『ルール』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ルールといえばなんだろう。身近なルールで気になっていること。特にないな。
そうなると書くことがないぞ。毎日代わり映えのない日々ですからな。ぼーっとしてるだけで一日が終わってるからな。
ダイエットもあすけんを続けてるけど痩せられないんだわ。どうにも食べちゃうんだよな。己の食欲が憎い。
なにか時間を忘れて熱中できるものがあれば低カロリーで健康的な食事で平気になるんだけどやることないから食事しか楽しみがない。
そうなると美味しくて高カロリーなもの食べちゃうし空腹を我慢できなくて食べ過ぎちゃうんだよな。
まぁダイエットは食事量を自然に減らせるまでこのままでいいかな。なんかもうなにもかもがどうでもいいし。
お花とミツバチ
綺麗な花にはミツバチたちが寄ってきて
美味しい蜜を吸い上げる
可愛い子には男の子が寄ってきて
お近づきになりたがる
いつのまにかできあがった
自然界の暗黙のルール
大して可愛くもなく綺麗でもない
そんなわたしにこのルールは通用しない
ならばいっそ変えてやろう
顔もスタイルも敵わない
ならば内面から溢れ出る
わたしのフェロモンに寄ってこい
とびっきりの美味しい蜜を育てるから
わたしのルールに従って
ミツバチたちよ、集まりなさい
#ルール
ルールは守らなければならないけれど、
ルールを破った時の罰則は、
その行為の度合いによって変化する。
ルールは一つ。
罰則はグラデーション。
ひとつ、「おはよう」と「おやすみ」は必ず言うこと
ふたつ、ごはんはなるべく一緒に食べること
みっつ、隠しごとはしないこと(サプライズは除く)
同棲をする前に決めた三つのルール。
多くなく、縛りすぎず、緩すぎず。
僕たちらしい、三つのルール。
まさか半年で破られることになるなんて。
毎日言えるおやすみは、あの日おはようを言えなかった僕への罰なのかな。
/『ルール』
【ルール】
髪を染めてはいけませんとか
眉を整えてはいけませんとか
化粧をしてはいけませんとか
与えられたルールに従って生きてきたのに
大人になればそれを当たり前にできないと馬鹿にされて
ルールを守らなかった人たちが上手に生きてる。
子どもの頃にルールを守り続けたばっかりに
今はダサい女の扱いを受けて
女としての幸せを手に入れられていない。
こんな酷い話がある?
わたしは至って真面目な人間だ。
毎朝、目覚ましのベルが鳴るきっちり五分前に目を覚まし、ナイトテーブルの上に置いてある水を飲む。そして、洗顔から始まり、朝食等々、いつもと同じように朝支度を終え、決まって右足から家を出る。社会に出て以来、ほんの数年に過ぎないが、わたしはいつだって規則正しく生活することを旨としている。いつか持つであろう家庭を円滑に運営するための予行演習というわけだ。
これまで繰り返されて来たのと同じ朝を歩き、百歩きっかりで横断歩道まで辿り着く。だか、どうしたことだろうか――昨日と同じ今日であれば、目の前の信号が赤であることなど有り得ないはずだ。不意の出来事に、わたしは少しばかりの動揺を感じ、そんな自分の心を覆い隠すように、深く呼吸し、自分の身体を撫でてみる。五分、十分と経過して、一向変わる気配のない信号機。わたしはいつだって繰り返される今日を生きてきた。そしてこれからもそうやって生きていくに違いないと思っていた。いや、そうやって生きていかなければいけないのだ。規則は絶対だ。すべて規則が人生を主宰すべきなのだ――苛立ち焦るわたしの眼にはただ赤い光だけが見え、それすらも次第にぼやけていく――
――あれからどれだけの歳月が経ったのか、わたしには分からない。依然としてあの忌まわしき赤い光がわたしを睥睨している。交差点に座り込んでいたわたしの処へ、黒い服を着た人びとがやって来る。何か会釈などして挨拶しているようだった。それから、手早くわたしの身体を持ち上げると、箱の中へ詰め込む。人びとは何か悲しげに言葉を交わしている。わたしの眼には焼き付いたあの赤い光だけが揺れている――燃えるような赤――そして、幼い女の子の声が言うのだ――「おじいちゃん、焼かれちゃうの?」
わたしは至って真面目な人間だった。
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お題:ルール
破る、破らない、破る、迷うことの贅沢さ、贅沢さと思う傲慢さ、どの立場で考えれば良い?と考える呑気さ。ループ。ただ空を見あげる。
「ルール」
ルール……
ルーレット……
トマト……と…とり
り…リンゴ…ゴリラ…ラッパ…パン!
あっ、ん がついちゃった~
しりとりのルール違反で負けた!
『ルールとはやぶるために在る』
親は我が子を守るためルールを守れという
無垢な子供は素直にそれを受け止める
結局ルールを守って助かった命はなかったのだけど
なんと教えるべきか…
ほんとうに規律とは自分の首を締める
#ルールな
ルール
櫻坂のカップリングしか思いつかないけど、そういえばあれクールだった.なんか最近歌にすごく救われてる。乃木坂も櫻坂もなんか沁みる。私にとって一番身近なのは校則だとおもう。校則チェックのためにわざわざ大人が何人も玄関まで出迎えてくる.地毛が明るいため、ちょくちょく引っ掛かっていたけど最近はあまり捕まらなくなった.先生たちは面白いが、ルールは別にあってもいいと思う.趣がある。大学生のオールラウンドサークルはオールラウンドと謳いながら、春は新歓夏は合宿秋は…なんだ、芋掘り?冬はスキーと型にハマったことしかしない。ある程度枠組みがあった方がいい.漫画も映画も然るべきフレームがある.小説のフレームってなんだろう。漫画のコマのようなものも画面もない.舞台もない。あえていうなら、カーテンだろうけど見てる側からするとそれって意識するものなのか?多分ないような気がする。評論文で窓を設けることによって自然の広がりを感じるみたいなの読んだ.確かにただ、広がっているより隠れていた方が感じる。まさかぶったぎれているとは思わないし.
ある2人の話であること。出来れば男女の視点を交互に書き出せると良い。心理描写は細かく、背景と動作も読み手にイメージしやすいように書くこと。説明ばかりでは飽きさせてしまう。分かりやすい表現も必要、例えを使ってより身近に感じさせられれば上出来。これを『ルール』にしよう。100日続けられたら何か変わるだろうか。続けた先にどんな結果が待っているのか、今から期待に胸を踊らせている。
「落とし物?」
拾い上げた手帳の持ち主を探そうと表紙を広げて、つらつらと何かについて『ルール』が書いてあり私は目が離せなかった。人の手帳を覗くのは誉められた行為じゃないけど持ち主に関する情報が必要で、年季が入ったこれを探してるに違いない。白いノートを読み進めていく。
1日目『寒さが身に沁みて』、n日目『枯葉』、『特別な夜』…
ネタ帳らしく題名が書かれてそのあとに文章が始まっている。懐かしさを感じる気がするのはよく見るテーマだからだろうか。「」(鉤括弧)があるから物語。ルールにあった2人の会話だと思う。パラパラとめくり続けて
『何もいらない』、『雫』…
断片的に目に飛び込んでくる文に変な胸騒ぎがする。決定的なのは『特別な存在』これは私の人形のことだ。まるでその日を間近に観察していたかのように、他のページも私と彼が体験してきたことが記されて…
「なに、これ…」
ページの日にちは98日目に差し迫っていた。頭の中で警鐘がけたたましく鳴る。
この先は、この先は見てはいけない。
そう頭が命令しているのに手はページから離れず98日目。
『ルール』は私がこれを見つけてしまう話だった。
そのあとはよく覚えていない。
#010 『神様のマイルール』
意地悪な姉役に飽きたんで次は違う仕事がしたいと言ったら、神様に盛大にため息を吐かれた。
いわく、最近はそういう要望がやたらと多いらしい。
「役割を変えるのはいいけどねぇ。じゃ、言ってごらんよ、要望を。なるべく細かく」
「えええ。それ考えるの、神様の仕事じゃん」
「変えてほしいんでしょお。んじゃせめて、どう変えたいのか言ってくれなきゃ。じゃないとこっちのカロリーが高すぎてさぁ。栄養補給しようとするでしょ、そしたら余分なものばっかり取り込んじゃって……」
「あぁ! それで最近、そんなにまんまる」
神様が手に持ってたお菓子の箱が飛んできた。
「とにかく! 変わりたいなら最低限の方向性は示せって言いたいとこだけど、要望まとめんのもだるい時だってあるんだから」
どこからか取り出したペンでこちらを指し、それからメモ帳をぺしぺし叩く。
「まぁ、いいや。迷いすぎたらまずは原点に戻れってね。ってことで、あんた次は薄幸の美少女役ね」
脇ほど単なる舞台装置の方が楽なんだけどなぁ、なんてぼやきながら。
突然スリムになった神様は、鼻歌を歌いながらペンを走らせていた。
《了》
お題/ルール
2023.04.25 こどー
ルール
最近、血液検査の結果が、悪くなってきた。
中性脂肪と血糖の数値が悪い。
これはまずいと、ライスを食べる量を減らすことにした。
特に10時以降はライスを口にしないと決めた。
でも、目の前に出されると食べてしまう。
なんて気持ちが弱いんだろう。
決めたことなのに。
ルールはやぷるためにある。
よく言ったものだ。
ルールがある世界、ということだけでも我々人間社会独自のものだよなと思う。
ルールに従い破ったものは罰せられる。これが成立するのは知性のある人間の社会だけだ。
きっと他の生き物から見たら変なことしてるんだろなと思う。
ルールは何のためにあるのか
今更、人を殺してはいけないとか
皆が知ってることでしょ?
じゃあ何で人は人を殺してしまうのだろう
人は人を殺しても殺さなくても生きていけるのに
もう自分には何のためにルールがあるかなんて
分からないよ
ルールは守るもの?破るもの?
─────『ルール』
#ルール
誰もが協力して生活や、仕事をして行く上で必要と思われる事。
でも、変える事も大事な事。
物や人、状況が、変化しているから。
ルールがある方が、自分には、とても落ち着く事だけど、取り残されるのも嫌だ。
だから、新たなルールをアップデートして行く。
ルールブックが好きだ。
生徒手帳に書いてあった校則も全部読んでいたし、好きな競技のものはもちろん、ボードゲームのなんかも楽しい。強引なルールはどこにでもあるし、そんな細かい規定まで必要なのかと思うようなものも、クスッと笑ってしまうようなものもある。ルールは守らなければならないけれど、ちょっとした抜け道や穴を探す人がいるのもまた面白い。解釈は個人により異なることがあるからだ。
私は職業柄、相談を受けることが多い。その中にはなぜか道徳をルールブックにしたがる人たちがいて、私はこれがあまり好きになれない。ゲームなど狭い世界で限られた行動パターンが想定される場合にはルールが必要だ。それによりその世界が面白くなる。ただ人生はそれとは全く異なる。生き方、夢の追い方、人付き合いやお金の使い方は、自分で決めていいものだ。あらゆる意味で他人を傷つけないことだけが基本ルールであり、迷惑をかけないように頑張っていても、かけてしまうことはあるし、どんなに気を付けていても、時に人を傷つけてしまうことだってある。幸せの主観は人それぞれでいい。相談者にそういう話をすると納得されることが多いことに実は少し驚いてもいる。昭和のお母さんは事あるごとに「家は家、他所は他所(、うちはうち、よそはよそ)。」と口にした。そう堂々と言えるお母ちゃんみたいな人が今の時代には必要なのかもしれない。
置き忘れ あなたが入れた熱いお茶
コップに入れて 水筒を洗う
#17「ルール」
私は貧しい家柄で産まれた
5歳の誕生日を迎える日
この日は両親から沢山の贅沢をさせてくれた
普段は食べられない程の沢山のご飯
豪華な服
なんでだろうとは思った
私は問いかけることにした
「おかあちゃん、なんで今日はなんで豪華なの?」
母親は
「ごめんなさい、答えられない」
そしてその場に泣き崩れた
その日の夜
私の家に知らない男女がやってきた
「その派手な服のままでいいので外に来て欲しい」
危険な、嫌な匂いがする
着いていくなと本能が訴える
が、抵抗する手段もなく抱えられて外へ
外で私が見たものはギロチン
ちょうど私の首が乗り、斬ることが出来る程の大きさ
「なんで私が殺されなければならないの」
家に来た人は無感情で答える
「村で1番元気な娘を殺す『ルール』だからだ」
1番元気な娘を殺し、そのエネルギーを神に捧げる『ルール』だから
僕の家には、独自のルールがある。
1つ、朝7時半に叔父さんを起こすこと。
2つ、おはよう、おやすみをしっかり伝えること
3つ、騒がしい音を立てないこと
4つ、冷蔵庫のものをレンジで温めて食べること
5つ、洗濯物は平日叔父さんが干すこと
6つ、休日のお昼は外食すること ect.
普通の家庭にもあるようなルールから特殊なものまで、数多くあるルールを決めたのは僕。叔父さんは勝手にしろと言ったので、とりあえずで貼り出したものだ。
「叔父さん、朝だよ。」
まだ日が登りきっておらず、オレンジの光が静かな町を照らす時間帯。僕はかならず叔父さんを起き上がらせる。何故なら僕が起こさないと叔父さんは丸一日ベットから出てこなくなるからだ。
生活リズムを作るようにしろと何度も言ってはいるのだが、聞く耳を持っていないのか、一向に定まることは無い。
「僕、8時から始業なんだよ?早く起きて。」
僕らが住んでる場所は日本ではなくドイツ。
僕が通っている学校は日本とは違い半日制で、8時に始業、最低でも2時には皆学校から帰宅することが決まっている。
まだドイツ語は完璧とまでは言えないが、リスニングはできるしほとんどのことは理解できるので最近は学校に行くのが楽しみになってきた。
話が逸れたが、本当にそろそろ起きてもらわないとまずい。僕が学校に遅刻してしまうじゃないか。
「叔父さん!起きてってば!」
ボスっとシーツに叩きつけた拳が全く意味をなさない。この男、どれだけ起き上がりたくないのだ。
「…叔父さん朝食無し。せっかくフレンチトーストにしたのに。」
ぴくりと叔父さんが頭まで被っていた毛布が揺れた。
もしや効果があるのでは?
「ちゃんと叔父さんの要望通りの物用意したんだけどな?ずっと食べたいって言ってたし。」
あーあ僕一人で食べちゃおーかなー?とわざとらしくその場を離れれば、案の定後ろから布擦れの音が微かに聞こえ
「…食べる。」
と叔父さんは言った。
ボサボサの黒髪とまだ眠たそうな目の下にある隈に昨日いつも以上に夜寝ていないことがわかるが、それは無視しておく。
毎日早く寝なさいと母親のように言っている僕の気持ちこの人わかってんのかな。
「僕もう行かないとだから、お昼は冷蔵庫に入ってるものちゃんと温めて食べてよ。叔父さん気を抜くと体に悪い物しか食べないだからさ。」
朝食の前に座る叔父さんの前をバタバタと通り過ぎながら言うと、わかったと掠れた声が聞こえる。それいつも言ってるけど時々冷蔵庫の料理減ってないんだよな。食欲無いんだろうか。
「行ってくる!」
リュックを背負って靴を履くために靴紐を結ぶ。ギリギリだけど間に合うか。と扉を開こうとした時、背後に気配を感じて振り返った。
「おはよう。」
少しも口角を上げることなく無表情な叔父さん。少しは微笑んだらどうなんだと思いながらも、珍しく忘れていたその言葉を彼から言われたことに少しの幸福感が僕を包んだ。
「おはよう。ルール破っちゃうとこだった。」