『一筋の光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
一筋縄の光。絶望の中に神様が導いて下さる有難いもの。
俺が音楽を聴くとき、基本は好みや感覚で聴いていて「あ、この曲調いいな」「このハモリがすきだな」で入る事が多いけど、歌詞に共感したりいいなって思って聴いてるときもある。うーん、もっと表現する力や語彙力もっとあれば自分の気持ちや思いを一番近い形で表現できるんだけどなあって思うけど俺の限界の表現を。話を元に戻すともちろん、誰かと一緒に過ごしてた時期に共にしていた曲もある。今日は久しぶりにこの時間に好きな音楽を聴いて作業してたんだけど、思い出した。その曲と過ごした時のこと。普段聴いてる分には全然大丈夫だし、思い出すこともそんなにないけど。時間のせい、と自分の情緒具合によるんかな。俺は結局、答え合わせをしないまんま ( ただしくは答え合わせする気にもならなかった ) で君とさよならした。なんでかっていうと、もう君には振り回されたくなかったから。あの時の俺は君のことを理解しているようで、理解出来ていなかったことを君の行動で突きつけられちゃったから逃げちゃった、のかな。わかってる「つもり」で、全然わかってなかったんだろうなあ。その時には全然気づけてない上に、悪いのは君だ、と思っていた。でも、それは違うよなあって冷静に考えて思ったよ。お互いの行動や気持ちがそもそも噛み合ってなかった、のかもしれない。君にも原因はあったけど、俺にも原因があった。どっちが悪い、じゃなくてお互い様なんかなって。俺は俺の気持ちを押し付けてた部分はあったし、君は受け止めはするけど俺の手の中から毎回言葉と一緒にすり抜けてた。噛み合わなすぎて今考えたらおもろいな (笑) 何回か一緒に過ごして離れて、を繰り返して気づいたのは君とは価値観が合わない、一生わかりあえないのかも。ってこと。
一筋の光
俺は暗闇の底にいた。
全てを失い、
抜け殻の様に斃れていた。
何も残ってはいなかった。
最愛の友も、希望も、信念も、
…生きる意味さえも。
憎しみが俺を支配する。
全てを壊したい。
心の奥底から湧き上がる衝動が、
この世界を、不条理を、運命さえも、
破壊し尽くせと、俺を誘う。
神と刺し違えてでも、
終わりにしたい。
…そう願った。
俺は闇の中で、
全ての破滅を望む。
悪意が魂を蝕み、
悪魔が囁きかける。
その時。
一筋の光が、
鋭く闇を裂いた。
最後の希望にすがるように、
俺は、手を伸ばす。
「お前は、独りじゃない」
そんな声が、
聞こえた気がした。
空を見ていると時折、天使の梯子という雲の隙間から差す光の筋が見えることがあるけれど、初めてあれを見たときは何かとんでもないものを見てしまったような気がした。
一筋の光
絨毯の上で夜明けを迎える。鳥の囀り、原付の鳴き声、喉の乾き。嗚呼、朝だ。
一筋の光
遮光カーテンで
暗室にされた体育館
そこにこぼれる
一筋の光
学校の文化祭で
映画が上映されたけど
なぜか気になる
一筋の光
私はここから
抜け出したいんだと思う
それは「助けて」
一筋の言葉
悲しみで見失った時に思い出してほしい
どんなに苦しんでも 涙で前が見えなくても
心の中は誰にも邪魔されない自由がある
歩いてきた足跡が道になり あなたの力になる
【一筋の光】
それはきっと蜘蛛の糸
一筋の
一条の
一縷の
暗闇から
雲の隙間から
差し込むその光は
そこに暗闇が雲があるから
暗さに慣れた目には鮮明に映るその光も
突然
暗闇が雲が晴れたなら
きっと容易く見失ってしまう
暗中模索の最中
不意に現れた蜘蛛の糸
掴むべきかまだ見送るべきか
掴んだら途切れるのか耐えうるのか
光の中へと続く道なのか
心無き者の垂らした釣り糸なのか
選択はいつも難しい
俺の人生に差し込んだ、一筋の光。
それが貴女でした。
貴女は人の希望そのものになり得る方なのですよ。
一筋の光
光が差した
それが一矢報いるための矢で
弓だけ手元にあったから
私の近くに降ってきたから
手を伸ばしただけ
もうすぐ12月だ。
意気込んで買った自己実現系書き込み型の手帳は
8月から書けた日の方がめっきりと少なくなっている。
とてつもないあの日は訪れた。
一生に一回しか感じえないだろう感情を引き連れて。
…それからというもの、手帳に日々のことを書き込むこともままならず、ココにも辿り着けなかった。
この世に生きているのに
息をしていないような
時が止まったままで
彼は時折、写真の中から笑いかけてくる。
ありがとうなのか
悲しいなのか
ごめんねなのか
心の中にある感情を探って
正解を見つけようとしても
時間だけが過ぎていく。
忙しさだけが目の前にある。
心がふらふらしているのが分かった。
あの日以来、心を落ち着かせて文字を書ける日が
全くと言っていいほど無い。
自分の中の好きな静寂が訪れないのだ。
冷蔵庫の稼働音だけがかすかに鳴っていて
唐突に誰にも話しかけられることもなく
カフェインのない何らかのお茶が淹れてあって
ああでもないこうでもないと
字を探索している
私の好きな静寂。
ああ、私、静寂ってものが
好きだったな。
たった今、
私の好きだったものを一個感じることができたから
またここから歩いていけるような気がした。
一筋の光は
見えなくても近づいていくもの。
黒よりかはグレー、そして薄い灰色を見つけるように。
一筋の光
しばし休業中です、なんか今日めっちゃ涙出た
会いたい人がいる
いつもやわらかに笑う、春の朝みたいな空気を纏った人
名前を呼んで、手を引いて一緒に倒れ込んでカラカラと笑う
僕の光
その人は僕を月の光のようと云うから
お返しで太陽のような人と云う
いつも隣でしっかりと輝いてる人を見て、這いずってでも近くで支えたいと動ける僕がいる
会いたい、僕の太陽
貴方がいるから僕は歩き続ける、踏ん張っていられるんだ
暗闇を照らしてくれたのは
いつだってあなただった
_一筋の光
終わるのが怖いから、
始めないと決めたときがあった。
始まるのが怖いから、
終わりにしようと決めたときがあった。
孤独が怖いから、
誰かに縋った夜があった。
その夜を思い出しながら、
その誰かになった夜があった。
きっとどれもがどうしようもない、
惨めで、情けなくて、くだらないお話。
私は夢の中で、暗い謎の空間で男に追いかけれていた。
いつも捕まりそうになって夢から覚める。
「いつから悪夢を見出したんだっけ…」
……そうだ、思い出した。
悪夢を見始めたのは、学校で虐められ始めた時からだ。
私は入学初日、皆の前での挨拶でうまく話せず、
クラス皆に笑われてしまった。
最初は少しイジられるだけだったが、いつしか
暴力や暴言が当たり前になった。
ある日、転校生が来た。
その子は私にも優しくしてくれた。
私がいじめられると、彼女は助けてくれた。
私はもう久しぶりに人の優しさに触れた気がした。
その日の晩、私はまた悪夢を見た。
でもいつもとは違って、先には一筋の光が見えた。
その光に向かって走ると、私は心地よく朝を迎えた。
「…学校行こう!」
その日は陰鬱な気分ではなく、明るく登校した。
現実でも、あの一筋の光があると思えたから。
「ワハハハハ!」
TVから大勢の笑い声が聞こえてくる。
漫才師が観客を賑わせているのだ。
ソファに座っていた俺は、思わず笑って、妻の方を向いた。
シュッ。シュッ。
妻は、ダイニングのテーブルにへばりつくように、布を広げて作業をしている。線を書く折にチャコペンを布に走らせる音だ。作業をしている妻の顔は、恐ろしく無表情だった。
空中に放ってしまった自分の馬鹿笑いが、乾いてパラパラと落ちるようだ。
慌てて妻が怒りそうな今までの自分の所業を振り返る。
…どれだ?
考え得る全ての扉を開いたが、見つからない。まだ、自分が気付いていない妻の地雷への扉があるというのか…?
その時、パンッと定規を置く乾いた音がした。
「よし!一区切りついた!お昼ごはん何が良い?」
妻は清々しいほどの笑顔で俺の方を向いた。
リビングの窓から差し込む日差しが、暖かく感じられた。
一筋の光
満月の夜に海に行くのが好き。月の光が最大限で、それが海に光ってキラキラしてる。スポットライトみたいで、あの光の中は一等特別なんだろうな。
あの子は、街灯の下でそう言った。
暗闇にいた私にとって、あなたは一筋の光みたいなものでした。
あなたはいつも私を気にかけてくれて、時にはそばで笑っていましたね。
私はそんなあなたが大好きでした。
しかしあなたはもういない。
人と違う私をよく思わない人たちが、私が楽しくしているのが気に入らないと、そんな自分勝手な理由であなたに酷いことをしましたね。
あなたは今も生きている。でも、心は、精神は……
きっと彼らにとってこれは私への見せしめなんでしょうね。
でも、私にとっては最大のきっかけになり得ました。
……もし、あなたが元気でいたならば私のしようとしていることを、きっと止めるのでしょうね。
あなたは優しい人でしたから。
復讐は何も生まない。自分はそんなこと望んでないと言ったのでしょうね。
それでも、私の気がすまないのです。
……私はもうここには帰りません。
さようなら、私の愛しい人。
あなたのこと、この身が滅びてもずっと忘れません。
誰にも認められず、誰にも愛されない。
みんなみんな私を好奇の目で見て笑う。
そんな時に出会ったあなたは、私の心の支えだった。
笑われていても間に入って止めてくれるし、愚痴だって聞いてくれる。
素敵な笑顔と艶やかな髪にお洒落な服装。
そして・・・どんなことがあっても挨拶をして、いつもと変わらず過ごしてくれる。
いつまでもあなたと一緒にいたい。
カーテンの隙間から差し込む光を見ながら、そんなことを考えていた。
この暗い部屋に手を伸ばしてくれるのも、私の心に触れてくれるのも、もしかしたらあなたなのだろうか。
考えても仕方がない。もしかしたらなんとなく手助けをしているだけなのかもしれない。
それでもいい。
だって、私にとってあなたは私の冷めた心に触れてくれる、この部屋を照らしてくれる、「一筋の光」なのだから