子と一緒にいると気持ちが楽だった。
だが、どんなに幸せに過ごしていても終わりはやってくる。ニュースで報道されていた通り、太陽はいつもよりもずっと大きく輝いていた。日陰なんて意味がないほど、地表の温度が上がっていく。精神的にも追い詰められていく中、出会った女の子と手を繋いで空を見上げていた。
世界の終わりに君と過ごせたのなら、きっと死の苦しみにだって耐えられるような気がした。隣には妹とよく似た笑顔で彼女が座っていた。妹がこの子だったら良かったのに。最後に家族と過ごせたのならどれだけ幸せなことだろうか。その事実を確認できないまま、繋いだ手で苦しみを分かち合いながら僕らの人生は幕を閉じた。
【世界の終わりに君と】
___貴方と外でデートがしたい。
体の弱い彼女とのデートは、いつも室内で僕が彼女の所へ通っていた。
スランプ気味ゆえ思い付き次第制作致します。
「世界の終わりに君と」
赤い月照らす夜に会いに行こう
静寂の隙間から燻る絶望をひとつひとつ拾いながら
光は二度と灯らない
希望がない、それは清々しい事なんだ
何をしようとも、どんな思想を抱えようと
私達は与えられた幾数時間を過ごすだけ
あなたを瞳に映しながら終える今日は
なんて愛おしい