『一筋の光』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『 一筋の光』
もう諦めた
今更だった
一筋の光。
もうどうでもいい
光は一つしかないけど
闇はどこまでも包んでくれる
もういいよ
今更だよ
遅いよ
この手は伸ばすんじゃなくて
光を隠すために挙げた手だ
どうせまた、
闇に包まれる
彼氏と別れたあの日あの時、心の支えが姉だった。泣きながら事実を話した。一緒に泣いて、そのことを受け入れてくれた。
人生なんて、ただ真っ暗闇の中で生きてゆくだけだと思っていた。
そんな私にとって、あなたは、暗闇を照らす、一筋の光だった。
あなたが照らしてくれた光が徐々に広がっていき、真っ暗だった私の心が、あなたという光で溢れ、満ちていく。
あなたがいなくなっても、この光はきっと私の心を照らし続ける。
あなたはいつまでも私の太陽。
あなたに出会えたことが何よりの幸運、そして幸福だった。
光、なんて素敵な言葉でしょう。
私は、あなたが残してくれた希望の光に向かって、生きていく。
月明かりが好きだ。
真っ暗な部屋に一筋の月光が差し込む。
それがなんとも神聖なものに思えて、月が綺麗な夜はずっと眺めてしまう。
子どもの頃この明かりで本が読めるんじゃないかと考え、一度だけ試してみた。
読めなかった(笑)
一筋の光
まだここは、暗闇で
漆黒の夜に覆われる
前も見えない暗い所
ただ光を待つだけだ
そのはずなのに――
「待ってるだけじゃ
ずっと暗闇のまま。」
そう教えてくれた君
君が私の光になった
お題:一筋の光
注意 暗いお話。謎時空。
きっと現代のようで現代でないような、
でもやっぱりあるかもしれないお話。
天使の梯子
なんて、誰が最初に言ったのだろう。
私は唇を噛み締めた。
出会ったとき、自分には無い考えを持つ君には心底驚いた。練習の無い日の過ごし方、嫌味や陰口に対する、黙する以外の対処法や、正解のない術の応用の仕方。君と会わなければ、きっと疲れを取るために外に出かけるなんて選択肢は死ぬまで出てこなかっただろう。
ある時からずっと暗雲立ち込めていた。厚い雲に覆われていた空から、日の光が熱を伝えることは無く、ずっと肌寒かった。雲間からかかる一筋の光はたしかに救いだったはずだった。
「薄明光線って硬いなぁ〜!天使の梯子、なんて呼ばれ方の方がきれいでなんかいいじゃん!」
いつかに君が教えてくれた。
背が日の光に照らされ、暖かくなるのを感じる。
やめてくれ、かからないでくれ。
天使が降りてくるはしごなど要らない。君を連れて言ってしまうなら、尚更。
涙に濡れた君は、微笑んで、
「 」
怨敵は打ち破られた。味方の勝利の咆哮が荒れ果てた地に響く。
私の腕の中は、それはとてもとても静かなものだった。
一筋の光
真っ暗闇
何も見えない…
こわい
不安…
遥か彼方に
一筋の光
優しさに包まれて
医師から余命半年と言われた。
その時、俺はすべてどうでもよくなった。
仕事をやめて、毎日宛も無くフラフラしていた。
ある日、いつものように公園のベンチで浴びるようにビールを飲んでいたら、妻が泣きながら俺の頬を殴った。
「なんで大事なこと言わないの?私が支えてあげるのに!」
その時、俺に一筋の光が見えた。
『一筋の光』
平凡な暮らしの中
忘れてしまいそうになる
私の過去の一筋の光は
人であったことを
その人に私はしがみついた
変わりたかった
変えたかった
残念ながら、我が変わることはなかった
けれど、輪を外れながらも
今の生活に行き着いた
あの人は北にいる
きっと元気で
ありがとうを伝うるならば
心から伝えたい
光の人に
『一筋の光』
一筋の光を見つけた誰か
光はその影に遮られ
世界は再び闇に包まれた
一筋の光
幼稚園の時、おゆうぎ会で七匹の子ヤギの劇をすることになった。
私は子ヤギの役で、オオカミさんにだまされ食べられちゃって、その後オオカミさんが猟師さんに懲らしめられ、最後に子ヤギ達が草むらからピョンピョンと飛び出てきて、エンディングという流れだったと思う。
(まあおなかを切って、子ヤギを出すという描写にはできなかったんだろうな…)
毎日毎日劇の練習をして、両親が見に来る事も楽しみで、家でもピョンピョンと飛び回 わっていたっけ。
ところがおゆうぎ会当日。私は熱を出してしまい、薬でなんとか解熱したものの、劇の最初には間に合わなかったのだ。
最後のシーンだけでも出してあげたいと
親も幼稚園側も考えてくれて、最後の草むら から飛び出す場面だけ出られることになった。
先生に案内され、暗闇の中ダンボールの草の裏に隠れる。周りが見えない怖さも緊張も手のひらの中にギュッと閉じ込めて。
間もなくステージがスポットライトに照らされて、子ヤギ達が順番にピョンピョン飛び出していく。
自分の番になりピョンと力一杯飛び出した。その時の上から差し込んだ光を私は今でも憶えている。客席の両親の笑顔と共に。
かなで
[一筋の光]
光を意識するとき。
それは、自分が暗い中にいるときだ。
もうだめだと、自分を投げ出したくなる、そんなときだ。
手に触れることも
それをどうすることもできないのに、
どうして、
こんなにも縋りたくなるのだろう。
どうして、
きっと……って希望を抱きたくなるのだろう。
あぁ疲れた。頑張ったんだ。皆やらないから。一人で頑張ったんだ。ずっと。皆がやらないから。相手をガッカリさせたくないから。やると約束してしまったから。皆やらないから。頑張ったのに。間違えると怒られる。失敗すると怒られる。皆がやらないから一人でずっと頑張ってきたのに。やろうとするとコレは違うと言われる。やったものにもケチをつけられる。皆に喜んでほしいのに、誰も喜んでくれない。私を見ると腹立たしそうにする。分かってるんだ。分かってるよ。私が下手な事ぐらい。でも誰もやろうとしないじゃん。だから頑張ったのに。誰も私に感謝してくれない。どうして?ねぇ。私疲れちゃったよ。なんで褒めてくれないの?認めてくれないの?どうして怒るの?責めるの?何も分からない。私だけがやるから私だけが失敗する。皆やらないから皆は失敗しない。怒られない。他人の声の一つ一つが怖い。怒られそう。責められそう。ケチ付けられそう。怖い。誰か。誰か。助けて。認めて。褒めて。誰か。誰か。
「頑張ったんだね。偉いね。一人で頑張ったんだね。疲れたんだね。そうだよね。こんなに頑張ったんだから。君は優しくて責任感がある子だね。だから一人で頑張ったんだね。凄いね。休もう。疲れちゃってるんだ。休もう。」
あぁ認めてくれる人がいる。褒めてくれる人がいる。嬉しい。頑張ったかいがある。疲れたんだ。良いよね。休んでも。良いよね。優しい言葉。他人に怒られるのが怖くてビクビクしていた私に差してきた一筋の光。休んでも良いよね。あぁこの光が休もうと言っているんだ。休もう。休もう。
「あいつ、仕事来なくなったな」
「助かった!出来ないことも、やります!やります!って言って、あいつがやる仕事こっちにしわ寄せが来てたから。本当に助かった。コレで定時であがれる!」
「元から定時あがりだろ。お前」
「仕事は定時で帰るものよ。というか確実に仕事を仕上げてこそ信頼に繋がるんだよ。だから私はできるものしか出来るって言わないし、出来ないものはやりません!」
「そりゃそうだけど。そんなの詭弁だね。仕事で出来ることだけやっていても会社は回らない。多少の無茶をしないと」
「それもそうだけど。研究じゃないんだから、終わるめどが立たないものまで引き受けてたら身がもたないよ。終わるめど立ってないから結局終わらないし。私だって残業はするときはするんだよ?ただ日常的にしてないだけで。だって業務時間過ぎてやる業務って何?それを日常的にって。馬鹿だよね」
「はぁ。でも責任感と優しさが空回りしているようなやつだったな。あいつ」
「責任感がある人は出来ない事を出来るって言わないし、優しい人は出来ないことを出来ないって言う。じゃないと結局は相手に迷惑かけることになるって分かってるから。そこまで相手の事を考えるから。それをせずに、出来る出来ると馬鹿の1つ覚えのように言うのは、承認欲求が強すぎるだけなんだよ。優しさとか責任感のへったくれもねぇ」
『それなぁー!!』
「おい。言葉遣い!それより仕事しろよ仕事」
『はーい。』
題「一筋の光」
一筋の光が、図書室の窓から零れ落ちた。
この広い部屋の中には、僕と、一人の少女のみ。
名も分からない少女は、真剣に本を読んでいる。
一方で僕は、図書当番と言う理由だけで、此処に来ている。特段本が好きな訳では無い。ノリで図書委員に入っただけだ。
案の定、他の奴らは、どうせ誰も来ないだろうと、いつも通りすっぽかしている。
でも、
────こんな時間が好きだ。
確実に一人で太陽の陽に染まれる、この時が。
まぁ、今日だけ二人だが。
こんな時間もいいなと、本を手に取り、読む。
一人の時とは違う空気感が、集中力を高めた。
そして、図書室の香りに、麗らかな秋の桜が散った。
『ねぇ、私の事覚えてる?』
落ち着いていて、彼女の声だとすぐ分かった。
結わずに靡かせるセミロングの黒髪は、陽に煌めく。
幼い顔立ちからは、漆黒の孤独に苛まれているようで。
でも、何故か、名前を思い出せない。
どうしても、どうしても。
思い出さなきゃ行けないのに、
長い間、ずっと傍にいたのに。
誰、だ。彼女は。
ただの利用者である少女は、イタズラに微笑む。
まるで、僕をからかうかのように。
『まだ、忘れてほしくなかったのにな』
痛い。突き刺すように沁みる。
そうだ、彼女は、
僕が恋をした人だ。
でももう、会わなくなった間に、大人に成り果ててしまって。
逢いたくても、会えなかったのだ。
射し込む光が、傾くまで、幼い頃の思い出を話し合い、
『 』
『 』
『 』
暗闇に満ちた部屋で、泣く。
『好きです。もう、忘れないでね。
Byアナタに恋をした幼馴染みより』
求めていたはずの
差し込む一筋の光を
手で遮る
天邪鬼な私は
怒りを表しながら
こっそり
笑うようになった
消えたいと泣きながら
こんな時にと呆れる
待ったナシの自然現象
波乱万丈なこの人生
悲劇にしようか
それとも
喜劇がお似合いか
残酷な結果も
自業自得
何が起きても
意味など求めない
意味とは
決めるものだと
知っているから
「一筋の光」
暗い絶望の最中にいるときにあらわれると想像する。
一筋の光とはどのようなものなのだろうか。
少しの希望。
希望というものは、気分の多くを占めている暗さを、払拭するほどの力を持っているのだろうか。
希望にはとてつもないパワーを感じる。
たとえわずかなものでも、元気を貰えるのだろうな。
一筋の光よ、悩める我らを救ってくれ。
一筋の光
一筋の光
心象的な、一筋の光ではありません。
朝日が部屋に差し込む、一筋の光。
2階の南東向きの部屋。ベランダに出る掃き出し窓は、光が入り易いので気に入ってます。
ただ、敷地の左前に3階建てのマンションがあり、採光のじゃまになってます。
今ごろは8時過ぎて、やっとおひさまが光を部屋にくれるのです。
朝日がマンションの屋根を越して、一筋の光になり、部屋に差し込むのは、わたしとって嬉しい光なのです。
朝日って、有難いですね。
透明な蒼い月をみる時
目はラムネのビー玉になる
透明な光がビー玉の目をすり抜けて
淡いラムネ色の影を照らす
口を固く閉じ
漏れる光が言葉にならないように
息を潜めて泡を食う
ヤナギの木の傍にすすんで立って
招かれざる客の目印になる
そうして目を透明にする時
千汐は青く発光する
僕は暗闇の中にいるみたいだった。
子供の頃から何やってもダメダメ。
親からは自分の意見は否定されて
言うことに従って生きてきた。
自分は真っ暗なとこにいる。
そう感じた。
そんな中、就活の時期になってきた。
インターンの募集があってなんとなく応募してみた。
仕事に参加させてもらい、
自分の意思で仕事をすることに喜びを感じた。
ふと、暗闇の中に光が見えた気がした。
なんだ。
自分で光を見つけようとしなかっただけなのか。
この"一筋の光"を見た僕の視界は
今もどんどん明るくなっている。
要約
自分から動く。
それが、幸せになる大きな一歩だ。
「あいつまじで無理ー(笑)」
と、そう言われた。言われたというか、俺の陰口が聞こえてしまった、みたいな状況だろうか。
あぁ、そうなんだな、あいつは俺が嫌いなんだなぁと割り切ったように思っていても、友達だと思っていたやつに嫌われているのは、辛いよな。
ガラガラと何かが崩れていく感覚がした。
こんなの今までも何回もあった。元々俺が他人を信じやすく心を開きやすいタイプなんだろう。何度も信じて、騙されて嫌われて、慣れたはずなのにこの感覚だけは消えなくて、
「…ほんと、何してんだろ、俺」
誰もいない部屋で呟いた。
その時ブーブーとスマホがなり、見てみると俺の友達だ。友達と思っている奴、かもしれないが。
⟬なあなあ!明日暇?暇ならあそびにいかねぇ?⟭
と、今の俺の心境とは反対のようなメッセージだった。
でも、それだけで俺は嬉しいと思える。こういうところでは他人に心を開きやすいってのもいいな、と思う。
…あいつは俺を裏切らない。そう信じていられる。
あいつだけが俺の一筋の光。