ハッピーエンド』の作文集

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ハッピーエンド』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

3/29/2026, 1:05:10 PM

ハッピーエンドとバッドエンドは紙一重


「末長くお幸せに」


 あなたの結婚式に参列しながら
 私の初恋が終わるのを……穏やかに受け止める


#ハッピーエンド

3/29/2026, 1:04:10 PM

【ハッピーエンド】
万華鏡美しく変化する世界汚くならない揺れてもいつも
あわよくばどうしても無駄と知ろうとハッピーエンドだけが欲しくて
ともだちの上をおもって幾星霜バッド以外ならどんな終わりも
メリーバッドエンドは誰かのハッピーエンドになりえるのかな

3/29/2026, 1:01:45 PM

クリストファー・ロビン は、物語の終わりに
くまのプーさん に、こう告げる。

「君が僕のかわりに、
この森で、何もしないことを続けてくれる?」と。

やがて彼は成長し、
これまでと同じようにはいられなくなる。

「何もしない自分」は、そこで終わっていく。

けれど、そのかたちは消えてしまうわけではない。
プーの中で、変わらずに続いていく。

だから彼は、前へ進むことができる。
何かをすべて失わずにいられる。

あれはきっと、
「ここから先は、別のかたちで持っていくよ」
という終わり方なのだと思う。

クリストファー・ロビンは、
「何もしない自分」を、プーに預けた。

けれどそれは同時に、
自分ではもう、それを生きないと決めた、ということでもある。

プーは変わらず、そこにいる。
待ち続ける側として、在り続ける。

けれど彼は、もうそこには戻れない。

プーには“選ぶ”という感覚はない。
ただ、そう在るものとして、残されている。

頼まれたから、というよりも、
時間からそっと切り離された存在として、そこにいる。

だからこのやりとりは、静かで、どこかやさしく残酷だ。

片方は、時間に連れていかれ、
片方は、時間の外に置かれる。

そのまま、かたちを変えたまま、分かたれていく。

けれどこの構造は、特別なものではない。
成長そのものが、似たかたちをしている。

何かを置いていかなければ、先へは進めない。
そして、置いていかれたものは、そのまま残り続ける。

人は、
忘れてしまうこともできず、
すべてを抱えたまま進むこともできない。

だからどこかに預ける。
少しだけ切り離したかたちで。

“End”は、出来事として訪れるものではない。

ただ、人が
「ここで区切ろう」と決めた、その瞬間にだけ、立ち上がる。

その切断を、そっと受け入れられたなら、
それがきっと、
Happy endなんだ。

題 ハッピーエンド

3/29/2026, 12:58:53 PM

どうしても、どうしても、どうしても
 貴方と共に逝きたいのです。
 ねえ、どうかお願い。
 たった一度の我儘を許して。

3/29/2026, 12:57:34 PM

ハッピーエンド

あなたに恋をしたこと
あなたに告白したこと
あなたに全てをあげたこと

あなたと笑っこと
あなたと泣いたこと
あなたと楽しんだこと
あなたと怒ったこと
あなたと話したこと
あなたと語り合ったこと

あなたが笑わなくなったこと
あなたが喋らなくなったこと
あなたが離れていくこと

あなたと合わなくなったこと
あなたと喋らなくなったこと
あなたと顔を合わせなくなったこと
あなたとうまくいかなくなったこと

すべてが
いい思い出でも
悪い思い出でも
いい始まり方でも
悪い終わり方でも

せめて言わせて
この物語は
「ハッピーエンド」と

3/29/2026, 12:53:40 PM

ハッピーエンド

ハッピーエンドはきっと誰しもが目指すべき人生の終着点であろう。
そう断言した男がいた。
当時の私は、一体なんの根拠があるのかと疑問に思った。何のために生まれたかもわからず、ただひたすらに生きて体が限界を迎えた時に死ぬ。その程度の一生にハッピーエンドなど必要あるのかと。
だから私は問いを投げた
「なぜハッピーエンドが終着点なんですか?」
男は答えた
「人は誰しも泣きながら生まれる。それなら最後はハッピーエンドを迎えこの世に感謝すべきだ。」
何を言っているのかわからない。それはつまり、初めは誰しもが生まれたくなく泣いていたが生きていくことでこの世の楽しみを知り満足して死ねと言うのか?
問いを続けようと思ったが、男の携帯電話が鳴り席を後にしてしまった。その後、仕事が入ったらしくこの会話はそこで終了してしまった。
今でも、男との会話を思い出しその真意を考える。しかし、悲しいことにやはり何を言っているのかいまだに理解に苦しむ。生きていればわかるのか?
ただそれだと、生きてみないとわからない。生きるのは大変だ。途中で挫けてしまうかもしれない。そんな事を考えているとふと思った。
「もし、歳以外の何かで死んだらハッピーエンドになるのか?」
事故、殺人、戦争、、、様々な原因で命を落とす事もある。それはハッピーエンドと呼べるのか。仮定さえちゃんとしてたらどんな死でも良いのか。はたまた歳で死ぬ事以外はバッドエンドなのか。
私は、自分の人生が1回しかないのに悔いた。なら仕方ない、歳で死ねるように頑張ろう。泥臭くても、惨めで無様でも生きていよう。彼の言う事は理解できないが、私としても最後は笑って幸せだったと言いたい。
クソみたいな世界でも幸せな瞬間はある。
そうだ、ハッピーエンドに行けるのは幸せを夢見て未来に希望を羽ばたかせる者だ。
何があるかはわからない。わからないからこそ、プラスに考えた方がいい。
そうだ、結局の所人生は考え方次第だ。
よし、ハッピーエンドに向けて歩んでいこう。
それじゃあ今日も元気よく
「行ってきます!」

3/29/2026, 12:50:49 PM

ハッピーエンド
バットエンド
トゥルーエンド
メリーバットエンド
ノーマルエンド


この世界には沢山のエンドがあるけれど、私達にとってのエンドは死のみ、自分の死が一体どのエンドに組み分けされるのかは分からきけど

自分の死🟰ハッピーエンドだけは避けたいと思ってる

バットエンドは嫌だし、トゥルーエンドなんて物に人生一周目でたどり着ける気はしない、メリーバットエンドって奴はなんでも当てはまる占いのような物だし、結局残るのはノーマルエンドなのかもしれないな

とりま打ち切りエンドにはならないように気をつけよう

3/29/2026, 12:46:47 PM

私は貴方に

知ってもらうことも

貴方と

話すことも

目を合わせることすら

できない関係

  だけど

いつかそういう日が

来て欲しいと願ってしまう


by『ハッピーエンド』

3/29/2026, 12:46:47 PM

【ハッピーエンド】

どんなに素敵な映画やドラマでも
一生会えなくなる結末は見ないかなぁ

辛すぎる

後、はっきりしないというか…
結局どちらも選ばずとか、別々の道を進む、
みたいな終わり方

後味悪くてなんだかモヤる

あっでも、松たか子、松村北斗W主演の
「ファーストキス 1ST KISS」は例外だった!
オススメです♪

バッドエンドを好きなことがオカシイ訳じゃない
ただ、好みの問題でしょ
好きは人それぞれ

3/29/2026, 12:46:09 PM

【ハッピーエンド】
 
 私、幸せよ
 君は微笑む
 
 僕は首肯し
 君を抱きしめる

 君は瞳を閉じる
 僕は君の背にナイフを突き立てる
 
 君の体はビクンと跳ねる
 僕は君を抱きしめる

 やがて君は静かになった
 君の生は終わりを告げる

 君の幸せは、今終わる

3/29/2026, 12:44:53 PM

ハッピーエンドの形はひとそれぞれ

あの人と結ばれたら

世界が平和になったら

いろんな形があるけれど

死ぬ時に幸せだったと思えたら
それは私のハッピーエンドの形

40「ハッピーエンド」

3/29/2026, 12:41:18 PM

「ハッピーエンド」

 どんなに過酷な状況でも立ち上がり、邪悪な存在を退けて最後には王子様と結婚し幸せに暮らす。そんなハッピーエンドの物語の主人公である強いお姫様に幼い頃から憧れを持っていた。厳しい状況でも自らの力で道を拓き、ハッピーエンドの結末にしていくその姿が輝いて見え、いつか私も強くて誰にでも優しくできる美しい人になるのだと意気込んでいた。
 でも、私は物語のお姫様にはなれなかった。
 物語の中のように暴力や魔法で支配しようとする悪い人も、剣を持って自分の命をかけて戦う必要もないこの世界。だけど権力を振りかざして攻撃する人はいるし優しさにつけ込む人もたくさんいる。私はこの世界の現実に飲み込まれ、負け、心が荒んでしまった。
 ハッピーエンドがこんなに難しいなんて思わなかった。

3/29/2026, 12:38:57 PM

作られた幸せ。仮初の終演を幸福で固めて、さもそれが当然で正義だと打ちつける。
めでたしめでたしで、閉じられる人生はあるのだろうか。
それははたして、幸せな終わりであるのだろうか。

「お題 ハッピーエンド」#199

3/29/2026, 12:33:43 PM

ハッピーエンド(オリジナル)(異世界ファンタジー)

古代の重宝。
際限なく人の悪意を取り込み続け、持つ者の精神を蝕み、狂わせ、破壊の限りを尽くす魔剣があった。
魔術に優れた古代の技術ゆえ、解術もできず、破壊もできなかった。
コントロールは出来なかったが、巨大な破壊の力である。皆がそれを己の陣営に取り込みたがり、血で血を争う戦いが繰り返された。
やがて、ひとりの地上人が、その剣を手にする。
強靭な精神力を持つ正義の人であったが、徐々に精神を蝕まれた。
魔剣を狙う天上人や地底人の追撃から逃れ、北方の岩石地帯にまで追いつめられた。
天を埋め尽くすほどの天上人と、地を埋め尽くすほどの地底人が、彼を目指して殺到した。
彼は魔剣を空に掲げ、噴出する怒りや憎しみとともに、力を解放した。
(醜い者ども!!諸共に滅ぶがいい)
「うおおおおおお!」
剣から放出された黒い煙が、光のように高速で広がり、空を、地を、覆い尽くす。
バキバキと至る所で音がした。
黒い煙は、石化の煙であった。
一帯の膨大な数の天上人と地底人が、全て石となった。
空で石化した天上人が落ちて来て、石化した地底人に当たって砕ける。
剣を掲げた男も諸共に石となり、魔剣は大きな力を放出した反動で、力を失った。
魔剣を求める戦争が終わり、魔剣による被害者が出なくなった。
いわゆるハッピーエンドというやつだ。

けれど、最後に、かの魔剣を使った彼の仲間達は知っている。
彼がまだ正気の時に仲間を巻き込まないよう一人で出て行ってしまった事。彼は戦争を終わらせ、仲間や家族を守りたかっただけなのだ。決して死にたかったわけではなく、生きて戻ってくるつもりであったろう。
優しい彼の犠牲の上にできた平和であった。

3/29/2026, 12:31:16 PM

右から左へと流れる清流。これが三途の川だと理解するのは容易だった。
 ピクリとも動かず死んでいた二本足が、石ころたちを踏みしめ立っている。確かな足取り。私は川に片足を入れる。
 冷たくないが、温かくもない。何も感じない。死ぬ前と同じように。
 波紋を描く、揺れる水面。綺麗に見える川底を、用心深く、穴がないか確認し、どんどんと対岸へ進んでいく。
 ハッピーエンドはもうすぐだ。

3/29/2026, 12:30:13 PM

わたしはハッピーエンドを求めて旅をする。
勇者も、王も、魔王さえも幸せな結末を、
子供の夢のような結末を、叶えるための旅をする。

3/29/2026, 12:30:08 PM

小さい頃から、私は虐められてきた。

私の記憶は、30分しか持たない。

小1の時、飲酒運転で運転していたトラックに、跳ね飛ばされて、そうなった。

何ヶ月にも渡る病院での検査を経て、どうやらもうこの子の脳みその記憶は改善しないと、脳外科の医者に言われた。

とてもおばあちゃん先生で、「いつか医学の発展でなんとか」と慰めてくれた。

母親は、病院についてこなかった。

私が跳ね飛ばされてから、母は酒に逃げるしかない人になったから。

父は、唇を噛み締めながら、おばあちゃん先生の聴診器をずっと睨んでいた。

そうでもしないと、この世界の理不尽に、飲み込まれる感じがしたんだと思う。

おばあちゃん先生に飴をもらって、病院を出た。

甘ったるい飴。

あのおばあちゃん先生は、甘ったるい綺麗ごとしか言わなかった。

いつか医療が発展すればなんて、私の青春は、その医療が遅れれば、いくらでも潰されるんだ____

父は無理やり私から飴を奪い取って、地面に叩きつけた。

地面に叩きつけられた飴はひしゃげて、ありでさえも食べたくはならないだろうなと、次の30分で消えていく記憶のなか、うっすら思った。




わたしは記憶が持たないのを揶揄われるのを、傍観していた。

そもそもいじめられた記憶も30分もたない。

こんなことあったかも程度。 辛いけど。

幸い、小学校も中学校も、主席だった。

トラックで轢かれたとき、脳みその仕組みが変わったのか、大人の教師がわからない問題もわかるようになった。

授業は30分全力で暗記して、テストは30分で終わらせるようにした。

もっとも、授業は5分あれば理解できた。

テストは15分テキトーに埋めて、あとは日本書紀を読むとか読書してた。

いつも、自分に起こった出来事をメモする。

じゃないと、わたしの過去もいまも未来も、なくなる。そんな気がした。


高校生になって、自分の過去が怖くなった。

なぜ、私なんだろう。

神様ってやつがいるなら、なぜ私がトラックに轢かれる人間に選ばれたんだろう。

なんで、お母さんは、アルコール依存症になって、生活保護のお金を安いカップ酒に変えるんだろう。毎日。

なんで、お父さんは、わたしが中学の夏休みに、いなくなっちゃったんだろう。

お父さんは、生活に耐えられなくなって、ホームレスになったらしい。








やがて、私は、今ではなく、過去に生きることになった。

ずっと昔の映画とか、ドラマしか見ない。

今の映像を見るのが、怖い。

今の自分の周りが、耐えられないほど辛いから。

そのうち、私も、お母さんの酒を飲み始めた。

毎回吐いた。その分飲んだ。 

ある日、ずっと昔の映画の、俳優のセリフが、胸に刺さった。

お前の未来は、過去の中にないだろ?

明日だって、過去にはないよ。

明日は、明日のお前が作るもんだろ?

元カレが忘れられない女に説教するセリフだった。

私は、それを聞いて、酒で伸びてる母をダルクに連れて行き、父を探すことにした。

母はたぶん酒をやめられないだろうし、父はもう死んでるかもしれない。

でも、諦めて生きていくことは、結局、自分の明日を毎日殺すことなんだと、今は思う。

父の居所を探す地図を片手に、私は家を飛び出す。

誰も知らない、私すら知らない、私だけの、クソみたいなサイコーの明日に向かって。

題材 ハッピーエンド 個人的には9回裏まで主人公が諦めてないなら全部ハッピーエンドだと思う。 個人的に。

3/29/2026, 12:29:34 PM

『誰だって勇者のハッピーエンドを望む。
魔王や魔物のハッピーエンドなんか見たくもないからだ。
それでも彼らにも幸せになる権利はあるはずだ。
世界がそれを認めるかは別として』

……というポエム? が部屋の隅から出てきた。
私の筆跡で間違いないけれど、書いた覚えはない。
というかいつ書いたかすらも覚えてない。
何を思ってそれを書いたのか、何か悩み事があったのかさっぱりわからない。
でも、ただ一つわかることがある。
この時の私は『勇者のくせになま◯きだ』をまだ知らない!
あれほど魔王や魔物たちを応援し、勇者たちをけちょんけちょんにし、世界に平和は訪れないことを喜べるゲームもない。
叶うならポエム? を書いた時の自分に某破壊神さんのプレイ動画を見せてあげたい。
どんな反応するんだろう? 想像もつかないけどきっとびっくりするんだろうな。

3/29/2026, 12:28:14 PM

〖ハッピーエンド〗

ハッピーエンドを迎えるためには
バッドな道を通らなければならない

何度だって回復は可能な反面、
残酷なことに死んだらそこまで。

おまけに稼がなきゃ生きられないし
人間、いい人ばかりではないし。

そんな世界が心底嫌いなはずなのに
こんな世界滅んでしまえと思うのに

あなたの笑顔を明日も見たいからと
「また明日」を明日も聞きたいからと

そんな想いが離れてくれやしないから
「仕方なく」の感覚で生きるのです
「仕方なく」ということにするのです
そう今日を繋ぎ止めてあげてほしい。

いつかハッピーで終わりたいんじゃない
死ぬときはハッピーエンド、でもない
明日をハッピーで終わらせるために
空と手を組んで24時間を過ごす

バッドな日もバッドな期間もあるけれど
常、傍にある小さな「ハッピー」だけは
抱えて守ってハッピーエンドへ導きたい

そう思えた今日は祝、ハッピーエンド。



X(旧Twitter) @Amoon_3k

3/29/2026, 12:26:26 PM

生きるのは好きではなかった。人も好きではなかった。
でも体温や声を求めていた。おかしな話だが、俺は確かに人に好かれることを第一目標に掲げている。
彼は俺の手をとって、ぎゅっと握った。気が狂いそうなほど渇望した愛が空虚な体躯の内臓となる。
鼻先が赤かった。指摘すると彼は笑った。笑って、手に更に力を込めた。痛くはなかった。俺はどうだろう、笑えていただろうか。握り返した手はあたたかかった。

横浜の夜景は綺麗で、大きな観覧車がカラフルな照明に彩られ、ビルの窓から漏れ出す明かりも夜の寂しさなど知らぬかのように煌々としていた。俺の地元は誰がどう見ても田舎で、夜は点と滅とを繰り返す頼りない灯りや自転車のライトが照らした。俺にとっての夜はそんなものだ。暗がりで肌寒いだけ、危険なだけ。それがこんなにも美しいなんて……。

彼が走らせる車が、街を離れていく。
ぼーっと微睡む瞳で窓の外を見つめて気付く。今夜は満月だった。
小さい頃、月のかたちが変わるのが不思議だった。今となっては理由が分かるけれど、十数年前の無知だった少年は何度も父や母に尋ねては首を傾げていた。
成長して、理科の授業で教わったときの俺は、満月というものが好きだった。というより満月でないともどかしかったのだ。
もしも地球も月も止まってしまったら、一生夜の闇の中で満月を見られるのかな。気付いたら時計の針が戻ってきたりして、真っ暗だから何もしなくていいやって全部を放棄して滅ぶまで待っていたい。そこに彼さえ居れば、俺はハッピーエンドを迎えることが出来る。

仕事で忙しい両親がわざわざ有給をとって俺と兄を連れて行ってくれた祭りですくった金魚。赤かったからと、兄は安直にレッドと名付けた。ふたりできちんと育てるという約束で飼ったけれど、結局餌の与え過ぎで水槽が濁ってすぐに死なせてしまった。
両親は俺達を叱らなかったけれど、祭りはそれきり行かなかった。

あぁ、そうか。終着点ってのは、個人の問題じゃないのか。いろんな人やものに手を加えられて作られて、自分じゃどうしようもないものなんだな。レッドが死んだのは間違いなくバッドエンドだが、レッドを責める人間はどう考えても異常だ。終わり方は自分では決められないのだから。魚は増してそうだろう。
金魚が生かすも殺すも俺達次第だったのなら、俺だってまた彼次第の命だ。彼がハッピーエンドになるべく施しを続けているから俺は今も生を引き摺る。それを愛とよぶのだと思う。

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