バレンタイン』の作文集

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バレンタイン』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

2/14/2023, 2:35:26 PM

「ねむい…ねえカイト。寝かせて。チョコ渡すのはまた明日」
 なあなあ、とチョコをねだる隣の席の男にいい聞かせる。むぅ、と頬を膨らませたカイトはやだやだと今度は駄々をこね始めた。
「いや!だって明日のチョコはバレンタインチョコじゃないじゃん!」
 カイトがいうことは少しわかるが、ただまあ、私の眠気にも付き合ってもらいたいものだ。
「いい?女の子があげる約束をするってことはそうそうないんだからね?とくにバレンタインなんかは特別だよ」
 わかった?私はカイトにもい一度言い聞かせる。カイトはしぶしぶというように引き下がってくれたが、このようすだとわかっていない。はあ、私はため息をついて眠りについた。

2/14/2023, 2:31:57 PM

お題 バレンタイン

 今日はバレンタイン。街中でチョコレートの広告で溢れかえっている。しかし、俺はきっと今年もチョコをもらえない。俺は今まで母親以外からチョコをもらった事がないのだ。いい加減、今年も結果は同じなのは分かりきっていた。それでも俺は学校に着くなり下駄箱を漁り、ロッカーを漁り、引き出しを漁り、帰りにも下駄箱を確認した。予想通り、チョコレートなんてなかった。俺は肩を落として下校路を辿った。俺は慰め用のチョコでも買おうかとスーパーに足を運び、安い袋詰めの物を一袋買って店を出た。その道の途中で父さんのいる会社が見えた。ここから家に帰るまでは会社の道を通るのが最短ということを知っていた俺は、会社を眺めながら通り過ぎようとした。すると、俺の視界には、若い女性と父さんが一緒にいる光景が飛びこんで来た。俺は最近不倫だなんだとよく聞くので、妙な勘繰りをしてしまい。そのまま後をついて行くことにした。
 2人は裏路地に入った。俺は気づかれないようにそっと後をつけた。2人は周りを気にしながら、濃厚な接吻をして。抱きしめてを、甘い言葉を囁きながら繰り返した。あまりの光景に俺は、見ているのが辛くなった。何より、毎年チョコレートを俺と父さんに作って待っている母さんが気の毒でならなかった。そして最後に女は
「ハッピーバレンタイン。」
と言って、父さんにピンク色の紙袋を渡して、こっちに向かって来た。俺は足早にその場を立ち去り、家に戻った。リビングに行くと、母さんがチョコレートをくれた。何か飲もうと冷蔵庫を開けると、そこには毎年あるチョコレートの箱が見当たらなかった。母さんに話を聞くと一言
「義理チョコはあげない主義なの。」
と調査結果報告書と書かれた紙を見つめながら呟いた。俺はそれ以上何も聞けなかった。
 そんなショッキングな出来事から一年たち再びバレンタインがやって来た。相変わらず俺は母さん以外からのチョコは貰えていない。しかし、今噛み締めた、その一つのチョコが苦い記憶を甘く塗り替えてくれている。そんな気がした。

2/14/2023, 2:31:44 PM

君から貰ったチョコレート
君に あげたチョコレート

人から人へ幸せを。

2/14/2023, 2:29:41 PM

はっぴーばれんたいんでー
向春の候
世間では悲喜交々ある人もいるらしい
わたしの周りではそんな話
聞いたことが無いけれど

はっぴーばれんたいんでー
チョコ会社の陰謀とやらに
進んで踊らされる人
踊らない人
勝ち負けの基準は人それぞれ

はっぴーばれんたいんでー
特別仕様に可愛らしいチョコたち
飢えたハイエナの目で眺める
また後日、
値引きのシールが貼られた頃に

うぃる ゆー びー まい ばれんたいん?
真っ赤なハートで埋め尽くされた売り場は
どうにもむず痒くて飛び込みづらい
そんなこと気にしなければ
ここに書けることもあったのかも

はっぴーばれんたいんでー
心躍る人も 躍らない人も
躍れない人も 食いしん坊さんも

はっぴーばれんたいんでー


『バレンタイン』

2/14/2023, 2:28:34 PM

#バレンタイン

チョコを届けたい君には受け取って貰えないけど(推しなので)気持ちは届いたかな…(他の人から貰ってないこと願って…)

って届くわけない(笑)
届いたらエスパーか!!ってなるよね(笑)

ホワイトデーはお手紙送ります♡

2/14/2023, 2:22:39 PM

バレンタイン

  うちの学校、チョコ持ち込み禁止で
  見つかったら没収
  だから、バレンタインなんて
  縁もございまん

2/14/2023, 2:20:23 PM

とうとうチョコを渡す時間。
最後に配る君の家
味の保証は一切無し
「バターが溶けてないかも!」
何て綺麗な嘘をつく。
私の脳内は貴方でいっぱい
溶けちゃいそう。
#バレンタイン

2/14/2023, 2:12:20 PM

※いつか書いた使いまわしです。そして恐らく普段の麦粉の雰囲気とは全く異なります。ご承知下さいませm(_ _)m


バレンタインデー。
 それは歴とした日本の文化のひとつであり、女性が想いを寄せる男性にチョコレートを贈る日として知られている。
 近年は、この想いを寄せる、と言うものが拡大解釈されていき、普段の感謝を伝える云々と言う名目のもと、女性のみならず男性でさえも同性、異性関わらず義理チョコを贈り合うただのチョコ交換イベントとなり下がっているのだが、まあそれはさておき──

 「どうして、あげるのはチョコじゃないといけないの?」

 今、私の目の前にいる五歳の少年の問いに、私は何て答えたものかと思案する。
 ……というか、思案の果てに答えが思い付かなかったから冒頭に現実逃避を兼ねてバレンタインデーとは何ぞや、という説明を長ったらしくしていた訳だが。

 「……チョコは……チョコは、そう! 甘くて美味しいよね? 貰ったら嬉しいじゃん。だから、みんなチョコをあげるんだよ」

 「でも、お煎餅貰っても嬉しいよ? 何でお煎餅じゃ駄目なの?」

 …………煎餅、ときたか。
 いやね、我ながら苦しい説明だとは思ったよ? しょっぱい系でも良いじゃん的な反論されたらどうしようって思ったよ?
 しかし、よりにもよって、煎餅。
 バレンタインという甘い響きにこうもそぐわないお菓子があるのものなのか。初めて知ったよ。
 何もそんなものをピンポイントで挙げなくてもさぁ。

 ──よってらっしゃいみてらっしゃい! バレンタインの贈り物にピッタリ、チョコ煎餅だよ! バリッとした固い食感に、あまじょっぱい醤油の芳醇な香り、仕上げにほろ苦いチョコの後味が…………やっぱりないな。

 お願いだから、せめてポテチにして欲しい。あれならまだチョコに合わせられる。 

 「ねーねーなんでー?」

 「……ね……ねー! なんで……なんでだろうねぇ!?」

 勿論そんな下らない妄想でこの好奇心旺盛な五歳児の「なんでなんで」を止められる筈もなく。
 やはり私は途方に暮れるのであった。


 ……いや、別に正直に話しても良い筈なのだ。私とて、この歳になってその由来を知らない訳でもない。
 ──ただ。今一度、童心に帰って考えて欲しい。

 かつて私がまだこの少年のように純粋な心を持っていた頃。
 私も同じ疑問を抱いたことがあった。
 それは私に限らず、多くの人が、やはりバレンタインデーになんでチョコを贈るのか、その理由を知りたいと思ったことがあるのではなかろうか。
 そしてそれは、きっと冬の多くのイベントに年の順に慣れ親しんでいた頃だった筈だ。
 クリスマスは偉大なる父の子、イエスの誕生祭として。
 お正月は過ぎ行く年を慈しみ、新年を迎え入れる歓迎として。
 節分は旧暦の正月、新春を祝い、その年の邪気を払うものとして。
 いずれも馬鹿騒ぎに落ち着くのが日本人の性ではあるが、しかしそれらには歴史があった。

 だから、きっとバレンタインデーにも、そういうロマンスがあるのだと。そう信じて疑わなかった我々は、今日に至るまでのその日の歴史に胸を踊らせながら、両親や先生に尋ねた。
 ──バレンタインデーになんでチョコを贈るのか、と。
 そんな我々に、大人たちがどんなに無慈悲かつ大人げない回答をもたらしたのか。それはもう皆の知るところだろう。
 ある人はインテリぶった顔をして、またある人は苦笑いを浮かべて。
 純粋な私たちに、揃いも揃ってこう答えた。

 ──それはね、チョコ屋の、チョコ屋による、チョコ屋のための販売戦略なのだよ、と。

 それは私の純情を初めて汚された瞬間だった。
 当時の私にとって、その純粋な夢を壊されることは、相当にショックな出来事であった。あの時の喪失感を、私は今でも覚えている。
 ──そんな我々は、まるで自分たちがやられたことをそのまま返すように、悪そうな顔をしてこの少年の夢を奪うことが果たして出来るのか?

 否。断じて否である。

 少年よ! 安心するのだ! 私が、そのロマンスに見合う話を作っ──

 「あのねー? ママがね、ばれんたいんは、お菓子やさんがね、お金が欲しいからね、チョコを贈るといいよって、いったんだってー。ねぇねぇ、チョコを贈るんだよって言うと、お菓子やさんが、お金、もらえるの? なんでー?」

 …………………………。

 …………この時、この無邪気な少年の落とした爆弾の如き破壊力を持った『なんで』が、私にいかに衝撃と、絶望をもたらしたのか、それは想像に硬くないのではないか?

 正しく。正しく私は唖然とした。リアクションなど出来ようものか。
 既に、私にはクリティカルヒットを超えて改心の一撃が入っていたというのに、それなのに。

 「はい! これ、あげる!!」

 「…………え? チョコ? ……あ、ありがとう? でも、なんで」

 「んー。ママがね! おねぇさんは、どうせあげる相手もいないだろうから、かわいそう? だからあげてって! おねぇさん、かわいそうなの? これ、食べて元気だして?」

 じゃあね! そう言って元気な五才児は、駆け出していってしまった。

 「……………………」

 …………ああ、うん。貰ったチョコは、酷く甘くて……いや、甘かった。

 断じて、そう、断じて。少し、しょっぱくなど無かったのだ。

              《完(敗)》

【バレンタインデー】

P.S
 チョコ煎餅あるそうです。 Σ(Д゚;/)/
 筆者の無知故あのような書かれ方をしたチョコ煎餅氏ですが、当人には一切関係がありませんので、何卒、ご容赦ください。決して、断じて! チョコ煎餅を貶す意図はこざいません。

2/14/2023, 2:09:27 PM

私の恋って認められないんだよね

人形が好きなんだ
周りからは
『 そろそろ目を覚ましない』『 え、人形に恋してんの?www』
とか言われる日々。

こんな言われて反論したくなるってことは、私薄々気づいているんだ

この恋を。

でも、わかっていると認めたくなくて、言い返しちゃうんだ

ところでバレンタインって好きな人に感謝の気持ちやこれからもずっと一緒にいてねという願いをこめて

チョコを渡すんだよね。

私はどうやって渡したらいいかな

2/14/2023, 2:08:14 PM

チョコレートはあんまり好きじゃないけど、オランジェットは好きです。
あとフリーズドライのいちごが入ったチョコレート。

これはたぶんフルーツが好きなだけなんだろうな。

料理に入ってる火を通したイカはあんまり好きじゃないけど、イカのおすしは好きです。
あとイカソーメン。

これは何でなのか自分でも分からない。

2/14/2023, 2:07:01 PM

バレンタイン

日本ではお菓子メーカーの広告からバレンタインが広まったみたいだけど

友チョコ
義理チョコ
本命チョコ
私が思いついた3つ以外にも
自分で楽しむマイチョコ
家族で楽しむファミチョコ
感謝の気持ちを伝える世話チョコ等々
沢山種類があって
チョコだけじゃなくて
チョコ以外のお菓子
お酒やお財布、キーケースとか実用性のあるものも渡すみたい

形は変わっていっても自分を含めた大切な人を想う文化って素敵じゃないかな
感謝は勿論したけれど当時は感じなかった
今思い出すと
バレンタインにもらった手作りチョコ
すごい素敵だな

2/14/2023, 2:07:00 PM

ふわっと甘い香りが漂った。

 私は思わずスマートフォンから目を離し、周りを見渡した。そこには何人かの女子高校生が紙袋を交換し合っていた。

 あぁ、そうか、、、今日は2月14日なんだ、、、

 コロナにより在宅ワークが増え、最近になってようやく会社通勤となった私は出会いだの何だのと無縁の生活を送っていた。
 私はもう一度スマートフォンに目を落とし、少し検索してポケットに仕舞い込んだ。

 家に帰った私は、早速キッチンに立ち冷蔵庫からいくつかの材料を取り出した。

 まず小鍋に水を入れ沸騰させる。
沸騰すればティーパックを入れ紅茶を作る。ティーパックを取り出し、チョコレートを入れ弱火で温めるが、ちょっと面倒くさいな、、、
牛乳も一緒に入れて温める。
コップに移せば「チョコレートティー」が出来上がった。
紅茶の香ばしい香りとチョコレートの甘い香りが混ざり、なんとも言えぬ幸福感に包まれる。
 椅子に腰掛け窓の外に浮かぶ月に乾杯しながら、今夜は甘い幸せな空間に身を沈めるとしよう。

______________“Happy Valentine's Day!”______________

2/14/2023, 2:04:09 PM

甘くてほろ苦いチョコレートは舌の熱で緩やかに溶けていく。とろりと包み込む幸福感。喜びを噛み締めながら、もう一粒へと指を伸ばす。
 高校生になって始めて母親以外からチョコを渡された。縁遠いものだと諦めていた存在をようやく手に入れた喜びはひとしおだ。ぼんやりと指で挟んだチョコトリュフをまじまじと眺めた。本格的に見えるのに、上から飾られたチョコペンの愛嬌で相殺している。おそらく動物を描いたつもりであろうそれをぱくりと口に含んだ。コクと甘さに頬が緩んでいく。何個でも食べたいと思える逸品だ。本当に俺が食べてもいいものなのだろうか。義理ではなく手作りであり、恐らく本命。そしてここで問題が浮上する。渡してきた相手が俺と同じ男であり、クラスの担任だからだ。

2/14/2023, 2:03:02 PM

難解な乙女心とかけまして
初めて手作りしたチョコとときます
どちらも歯が立ちません


お題『バレンタイン』

2/14/2023, 1:59:47 PM

バレンタインとご機嫌な君
お返しは、愛とクッキーでいいだろうか

2/14/2023, 1:59:08 PM

数年前のバレンタイン。

心も身体もボロボロだったときに
突然家に届いたお花の乗ったマカロン。

頻繁に連絡を取っているわけでもないのに。
不思議としんどいときに、いつも声を掛けてくれる
大切な友人。

この先あなたがしんどい思いをしたときには、
必ず私が助けになる。

そう、自分の心に誓った日。


バレンタイン

2/14/2023, 1:53:42 PM

「バレンタイン」 愛も恋もよくわからない自分は父にだけいつも通り渡した。

恋人がいないことを恥じらうことも悲しく思うことも特にない。
渡せる家族がいればそれで幸せだ。

2/14/2023, 1:51:28 PM

バレンタイン


思い出ごと溶かして、冷やし固めた。
パキ、と音が鳴ったのはチョコか、心か。
甘いその味は舌に残って、べとつく。
ああ、確かに好きだったはずなのにな。
え? チョコの話だよ?

2/14/2023, 1:49:25 PM

…待って。まだ帰らないで。

君の後ろ姿を私は懸命に追いかける。


入学してから今までずっと、
遠くから眺めるだけだった。
今までに2回あったバレンタインも、
渡せなくて。
…渡す勇気も無くて。

でも今年は、今日は、どうしても渡したいの。
3年生、卒業したらもう二度と会えなくなる。
絶対一生後悔しちゃうから、そんなのは嫌だから。

…だから。


「…あの!」


君はゆっくりと足を止め、こちらを振り返った。

自分の声が震えるのが分かる。
初めて君に話しかけるために使った声は、
情けないほど弱々しかった。


「あの、私…」

「君もなの?」

「え、?」


ようやく絞り出した声に被せるようにして君が言う。


「それ、俺にでしょ?…毎年うんざりしてるんだ。俺の方は好きでもないのに、渡されたって応えられないよ」


思い切り頬を叩かれたような気持ちがした。


走ったから火照っているはずの身体は妙に冷たくて、
冷水のように冷たいその言葉に目眩がした。

私はふらつく気がする足に力を入れて、涙を堪えて、
そして下手くそな笑顔を向けた。


「…そうです!もう卒業しちゃうから、せっかくだから渡そうと思って!」


頑張って私、最後まで、 明るく終わらせて。

そんな願いとは裏腹に、下手くそな笑顔は崩れて、
代わりに涙が頬を伝った。


「ちょ、」


君が目を見開いて、何か言おうとしているのが見えた。
これ以上何も聞きたくなくて、今度は私が被せるように話す。


「…でも、そうですよね。
好きでもない人に渡されたって困っちゃいますよね。私自分のことばっかりで!
……本当に、ごめんなさい…。」


泣き顔を見られたくなくて、
これ以上困らせたくなくて、
私は顔を伏せたまま、踵を返した。


来た時と同じように全速力で駆け出す。
違うのは、泣いていること。



…分かってた。
毎日女の子達に囲まれていること。

…知ってた。
毎年すごいくらいのチョコを貰っていたこと。

…気付いてた。
君はそんな日々に嫌気が差してたこと。

…察してた。
きっと女の子のことが好きじゃないってこと。


だって、ずっと、君を見てたから。
呆れるほど焦がれていたから。


走るうちにどんどん息が上がって苦しくなり、
ゆっくりとスピードを落として、そして足を止めた。



全部解ってたけど、でも、それでも。


「……せめて渡したかったなぁッ……」


初めて手作りしたチョコ

傷だらけの指先

寝不足な自分の身体

全部を抱き締めるようにして蹲り、私は泣きじゃくった。




…私の恋は始まらなかった。

2/14/2023, 1:49:19 PM

#31 『バレンタイン』

ピッ!
「141円になります」
100円玉と50円玉がトレイにのる。

「ありがとうございます」
小さな手の平にお釣りを手渡す。

『パッパー!バレータイィ』
外で待っていた父親にピョコピョコと駆け寄っていく。

……あぁ、俺も結婚したいなぁ

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