一筋の光』の作文集

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一筋の光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/5/2023, 1:58:01 PM

【一筋の光】

純粋な黒で塗りつくした空に、きらめいた流れ星。

11/5/2023, 1:51:21 PM

あの人なら、その人なら、この人なら。わたしを幸せにしてくれる人を探し続ける。絶対にこの世に居ると信じる。




#一筋の光

11/5/2023, 1:48:29 PM

「……聞いてるのか?高橋さん」
「……うぜー」
 生徒指導室、私と机を挟んで対面している彼女は煩そうに言った。対面とはいっても彼女の臍は私にではなく、横にある窓のほうへ向いている。
「そういう態度や、服装からだって大人は君のことを判断するんだよ」
 高橋さんは生徒指導室の常連だった。遅刻早退欠席の常習犯。スカートはやたらと短いし、学校指定のリボンタイは着けずにシャツの第二ボタンまで開けている。校則違反の服装は何度注意しても直さないので、最早注意しない先生もいる。
「うっぜ〜」
 今度は馬鹿にしたような笑いを含んで言う。
「……今日の万引き、高橋さんはやってない。それは防犯カメラからも証明された。でも君が一緒にいた仲間がやっていたことは確かだったね。高橋さんが万引きは悪いことと分かっていて、周りに流されずに止めようとしたことは立派だったと思う」
「うぜえっ」
 吐き捨てるように言って私を睨んだ。
 それでも私は言葉を続ける。
「本当にその仲間といて楽しいの?君を置いて逃げてしまったあの子たちは本当に友達?」
「うぜえ!」
 怒鳴ったものの、彼女の視線は下へ向く。
「高橋さんは、逃げる時にぶつかったおばあさんを気にして、一人だけ捕まってしまったんだよね」
「う、ぜ……」
 高橋さんの声は小さくなる。
「あのおばあさん、少し腰を痛めてしまったみたいだよ」
「…………」
 固く結ばれた高橋さんの唇が震えている。
「でも助け起こしてくれた君のことを気にかけていたって」
「…………」
 俯きかげんの彼女の頬に、一筋、光が流れたように見えた。それは彼女の拳ですぐに拭われてしまって確かめることはできなかった。
「明日、そのおばあさんの様子を見に行くんだけど、一緒に行かないか?」
「う……」
 私は彼女の横顔をじっと見つめた。
「……ん」
 小さな声で言い、小さく頷いた。
 私の中に温かい気持ちが膨らんでくる。だめだと思うのに自然と顔が綻んでしまった。そんな顔を見て、やっぱり彼女は言う。
「うっぜぇ」
 顔を赤らめて照れたようにちょっとだけ笑った。




 #4 2023/11/5 『一筋の光』

11/5/2023, 1:45:32 PM

「一筋の光」

あなたに出会うまでは真っ暗だった。

11/5/2023, 1:45:21 PM

【一筋の光】一筋の光が見えたかもしれない。
もしかしたら、それはとてつもなく険しい道のりかも 
しれないけれど、可能性がゼロでは無いということが
わかった以上いくしかない。研究するしかない。
光よ、私をあの人へと導いて!お願い!!

3年後のpure

11/5/2023, 1:41:39 PM

#一筋の光

目を覚まして一番最初に飛び込んでくるのが、朝日だって疑うことはなかった。布団のなかで泣いた時も、眠れなくて月を眺めていた時も、暗い夜におちてしまっても、朝はやってくる。それが、唯一の救いだった。

また、長い夜がやってくる。
理由もないまま、太陽が昇って沈むみたいに。あまりに自然に虚しさを引き連れてきた。

普通に過ごしているだけなのに、ずっと夜の中をさまよっているみたいで、泣きたくなる。
些細な言葉に、自分の存在価値を疑って。
自分を貶めるかのように、他者との比較を探して。
全てのことが、どうでもよくなってくる。

お腹いっぱいご飯を食べても、好きな曲を聞いてても、推しを推していても、満たされなくて。
虚しさを埋めようとすればするほど、穴は広がっていった。

今、一生懸命生きていることさえも、どうせ意味のないことだと、どうしようもなく悲しくなる。

悲しい。寂しい。虚しい。虚しい……。

「ありがとね」

ハッとして顔をあげると、老婦人がにっこりと笑っていた。

「ありがとうねぇ。お世話さま」

去り際、もう一度、私に向かって目を細めた。なんと言っていいのかわからなくて、「ありがとうごさいました」と使い回された言葉しか出てこなかった。

仕事だ。やって当然のこと。誰だってできること。私じゃなくても。
それなのに、ありがとうだなんて。
老婦人の微笑みが、乾いた私の心を潤していく。

今、彼女は私を見てくれていた。
私という存在を、この世界で見つけてくれた。

暗い夜に、一筋の光が差す。
そこを目指していくと、また次の光が。
たどっていくと、遠くの空は薄らいでいる。

夜明けは近い。
目が覚めて一番最初に見るのは、最高の朝焼けだって信じてる。

11/5/2023, 1:36:39 PM

真っ暗な部屋に、一筋の光が差し込む。ああ、朝が来たのか。そう理解するも、体はまだ布団を求めていて。
 このまま自堕落に眠ってしまいたい、ぬくもりと離れたくない、我侭な思考に囚われそうになる。そんな秋の冷え込む朝のこと。

11/5/2023, 1:36:14 PM

一筋の光より、
おにぎりを一つください。
私はその方がうれしいです。

[一筋の光]

11/5/2023, 1:35:56 PM

今こうしてあなたに向けて筆をとること、不思議な気持ちです。

あの頃
夢中になっていたDisneyにはもう何年も行っておらず、
あなたの好きだったポニーテールに髪を結うことはもうなく
苦痛にさえ感じた読書が今は趣味になっています。
あの頃はまだ口にできなかったお酒もタバコも経験しました。
運転免許を取り、古い車に乗っています。
ハイヒールも履きます。お化粧もします。
あの頃出会ってなかった人と結婚し子供を二人産みました。
犬との生活にも夢中です。
ウニを美味しく食べられます。
毎日家事をして、仕事にも出掛けます。
自分が何を好きなのか何を望むのかがわかります。
したくないことを仕方なく受け入れることはあっても、当たり前だと受け入れることはありません。


相変わらず
サザンを聞いていますか。
音楽に触れていますか。
空手はしていますか。
ブロッコリーは食べられませんか。
しっかりとアイロンされたシャツをきていますか。
勉強してますか。
縦長の美しい文字を書いていますか。
階段が焼き豆腐に見えますか。
歩いていて左右どちらの足を出すのかわからなくなりますか。
色の認知が皆同じではないと一緒に疑いますか。
相変わらず笑顔を振りまき鼻唄を歌ってヒョコヒョコ歩いてますか。
心配して泣きそうになったりしていますか。
そっと優しく手を繋いでいますか。
相変わらず誰かをひたむきに愛していますか。


あなたのあの頃しか知らないけれど、
あなたを今も想います。

あなたはあの頃の私を覚えてはいないでしょうし、今の私を想うことなどないでしょう。
けれど今もどこかで懸命に日々を過ごしていて、私の知らない時間を私と同じだけ過ごしてきたのだと思います。


25年後に文字だけ再会しましたね。
なんとなく、また25年後に再会する気がします。待ち遠しいとは言い難い、虚しさを伴う酷な予感です。
その虚しさを埋めるために私は手紙を書き綴ります。
投函も送信もしない手紙というものが私には必要なのです。そうして日々を過ごしています。
私の人生は、酷な予感を塗りつぶすように、そうして歳を重ねているのです。



#一筋の光

11/5/2023, 1:33:46 PM

一筋の光

誰でも、八方塞がりの様に感じる時って、
1度はあるよね。

でも気が付くと、
解決の方向に向かっていたり、
日常に戻っていたり。

人生の危機を救ってくれる、
一筋の光を感じる事って、そうなかったなぁ。
知らないうちに差し込んでいるというか。

たまに、カーテンの加減で、
綺麗に一筋の光が差し込む事はあるけどね。
paki

11/5/2023, 1:33:26 PM

やっと自分の感情に心から素直になれた。
心身ともに限界がきてやっと。
毎日何に疲れているのかも分からなくなり
得体の知れない感情をしまえる心のスペースも
なくなっていた気がする。
ぶつける場所も勇気もなかった。

そんな私をいつも励ましてくれていた人に
自分の気持ちが届いた。
飾らず感情のままに自分の気持ちを言葉にした。
私の感情に溢れたまとまらない言葉に
涙まで流してくれた。
その瞬間、自分がどうありたいのか
やるべきなのか、どう生きていきたいのか
一筋の光が視えた気がした。

11/5/2023, 1:32:59 PM

「一筋の光」

⚠️監禁表現有り
苦手な方は自衛をお願い致します。


薄暗い部屋の隅で蹲る。
窓も時計すらない部屋に閉じ込められた私は、為す術なく彼に与えられた物で暇を潰す。

もう時間感覚すらとっくに鈍ってしまった。
彼が帰ってくるまで暇を潰すこと、これがこの部屋で出来る唯一の仕事だ。

何故こうなったのだろう。
たった数ヶ月前まで私はごく普通の会社員だった筈だ。とびきり顔が良いわけでもスタイルが良いわけでも無い。どちらかと言えば人づきあいも苦手なただの女。

こんな私がなんでこんなことに…
はぁー、

「どうしたの?そんなため息ついて、」
明るい声で私に話しかけてくるのは、私を閉じ込めた張本人だ。部屋に入ってきたのにも気づかなかった。

「ねぇ、そろそろだんまり辞めてくんない?俺も寂しくてさ〜」

いつも通り無視を貫く私に、機嫌を悪くしたのか少し声を低くする彼。

早く出して下さい。
威圧感の有る彼を前に震える声で言葉を放つ。

「ちょーっと、無理な話だよね。それはさ」
折角捕まえた子を離すわけないじゃんと笑いながらいう彼は私にとっては狂気の沙汰でしかない。

「あっ、そういえば、明日から出張が入っちゃってさ。君を1人にするのは凄く心苦しいんだけど…」
と思い出したように、淡々と話を進める彼。

ご飯はここに作り置きがあるとか、困ったらここに電話してとか。
ひと通り話して満足したのか、ご飯取ってくるねと残し部屋を出ていった。

なんと素敵な話だろう。彼が居なくなるなんて絶好のチャンスなのだ。

どうやって脱出するかはもう決まっている。この家の鍵は毎回開け閉めしたあと、棚の上に置かれている。
彼は気づいてないと思っているのだろうが、私は知っているのだ。

翌日いつも通り仕事に出かけて行った彼を静かに見送る。

それから1時間ほど経っただろうか。
普段通り棚の上に置かれた鍵を取って、玄関に走った。

今日でこんな生活ともおさらばだ!
そう思いながら玄関の鍵穴に鍵を差し込んだ。

筈だった。

鍵を回す前に玄関の扉が開き出張に行った筈の彼が入ってくる。

逃げられると思ったの?逆に気付いてないと思った?

あぁ、
最初から仕組まれていた逃走劇。希望に満ちた一筋の光は、また薄暗い暗闇の中に消えていった。

11/5/2023, 1:24:22 PM

目覚め



精神世界の光が現実世界に降り注ぐとき、

世界は照らされ、新たな可能性を感じる

現実世界の光が精神世界に降り注ぐとき

カーテンの隙間から顔が照らされ、遅刻の感覚を得る

夜が基準の人生である



※一筋の光

11/5/2023, 1:21:53 PM

#45 一筋の光


唯の埃がダイヤのように
光り輝いてみえるこの部屋には
きっと貴方の痕跡が限りなく残っている
      2023/11/6

11/5/2023, 1:14:47 PM

暗闇の中 輪になって座り
何も見えないままで
鈴の入ったボールを転がす

誰かの手元から あちらへこちらへ
あっ これは 私に向かってやってくる
細く まっすぐに光る鈴の音




「一筋の光」

#240

11/5/2023, 1:05:34 PM

朝起きると外から一筋の光が差し込む。
太陽アレルギーの私にはきつい。
くしゃみが...。
でも、目は覚めない。

【一筋の光】36 kogi

11/5/2023, 1:05:20 PM

#3『一筋の光』

 一筋の光とは、一直線に伸びる一本の光のことである。長さは言うまでもないが、太さは様々。
 私は通称『国境なき狙撃手』と世界から呼ばれているただの犯罪者だ。

 世界中の貧困地区や紛争地帯を回る"国境なき医師団"という医療活動をしている彼らではなく、私は自前のスナイパーライフルを持って、世界中を駆け回る遊び人兼狙撃手。

 狙撃手だからと言って人は殺した事はない。生憎私はグロとホラーに滅法弱いからだ。勿論殺したくないという気持ちもある。
 では何を撃ち抜いているのか? それは、通行人が飲み食い歩きしている菓子や飲み物である。

 超遠距離から12倍スコープを覗き、通行人の片手に持つ食べ物を、周囲の迷惑にならないようにピンポイントに破壊する。
 この時、当然炭酸ジュースのペットボトルが爆裂し、戸惑う人々の反応がたまらなく楽しい。

 だから私はSNSにて『国境なき狙撃手』と呼ばれている。

 しかし私はある日一つの大きなミスを犯した。
 私はこれによって失明し、狙撃ライフを終了した。

 その日に見つけたとあるターゲット。私は何を考えたのかちょっとした軽い気持ちで、ライフルにレーザーポインタを装備し、とあるビルの屋上でターゲットを覗く。

 そのスコープの先には、何故か鏡を掲げるターゲット有り。鏡から反射する太陽の一筋の光により、私の目は焼き切れた。

11/5/2023, 12:59:51 PM

コロナ禍で
様々な制限があった
会いたい人に会えなくて
様々なことも犠牲にした

祖父が入院したものの
面会禁止 

暫くのち
祖父が施設に入ったものの
面会すら出来なくて
つい最近まで毎日のように会ってたのに
それが当たり前じゃなくなって

面会が出来るようになっても
制限は多くて
オンライン面会は無く
面会禁止に戻ったら
また……閉鎖空間

高齢者の1日はとても貴重なのに
鳥かごの中のような生活
それくらいに中もバタバタで
もっと長い面会時間なら
やれることが多いのに

せめて季節……春夏秋冬を……
と、書き続けた施設長への意見
意見箱が一杯になっても
見てもらえてる気配もなく
何回か一杯になって……

漸く少しの散歩許可
食べられるうちに
色んな美味しいものを
一緒に食べに行きたい

その目標に一歩ずつ近づいてるといいんだけど


今日は
そんな祖父の92歳の誕生日──
日曜日故に一緒にお祝いは出来なかったけれど、手作りのプレゼントだけは受付に渡してきたよ。
おじいちゃん、誕生日おめでとう!!





(2023.11.05/一筋の光)

11/5/2023, 12:58:40 PM

『一筋の光』

ひっそりと扉を開ける。家族を起こさないように。少し下の方が錆びついた、重い鉄の扉を開けて、閉じる。この瞬間はいつも緊張と、少しの罪悪感がある。しかし、ドアを閉じ終えてしまえば、打って変わって開放感を覚える。

あぁ、これで一人になれる。

外は暗く、人工的な光は一筋もない。このクソ田舎では、誰もこんな暗さの中を出歩こうとはしない。煩わしい声は僕の耳に響かない。ただ、虫の声と風の音だけが通り抜けて行く。この瞬間だけは、このクソ田舎を愛すことが出来る。

空気の匂いも変わりきった夜更け。鬱陶しい太陽の匂いから、僕の身体に馴染む月の匂いへ。温かさのない、無機質な匂い。

降りそそぐのは、月光だけ。アパートの螺旋階段をカンカンと音を鳴らさないように。暗くて見にくい段差も気を付けながら、目を細めてひっそり、ゆっくりと降りる。そして、僕は一人、アパートから歩いて10分程度のところにある空き地に向かう。
到着する頃には、夜目も効き始めてくる。何処かの誰かにこっそり捨てられた廃タイヤを見つけ出し、腰掛け、目を瞑る。そうして、ひと息ついたら肺を思いっきり膨らませて、夜の空気を身体中に取り込み、循環させる。
静寂と、冷たい月の光に身と心を包み込まれ、僕は満たされて行く。いつからか始まった秘密の習慣。

この時間だけ、この静寂だけが、僕の日々に安らぎを与える。僕の生活に差し込む、一筋の希望だ。肌寒さに身体を震わせながら感じる孤独に、僕は今日も救われる。

11/5/2023, 12:57:38 PM

[一筋の光]


雲の切れ間から見える一筋の光

森の木の葉の隙間からこぼれる一筋の光

頭の中でぱっと思い付く一筋の光

どれも素敵な光たち

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