右から左へと流れる清流。これが三途の川だと理解するのは容易だった。 ピクリとも動かず死んでいた二本足が、石ころたちを踏みしめ立っている。確かな足取り。私は川に片足を入れる。 冷たくないが、温かくもない。何も感じない。死ぬ前と同じように。 波紋を描く、揺れる水面。綺麗に見える川底を、用心深く、穴がないか確認し、どんどんと対岸へ進んでいく。 ハッピーエンドはもうすぐだ。
3/29/2026, 12:31:16 PM