『ハッピーエンド』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
選択者が選んだ結末は、すべて選択者の望んだハッピーエンドである。
選択には異論者が居て、その先にあるバットエンドを見せるのである。
どちらにとってもその結果が、最高のハッピーエンドなのだ。
満足したかい?
どんなだろう人生のハッピーエンド
でもエンドならその時僕は死んでんぞ
生きてる限り続いてくストーリー
きっと太陽があるこの雲の向こうに
希望とともにやってくる明日
明日があることが幸せなのは確か
自分自身には、ハッピーエンドなんて分からない
終わりが来ないことには、どんな結末も敵わない
ハッピーエンドとは?
ふと疑問に思う
物語はハッピーエンドで終わっても私の人生はハッピーエンドで終わるのか?
平凡な毎日の中にあるささやかな幸せ
それで人生の最期を迎えるのもいいか
でも…
やっぱりハッピーエンドとは?
これは人生が終わるまでの私への宿題か?
ハッピーエンドなんて
ドラマや映画、小説くらいの話だと思ってた。
なんでなんだろうって考えた時
自分なりに答えが出た
エンドなんてないから
ドラマや映画、小説は終わりがあるけど
人生は長いからハッピーエンドはないと思う
でもそんなこと思ってた僕も
君と一緒にハッピーエンドにしたいな
─────『ハッピーエンド』
『花花半被』
しわあせなのはとてもいいことです セロトニン過多
ぼーってしてしまう 秋の白昼。。でなかった!今は春の真っ最中! ど真中ストレートっていうやつだ
そういえば桜が咲いている 屋根の上からひとつの風景を見ているのも好きだけど ゆっくり歩いて風景を拾いあつめる時が私は一番好きなんだ
良かったね?
何が?
ああ、お姫様助けた。まぁね、ドラゴンと魔法使いから助けたよ。それに、結果的に世界も救った。
でもよぉ、全然。
あのときなんて「助けてー」とか「ありがとう」
なんて、しおらしく言ってたよ。
今や
「おい!洗濯物!」や「どこいっとっんや!他の姫助けに行ってないやろな!」
とかよ。
王様もきついしな。
割と財政がキューキューなのよ。身分の差もあるし。
あのときは、助けた時のテンションでワーってなってたからな。
まぁな、ハッピーエンドの向こう側の現実よ
これが
夢みたいな人生にしよう。
まず平凡な家庭に生まれる。
優しい両親、頭のいい兄、可愛いペット。
別にお金持ちじゃないけど、
不自由しない程度に裕福な家庭。
そして学校には友達がいる。
多くないけど少なくもない。
先生は親身になってくれる人。
学校全体が穏やかで平和。
学力はそこそこに。
運動もそこそこで。
適度にサボって適度に真面目に。
嫌われすぎず、好かれすぎず。
平均的な凡庸な人間として育つ。
普通がきっと1番幸せ。
きっとこの先も、
普通に進学して普通に就職して
普通に結婚して普通に子供を持って
普通に生きて普通に死ぬ。
それが1番いいハズだから。
幸せすぎないぐらいが
辛すぎないぐらいが、
きっと1番幸せだから。
だからそんな夢みたいな人生で終わろう。
【ハッピーエンド】
ハッピーエンド
ハッピーエンドとは
程遠かった私の人生
それでもこうして
生きてきて
あなたと出逢えた
その時に
きっと今世界で1番
幸せなのだと
思えたの
あなたと
結ばれなくてもいい
あなたは
私を見なくてもいい
あなたに出逢い
あなたを想い
それだけで
私はハッピーエンド
バットエンドがあるからこそ
ハッピーエンドが輝いて見える
ハッピーエンドが当たり前にならないよう
バットエンドは消えてはならない。永遠に。
良き終末を貴方と共に過ごせるなら
それは「ハッピーエンド」となろうか
「ハッピーエンド」
「プロデューサー様、
私を見つけてくださり、
めいいっぱい愛してくださり、
たくさんの楽しいお仕事をくださり、
歌を歌う場をいくつも設けてくださり、
10年という長い時間を
病める時も健やかなる時も
歩幅を合わせて共に歩んでくださり、
本当にありがとうございます。
今、私がシスターとしてではなく、
1人のアイドルとして歌を歌えているのは、
紛れもなく貴方様のおがげです。」
彼女はそう言ってくれるような気がした。
私が人生で1番時間を共にしたゲームが、
本日、サービス終了となる。
私が愛した彼女はいつも笑顔で、
私に感謝を伝えてくれていた。
「私の力なんかじゃないんだよ。
貴方がとっても素敵だからだよ。」
そうやって伝えてあげられたら、
どんなによかっただろうか。
私はずっと、歌が大好きな彼女に
歌を歌うための声が付いていないことを気に病んでいた。
そのせいでお仕事も、
スポットライトが当たる事も本当に少ないから。
もっともっと、彼女を歌わせてあげたい。
いろんな経験をさせてあげたい。
いつも人のことばかりな彼女に、
自分のことで喜びを感じてほしい。
それだけをただひたすら願っていた。
でも、叶わなかった。
それでも、きっと、彼女は
何の曇りもない言葉で今日も私に
「ありがとう」と言うのだろう。
だから私もちゃんと伝えなくてはいけない。
「もう、ここにいた貴方には会えなくなっちゃうけれど、
貴方の物語は続いていく。
ずっとずっと見守っているからね。
たくさん歌ってね。
たくさん笑ってね。
きっといつか、必ず、
貴方の声がみんなに届くからね。
大丈夫、大丈夫だよ。
貴方の優しい気持ちは、
いつだって私に伝わってる。
ひとりじゃないよ。
ずっとずっと、一緒にいようね。
本当の本当に、ありがとう。大好きだよ。」
今日は、私と貴方の、
ハッピーエンド の日。
.
すべての物語がハッピーエンドでおわれば良いのに。という想いが心の端っこにある
皆が幸せになるように(。-人-。)
題名【ハッピーエンド】
恋愛ってハッピーエンドて終わることって
無いんじゃないのかな
バッドエンドてもないけど、なぜ幸せで終わることがないことを人間はしてしまうんでしょう
あ~、終わり方とかではなく恋愛って中身なのかなぁ
何のためにするんだろう
放たれた弾丸はあなたを刺して、その体はあっけなく崩れ落ちた。
傾いで、地面に手をつきもせず無抵抗に横たわる。
わたしは一瞬目の前が真っ白になって、震える脚をむりに動かしてあなたのもとへ駆け寄った。
膝に力が入らない。冷や汗が止まらない。どうすればあなたは助けられる。待ってくれ、死なないで、死んじゃだめだとそればかりが脳を支配する。
適切な処置の仕方は教わったはずなのに、いちばん大事な今、その記憶は霞んでしまっていた。
手が落ちつかない。止血さえうまくできやしない。
最悪なことに弾は貫通しなかった。胸の中に鉛が沈んでいる。背中側のどこにも傷はない。せめて貫いていたなら助かる確率もあがったかもしれないのに。
恐怖に息があがるわたしに、あなたは焦点のあわない瞳を向けた。その掌がゆっくりとわたしの頬を撫でた。
そこにいるんだね、と言うのに頷いて「いるよ」と返事する。
助からない。ふたりとも理解した。
やっと幸せになれると思ったのに。わたしとあなたで自由に生きて、好きなことをして、二人きりで、愛しあって、
ぼやけた瞳のあなたがつぶやいた名前は、わたしのものではなかった。
ずっと前に眠った人。あなたはもう一度名前を呼んだ。
迎えに来てくれたんだね、と笑ったその表情はわたしに向いていて、わたしに向いていなかった。
ああ。あなたは。あなたは、わたしよりも。
力を失った掌が滑り落ちる。しあわせそうな微笑みが血溜まりに沈む。
開いたままの瞳を見つめ、わたしは懐から取り出した拳銃を頭に突きつけた。
『ハッピーエンド』
幸せでした
幸せでした
泣いて喜べたなら
良かったのに
御目出度いのは誰某
幕は降りた
照明は消えた
役者など端から無い
童話や幸せな少女漫画のようにめでたしめでたしでおわる、そんな人生だったらよかったのに。
ハッピーエンドを望んでしまうことは、そんなに我儘なことなのだろうか。
ぬいぐるみを抱きしめて眠るように、ふわふわとした心地のままで終わる人生だっていいじゃないか。
どうして、好きな気持ちはずっと一緒にいることを許してくれないのか、どうにもできなかった歯痒さに喉を掻き毟りたい衝動が湧く。
乾ききった地面のようにカサカサとした感情。潤いを求めすぎて、求めすぎて、気がつけば飢え渇く人間に成っていた。
お互いに恋愛感情は確かに成立していたのに……していたはずだったのに。
「恋愛はしたいけど、それだけだって伝えたのにわかってくれないんだね――ガッカリ」
「嫌だって何度も言ったよ? ねえ、その度にわかった、ごめんって言ってたのなんだったの? ちっとも理解してくれてなかったじゃん」
「やっぱりダメなんだよ。恋愛感情に粘膜接触が付随するヒトとは、一生わかりあえないんだから。じゃあ、誰かとオシアワセニね」
「鍵、返す」
どうして、好きという感情だけで踏みとどまれる人間に生まれられなかったんだろう。
そうだったら、そういう自分だったら、ずっとずっと最後のときまで大好きなひとと一緒にいられるハッピーエンドを迎えられたかもしれなかったのに。
「ごめん……ごめん、ごめん、ごめん……四年も付き合わせちゃって、ごめんなさい……好きになっちゃって、ごめん……」
ぽつんと残った裸の鍵は冷たく銀色に光っていて、痛かった。
#ハッピーエンド
物語の結末で
好まれるのは
ハッピーエンドなのかもしれない
バッドエンドがあるからこそ
ハッピーエンドも存在している
どちらの結末でも
貴方が幸せなら
私は決して文句はないだろう
けれど
最後は幸せでありたいと願うものだ_
『ハッピーエンド』
人生の終わりを考えた時
賑やかなテレビがパッと消えるように
何もかも無かったことになるとしたら
立つ鳥跡を濁しまくってしまってもいいじゃないかと
いい加減な事を思ったりする
とどのつまり僕は自分勝手な人間なので
最小単位の人間が幸せならそれで良いじゃないかと
思って生きているし
これからもおそらくこの考えは変わらないだろう
ただ自分でも時々不思議に思う
昔は周りに怯えて気を遣って
誰かが作り上げた理想の僕の人生をなぞって
振り返っては自分が誰かも見失い
ぐしゃぐしゃの過去とその延長の今が頭をもたげ
早く轢き殺してほしいなどと
歩道を歩くたび願っていた
けれど
僕の代わりに君が怒ってくれたあの時
ああもっと怒ってもよかったのだと目が覚め
周りに少し反抗できるようになると
良いね、と言って君は笑った
もっと自分のために生きて良いのだと
何度も僕に教えてくれた
周りの大人とは全く違う形で
僕の幸せを願い続けていた
誰かから見たら僕は嫌な子になったかもしれないが
自分を殺して生きるよりずっと楽に呼吸ができると
四半世紀生きてきてようやく知る事ができた
たった一人の人間のお陰で
「生きよ、堕ちよ」
坂口安吾の堕落論の中でも有名な言葉だが
結局のところやりたいように生き抜く、という事が
堕ち切るところまで堕ちる、という意味なのだろうと
今になっては分かる
そうして知った生き方の果ては
堕ち切った道の果ては
幸せなんじゃないかと
確証などなくとも僕は信じている
栗毛のキレイな仔だった。
バカみたいに寒い冬の、嵐の夜に産まれた。
白い湯気の立つ濡れた肢体が、白熱球の淡いオレンジの光に照らされて、ピカピカと輝いていた。
美しい仔だった。
金色のたてがみを靡かせて仲間と共に草原を駆ける様は、まるで絵画から飛び出てきたかの如く優雅でどこか気品が感じられた。
気の強い仔だった。
目一杯に地を蹴り、時には噛みついて、相手を追い抜き、誰よりも前を走る。
自分よりも大きい相手にも果敢に挑む姿は、さながら猛獣のようだと思った。
人が大好きな仔だった。
大歓声の中、青々とした芝の上を金色の光となって駆け抜けた。
とても賢くて優しくて美しい仔だった。
何度も何度も歓声が上がり、それに答えるように首を上下し、跳ねるように軽やかに駆ける。
あの日の美しい輝きが今も目に焼きついて離れない。
テーマ「ハッピーエンド」
「私、ハッピーエンドは嫌いなの。」
読んでいた本をパタリと閉じて君は言った。
「だって、幸せなおわり方が幸せとは限らないから。」
どうにもわからないなと思いながら
「そうなんだ。」とだけ返した。
今日には夕日が差し込み、
君の髪を紅く染める。
綺麗だなとぼうっと眺めていると、
「ふふ、どうしたの?」と
君はいじらしく僕の顔を覗き込んでくる。
「綺麗だなって」と何気なく答えると、
君の頬も赤く染めたのは夕日がそれとも、
幸せは幸せだろと僕はそう思った。
「そろそろ帰ろっか。」
二人は帰路に着く。
明日はすぐに今日になり、
今日はすぐに昨日になった。
時間は飛ぶように流れ、
ある日は突然やって来るんだ。
話したいことがあるの。
と君に呼ばれた所は、
真っ白な病室だった。
君はどこか他人事のように、
「運が悪かったみたい。助からない病気だって」
と間が悪そうに言った。
僕は言葉が出なくて、
沈黙が部屋に闊歩した。
「受け入れられないのはわかるけどさ、
私が話したかったのは
最後まで君と過ごしたいなって」
と沈黙を破り君は言う。
「ごめん、ちょっと気持ちを整理してくるよ」
とだけ言い僕は病室から逃げ出た。
気持ちの整理はつかなかった。
ただ沈んでいく気持ちに押しつぶされそうになる。
堪らず病室のそとの椅子に座り込んだ。
このまま椅子ごと押しつぶされてしまいそうだ。
「大丈夫じゃなさそうだね?」と
ぼくの父親程の年齢の男性に声をかけられた。
男性は整った身だしなみのスーツ姿で
仕事が生き甲斐のサラリーマンという印象を受けた。
「彼女が病気で」と消え入りそうな声で僕は答える。
「ああ、やっぱり君もか」と彼は答えた。
「君も?」
「私は娘がね。臓器移植が必要なんだが」
「よくある話だがドナーが見つからなくてね」
「ああ」
情けない男たちの傷の舐め合いだった。
「君から似た空気を感じ取って話しかけさせてもらったよ」
「全部自分のためだ悪かったね」とコーヒーを奢ってもらった。
現在の状況を口にした事で
どうにか自分で立ち上がるだけの気力を得た。
「お互い様です。どうにか頑張りましょう」
とその場を後にした。
病室に戻ると彼女は窓を眺めていた。
「もう、戻ってこないかと思ったよ」
いつもいじらしく彼女は言う。
「まさか、そんな人間じゃないって知ってるでしょ」
「知ってるよ。いつも信じてるから」
彼女は微笑んだ。
彼女の笑顔にどれだけ救われただろう。
そしてこれからあと何回救われるだろう。
「いつも、ありがとね」
「なんだよ水臭いな。
これから私がしんじゃうみたいじゃないか」
「酷い冗談だなあ」
「作ろうよ最後まで、思い出を」
彼女との時間を最後まで大切にした。
彼女がいなくなってどれくらいかたった日。
すっかりと景色は変わってしまったが、
いつもとやる事は変わらない。
色褪せた世界で僕は日常を過ごす。
今日も学校へ向かう途中。
たまたま見知った顔を見かけた。
「コーヒー、ありがとうございました。」
「ああ、あの時の。彼女さんは残念だったね」
「知ってたんですか」
「まあね、訳あって聞かせてもらったよ」
「娘さんの方は」
「ドナーが見つかってね、どうにか一命はとりとめたよ」
「そうですか、それは良かったです」
「ああ、すまないね。ありがとう」
何が済まないのか、
何にありがとうなのかはわからなかったが。
どこがいたたまれなくなり、
挨拶もそうそうにその場を立ち去った。
後にその言葉の真相を知ることになるのだが、
誰かの幸せは誰かの不幸せらしい。
ある日の彼女の言葉を思い出した。
#ハッピーエンド