『七夕』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
七夕
『充実した高校生活を送れますように』
一年前の短冊に、娘が書いた願い。
本心の願いで、娘らしいなと思った。
目標に向けて頑張り、とても良い経験
をたくさんさせてもらった。
充実し成長できた一年を過ごした。
ただちょっと頑張り過ぎて体調を崩して
しまった。丁度よく頑張るって難しい。
私の今の願い。
これから何度もくる朝に笑顔で向き合え
充実した一日一日を過ごせますように
七夕
今日は雨が降っている。
彦星さんと織姫さんは会えなかったかもしれない。
#七夕
七夕はあまり好きではない。
竹の葉に、心に留めておけばいいようなモノをわざわざ飾り付け、観賞会でもするように仲良くみんなでお願いをを見せ合う、
すがるような醜態が体現したような有り様は、
見てて嫌になる。
何も他人を妬んでこんなことを言ってるわけでもない、望みや夢なんかに愛想が尽きただけだよ。
七夕や自由が丘で旧友と会い
七夕の笹の担ぎも親子かな
七夕にオムツ卒業母願い
七夕や提灯作る手元かな
【七夕】
商店街の片隅に置かれた笹に、いくつもの短冊が揺れている。半月の照らす夜の入り、子供たちが嬉々として書いたらしいそれを街灯の明かりを頼りに眺めていれば、不意に見覚えのある筆跡が目に留まった。
世界中の人が幸福でありますように――あまりにも子供じみた拙い願い事が、やけに流麗で大人びた文字で記されている。幼い子供たちに混じって、高身長な君が背筋を丸めてこれを書いている姿を想像し、思わずふふっと笑い声が漏れた。
まともな両親に恵まれず、親族にも男の子はちょっとと難色を示され、行政指導で強制的に施設へと収容された後のことは、君はほとんど話してくれない。だけど逃げるように施設を出たってことはたぶん、ロクな環境じゃなかったんだろう。誰よりも傷ついて、世界の汚さを知っているくせに、馬鹿正直にこんな願い事をする君はどうしようもなく愚かで、そして。
(眩しいなぁ)
少しだけ滲んだ視界で、後ろを振り返る。焦ったような足音にはとうに気がついていた。
「ごめんっ、バスが遅れてっ……!」
「良いよ別に。たいして待ってないし」
君の腕に自分の腕をそっと絡ませる。生まれた時は一緒だったのに、いつから私たちはこんなにも違う存在になってしまったんだろう。私だけを引き取って、君に会うことを生育に悪影響だからと禁止したおばさんたちのことも、私たちをこんな環境に産んだ世界そのもののことも、私はきっと一生許せないのに。
「行こう、お兄ちゃん」
おばさんたちが実の娘の誕生会を開く今日だけは、私には自由が与えられる。年に一度、今日だけ会える優しすぎる双子の兄へと、私はなるべく明るく微笑みかけた。
〔お題:七夕〕
【タイトル:叶わない願い事】
七夕。はるか空の彼方で、織姫と彦星が会えるただ1つの日。
そんな七夕に願い事をかくと、それが叶うというが、私はあまり信じていない。
だって、「あの人が帰って来ますように」という願いは、何年経っても叶わないのだから。
それでも必ず七夕にそれをいっそう強く願ってしまうのは、信じていないことを陰に否定したいからなのだろうか。
【短歌・願い事】
ちらちらと翻り見えたその願い
『伽羅坊とずっと一緒にいたい』
-鶴丸国永・大倶利伽羅-
(七夕)
七夕
七夕の願いの短冊に何かを書いたことがあるだろうか。
自分の希望なぞ聞いてもらえないような育ちをしたのて、時分の願いというのが自覚出来ていなかったような気がする。
いや違うかもしれない。生活していくのでみんな必死だったのかもしれない。外食なんてしたことなかった。そういう時代だった。
ただそれだけではなかった。多くの子供は短冊にいろいろと書いていた。ほかの子供らが書いた内容は覚えていないが、どこどこへ行きたいとか、何か食べたいとかそんなことだったような気がする。僕はそんなことに興味がなかったのだろう。
書けと言われた短冊に何を書いたのか覚えていないが、当たり障りのないことを書いたのだろう。
織姫と彦星が会えますようにと今なら書くだろうか。当たり障りのないように。
七夕
ゲームのイベントで七夕を思い出した
夜になり、空を見上げる
期待とは違う曇り空
今年は会えたかな
彦星と織姫
「願い事を書いてくださいね」
先生に言われた。
願い事。
【楽しいことがありますように。】
「なーに書いてんだ!お前まいにち誰よりも楽しそうだぞ!!!」
なーんて友達に言われて、そう見えてるなら良かった。
って思う自分がいる。
「そうかな」
「おう!いつもヘラヘラしてるしよー!ちょい怖いわw」
何も分かってないんだな。
そう思った。
でも、でも唯一親友だけが
「大丈夫かよ。」
って真面目にとらえてくれる。
「やさしいな」
「ばかゆーなwおまえがいちばんやさしいよ。」
そんな親友の言葉に我慢してる意味が見えてきて、
悲しいけど嬉しくて、
いつも泣いてしまう。
「ごめん。泣かれても迷惑だよな笑」
「無理して笑うなよ。顔に出てんの」
「まじかよ。」
「俺の前でならいくらでも泣いていいからな」
そんな親友の真剣な眼差しに感謝が込み上げてくる。
俺を認めてくれるのは
お前だけかもしれないな。
ありがとう
これからもよろしくな。
#七夕
「まったく、やっと結婚したかと思えばなんと言うことだ。もう、あの二人はこのまま引き離してしまおう。」
『あなた、ちょっといいかしら?』
「おぉ、どうした?なにか怒っているのか?」
『わたくしのかわいい織姫が、婿に会えないと毎日泣いていますの。あなたがお膳立てして引き合わせたのよね? それなのに、まさかこのまま別れさせる、なんておっしゃらないですよね?』
「あっ、あぁッ、あぁ、もちろんだとも!! がんばって仕事をすれば、年に一度7月7日に会うことを許すつもりだったさ。私にとってもかわいい娘だ。そんなひどいことをするわけないじゃないか!!」
『そうですか。よかったわね織姫。お仕事がんばるんですよ。』
〖はい、お母様。私がんばります!!〗タッタッタッ.....
『よかったですわ。もしあなたが、あまりにも意地悪をおっしゃるのなら、わたくし婿の居るところで生活するつもりでしたの。』
「えっ···、おまえそれは···!!」
『ですから、あなたもお仕事がんばってくださいね。』
何て裏事情があったら面白いwww
夜空に橋がかかる時
織姫と彦星が出会える日
私たちは願い事をする
叶わなくても構わない
でも叶うといいな
そう願って
笹に短冊を書いて
七夕の夜
私たちの願い事はきっと
織姫と彦星を繋ぐ
星になる
─────『七夕』
鵲橋
西世の果て
美しき星の祈り…
東世の果て
煌めく星の願い…
一夜に赦されし
物語り
黒白に彩られ美しき
翼の架け橋…
流れる無数星の雫は
双方の涙川…
今宵だけは
深く 深く 愛し合い
再び逢う迄
遥か 遠く 離れ哭く
催涙雨…
親の決めた人と結婚するのが私の役目。
女として産まれたのだから、夫に尽くし、子を産んで…
って育てられた無知だった頃が遠い昔のように感じる。
昭和の時代でも普通に恋愛婚が多かったらしいのに、なーんで親の言う事がフツウのイッパンジョウシキなんて思ってたのか不思議。
若かりし頃、親の決めた相手じゃないと結婚出来ないと、本気で思ってた自分をぶん殴りたい。
結婚するまでの腰掛けでついた受付嬢の仕事。
出会いました。一目惚れです。恋を初めて知りました。
名前も知らない会社の飛び込み営業の人。
貴方が何を話したか覚えていたかったなぁ。
私の頭の中は花が咲き乱れ、小鳥が囀り。
話していた内容を覚えていません。凄く残念。
何を話したかわからないけれども、貴方が私に背を向けて、帰って行く姿はしっかりと覚えております。
しばらくして、結婚相手が決まった私はつつがなく結婚しました。
結婚相手は親の同業他社の一番株だそうでした。
仕事に意欲的で、好青年。
いかにも私の親の好みそうな相手でした。
勤めを果たすべく、私は夫に尽くし子を産むべきでしたが、一度恋を知ってしまった私は結婚相手を受け入れられません。
しかしながら、諸葛、政略結婚。
子が出来るまでは…。と言い訳を作り今も受付に座っています。
若い子がどんどん入社してきて、今の部署は総務となってしまいましたが、貴方が来社するこの時期は、指導と称して受付におります。
貴方のお勤めになる会社と我が社はしっかりと協力関係にあると書類から知りました。
貴方の尽力が、御社を支える一つの要因だと思うと
胸が熱くなります。
一昨年前の貴方は少し肥えて丸くなりましたね。
去年は、髪の色に白が混じっていましたね。
今年はどんな貴方にお会いできますでしょうか。
私も歳をとりました。
イッパンテキにはおばちゃんです。
恋焦がれる気持ちは色褪せないまま、体は生娘のまま。
今年も貴方がいらっしゃると、頭の中は花咲き乱れ、小鳥が囀るのでしょうね。
心より貴方のご来社、お待ちしております。
天気予報は晴れだった。見目の良い、青々とした笹の葉を選んで窓枠に差す。会えるだろうと胸踊らせ、お手製の短冊に願い事を書いては少ない葉っぱに吊り下げた。
夜。天気予報は真っ赤な嘘。期待していた夜空は嘘と同じくらいの厚い雲に覆われて見えそうになく、目をきらきらと輝かせることもない。湿った生ぬるい風は天気が荒れる予兆だった。天候が不安定なら船は様子を見るため進まず、港に着くはずもない。
彼に、会えない。天の川に橋がないのと同じ様に。
果てしない海を天の川に例え、小さな船を橋に見立てて。対岸で待つ私は────
「ただいま!」
湿気を吹き飛ばすカラリと明るい声が玄関に響いた。忙しない足音が近づいて
「空は見た?見てないならすぐに行こう!見ないと損だ」
興奮冷めやらぬ彼に挨拶も返せないま腕を掴まれ連れ出された。街の灯りから離れ、岬にたどり着く。じめじめした空気は変わらず、分厚い雲の中には雷雲まで混ざっている。
「変な天気だから何も見えないよ。降ってくる前に……」
「あ!」
彼が指を指す。彼の指先、1ヶ所だけ雲が切りとられたかのような、待ちわびていた沢山の星々がささやかに輝いた。握り直された手に力が入る。
「……空の2人は会えたのかな」
「あの隙を見逃すわけないさ。……会いたかったよ、俺の織姫」
眺める星空に似た、粉砂糖みたいな甘い声が波風とともに溶けていった。
七夕
願いよ届け夜の川に
人の思いで繋ぐひとつの逢瀬
祝福するように輝く星々
祈るは幸せのみ
たなからぼた餅なんてよく言ったもんだ
なんだかんだラッキーだったけど…
ばかな君はそれですぐに幸せになってしまう
ただ、君の笑顔が好きな自分はもっと馬鹿
七夕
それは私が彼と会える日
彼と一年越しに会える!
#七夕
七夕の日は、
おりひめとひこぼしが年に1回会える日
私たちは願いが叶う日
七夕というのはなんて素敵なんだろう。
私たちのいろいろな願いが叶うとき、
おりひめとひこぼしは会いたいという願いが叶っているんだと思う。
みんなが幸せになれる七夕が私は好き。
。 。 。
。 。 。
。。 。 。
♥━━ヾ(●´v’)人(’v`○)ノ━━♥
。 。 。
。。 。 。
。 。 。
(=´∀`) (*´∀`*)
白磁のような艶々した欄干に寄り掛かりながら、さらりと音がしそうな絹糸のような美しい黒髪を掻き上げながらスマホを触りつづけている女性がいた。可愛らしいピンクのトップス、白いタイトなミニスカートは白く美しい肌に映え、綺麗な身体のラインがわかる。
反対側からのんびりと歩きながら、近づいてきた男性がいた。古代中国の民族衣装に似ているがどことなく違い、素材が軽やかで黒く艷やかであった。
短髪の黒髪に浅黒く日焼けした肌、整った顔立ちの青年は悪びれた様子もなく、笑顔で手をひらひらと振っている。
「ごめん待った?遅くなっちゃった」
「はぁ?キメ顔でキモい写真アップしている暇があればさっさと来なさいよ!」
男性の顔面に、スマホに映し出された画像を見せつけた。画像には今も着ている服を何故か半分だけ脱ぎ、筋肉を見せ付けるようなポージングされたもの。『今日は久し振りの牛飼いお出掛けコーデ』と、添えられた文章もある。
「やだなぁ、ただの需要と供給だよ。ほら、コメントでもみんなが喜んでいる」
「こんな勘違い野郎が私の夫だなんて、絶対に知られたくない」
楽しそうに語る夫を睨みつけながら、そう妻は冷たく突き放す。
そんな言葉も大して気にしていない様子の夫は、妻を可笑しそうに見ている。
「織姫、随分と自分のこと棚に上げてない?インフルエンサー気取りで、服まで作ってデザイナーにでもなったつもりかもしれないけど。天帝に見つかったらどうするつもりだい?」
見る間に顔面が蒼白になっていく織姫、それを楽しそうに満足気に彦星はしてやったりと笑顔で見つめている。
怠けすぎて怒られた織姫と彦星なら、現代に感化されすぎて謳歌していそうだなぁ。
そう妄想しながら、そうめんを啜る。
どうやら七夕に食べるらしい、初めて知った。
『七夕』
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毎日投稿を密かな目標にしていたけど、複数の可愛い?推し達に翻弄されているうちに19時が過ぎ去っていた。いや…お題を書くこと自体(笑)そう何も書いてなかったです…。見事に綺麗さっぱり忘れてました。
七夕に食べると今日、友達から教わりました!そして食べてないです(笑)
私の地域は今日は雨が降った七夕になりましたが、織姫の嬉し涙という諸説もあるそうなので、きっと久し振りに会えて喜んでいるでしょう。
ちなみにウチの織姫は韓国ファッションに感化されています(笑)時代的にロン毛のはずの彦星は、フォロワーに短髪が見たい!で切りました。
七夕は織姫と彦星が会える日、と覚えてはいるものの、今年は特段何もしない一日だった。お願い事を飾ったりもせず、ちらし寿司を食べたりもせず、ケーキも食ったりせず。
友だちは喪に服しているのだろうから、今年は絶対にやってないだろう。
嬉しくないお揃いだ。