『不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「不完全な僕」
何をしても完璧には出来なくて。
自分では上手くいったと思っても、振り返るとアラが見えて来る。
何だかどれもこれも中途半端で、キチンとは出来ない気がする。
いつも不完全な、僕。
納得出来ず、自分自身に不安と不満を抱えて過ごしていた。
そんな日々が、君と出逢って急変した。
僕の足りない所を君が補ってくれる。
君の足りない所は僕が補える。
お互いにビックリするくらい、凸と凹が上手く噛み合ったね。
世の中には完璧な人もいるけど、凡人の僕達は支え合って、補い合って生きていける。
そして、完璧じゃないから人を頼って、だからこそ人を信じる事が出来る。
完璧じゃないからこそ、見えた景色や知れた知識がある。
君と出逢って、世の中の景色が変わったよ。
そして、不完全な僕を好きになれた。
有難う。そして、これからも宜しくね。
「不完全な僕」
キズだらけで
穴だらけで
壊れたとこばっかりで
だから
その度に修理してツギハギだらけ
とにかく不完全な
僕という存在…
それでも
心臓を動かして
呼吸をして
血を巡らせて
筋肉を動かして
何故か完全な僕の身体...
同じ年齢で 同じような顔をしていると
完全のレベルは決まってくる
皆より少し成績がよく
足が速くてスポーツができ
友達に大切にされて等々
なにか飛び抜けてできるよりも
できないことがない事が大切
完全の条件は無数で
突き詰めて考えられなくなる
不完全な僕は
とりあえず今日は眠ろう
皆僕を褒めたたえた
皆僕を羨ましがった
金があって、頭も良くて、容量も良い
コミュニケーションだって難なくできる
嫌味を言うやつもいたが
僕は気にしない
僕はいい人だからね
僕は完璧人間だから
僕は
もう
完璧でなければ
いけない、から
「香水と不完全な僕」
ドルチェ&ガッバーナかどうか知らない僕だけど、僕の部屋のカーテンについていた君の香水の香りにときめきメモリアルの僕はなんて不完全な人間なのであろうかと思う。
むかし聞いたヒット曲の男のように
背を向けてABAYOと言って
「行ったきりなら幸せになるがいい」なんて言いながら、その後の「戻る気になりゃいつでもおいでよ」に想いをかけていた自分に気づく。
君が僕を見る時に眉間に寄せる皺が
レントランで注文に30分かかる君が
少しとぼけたような口調と声色が
忘れられない
君の抜け殻探して
カーテンに顔を埋めた
相当に気味悪い不完全な僕
せめて、少しは格好つけさせてくれ
この、みっともない無様な姿を
酒のせいにでもさせておくれよ
眠らない街で、朝までふざけよう。
君の香水の香りと不完全な僕と。
令和6年8月30.31日
心幸
不完全な僕
頭が悪い。運動も出来ない。かと言って人ずきあいも得意じゃない。なんなら人と関わるのが苦手。
何か特技を見つけようとあれこれやってみるけど大した続かないし上手くもない。
頭悪いなら勉強をするべきだが勉強も嫌いだからやる気も起きない。もうどうしようもないくらいダメ過ぎる自分。こんなんで自分の事を好きになれと言うやつはいないだろ。
不完全な僕
僕は完璧だ。
世界を救うために作られた No.1
〜僕は、完璧なはずだった〜
でも僕は、妹、弟に僕は全て負けていた。
何をやっても負けて、負けて、負けて。
僕は出来損ないだった。
街を歩いているときに、一人の女に出会った。
その女は、「凛」と名乗った。
素敵な名前だと思った。
その後、話しているうちに僕は、家族のことを話した。
凛は、真剣に話を聞いてくれた。
こんなに話したのは初めてだった。
凛は言ってくれた。
「君は出来損ないじゃないよ。」
初めて言われた言葉だった。
とても嬉しかった。いつのまにか涙が出てきた。
ボーン(莫大な音)
「僕行ってくる!」
凛はニコリと笑い、僕を見送った。
僕は思った。
不完全でもいいんじゃないか、
完璧じゃなくてもいいんじゃないかと
不完全な私
私は、何事にたいしても完璧でない、完璧と言ったらちょっと変わってしまうが,,,
だが、これだけは言える、私は完全な、状態ではないことを、なぜかと言うと、
まだまだ伸び代があり、まだまだ成長ができる年でもあり、実際今成長中だ、今入っている部活は小学校から続けている競技を、部活動でもやり始めた、
だから、初心者の人が多くなかなかもっとレベルが上がる練習が出来ていない,,,
そこにも不満を感じる部活動...
なかなか認められていないと思っていても、小学校からやっている習い事の方では、
前に比べたら良くできてる、
よく動けている、
強くなっている、
など、良く褒めていただくことが増え、今私は成長中だと、感じているから不完全だと思う。
勉強の方でも、まだまだ頑張ってより良い結果が、出せると思う、先生にも、○○は、もっと出来ると思う、とも言われているし、親からも期待されている、
だからこそ私はまだ、完璧でないと、感じるため不完全な私。
『不完全な僕』
「あ。この問題間違っちゃった。」
「でも、沢山努力してきたし、いいか」
僕は不完全だけど、がんばってるよ。
お母さん。
終
まだ元気だったあの夏。
俺は昔から夏が好きだった。
夏になると、家が近い幼馴染の家に行って、虫取りをしたり一緒にゲームしたりする。
楽しくて、楽しくて、夏休みはずっと続けば良いってそんな事をずっと思っていた。
だけどそんな夏は数ヶ月で終わってしまう。
冬休み、俺は何時も婆ちゃんの家に行っていた。
「(今年のお年玉どれくらいだろ、早く婆ちゃんお年玉くれないかなぁ。)婆ちゃん!お久しぶり!」
「お久しぶりだねぇ……これ、お年玉。」
まぁ言うて、俺が婆ちゃんの家に行く理由はお年玉目当てぐらいしか無い。
婆ちゃんの家に行ったらやること無いし、あの幼馴染と遊ぶ事も出来ないし。
だけど、これは俺が中学生になった頃だった。
「は…?」
「貴方の幼馴染だった○○が事故で入院してるって…、お見舞いでも行ってあげなさい。」
幼馴染が冬休み中に不運にも、交通事故に遭ってしまったという。
俺は誕生日で貰った自転車に乗って、母親が言っていた病院に向かった。
勿論、冬だから何回も凍った場所に滑って落ちた。
【ガラガラ】
身体中がボロボロになりながらも、病院に着いた。
病室の扉をゆっくり開けると、見慣れた顔がベットに横になっていた。
「お前………よく原型は留めてたな。これ、林檎置いていくから食えよ。」
あまり顔は見たくなかった。
俺はそう言い、部屋を出ようとした。
その時に嫌な音が俺の耳には入ってしまったのだ。
【ピッピッ……ピーーーーー】
彼奴の心臓が止まってしまった音。
彼奴は13という若い歳で死んでしまったのだ。
だから俺は、何故冬が嫌いなのか、と聞かれたら俺は何時もこう答える。
「昔は…夏は良かったよな。」
嫌いじゃないのは
キミが好きだと言ったから
【不完全な僕】
・不完全な僕
コイツは言葉が上手く喋れない。それどころか私が何を言ってるかも分かってない。
身体の作りも違うせいで歩き方も変だった。
オマケに皆が当たり前に出来ることが何一つできない。
しかしコイツは主である私への忠誠心が誰よりも大きかった。
「ご飯だよー」
毎日律儀に献上品を差し出す僕(しもべ)は今日も変な言葉を言っている。
全く。たまには私と同じ言葉を喋ってほしいものだ。
「今日もうにゃうにゃ言いながら食べてるなぁ。そんなに美味しいのかな、これ」
不完全な僕
不完全な君へ
不完全な君はいつだって愛らしくて愛おしくて、
不完全な君はたまらないくらい可笑(おか)しみがあって面白くて、
不完全な君は誰にでも慈(いつく)しみを持って接することの出来る温かい心を持っている。
それなのに、いつだって君は完全になりたくて、頑張り過ぎて、疲れ果て、途方に暮れる。
もっと強くなりたくて、
もっと正しくなりたくて、
もっと美しくなりたくて。
もしすべてのことを完全にこなせる君だったなら、僕は君をこんなにも深く愛せただろうか。
不完全な君を僕は今日もこうして愛している。
これは完全なる事実だ。
不完全な僕より
お題
不完全な僕
不完全な僕
完全、すなわち完成されたと同時に
崩壊が始まるのならば
不完全なままでいいのだ
不完全な僕
不完全な、しもべ
不完全な僕、ひとつぐらい綻びがある方が味があるって思い詰め込んできた
それでも蓋を開ければただのビビりで笑われた
いつも空回るこの生き様を笑うんじゃねえ!!!
僕らは人であることを選んで生きていくタイプなんだ
頭悪いとこもみんな愛して欲しいんだよ
「いいよ多分」って言われたってお前吹き出しそうだぞ?!
だけどそんな声が届くのを一生待ってるんだよ
こんな文章読むってこった、はみ出し者だろアナタも
でも大丈夫、全ての原点はアナタだ
人の弱さも笑って向かい合えるようになろうぜ
ドジだって愛そう
不完全な僕
そんな風に自分を卑下する人がいるなら
私が救われた言葉を教えたい
「人は不完全だから幸せだ」
どう読み取るのかは人それぞれだけど
私は友達に
「不完全だからこそ
人の温かさを知り
誰かの痛みがわかる
優しくなれる
成長できる
強くなれる 」
そう言われて今もそれを大切に生きている
だから
「不完全」だと思っているのは
私は寧ろ良いことだし
むしろそう強く思っている人ほど私は良い人だと思う
#20 不完全な僕
「あなたってそういうところがダメだよね」
そう言われても「だから何」としか思えない。
その一言って結局個性を否定しているし、
自分の価値観を遠回しに
押し付けているだけじゃないのか。
別にそれを直したところであんたに利はないし。
それを言うあんただってダメなところはあるだろう。
なのに他人に対してはそういう言い方をして
自分は悪くない。
私はあなたのそういうところが嫌い。
と言ってくる。
他人を否定するその性格に対して
そのままそっくり言い返してやりたい。
そう思いながら右から左へ受け流す。
完璧な人なんてただのロボットだと思う。
不完全だからこそ他人の失敗を許せるし、
自他を認めることができる。
不完全な人間の方がよっぽど人間らしいじゃないか。
しぐれ
「雲」
焦がれた雲の上
春には一番に世界中を駆け巡り。
夏には海の上、空高く反り上がる。
秋には人から身を隠し。
冬には結晶を手に取って、陽にかざす。
氣儘に寝ては起き。
地を覗き込んでは、その広さを胸に宿す。
焦がれた雲の上
ぎゅっと抱き寄せた水滴は、
確かな温もりと共にある。
『不完全な僕』
不完全な僕だけど、君が愛してくれるのなら。
足りない部分だって補えそうな気がするんだ。
「不完全な僕」
夏休み中の8月下旬のある日。
僕は、親友の君に電話で悩みを打ち明けた。
「僕は、不完全だ。人間として駄目なんだ」
「えっ?完璧な人間っていないでしょう?」
君が僕に問いかけた。
「うん。たしかに。いないけど」
僕は頷きながら言った。
「でも、僕は周りの人間より落ちこぼれだ」
僕はため息をついた。
「そうかな?私は君が落ちこぼれだとは、思わないけど」
「ほんとうに?」
「うん!」
「あっ、そうそう!これだけは、君に伝えたいよ。私は、短所とか駄目なところがある君のほうが人間らしくて好きよ」
「ありがとう。落ちこんでいるけど、少し元気が出たよ。話を聞いてくれてありがとう!」
「うん!それは良かったよ」
嬉しそうな君の声だった。
「不完全な僕だけど落ちこぼれでも、自分を認めて信じて、自分らしく生きていきたいなって君と話して思ったよ。難しい事かもしれないけどね」
「うん!応援しているよ!じゃあまた、大学で会おうね!」
「うん!」
くよくよと悩んでいてもしょうがないと思い、君に電話をして、少し前向きになれて良かったと僕は思った。