『ハッピーエンド』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
恋愛ってハッピーエンドて終わることって
無いんじゃないのかな
バッドエンドてもないけど、なぜ幸せで終わることがないことを人間はしてしまうんでしょう
あ~、終わり方とかではなく恋愛って中身なのかなぁ
何のためにするんだろう
放たれた弾丸はあなたを刺して、その体はあっけなく崩れ落ちた。
傾いで、地面に手をつきもせず無抵抗に横たわる。
わたしは一瞬目の前が真っ白になって、震える脚をむりに動かしてあなたのもとへ駆け寄った。
膝に力が入らない。冷や汗が止まらない。どうすればあなたは助けられる。待ってくれ、死なないで、死んじゃだめだとそればかりが脳を支配する。
適切な処置の仕方は教わったはずなのに、いちばん大事な今、その記憶は霞んでしまっていた。
手が落ちつかない。止血さえうまくできやしない。
最悪なことに弾は貫通しなかった。胸の中に鉛が沈んでいる。背中側のどこにも傷はない。せめて貫いていたなら助かる確率もあがったかもしれないのに。
恐怖に息があがるわたしに、あなたは焦点のあわない瞳を向けた。その掌がゆっくりとわたしの頬を撫でた。
そこにいるんだね、と言うのに頷いて「いるよ」と返事する。
助からない。ふたりとも理解した。
やっと幸せになれると思ったのに。わたしとあなたで自由に生きて、好きなことをして、二人きりで、愛しあって、
ぼやけた瞳のあなたがつぶやいた名前は、わたしのものではなかった。
ずっと前に眠った人。あなたはもう一度名前を呼んだ。
迎えに来てくれたんだね、と笑ったその表情はわたしに向いていて、わたしに向いていなかった。
ああ。あなたは。あなたは、わたしよりも。
力を失った掌が滑り落ちる。しあわせそうな微笑みが血溜まりに沈む。
開いたままの瞳を見つめ、わたしは懐から取り出した拳銃を頭に突きつけた。
『ハッピーエンド』
幸せでした
幸せでした
泣いて喜べたなら
良かったのに
御目出度いのは誰某
幕は降りた
照明は消えた
役者など端から無い
童話や幸せな少女漫画のようにめでたしめでたしでおわる、そんな人生だったらよかったのに。
ハッピーエンドを望んでしまうことは、そんなに我儘なことなのだろうか。
ぬいぐるみを抱きしめて眠るように、ふわふわとした心地のままで終わる人生だっていいじゃないか。
どうして、好きな気持ちはずっと一緒にいることを許してくれないのか、どうにもできなかった歯痒さに喉を掻き毟りたい衝動が湧く。
乾ききった地面のようにカサカサとした感情。潤いを求めすぎて、求めすぎて、気がつけば飢え渇く人間に成っていた。
お互いに恋愛感情は確かに成立していたのに……していたはずだったのに。
「恋愛はしたいけど、それだけだって伝えたのにわかってくれないんだね――ガッカリ」
「嫌だって何度も言ったよ? ねえ、その度にわかった、ごめんって言ってたのなんだったの? ちっとも理解してくれてなかったじゃん」
「やっぱりダメなんだよ。恋愛感情に粘膜接触が付随するヒトとは、一生わかりあえないんだから。じゃあ、誰かとオシアワセニね」
「鍵、返す」
どうして、好きという感情だけで踏みとどまれる人間に生まれられなかったんだろう。
そうだったら、そういう自分だったら、ずっとずっと最後のときまで大好きなひとと一緒にいられるハッピーエンドを迎えられたかもしれなかったのに。
「ごめん……ごめん、ごめん、ごめん……四年も付き合わせちゃって、ごめんなさい……好きになっちゃって、ごめん……」
ぽつんと残った裸の鍵は冷たく銀色に光っていて、痛かった。
#ハッピーエンド
物語の結末で
好まれるのは
ハッピーエンドなのかもしれない
バッドエンドがあるからこそ
ハッピーエンドも存在している
どちらの結末でも
貴方が幸せなら
私は決して文句はないだろう
けれど
最後は幸せでありたいと願うものだ_
『ハッピーエンド』
人生の終わりを考えた時
賑やかなテレビがパッと消えるように
何もかも無かったことになるとしたら
立つ鳥跡を濁しまくってしまってもいいじゃないかと
いい加減な事を思ったりする
とどのつまり僕は自分勝手な人間なので
最小単位の人間が幸せならそれで良いじゃないかと
思って生きているし
これからもおそらくこの考えは変わらないだろう
ただ自分でも時々不思議に思う
昔は周りに怯えて気を遣って
誰かが作り上げた理想の僕の人生をなぞって
振り返っては自分が誰かも見失い
ぐしゃぐしゃの過去とその延長の今が頭をもたげ
早く轢き殺してほしいなどと
歩道を歩くたび願っていた
けれど
僕の代わりに君が怒ってくれたあの時
ああもっと怒ってもよかったのだと目が覚め
周りに少し反抗できるようになると
良いね、と言って君は笑った
もっと自分のために生きて良いのだと
何度も僕に教えてくれた
周りの大人とは全く違う形で
僕の幸せを願い続けていた
誰かから見たら僕は嫌な子になったかもしれないが
自分を殺して生きるよりずっと楽に呼吸ができると
四半世紀生きてきてようやく知る事ができた
たった一人の人間のお陰で
「生きよ、堕ちよ」
坂口安吾の堕落論の中でも有名な言葉だが
結局のところやりたいように生き抜く、という事が
堕ち切るところまで堕ちる、という意味なのだろうと
今になっては分かる
そうして知った生き方の果ては
堕ち切った道の果ては
幸せなんじゃないかと
確証などなくとも僕は信じている
栗毛のキレイな仔だった。
バカみたいに寒い冬の、嵐の夜に産まれた。
白い湯気の立つ濡れた肢体が、白熱球の淡いオレンジの光に照らされて、ピカピカと輝いていた。
美しい仔だった。
金色のたてがみを靡かせて仲間と共に草原を駆ける様は、まるで絵画から飛び出てきたかの如く優雅でどこか気品が感じられた。
気の強い仔だった。
目一杯に地を蹴り、時には噛みついて、相手を追い抜き、誰よりも前を走る。
自分よりも大きい相手にも果敢に挑む姿は、さながら猛獣のようだと思った。
人が大好きな仔だった。
大歓声の中、青々とした芝の上を金色の光となって駆け抜けた。
とても賢くて優しくて美しい仔だった。
何度も何度も歓声が上がり、それに答えるように首を上下し、跳ねるように軽やかに駆ける。
あの日の美しい輝きが今も目に焼きついて離れない。
テーマ「ハッピーエンド」
「私、ハッピーエンドは嫌いなの。」
読んでいた本をパタリと閉じて君は言った。
「だって、幸せなおわり方が幸せとは限らないから。」
どうにもわからないなと思いながら
「そうなんだ。」とだけ返した。
今日には夕日が差し込み、
君の髪を紅く染める。
綺麗だなとぼうっと眺めていると、
「ふふ、どうしたの?」と
君はいじらしく僕の顔を覗き込んでくる。
「綺麗だなって」と何気なく答えると、
君の頬も赤く染めたのは夕日がそれとも、
幸せは幸せだろと僕はそう思った。
「そろそろ帰ろっか。」
二人は帰路に着く。
明日はすぐに今日になり、
今日はすぐに昨日になった。
時間は飛ぶように流れ、
ある日は突然やって来るんだ。
話したいことがあるの。
と君に呼ばれた所は、
真っ白な病室だった。
君はどこか他人事のように、
「運が悪かったみたい。助からない病気だって」
と間が悪そうに言った。
僕は言葉が出なくて、
沈黙が部屋に闊歩した。
「受け入れられないのはわかるけどさ、
私が話したかったのは
最後まで君と過ごしたいなって」
と沈黙を破り君は言う。
「ごめん、ちょっと気持ちを整理してくるよ」
とだけ言い僕は病室から逃げ出た。
気持ちの整理はつかなかった。
ただ沈んでいく気持ちに押しつぶされそうになる。
堪らず病室のそとの椅子に座り込んだ。
このまま椅子ごと押しつぶされてしまいそうだ。
「大丈夫じゃなさそうだね?」と
ぼくの父親程の年齢の男性に声をかけられた。
男性は整った身だしなみのスーツ姿で
仕事が生き甲斐のサラリーマンという印象を受けた。
「彼女が病気で」と消え入りそうな声で僕は答える。
「ああ、やっぱり君もか」と彼は答えた。
「君も?」
「私は娘がね。臓器移植が必要なんだが」
「よくある話だがドナーが見つからなくてね」
「ああ」
情けない男たちの傷の舐め合いだった。
「君から似た空気を感じ取って話しかけさせてもらったよ」
「全部自分のためだ悪かったね」とコーヒーを奢ってもらった。
現在の状況を口にした事で
どうにか自分で立ち上がるだけの気力を得た。
「お互い様です。どうにか頑張りましょう」
とその場を後にした。
病室に戻ると彼女は窓を眺めていた。
「もう、戻ってこないかと思ったよ」
いつもいじらしく彼女は言う。
「まさか、そんな人間じゃないって知ってるでしょ」
「知ってるよ。いつも信じてるから」
彼女は微笑んだ。
彼女の笑顔にどれだけ救われただろう。
そしてこれからあと何回救われるだろう。
「いつも、ありがとね」
「なんだよ水臭いな。
これから私がしんじゃうみたいじゃないか」
「酷い冗談だなあ」
「作ろうよ最後まで、思い出を」
彼女との時間を最後まで大切にした。
彼女がいなくなってどれくらいかたった日。
すっかりと景色は変わってしまったが、
いつもとやる事は変わらない。
色褪せた世界で僕は日常を過ごす。
今日も学校へ向かう途中。
たまたま見知った顔を見かけた。
「コーヒー、ありがとうございました。」
「ああ、あの時の。彼女さんは残念だったね」
「知ってたんですか」
「まあね、訳あって聞かせてもらったよ」
「娘さんの方は」
「ドナーが見つかってね、どうにか一命はとりとめたよ」
「そうですか、それは良かったです」
「ああ、すまないね。ありがとう」
何が済まないのか、
何にありがとうなのかはわからなかったが。
どこがいたたまれなくなり、
挨拶もそうそうにその場を立ち去った。
後にその言葉の真相を知ることになるのだが、
誰かの幸せは誰かの不幸せらしい。
ある日の彼女の言葉を思い出した。
#ハッピーエンド
その日目を覚ますと、外は快晴だった。
雨が降らない日は、本当にいつぶりだろうか。少なくともここ二ヶ月間まるまる降り続けていた。
そのせいで標高の低い私の町は足首のところまで水がたまり、このままじゃ町が沈むんじゃないかとまことしやかに囁かれていた。
実際、私もそう思っていた。日に日に増す水かさに、恐怖と諦めを感じながら傘を差し、厚底の長靴を履いて、いつ行けなくなるかも分からない学校へと足を運んでいた。
明日もきっと雨が降っていて、また今日より少し町は沈むのだと、この町から離れなければならないのだと、そう布団の中で考えては憂鬱な気持ちに浸り、気付けば朝になる。そんな生活をずっと続けていた。
私は最早何も考えず、寝間着のまま外へ飛び出した。
日の光を浴びたかった。引かない水が足元をぐっしょりと濡らすが、どうでもいい。ただ、ただ日の光を、待ち望んだそれを、浴びたかった。
そうしたのは私だけでなく、近所の人達も家から飛び出していた。そして一様に、眩しい太陽を見つめていた。
長く待ち望んだ、暖かな陽射し。足元の普段は冷たい水も、日の光で暖められぬるくなっていた。
そうだ。もう春が来ていたのだ。雨のせいでいつだって寒く、すっかり忘れていた。
今は、ただ、何も言えないほどに、嬉しかった。
きょうのおだい『ハッピーエンド』
思い浮かんだのでもう一つ
パタン、と私は読んでいた本を閉じた。爽やかな読後感に満たされながら、読後の余韻に浸る。
読んでいた本の内容はいたって王道なファンタジーモノだ。
突如として現れた魔王を倒すべく田舎の村で暮らしていた普通の少年が旅に出る、というもの。
主人公は最初、へっぽこで、最弱とされるモンスターでさえ倒すのに苦戦して。それでも、大切な故郷を守る為、何度も何度も戦いに挑んで。
そんな主人公の姿に惹かれた仲間と出会い、徐々に強くなっていき、衝突しながらも分かり合って絆を深めて、最初は見向きをされなかった主人公を、多くの人が認めるようになっていった。
そしてとうとう主人公は、仲間達と共に勇者を打ち倒すことに成功するのだ―――。
最初こそ、ヤキモキした。この何もできない主人公に。
抱える信念と、強さがまったく伴わなくて。うじうじすることもあって。
私にとって主人公とは、ある種初めから完成された存在だった。勇敢で、優しくて、そして強い。それこそが主人公であり、そうあるべきだと。
でもこの本を読み終わった私の、主人公というものに関する考え方は、少し変化した。
彼らだって、悩むし、弱いのだ。「仲間がいるから」というセリフにどれだけの意味があったか。
勿論、今までの主人公達は大好きだ。そうであって欲しいとも思う。
けれど、最初から強い存在など、いないのだ。そこを、この本は丁寧に書いていた。
…きっと私は、この主人公と私自身を重ねていたのだ。
いや、彼だけじゃない。今まで主人公と呼ばれた全ての人物に、私は自分自身を重ねてみていた。
自分は弱いと理解しているから。だから、初めから強い存在を望んだ。弱くありたいとは、思わないから。
だから弱いこの主人公が、嫌だった。自分の弱さも見せられるようで…。きっと、そうなのだろう。
でも、この本で…弱くとも信念を貫く姿は、人を惹きつけ、結果的に自分自身も強くなれると知れた。
勿論、この本で世界の全てがわかるわけじゃない。
でも、気付きを与えてくれたのだ。私にとって、それが一番だ。
この本は、私の生涯の指針になる。気がした。
ハッピーエンド
恋する二人の間には、誰も割り込めない。
だから
両思いの恋は、二人の中で
いつだってハッピーエンド。
恋が壊れたら
悲しいね
ハッピーエンドは、
永遠には、続かないの。
いいえ、
ちゃんとやってくるんだ。
終わる恋は、
本物じゃなかったんだよ。
これから、
本当の恋が始まる。
ハッピーエンドの恋。
一人ってこんなに辛いものだっけ…。
消えたい。
幸せを見つけることは、好き。
この世界は奇跡でできていると思うから。
失敗とか後悔とかって記憶に残りやすい気がする。
次はこうしたらどうなるのか考える
きっかけにもなる。
私は、怠け者でめんどくさがり。
思い付いたことを試して
自分が対応しきれることだけに目を向けよう。
いつも自分の味方でいれますように。
今日もハッピーエンド。
でも今は、見えない明日を怖がっている。
休むことは忘れないで。
思い込みすぎてると動けない自分なんだから、
諦めることもたまには、大事。
泣いて 泣いて なにもかも
壊れちゃったみたいに
心がばらばらになっていく
大切にしていたものが音を立てて
崩れて壊れていく
もうわたしにはなにも残っていないんだ
そんな破片を拾い上げる
あなたが現れて
破片が落ちていたから
きみに気がつけたんだとあなたは言う
崩れなければこんな出会いも
なかったんだ
こんな形だとしても
これがわたしの
__ハッピーエンド
苦しい。苦しい。
ただ私はこの醜い世界をより良いものへと変えようとしただけなのに。
私の野望は桜のように散っていく。
勇者が高らかに笑い、私の胸を刺して声を張り上げる。
「魔王を倒したぞー!」
これぞまさしくハッピーエンドだと人々は笑った。
映画やドラマがハッピーエンドじゃなかったら
モヤ〜っとするんよ。
しかも途中とか
何かしら含んだままとか
特にストレスなんよ。
ちゃんちゃんで終わってくれたら
どんなにスッキリすることか。
終わりよければすべてよし
ハッピーエンドばかりは
つまらない
ハッピーエンドにも種類があって
誰1人欠けず幸せになれるものもあれば
誰かの犠牲のもとに成り立つものもあると思う
皆が幸せになれる結末だったら幸せかもしれないけど
必ずしもそうではない人も存在する
そしたらたまには
バッドエンドも
リアルな感じがして良いのかなと思うんだ
#ハッピーエンド
ファンファーレが鳴る。
白い鳩が飛び回り、人々が口々に祝福する。
魔王を倒した私たちは、街の人々にパレードとともに歓迎された。
勇者は王様に感謝され、美しい娘を貰うのだ。
そう、きっとこれはハッピーエンドなのだろう。
だけど私の心は、ちっともハッピーエンドじゃない。
結局魔王軍と人間はお互いの正義をぶつけ合っただけで、和解の道もあったのではないか、と魔法使いの私は思うのだ。
何が正義なのだろう。
何が正解なのだろう。
それもわからないまま、物語は筋書き通りのように進んでいく。
backnumberにハッピーエンドって曲あったよね?
#ハッピーエンド
ハッピーエンド?
キライ!ムカつく!
ハッピーエンド…
そんなのないから…
エンドなんて無いから!
終わりは無い!
君が俺を見つけてくれたから…
いつも君でいっぱいだから…
君がいるから…
毎日が新しい朝の始まりです🍀
ふたり一緒だから…🍀
世の中がいうハッピーエンドも、登場した人物のなかには必ずアンハッピーエンドだと感じてる人がいる。
誰かの善は誰かの悪だし、誰かの悪は誰かの善。
世界中の誰にとってもハッピーエンドっていうのは、世界が壊れない限り無理なんだろうね。
多分地球にとってのハッピーエンドは人類滅亡エンドなので
ほらそういうことです。
あなたは逃げた
自分の罪から
あなたは何もしなかった
何もしなかったことが罪だ
動けなかった
頭の中を支配する重苦しい思考
怒号 慟哭 逃れたくて
酒を薬を
一瞬でもシラフになれば聞こえてくる
彼を嘲笑うベルの音が
あなたの想像は、やがて真っ白になる
そして逃げ続けた先で
あなたはやり直す機会を得た
目の前にいる人々はあなたの助けを求める
友は、必死に結末を変えようとする
ハッピーエンドへと
進まなくてはならない
あなたは私と違うのだから
さあ、いっておいで
あなたの敵はあなたとあなたの神
その銃の引き金を
思い切り引け