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ハッピーエンド

ハッピーエンドはきっと誰しもが目指すべき人生の終着点であろう。
そう断言した男がいた。
当時の私は、一体なんの根拠があるのかと疑問に思った。何のために生まれたかもわからず、ただひたすらに生きて体が限界を迎えた時に死ぬ。その程度の一生にハッピーエンドなど必要あるのかと。
だから私は問いを投げた
「なぜハッピーエンドが終着点なんですか?」
男は答えた
「人は誰しも泣きながら生まれる。それなら最後はハッピーエンドを迎えこの世に感謝すべきだ。」
何を言っているのかわからない。それはつまり、初めは誰しもが生まれたくなく泣いていたが生きていくことでこの世の楽しみを知り満足して死ねと言うのか?
問いを続けようと思ったが、男の携帯電話が鳴り席を後にしてしまった。その後、仕事が入ったらしくこの会話はそこで終了してしまった。
今でも、男との会話を思い出しその真意を考える。しかし、悲しいことにやはり何を言っているのかいまだに理解に苦しむ。生きていればわかるのか?
ただそれだと、生きてみないとわからない。生きるのは大変だ。途中で挫けてしまうかもしれない。そんな事を考えているとふと思った。
「もし、歳以外の何かで死んだらハッピーエンドになるのか?」
事故、殺人、戦争、、、様々な原因で命を落とす事もある。それはハッピーエンドと呼べるのか。仮定さえちゃんとしてたらどんな死でも良いのか。はたまた歳で死ぬ事以外はバッドエンドなのか。
私は、自分の人生が1回しかないのに悔いた。なら仕方ない、歳で死ねるように頑張ろう。泥臭くても、惨めで無様でも生きていよう。彼の言う事は理解できないが、私としても最後は笑って幸せだったと言いたい。
クソみたいな世界でも幸せな瞬間はある。
そうだ、ハッピーエンドに行けるのは幸せを夢見て未来に希望を羽ばたかせる者だ。
何があるかはわからない。わからないからこそ、プラスに考えた方がいい。
そうだ、結局の所人生は考え方次第だ。
よし、ハッピーエンドに向けて歩んでいこう。
それじゃあ今日も元気よく
「行ってきます!」

3/29/2026, 12:53:40 PM