『不完全な僕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
不完全な僕
僕は顔も勉強もできないし、昔は運動神経がいいと言われていたけど、今になっては言われない( 'ω')フェッ?!
完璧な人なんていないことなんてわかってる。
でもね、友達がいから元気がもらえる。
好きな先生(-ロдロ-)ゞモネw(イケメンwww)
だから、僕も皆も不完全じゃないよ。
不完全な人なんていないんだよ
みんな変われるからきっとね
〘不完全な僕〙
百近き祖母は未熟の見本なり依存相手を替えていくだけ
ピーピーピー
無機質な電子音が鳴る。
何もおかしくないはずなのになぁ、と中年の男が首を傾げた。
この男によって作られたロボット、それが僕だ。
人間のような感情をもつ最新型らしい。
ピーピーピー
何だろう、何かが足りない。
部品は全て揃っていて問題ないはずなのに。
人間はいつもこんななの?
〝不完全な僕〟
僕の家族はおかしい。
って気がついたのはいつだったか覚えてない。
小学生だった気がする。
何が?って聞かれても答えられない違和感みたいなものを感じた。
やっぱりおかしいと思ったのは中学受験のあと。
中学受験に合格するまでは友達と遊ぶ事、ゲーム、漫画は一切禁止。スマホなんてもっての外だった。
何より、父のお説教は長いと六時間。正座して暗記ものを書きながら聞くのだ。
母は簡単で、小テストが満点じゃなければ、足りない分を平手打ち。
模試なんかだと、100点に足りない分は竹刀で殴られた。
学校のカラーテストが満点じゃなければ、母の気が済むまで掃除機やら扇風機、リモコン、フライパン、なんかを投げられて、避けたら馬乗りになってボッコボコにされた。
私立中学の友達と遊ぶ事は禁止されず、スマホも解禁に。
もちろん、成績が下がれば没収。
成績のいかんによっては父の説教と母の暴力が発動された。
しかも、友達とどんな会話してるかを確認するためにGPS、盗聴器、監視カメラのあるリビング。
コレが普通じゃなと教えてくれた友達に感謝しかない。
しかしながら、なんでこんな家庭になったのか、高校生になってわかった。大学受験が鍵になる。
母親の実家は貧しく、母が大学に行くには奨学金が必要だった。どうしても大学に行きたかった母はコレを勝ち取ったらしい。今とは奨学金を得る方法が違うらしく苦労したらしい。
父親は、ど田舎に暮らしていたが、勉強ができた。
神童扱いされたらしい。結果、第一志望の海外の大学にはいけなかったらしいが、日本で一番とされる大学の法学部に入学した。
夫婦の共通の目標は大学だった事。
僕は勉強が好きではなかったけれど、地方の国立の大学に通った。
田舎で長男という事もあり、まずまずの成果に両親は満足して、なんなら近所中に自慢してまわる始末だった。
流れが変わったのは、弟が僕よりちょっと偏差値の高い私学の医学部に入学したところ。
自慢の長男は格下げ。次男がいかに凄いかを近所に自慢しまくった。
年が二つしか変わらない次男は、塾に行かず、僕が勉強見つつ独学で医学部突破した事が自慢の種になった。
そして三男が日本最高峰の父と同じ大学に入学すると、僕も次男ももう、必要なし、どっか行けな扱いになった。可哀想な次男は、『金食い虫』と呼ばれるようになり、ただでさえ大変な大学の授業にプラスしてアルバイトをしなければならなくなった。
僕は、なんだかんだあれど長男。といういかにもな田舎思考な父から甘やかされてなのか、院に進んでも、「そうか」と一言だけ。興味はないが、学費は払ってくれたのでありがたい。
東京に進学した三男には両親が決めた住まいは好立地。家賃、生活プラスお小遣い。学費に教材費が必要とあらば湯水の如く金を出しまくっていた。
さて、その後。
僕は就職に海外を選んだ。
選べた事に感謝している。長男だからと引き止められるかと思ったが、大学のランクからみて僕は家庭内での大学レベルは底辺。いない者となった方がお互い都合が良かったんだろう。
次男、医者になったらしい。
と、いうのも国家試験合格の知らせを最後に連絡を取っていないから。
三男、憧れの東京で遊んで暮らし、大学に長いこと在籍して卒業の見込みはないらしい。
僕は家族の愛情ってのを感じられないま育って、今は独り身のんびり監視されない生活を謳歌している。
一度、家を離れたら二度と顔見たくないと思った両親。
弟達も同じだろうと勝手に思っている。
人間として不完全な僕は、自分に子供ができないように去勢までした。
両親の様な親になんてなりたくないし、あの両親の血は途絶えて欲しいからね。
2023.8.31.
ごめんなさい(誰に謝ってるんだろうか)
9月(明日)からちゃんとします😑
花園
僕はお前らの大切なものを壊したい
何一つ不自由のないお前らにとっての日常が
僕にとっての地獄の日々と釣り合わないなんて
そんなの不公平じゃないか
本当の地獄を見せてあげるよ
お前たちが大切に育ててきた花園を壊してやる
一つ一つ丁寧に花を踏み潰してやる
毒薬もばら蒔いてやる
火炎放射機があれば消し炭にしてやれるのに
お前らは震えながら指を咥えて見てればいい
きっと僕は正気じゃないだろう
そうさせた原因はお前らにあるんだ
耳障りな笑い声を毎日毎日聞かせやがって
こうでもしなきゃ、お前らは静かにしないんだろ
地獄へようこそ
そしてお前らも僕と同じ苦しみを受けろ
平等になれ
汚くなれ
愚かになれ
こんな花園は灰になってしまえ
不完全な僕へ
①僕は勉強が苦手です。
数学は得意だけど、成績は平均。
その中でも特に日本史が苦手です。
②僕は運動が苦手です。
走れば遅いし、力もない。
③僕は決断力がありません。
何事にも優柔不断で、即座に物事を決められません
これは、僕から僕への説明書、
嫌な自分を見るための、
こんなに苦手があるけれど、
見つめて直すことはできる。
④僕は話のノリについていけません。
友達と話をする時も、一歩僕は後ろに下がります。
⑤僕はチャレンジするのを怖がります。
新しい一歩が踏み出しづらいです。
こんなに、苦手があるけれど
誰にだってきっと、あるだろう。
成績優秀なあの子だって、整理整頓が苦手だし、
足の速いあの子でも、細かい作業は苦手だった。
これは、僕から僕への説明書、
嫌な自分を見ることで、
自分で自分を見ることで、
僕らは成長出来るだろう。
#不完全な僕
不完全な僕
いつからだろう…
嫌われない様に常にいい顔して
こんな事しても苦しくて
怒りと虚しさで心が死んでいくだけだと分かっているのに
求めれば求めるほど叶わないからと言い訳を探して
本当の自分から目を逸らす
不完全な僕はただ
無条件に抱きしめて愛して欲しかっただけなんだ
誤解してた
いつも笑って、張っていなきゃならないって
小さく居ることができなかった
縮んでしまったことにも気がつかないで、あの頃のままだと思っていたのは自分だけ
いつの間にか守られてた
あの子達の方がずっと、守ろうとしているの
私もそうだった。力いっぱい守ってあげたかった。でも…
カタく、小さくなりはじめている
誰も守りきってあげられないまま
不完全な僕、それでいいじゃない。
誰もが完璧を求めていないし
もしも「完璧」な人間になってしまったら、何をやってもつまらなく感じるんじゃない?
完璧を求めるほど、実は不完全な人間を理解することの方が難しく思える。
わたしがあなたのような理想の人にはなれないように、あなたもわたしのような人間にはなれないだろう
不完全な僕のまま、今世の人生を終えて
それから魂はどこへゆく?
魂はそうして一生ずつ輪廻転生をしながら、いろんな人生をかけ巡って…
どの不完全な人生であっても、魂はそれを積み重ねていっていくんじゃないのだろうか。
だから、あなたは「不完全な僕」のままでもいい。
「完全な僕には価値があります。
多くの人が僕の力を求めます。
とても嬉しいことです。
僕の力は有限です。
一度でも使えば、もうあなた以外の誰も僕を必要としてくれません。
そして、使えば使うほど、身を削り、汚れ、いずれは力尽きることになるでしょう。
けれど、僕を必要とするただ1人のあなたが僕を使い続けてくれなければ、ただ無為に死ぬこととなります。
一度でも僕の力を使えば、僕は不完全な僕となるのです。
恨みはしません。
必要とされるのは本望です。
ただ、一度使うなら、この身朽ちるまで必要としていただけたなら。
あなたにほかに望むことはありません。
……いえ。たとえ、あなたが使い続けてくれなかったとしても。
恨み言など言いません。
僕はあなたが使ってくれる次の日を黙して待つのみです。」
これが、ある朝、机の上のノートに書かれていたことだ。
普段は書かれているものを消していく彼が、唯一書いたこと。
私が消しゴムの文字を見たのは後にも先にもこの時ばかりだった。
自分に何が足りないかわかってる
つもりだけどどうすればいいか
よくわからない
自分で考えることもやめてしまった
不完全な僕は
このまま一生を過ごすのか
いつかここという時に
力を発揮することができるのか
神様に試されてるみたいで怖い
"ひとつのパーツが欠けている"
"身体の一部が動かない"
"感情が故障している"
ボロボロだ、欠陥品だと
ゴミ捨て場に投げ捨てたれた日の夜
「大丈夫。君はこれからヒーローになれるよ」
差し伸べられた手と不確かな希望が降り注いだ
それは
完全なる満月と呼応して
煌々と輝いていた
-2nd story-
「貴女はお留守番よ、シンデレラ!舞踏会へは行けないわ!」
継母と姉に弾き飛ばされて床に転がる
歯を食いしばって虐めに耐える顔を作ろうとしたところで
芝居は中断
皆んなに頭を撫でられた
「こんな可愛い子を虐めるのが辛い、耐えられない!」
「はぁ!?」
完全なシンデレラを演じられる日は来るのか?
代役で不完全な僕は困惑した
#不完全な僕
不完全な僕
ずっと完璧を目指してきたけど
よくよく考えれば完璧ってなんだろう
私にとっては完璧でも他の人から見たらそれは不完全
100%完璧になんてなれない
それでも完璧を目指してしまう
認めてほしい 誉めてほしい 受け入れてほしい
完璧を目指し続けた私を
私はいつまでも
完璧を目指す不完全であり続ける
そんな貴方が愛おしいのだと
どうやって伝えていけばいいだろうか
もしも貴方が完璧超人なんかになってしまったら、
私、なんにもしてあげられないじゃないの
私がここに居ていい理由も残しておいて欲しい
身勝手な私の、酷い我儘なのかもしれないけど
『不完全な僕』
8/31 「不完全な僕」
大魔王、と呼ばれる者がいた。
積極的に都に攻め入ることはなかったが、数百年を生き、人をさらっては儀式に使い、己の研究に没頭しているという。討伐に向かって生きて帰った者はいなかった。
今日もまた、勇者と呼ばれる者たちが大魔王のもとに辿り着いた。
「わしは完全な存在になる」
大魔王はそう言った。
「そのための犠牲になってもらうぞ」
激しい戦いの末、やはり勇者たちは敗れ去った。大魔王は血にまみれた両手を掲げる。
「わしは完全な存在になる。―――かつてのように、もう一度だけ…」
大魔王は苦しげに、はるか昔に亡くした伴侶を想ってつぶやいた。
「婆さんや…」
(所要時間:9分)
理想は幾通りもあって、全てになれる訳じゃないって、解った気で居た。
でも、理想としていた自分を体現した他人を見る度に、悔しくて、妬ましくて。
かと言って努力している訳じゃない。
気まぐれで、怠惰で、惰性的で。
良いとこなんて、これっぽっちも見つからない自分が大嫌いで。
”不完全な僕”は、いつか完全になれるのだろうか?
……でもきっと、いつまでたってもないものねだりしていくんだろうなって、思ってる。
不完全な僕
仲間が死んでいく。一人、また一人と倒れていく。
いつかに勝利を誓った友人も、罵ってきた人間も、皆死んでいた。
「良かった……! まだ生存者がいた……」
魔物の笑みを切り裂いた青年は、もう死んでしまいたいと願う僕を救い、抱きしめた。
「なぜ、助けてくれたんですか」
数日後。様子を見に来た青年に問う。その質問に青年は一瞬鳩が豆鉄砲でもくらったような顔をした後、笑顔で答えた。
「ただ目の前で人が死ぬのが嫌なだけだよ。これまで散々見てきたからって、諦めたくはなくてさ」
「……僕は……そう思えなかった」
仲間が悲鳴をあげていた。助けてくれと叫んでいた。何度も何度も自分の名前を叫んでいたのに、自分は脚を動かそうだなんて思えなかった。死んでいく仲間を見て、自分もこのまま死のうか、だなんて思っていたくらいなのに。
「―――いいんじゃない? 」
「え」
困惑だとかそういう感情が来るよりも前に頭が真っ白になった。
「それはきっと、誰もが通る道だよ。俺にもあった」
「でも……」
「あの子たちが死んでいい理由はない。震えながらも世界のためにと剣を握って魔物に立ち向かった。その結果死んでしまったのは悲しいことだよ。でも、その惨劇がなければきっと僕はここにいない」
『あの子たち』を思い出しているのか、青年は目を瞑っていた。
しばらくして目を開いたけれど、その表情はなんとも表しがたいものだった。
「君は……もう一度剣を取ろうと思えるかい? 」
目の前の青年は、今も魔物と戦う先輩たちは皆これを乗り越えたのだろう。きっと死者をはっきりとその目に映しながら、駆けている。
あの時自分は目の前で死ぬ仲間や友人を助けたい、と思っていた。でもそれ以上に『生きたい』と思ったのだ。まだ、まだまだ生きたいと。でも助けようともしなかった自分がそんなことを思うのがおかしくて、『死にたい』と思い込むようにした。
「走り続けられるでしょうか。弱い、んですけれど」
「弱い、と自分を卑下するのは良くないよ。……カッコつけてるようだけれど、まだ不完全、と言った方がまだいい。……まぁ、昔僕がそう思ったり、言ったりしていただけなんだけれど」
苦笑いして、頬を紅潮させて。耐えきれなくなったのか、小さな声で『ごめん』とか言ったり。
そんな彼が少し面白くて、思わず笑ってしまった。救ってくれた時の彼はかっこよかったが、こういう部分もあるらしい。
「……ありがとうございます。いつかの貴方のように、僕もそう思うようにします。……まだ、不完全と」
「あ、ああ……! なんだかとても恥ずかしいけれど……嬉しいよ。はは……」
僕はまだ不完全だ。誰かを助けに行くほどの勇気も実力もまだない人間。
けれど、けれど……いつか彼のようになれたのなら。いつか、誰かに彼のような言葉を言えるようになれたのなら。
「良かった! まだ生きている人がいた……!! 」
不完全な僕
(ワールドトリガー夢創作)
「拓磨」
「なんだ」
「呼んだだけ」
「あァ?」
生まれてから、ずっと一緒の幼馴染の、呼び慣れている、けれど飽きることはない名前を呼ぶ。随分背丈は越されたけれど、変わらず隣にいてくれるのに安心する。疑いもしない。多分これから先も一緒だ。
「寂しいなら寂しいって言えや」
上からヘッドロックをかけられる。ゲラゲラ笑いながら、腕を叩く。解放されて、顔を見合わせる。鏡のように笑ってくれる君がいる。
「で?なんだよ」
「マジで呼んだだけ」
「なんだそりゃ」
呆れた笑いに変わる。優しさも含まれる、その笑顔が好きだった。
「ノリ」
「なに」
「呼んだだけだァ」
また顔を見合わせて笑う。こんな日々がずっと続けばいいと思う。そのためなら、戦うことも厭わない。自分の半身と呼べる友がいることを、俺は誇りに思ってる。
※タイトル通りに着地しませんでした。すみません。
不完全な僕は
不完全な道を
ぶつかりながら
ゆっくり進んでいく
泣いて笑って
歌ったりしながら
「不完全な僕」
#209